HP de るってんしゃん

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2006.02.27
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カテゴリ: 伊坂幸太郎
 無事、卒論のテーマが決まりました。「伊坂幸太郎論」です。担当の教授と話した結果、作品数が少ないし、まだ知名度も低いので、「作品研究」ではなく「作家論」の方が良いだろうということになりました。それに、やはり伊坂幸太郎作品と言えば“作品間のリンク”だと思うので、数個の作品だけを取り上げて語るというのは無理な話。結局、全ての作品に触れることになってしまいそうですからね。また、「書評」は既に出ていても、まだ「作家論」を書いた人はいない。つまり、念願の第一人者になれそうじゃないですか!しかもトップバッター!いいねいいね~!!

 ちなみに、教授は伊坂幸太郎作品を読んだことがないそうです。この感じでいくとおそらく他の先生方も読んだことないのでしょう。しかし、だからと言って卒論発表会で教授らに「だって読んだことないし」というキョトン顔をされたのでは面白くない!(教授は、皆をびっくりさせたので良いと言っていたけれど。)そこで作った目標はコレ!

「読んだ人が伊坂幸太郎の本を読みたくなる論文」

卒論発表会でこれを聞いた教授も助教授も後輩も、伊坂幸太郎の本を読みたくてたまらない!一刻も早く本屋へ行きたい!と思わせる卒論を書こうじゃないかと。そして尚且つ、元からの伊坂幸太郎ファンがうなる卒論を目指そうじゃないかというわけです。

 でも作家論と言っても、それを書くためには作品研究をすることも必要よね。ということで、最終的に「伊坂幸太郎論」を作り上げるために、「伊坂幸太郎作品研究」をこのHPを使って進めていきたいと思います!さっそくはりきってデザインテーマも変えました(笑)(でも、今までのイメージも崩さないよう基調はピンクと水色で☆)「キューブ」なんですけど、なぜこれを選んだのか分かりますか?

 伊坂幸太郎の主な作品ミステリー小説。ミステリーの醍醐味と言えば謎解き。そこで大抵のミステリーはジクソーパズルに譬えられる。確かに 『オーデュボンの祈り』 にも 「パズルの欠片が、次々とはまりはじめる感覚」(文庫p.415) という描写はある。しかし、伊坂のミステリーをジクソーパズルだと言うのはどうもしっくりこない。何か物足りないような気がするのだ。時系列のずれ、複数の視点、キーワードのリンク。それらが上手く組み合わさった時の爽快感。何故か込み上げてくる嬉しさ。・・・そうか、伊坂幸太郎のミステリーは ルービックキューブ だ!



 これから追々、伊坂幸太郎作品を研究していきたいと思います。TOPページにも書いていますが、記事の新旧に関わらずコメント随時募集中!感想・意見・批判・アドバイスなど何でもどうぞ☆





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Last updated  2006.02.27 18:21:39
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