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私はこの家を、将来自分が引き継いでいくのだと、ずっと思ってきた。
両親のことも心配しながら、自分の時間を削って、やりたいことも後回しにして、生きてきた。
「家族のため」と信じて、私なりにずっと踏ん張ってきたつもりだ。
けれど、母親とは些細なことで衝突が絶えず、挙げ句の果てに「あんたみたいな子、知らんわ」と突き放される。
あの言葉は、胸に突き刺さって消えない。誰のために、男もつくらず、休日も犠牲にしてやってきたと思っているのか。
それすら伝わらないのだと思うと、無力感と怒りでいっぱいになる。
父親は、認知症の症状が出始めていて、意味のわからないことをぶつけてくる。
「男を家に住まわせようとしてるのか」なんて、心にもないことを言われて、笑えないどころか、じわじわと苛立ちが込み上げる。
病気だと理解していても、受け止めきれない自分がいる。
本当は、支えてほしい。認めてほしい。
でも、誰にも頼れず、出口の見えない毎日をただ繰り返している。
この先に何があるのか分からないまま、ただ責任と義務だけがのしかかる。
それでも私は、今日もここにいる。誰にも見えないところで、静かに、必死に、耐えながら。
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