青い島のひだまりで

2006.04.27
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カテゴリ: 鳥さん大すき♪
ルイちゃんが、忽然と姿を消した。
出られなくなったぁ…。
音はすれども、姿は見えず…。

狭い真っ暗な隙間で、ルイちゃん、餓死!?
生きながら、衰弱死を待つのみかも…。
ルイちゃんを襲った、不運。

25日、夕方、ルイちゃんは、九死に一生を得た。
そんなルイちゃんの救出劇。


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餡子が、大好きな父に、
ルイちゃん救出のお礼に、買ってあげようかな~♪
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●roze-piんちのアイドル ルイちゃんの壮絶な九死に一生物語



◆ルイちゃんが、いない?
夜、ルイちゃんはいつものように、
「オープン ザ ドア~!!」
と、カゴから出してもらえる時間がきた。

2ヶ月近い、抱卵期が過ぎ、
2世帯住宅のような豪邸に移り住んでから、
無精卵を産みつづけることには、とりあえず終止符を打った。


狭いところに入り、かじるという発情行為は続いていた。


鴨居に入って、遊んでくれない。かわいくない!!」

カエルすねるペットとして義務を果たしてないもん

そんな話をしていて、ふと気づいた。
「ルイちゃん、出てこないね」
15分ほどたっているのに、姿を見せない。


呼べば出てくるのに、出てこない。
カエルショックなんか変だ

鴨居の隙間に、はさまって動けないのかと思った。
脚立を持ってきて、のぞきこんだが、ルイちゃんの姿は見えず…。

「ルイちゃん、どこにもいないよ」
もう、大騒ぎだった。




◆穴が!!
懐中電灯で鴨居の中を照らして気づいた。
「穴があいてる! ルイちゃんが入れそうな穴だよ」
ちょうどルイちゃんの身体サイズ。
指を入れると、空洞。
果てしない底なし沼のような、空洞。

「ルイちゃん、壁の隙間に落ちちゃったんだよ!」
カエルショック呆然

ガリガリ、ガリガリ。
ルイちゃんのかじる音。
今から思えば、はい上がろうとしている音だったかもしれない。

穴をライトで照らして、呼んでみたが、
出てこられる様子はない。

「もうダメだ」
そう父は言ったが…。




◆でも、ルイちゃんは生きている
わたしも、この状況を判断して、無理かもという
思いが脳裏をよぎった。

そして、狭い閉ざされた空間で、
動けず、衰弱死するルイちゃんを想像した。

ガリガリという音もしなくなり、
もはや、一刻の猶予もない気がした。

「お父さん、助けてあげてよ。
ルイちゃん、生きているんだよ」


このときばかりは、父が、
ごく普通のサラリーマンでなくてよかったと思った。
不器用ながらも、自営業なので、七つ道具はそろっている。
ブルーシートを廊下に敷き詰め、ルイちゃん救出作業がはじまった。

やることをやって、ダメなら仕方がない。
やることもせずに、これがルイちゃんの運命だなんていいたくない。
命あるものは、いつかは死ぬ。
また、どうあがいても努力しても、人生、ダメな時はある。

それでも、 「これが運命だ」 という言葉は、
最善を尽くした上で使いたい。
どんなことでも、やることをやれば、たとえダメでも、後悔はしない。
かえる泣くベストを尽さなきゃ、やだ!


◆ルイちゃんが、いない…
壁の上部に穴を開けたが、下まで狭い空洞が続いている。
次に、下の方に穴を開けた。
「ルイちゃ~ん」
姿も見えず、物音もせず…。

「もっと下に落ちたかも…」
父に言われて、その隙間に指を入れると、
さらに空洞が続いている。

もう、ダメだ。
この瞬間、そう実感した。
ひよこすねるル、ルイちゃん…

家は増築をしたので、ばーちゃんの部屋の下に、
“下家”という土間のような空間がある。
一応、物などがしまえる空間だ。

そこに父が入り、物をどかし、懐中電灯で照らしたときだ。
なんと、ルイちゃんが、その灯りを、父をめがけて
飛び出してきたのだ。
ひよこ照ルイちゃん♪

この一瞬の大きな感動は、救出した父のみぞ知る。
汚れて、真っ黒になったルイちゃんの元気な姿があった。

下まで落ちてしまったこと、結果的にはそれが幸運だったのだ。




◆その後のルイちゃん
自分が、死ととなりあわせの時間を過ごしていたと
認識があるのかないのか、
すぐにエサを食べ、水を飲んだ。

「ルイちゃんだから、出てこられたんだね」
「ルイちゃんじゃなきゃ、壁の隙間に落ちないよ」
普通なら、こわがって暗闇のまぶしい灯りに
向かってはこないかもしれない。
そういう物怖じしない、大胆不適な性格が、
生還につながったのかもしれない。

そして、翌朝。
ルイちゃんは、まだ薄汚れている。
白いはずの頭や、翼が、グレーになったまま…。

「ティッシュ、お湯でぬらしてこい」
父が、ていねいにルイちゃんの汚れをふいていた。
水だと風邪をひくと、いけないからだ、という。
ルイちゃんには、甘い父なのだ。
ひよこお上品ですわ

今の状態では、再び同じことが起きる。
ルイちゃんの穴付近の、鴨居の隙間は、きれいに埋め尽くされた。
ものぐさな父が、しっかりと対策した。

そして、今回、わたしは、父の本当のやさしさを知った気がする。
やさしさや、思いやりを表現するのにも、不器用な父だが…。
ひよこ汗そういうわたしも、父似…。

九死に一生を得たルイちゃん。
驚くべき新ネタを、またルイちゃんは作ってくれるだろう。






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最終更新日  2006.04.27 20:25:22
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