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ケンタロー (la joie de vivre)さんKeyword Search
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みかん園の、5月のはじめ
今日は5月3日、憲法記念日です。
平和であることと、みかんの営農ができることとは、一体のことです。
それをあいまいにする事柄とは、妥協なく「たたかう」ということです。
それはともかくして、
5月のはじめにあたって、みかんの営農を月例としてまとめます。
1、みかんの営農にとって、5月の初めというのは、秋の収穫とともにハイライトです。
「古今集」に、読み人知らずのこんな歌があります。
さつき待つ 花たちばなの香をかげば 昔の人の袖の香ぞする
歌心のない私などにも、みかんの香りに鎌倉時代の人も愛着を抱いていたことが、伝わってきます。
この五月のはじめは、憲法記念日であるとともに、
私などにとっては、みかんの花とお茶摘みの時であり、この悠久の時なんです。
2、ところが今年は、大きなアクシデントがありました。
小田原の地域では、2月8日の投票日に、大雪とマイナス7.9度という凍害が発生しました。
この甘夏の落下は序の口でして、時間とともにさらに広がって、8割方の実が落果しました。
地域の特産の湘南ゴールドにおいては、全てがスカスカとなり、人前には出せなくなりました。
レモンの木は、木自体が枯れてしまうかもしれないという、深刻な事態です。
この大きな被害がわかってきたのは、3月、4月と時が経過するなかでなんですね。
こうしたことは、何十年ぶりとかのこと、今対策・対応を探ろうとしています。農民運動連合会が、この事態をキャッチして、直ちに3月19日に現地調査に入ってくれました。
その新聞『農民』(4月13日付)で、現地の被害の状況を発信してくれました。
気候危機が問題とされる今日、今後においても、再び来年にもありうることですから、
今、その支援と対策ですが、
私などもこうした場合、どのように事ができるか探ろうとしています。
3、今回の経験ですが、これは私などの姿勢を変えることを要請しています。
今の資本主義社会の発展の中で、農業問題について正面からの対応が求められていることです。
そうしたことで、4月26日に、町田の農家のタケノコ市に参加してきました。

これは、未来の芽を感じさせてくれるタケノコ市でした。
私などは、これまでの20年間、もっぱら、小田原のみかん業の「援農」をしてきたんです。
農家の手の及ばなくなった畑にたいして、その「草刈を手伝う」ことだったんです。
ようするに、小田原のみかん園の草刈がすべてで、それへの対応がもっぱらだったんです。
今回のもろもろの事態は、このかかわり方が根本的に問われているんですね。
東京在住者による、小田原みかんへの援農者のつもりでしたが、これを切り替えます。
それは、東京の農家が今どうなっているか、そもそも農家自体がどうなっているか、
私などはまったく知らないんです。
草刈だけでなく、農業そのものについて、もっと知らなければならない。
そうしないと、難行苦行は解決しないんですね。
だいたい東京というのは、日本の最大の消費地です。
どうしたって、食糧を通じて全国の農家とかかわっているじゃないですか。
東京は、日本の農業問題が歴史的に集中している場であり、その矛盾が最先端で直面している場なんですね。それが現実です。
したがって、これまでの受け身の根性を入れ替えて、農業がどうなっているのか、積極的に探ってみたいと思います。さしあたり、東京の農家の状況を知ることと、農業理論を探るということですが。
昨年、私などは、「東京農民連」に入会させていただいたんですが、
これもまた、一つの出会いであり、一つの縁ですね。
これまでは、みかん園の草刈しか知らなかったんですが、東京の農業を知ることで、農業そのものを知る。国民の暮らしにかかせない、衣食住の中の食を知る。
これは当たり前なことでもあり、人類の昔から未来への悠久のテーマでもあること、
それが、直面していることだということです。
これが、この4月の結論です。