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こういうことを言い出すと年をとった証拠だと言うが、娘がもはやこんな言葉を使っている。
「この頃の新人、叱られ方を知らんのや。私ら叱られたら、とにかく「すみません」と悪そうな顔するやんか。ところがゆとり教育の子はポカーンとしてるだけなんや。あれ、今まで叱られたことがないかなんかで、多分パニクってんねんで」「あんな顔されたらこっちは余計いらっと来て、教育放棄しそうになるわ」
少し前に臨床眼科学会があって、娘も行ってきた。「T病院の眼科に行った子、まだまともな仕事させてもらえんのやって。うちらよかったなあ」と近くの席で話しているのを小耳に挟んだそうだ。「この春に卒業したような子に検査任せるなんて、どんな病院や、と思ったわ。患者の命を守る看板背負うてたら、そんな無謀なことできへんやろ」そう、そのT病院こそ娘の職場なのである。 勤務してもうすぐ5年になる。今月からリーダー手当てがつくようになったそうだ。
新卒者の採用は非常に厳しいらしい。 でも、その原因には採用する側とのかなりのミスマッチがあるんじゃないかと思う。我々も「現代っ子」とか「新人類」などと呼ばれた時代があったが、今のギャップほどではなかったのではないだろうか。
親バカだが、娘はよくやっているなあと思う。新卒で、事務系で、人事や総務の仕事の希望者は多いみたいだが、逆に競争率は高くなるだろう、やっぱり「手に職を」ということなのだろう。
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