老父のつぶやき

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2026年04月03日
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カテゴリ: 視・紙・誌面から
1973年だったか、OPECが原油の値上げをして、その頃50-60円くらいだったガソリンが120円くらいになった。今から思えば、以後あまり値上がりしてないんだなと言う気もするが、何でもかんでも値上がりして、それまで1000円で両手いっぱい買えたものが片手しか買えなくなった気分だった。トイレットペーパーや醤油が無くなると言う今思えば根拠に欠ける噂でスーパーの棚から消えてしまった。時の首相は田中角栄だったかと思うが、「石油は有限」「節約を」と訴え、深夜放送は一部中止し、不急の自動車使用を控え、ネオンサインも消したのを記憶している。

自動車のそれまでの馬力・性能一辺倒から「エコ車」にシフトした。ガソリン大食いのロータリーエンジン車は全く売れなくなり、マツダは苦境に陥った。この時の節約志向がのちのハイブリッド車開発につながったと思う。石油備蓄もこれを機会に始まった。

今回のオイルショックが当時と異なるのは、「石油を使うな」から、「補助してやるから使え」に変わったことだと思う。目の前を見ると、確かに200円のガソリンが170円で買えるのは有難い。しかし、目の前の損得だけで良いのか?CO2の排出は止まらないし、エネルギーも大量消費。掘り方を変えて、シェールガスと言う今まで取れなかったものを取れるようになったが、地球が何億年スケールで作ったものを消費するのは同じだ。いずれ無くなる。原子力は運転中にはCO2を出さないが、建屋の建設や補修に使うエネルギーは大きいし、出さない訳に行かないものだ。更に廃炉処理も必要。バックグラウンドで石油を使っている。

移動の手段としては近距離なら自転車もありだろうが、遠距離はやはり何らかの移送手段が必要だ。食料の外国からの輸入と言うのは効率は悪い。地産地消を追求し、国民の食料は自国で生産する方がエネルギーは少なくて済む。食糧安保も有利になるだろう。少なくともそういう展望が開ける。食料の確保は安全保障の基本と思う。「腹が減っては戦は出来ぬ」国家間の問題解決の方法としての武力は認めないのが憲法9条なのだが、食料なしでは防衛行動も取れるまい。

備蓄石油も、中身は更新されていることだろうが、長く置いておくと揮発性の高いところから失われて行くのが常である。ナフサがこれに当たる。化学製品値上げは不可避だな。





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最終更新日  2026年04月03日 23時30分14秒
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