一応説明をしておきましょう。これは、伊坂作品の内容の区分を、私が独自にマトリクスで表わしたものです。縦軸を「ファンタジー(空想的)」⇔「リアル(現実的)」、横軸を「ライト(軽い・明るい雰囲気)」⇔「ダーク(重い・暗い雰囲気)」とし、端になるほどその傾向が強いことを表わしています。単行本・文庫本として刊行されている作品のみを取り上げました。数字は刊行された順番です。(10「ポーラーベア」は『I LOVE YOU』に収録の短編「透明ポーラーベア」、8「ライフ」は『秘密。私と私のあいだの十二話』に収録の掌編「ライフ」。)