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先日、今テスト中の次女がこんなことを言いました。
「自分の出来なさが嫌になる。もっと小さい頃からしっかり勉強しておけば
よかった!!できればママのお腹の中の胎児からやり直したい!!」と。
それを聞いた主人が言いました。
「 そんなこと言うなら、俺はさえりんが生きている世界にもう一度戻りたいよ!!
あの日の朝、先に出掛けたママに続いて俺が仕事へ行くとき、さえりんに『いって
きます』と言葉を交わしたのに、あの時さえりんに何故 『今日ママは仕事が休みで
家に居るからね』と教えてやらなかったんだろうと死ぬほど後悔してるんだ!!
その一言を言っていたら、さえりんは仕事帰りに一人でお昼ごはんを食べようと
自転車であんな交差点は通らずに、まっすぐ家に帰ってきてママと一緒に車で行っ
たはずなのに!! 戻れるものならあの朝からやり直したい!!もう一度さえりんが
いなくならない人生をやり直したい!!!
と悔しそうに言いました(>_<)
私は、主人がそんな風に後悔していることをはじめて知りました。
そして、 それは私と全く同じ後悔でした(´;ω;`)ウッ…
私はこう思っていました。主人は私がさえりんにあの朝「ママは仕事が休みで朝
だけ出かけるけれどお昼からは家に居るから一緒にお昼ご飯食べようね」と言い
忘れたからさえりんが事故に遭って亡くなってしまったことを、責めないでいて
くれるのは主人の私への優しさからだと思っていたのです。
主人も同じことで苦しい思いと後悔を抱えていたのだとは思いもしませんでした。
本当にいつまで経っても、 多分一生この後悔は尽きることがないでしょう・・・
以前にもこのブログで書きましたが、
前にブロ友さんから送っていただいた
グリーフケアのパンフレットをもう一度よく読んでみました。
「夫や妻、子ども、親などの大切な人を亡くした時、人は深い悲しみ(悲嘆=
グリーフ)を味わいます。多くの人はまずショックを受け、その時やその後に
故人への強い思慕にかられ、気分の落ち込みと罪悪感などを感じます。体調も
すぐれず、落ち着かず、必死に頑張ってなかなか故人のいない環境になじめず、
生活の充足感を味わえない状態が続きます。この状態から抜け出すためには、
死別を充分悲しんで受け止める作業が必要です。この作業のことを「悲嘆の作業」
とか「喪の作業」(グリーフワーク)と呼びます。」と書いてありました。
そのパンフレットを再びよく読むと「日本人が大切な人を喪った後の悲嘆の時期は
平均で4年半ほどです。特に子供を亡くされた方は悲しみを忘れたくないという方
が多いようです」と書いてあり、「悲嘆の作業は自分自身で自主的に取り組む必要
があります。悲しみを表現することは、自信をもって新しい人間関係に踏み出す
第一歩になります。」というところを読みました。
今の私たち夫婦は 正常な悲嘆の作業
を行っているのだと思いました!!
尽きることのない後悔
は大切な家族、特に子供を先に亡くした親ならば誰もが
味わう、ごく当たり前の感情だとわかりました。
そして、今は夫婦でさえりんのことを話し合えることも、お互いがブログを通して
自分の心の中の負の感情までも素直に書けることも、十分大切なグリーフワークに
なっていたのです!!だからこんな今の状態も正常な心の作用だとわかり、少し
安心したのです(´▽`) ホッ
私は特にグリーフケアを受けたり、学んだりしてはいません。
機会があったら、いつか勉強してみたいと思っています。
それでも思いついたまま、交通事故を減らすため
歩者分離信号設置への取り組み
や
被害者支援についての意見
なども、もしかしたら今の私たちのグリーフワーク
なのではないかと思うのです!!
娘の死を決して無駄にしたくないという思いから
発する果てしない挑戦です!!
これもせめてもの娘のためだと思えるから、前を向けるのです!!
私たちは最愛の娘さえりんを亡くして、まだたったの1年7ヵ月です。
これからももっともっと悲しみを抱えて、悲嘆の作業、グリーフワークをして
行かなくてはなりません。
時には主人とぶつかり合って、また慰め合って、次女も巻き込んで、周りの方へ
ご迷惑やご心配をかけることもあるかも知れません。
それでも、こうしてありのままの私たちに起こった現実を、このブログには
素直に誠実に書いていきたいのです!!
それは、 私たち家族の歴史ですし、確かに紗愛理という大切な最愛の娘が
生きてきた
という証でもあるのですから!!
(さえりん8歳 おじいちゃんのお誕生日ケーキを作る)
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