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2024年の10月は森で栗拾いにはまっておりました。原始人もきっとこんな風に無我夢中で栗拾いをしていたんじゃないか、と思いながら。ノルマンディのうちの近くの森の栗はちょっと小さ目の栗で、スーパーで売られている大粒の栗ではありません。大粒の栗は、フランスのスーパーでは、1Kg 10ユーロ の値段でした。1ユーロは160円前後、一時期、167円だったり。なので、1キロで1600円か1670円か、そんな感じです。大きな栗は、フランスの中央あたりの森で見たことがあるので、あの辺から出荷しているのかなあ、と思ったり。栗拾い専用の手袋は、薔薇の棘とか棘のある草木を触る時の手袋で、これがとても役に立ちました。皮むきは面倒ですが、自分は小型ナイフで茹でずにそのまま皮をむきます。苦い皮も一緒にとれているような気がします。栗、きのこ、カリフラワー、ショウガ少々、にんじんを煮込んで、ミキサーにかけたスープを作り、夫もおいしいと言ってくれました。フランス語でナベと呼んでいる野菜も入れて。かぶ?白に薄紫色のカブ。栗ご飯も近いうちに作りたいと思っています。そして、甘党の栗。栗と茶色の精製していない砂糖と煮込んで、栗のコンフィチュールもたくさん作りました。これがおいしくて。今もあらたに拾い集めた栗を大きな鍋で煮込み中です。手作りの甘味を抑えたモンブランケーキを食べている感じ。栗は確かに手間暇かかるけれど。そこは食い意地で乗り越えております。栗の落ちている場所の土は腐葉土なので、今度、ちょっと土も持ってきて、来年の野菜作りに使うかなあ、と、森の中のおいしい空気を吸いながら夢を膨らまし、自然の恵みに感謝する次第。
October 31, 2024
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フランス北部のリール市管轄のどこかの高校で、今週月曜日、ある先生が18歳の女子生徒から平手打ちを受ける事件が起こっていました。生徒たちの証言によると、被害を受けた女性教師は生徒の話しに耳を傾け、とても優しい先生で、よく生徒の勉強を手伝ってくれる素晴らしい先生だという。その先生が、イスラム教徒の女性がよく頭にかぶる布姿で校内を歩いていた一人の女子高校生に気づき、話しかける。わが校は、宗教性を帯びない方針の高校なので、こういう布も禁止されているから、その布を取りなさい、と注意したところ、その女子高校生が先生に向かって侮辱的な言葉を浴びせ、先生が生徒の名前を確認しようとしたところ、先生に平手打ちをし、さらに叩いたり、脅迫めいた言葉を発しながら、学校の外に逃げた、という。同高校の匿名の女子高校生は、禁止されているのがわかってるわけだから、校内では布を被らなければいいだけの話しじゃないの、暴力振るう必要ないでしょ、と理解に苦しんでいる様子。問題の女子高校生は18歳で、これまで特に警察沙汰を起こしたこともないことがわかっているが、校内カメラには彼女が先生に暴言暴力を浴びせる姿が映っており、その後、停学処分になっており、裁判は12月初旬に行われる、とか。暴力を振るわれた教師の顔と足にはあざができていたようで、何より精神的ショックを受けているとのこと。裁判所では女子高校生は謝罪したとのこと。もしこういった暴力行為のために教師が8日間以下、職務の遂行ができなくなった場合、フランスの法律で、禁錮3年半及び45000ユーロの罰金が科せられる場合もあるそうです。45000ユーロは、もし今、1ユーロが160円とすると、720万円です。この頭にかぶる布のことをヒジャブと呼ぶらしいです。フランスでは宗教性と切り離した環境の教育現場を提供する形の学校があります。なので、こういう学校では、ヒジャブも禁止しているし、クリスマス時に、校内にキリスト生誕の飾りをつけることも禁じています。
October 10, 2024
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今朝、フランス西部の町トゥール市に行っている夫から連絡があった。なんと、防犯監視カメラの前あたりに一番頑丈そうなU字型ロックをつけて駐車場に置いた自転車が盗まれていた、と。夫は、あれは鍵がないと始動しないから、今頃はもう破壊されてるかも、と。部品だけをネットで中古品として売るとかするんでしょうか。一応、自転車の購入時に持ち主がわかる特定認識番号をもらうので、盗難事故に遭った時は、警察に届ける時にその番号を一緒に渡し、盗難事故証明書を発行してもらい、保険会社に連絡する過程になっているそうです。確か昔から日本でも同じ仕組みだった、と思う。日本で、姪の自転車が消えて、そういう番号のお陰で警察から見つかりましたよ、と連絡が入った記憶がある。自分たちは、自転車盗難事故に遭った時の特別な保険には特に入っていないので住宅保険の一部にカバーするものもあるらしいけれど、こんなことは初めてで、どうなりますやら。トゥール市内のロワール川近くで、一度、以前にも怪しい人たちをみたことがあったけれど。二人の男たちがいて、ビール片手に何台か駐車してある自転車の近くにたむろしていた。無精ひげのもう40代ぐらいのラフな格好をした男性たちだった。普通に喧嘩したら絶対に力で勝てない感じの人たち。レストランから二人で歩いて自転車を置いた場所に戻ると、彼らの仲間と思われる一人の男が夫の自転車を割としつこくガチャガチャと触っていた。「それ、僕の自転車ですけど」と夫が静かに近づくと、いやあ、見ていただけ、と「持っていったりしませんよ」と言い、笑いながら、仲間のところに戻って座った。車も通るし、人もそれなりに過ぎ去っていく場所だったので、怪しげな行動が平気でできるのが逆にすごい、と思ったものだったけれど、自転車だから、誰も怪しいとは思わないのかも知れない。その時はそれで済んだけれど、今回はほんとうに被害に遭ってしまった。夫は、U字型ロックを購入した時に、簡単に持っていかれなさそうなものにした、とやや専門家をきどって言っていたが。盗みのプロにはかなわなかった、ということでしょうか。皆さんも気をつけましょう。
October 9, 2024
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日本語版でのユーチューブでの規制だけれども、アレを打つ、打たない、であるとか、ちくわであるとか、わ○○ん、とかコロッケとかいろいろ言い方を変えないと、コメントが削除されてしまい、下手すると、そういうコメントが多く寄せられた動画サイトが削除に追い込まれたりしている。で、フランスや英語版では、コメント欄には、みんな堂々と書き込んでいるのに、削除などされていない。ちょっと不思議に思ったのでメモ。
October 9, 2024
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食いしん坊がいつものように小さな森の近くを散歩していると、クルメルとフランスでは呼ばれているキノコをいくつか発見。これから、また大きく育つかな、という感じの赤ちゃんキノコはそのままにした。なので、明日も成長を見にいくのが楽しみ。キノコ専門家はクルメルは大きくなるまで待って、毒きのこではないと確認したうえで採ったほうがいいとのこと。赤ちゃんの時はクルメルに似たきのこで、食べると命をもっていかれる毒きのこがあるらしい。キノコがさの下の方にもう一つの輪みたいなものがちゃんとあるのが、クルメル。これがあるかないかわからないキノコは危険とのこと。特に土がついているわけでもなく、またクルメルは水をかけるとあまりよくないそう。と、いうわけで採取したままにクルメルをオリーヴオイルで炒めた。ほんとうはバターで、と思ったけれど、そろそろ切らしかけている。クレープを焼いて、炒めたクルメルとチーズをのせ、チーズが溶けかかったところをクレープを巻いて味見。coulemelle日本語では「からかさたけ」と呼ばれているそう、と。
October 8, 2024
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Colette Maze コレット・マーズさん。第一次世界大戦勃発の一か月前に誕生。1914年6月16日生まれ。寅年。ピアニスト。フランス人。やせ型。2021年1月27日のル・パリジャンの記事。エメリン・コレット記者。この時期のフランスは、パンデミックとかいろいろ報道されて割に大変な時期の真っ最中。記事によると、ピアノが一番の健康法、と。エリック・サティやドビュッシーの曲をよく弾かれるのだとか。と、いうことで、風邪とかニセコロッケも打ってないのよ、と。当時、こんな記事を書いたら、上からお咎めとかなかったのか、とちょっと驚きました。この方、一体、毎日、どんな食事をされていたんだろう。インタビューを聞いたり、記事を読んだりした限りでは。砂糖抜きのチョコレートが好物。あれって、でも苦いだけなんだけどなあ。チーズはもちろん好物。そして、ブルゴーニュのワインが好き。息子さんの証言では、一日でボトルをひと瓶あけちゃいますよ、と。これを聞いた時、いや、フランスというかヨーロッパ人はやっぱり酒に強いんだろうか、と思ってしまった。いや、非常に稀ですけど、酔っ払いに遭遇したこともあったし、みんながみんなではなかろう、と思いつつも。あとは、夫の親戚の昔、女子大生だった時の話しで恋人が酒癖が悪く、おまけに嫉妬深くって別れた話を聞いたこともあるし、子供が酒飲みの母親の挙動を心配していたり、と酒害はフランスでもあるし、ドイツでもあります。さて指先を叩くと脳を刺激するので、認知症予防になる、と聞いたことがあったっけ。この方は2023年11月19日にセーヌ河が見えるパリの4階のアパートのお住まいでお亡くなりになられています。動画の中のコレットさん、ピアノはいろんなことを語ってくれる。と。ショパンは悲しすぎてセーヌ河に身を投じたくなる、とても美しいけれど、とも。コレット・マーズさんのことについて、いくつかのユーチューブ動画を観たり、いくつかの記事を読んだりしました。さて、いろいろ他の記事やインタビューからは、コレットさんは5歳からピアノを習う。両親からはピアニストになることは反対。しかし、15歳で音楽学校に入学。1935年21歳で音楽大学 Ecole Normale de Musique へ、その後第二次世界大戦のため1940年に学校を去る。従軍看護婦をすることもあったとか。ピアノ教師の資格取得。Conservatoire féministe コンセルヴァトワール (女子音楽大学みたいな感じ)でピアノ教師をする。父親は工場経営者。母親は子供嫌いでひっぱたかれることもあったとか。母親は犬を連れてライフル銃を持ち、狩りにでることもあった、と。その母親が自分のピアノ教師に合わせてヴァイオリンを弾いた時、そのピアノの音色にコレットさんは初めて優しい空間に浸ることができた、と。喘息もちだったが、ピアノを聴くと、喘息がとまった、と。ブルジョワ階級の家で、家にはメイドさんがいて、コレットさんは掃除洗濯などはしたことがなかった。そんなコレットさん、18歳の時、母親と娘の対立に疲れた父親が彼女に別の住まいを提供。そこで初めて、ゴキブリを見てしまうほど、掃除していなかった模様。フランスブルーサイトが行った2023年6月16日のインタビューでは、途中、私には意味が分からない部分があったものの、大まかに言うと、コレットさんの母親は子供が好きではなくて、それで、何かぬいぐるみに相手に話し始めて(?ここがわからない箇所)、母親がひっぱたいてくるの、母親がその行為の何を良いと信じていたのか自分には全くわからなかったけれど、と、いうことでピアノが癒しだった、と。コレットさんの若さの秘訣、あとは、恋をすることらしい。と、お茶目な面を見せながらも、いいピアニストになるには、ダンスや歌の感受性も磨かないといけません、と。コレットさんは、ジャズ音楽に合わせて踊るダンスもはまっていたみたい。スエ―デン体操もされたみたい。美しいものに感動して毎日生きる、それが健康に生きるコツ、と。人生には必ず悲劇的なことが起こるものなのよ。その悲劇に引っ張られたままでいないで、みたいなことをおっしゃったような。最後にお酒とフランス人の話しでそれてしまいますが、今年の6月だったか、うちに家族で遊びにきてくれた夫の元同僚、この人はとにかくユーモアのかたまりのような心優しい人で、しかし、明らかにアル中。フランスにカルヴァドスという強いお酒があり、うちにも少量を残す瓶が二つありまして、それをカラにしていってくれました。子供時代に悲劇的な形で母親を失い、それがずっとトラウマになっている感受性の強い方だったんだ、と知りました。誰も傷つけない笑いで隠していたんですね。うーん、思い出せばまだある。パリに住むフランス人。若い時は運動神経が抜群。でも、アル中。パリの屋上階のアパートのベランダから、足を踏み外して下半身不随。その時は、コーヒーを片手に大好きなパリの屋根風景を眺めようと、ベランダより上の屋根に登ろうとした時に起こった事故だったようです。アル中と直接関係がないのかも知れないけれど。やっぱりお酒は節度を保って飲むようにしないと、と思います。参考記事や動画100 ans de piano : entretien avec Colette MazeLa pianiste Colette Maze, coqueluche des réseaux sociaux, est morte à l'âge de 109 ansColette Maze, 103 ansColette Maze, pianiste de 106 ans : «La musique m’a donné la tendresse qui me manquait»
October 2, 2024
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2009年にとんでもない風邪(頭痛と熱の三日で治る風邪)を引いて以来、病気をしたことがないままの2024年。今朝、一枚の手紙が届き、読んだ後、破り、暖炉に入れて燃やす予定。招待状。ただですよ、って。
October 1, 2024
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