老父のつぶやき

老父のつぶやき

PR

2023年09月10日
XML
カテゴリ: DIY
人間、必ず近視・乱視なり老眼鏡なり眼鏡のお世話になる。学生時代、同級生の眼鏡をうっかり踏み割って、「弁償するよ」「安くないぞ。半額で良いよ」で、その高価な事に驚いた。眼鏡不要の目をありがたく思ったものだ。

で、老眼の方はお世話にならざるを得ない。使用環境が変わって、快適な使用が出来る物に交換せざるを得ないのだが、そうやって取り換えて行くうち、レンズのコートの劣化と言うのは避けて通れない。度数自体は問題がなくても、コートが傷んでくると霞がかかったようになるのですりガラスみたいになってくる。


こんな状態で、これならいっそコートをはがしてしまえば使い道はあるんじゃないか?と考えて、少し調べて見るとやっぱりやった人がいる。

いくつか見て見ると、研磨材を使って物理的にはぎ取った人と、薬品を使って化学的に接着層を溶かした人がいる。研磨材の方が失敗が多いみたいだ。接着層はアルカリに弱いらしいので、アルカリで家庭にありそうなものを探して見ると、塩素系の漂白剤、いわゆる「キッチンハイター」がある。うちにもスプレータイプのものがあり、まな板の消毒に使っていた。

そこで樹脂のフレームから外したレンズをファスナーつきのポリ袋に入れてスプレーをし、そのまま口を閉じて一晩置いて様子を見たが、今一つきれいになっていない。現役の時ならカセイソーダを使ってやるだろうが、今はそんな訳に行かない。もう一晩浸けて洗い流したら、きれいにとれていた。



眼鏡が異なるが、こんな感じにきれいに見えるようになった。

念のため書いておくが、この操作は必ずゴム手袋を使って、直接薬液(次亜塩素酸ソーダ)が皮膚につかないよう、また目にも入らないように、眼鏡をかけて行う事が大事。もし皮膚についたら、石鹸で洗い流していただきたい。ぬるぬるするのは同じだが、皮膚のダメージは大きく異なる。もしも目に入った時は多量の水で洗い流し、医者に見せなければならないと思う。硫酸やカセイソーダに触れた事はあるが、目に入った事は経験がない。おそらく激しく痛むと思う。アルカリはそもそも蛋白を溶かすので、「まあええわ」が一番いけない。

さらに市販のレンズコート剤など使って拭き上げれば、満足できるものになるはず。

なお、この眼鏡は先の眼鏡注文の時に「フレームも傷んでますね」と言われ、実際に踏んだり蹴ったり座ったりして相当変形もしていたはずなので、フレームを新調して余ったもの。フレームごとアルカリにさらすのはお勧めしない。またレンズも、交換後の「なくても不自由しない」物を対象として追試頂きたい。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年09月10日 12時22分37秒
コメントを書く
[DIY] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

カレンダー

お気に入りブログ

母は渡来人系、桓武… New! maki5417さん

「ウは宇宙船のウ」… New! 七詩さん

真夏の「海遊館」で… リュウちゃん6796さん

買い物 ピピノさん

tosikoの徒然日記 tosiko1960さん

コメント新着

maetos @ Re[1]:自民党総裁選(09/28) New! maki5417さんへ >石破も自民党ですから…
maki5417 @ Re:自民党総裁選(09/28) New! 石破も自民党ですから、似たり寄ったりで…
maetos @ Re[1]:能登豪雨(09/21) maki5417さんへ >これは本当のことでし…
maki5417 @ Re:能登豪雨(09/21) 腹いせに80年経った日本への恨みを子供を…
maetos @ Re[1]:兵庫県知事不信任案可決のこと(09/20) maki5417さんへ 言われてみればご指摘の通…

プロフィール

maetos

maetos


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: