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八王子と企業団体献金
11月21日、東京都選挙管理委員会は、各党の政治資金報告書を発表したとのこと。
11月22日付「しんぶん赤旗」の13面で、それを知りました。
そのため、たまっていた新聞を、数日遅れで追いかけている次第です。
今回読んでいて、おどろきもし、あきれたことの一つを紹介します。
東京都選挙管理委員会が発表した政治資金報告書
この総選挙(10月27日)の焦点は、自民党の裏金政治を正すということでした。
この総選挙の結果、国民は自民・公明議員を過半数割れに追い込みました。
今、その結果、自民・公明は、今、国民民主党を補完勢力の新たな仲間に抱き込もうといて必死です。
その一方、労働団体は、かつての太田薫氏などとは違って、連合の女性が旗振り役をしています。
労働者の方ではなく、自民党政権にすり寄っています。
国民民主党の動きの背景には、この力がはたらいてますね。
それはともかくとして、
問題は、今回の東京都選挙管理委員会の昨年度政治資金の報告発表です。
一、自民党東京都支部連合会は、昨年、利益率70.4%で、8,586万円を集めていたというんです。
社会的に問題になっていた最中なのか、それともその前なのか、とにかく集めていたんですね。
問題は、それがズバリと的中しいてたか、それとも無反省なのか、日時が問われるんですが、
どっちにしろ、自民党都連はズブズブに企業団体献金に頼っているということです。
「国民の代表としての政治」などの建て前論はともかくとして、
国民が切実に求めている方向ではなく、政治資金のスポンサーが求める方向に政治を合わせ曲げていく、いまもそれがはたらいているということです。
「政治献金禁止」問題、原発をやめる問題、消費税問題、夫婦別姓問題、1500円の最低賃金法、農家と食料自給率を守る農業政策、戦争法の憲法違反をただす、・・・、ことごとく、大きな綱引きがおこなわれています。
発表された政治資金報告には、ここでも、その姿が明らかになりました。
二、その記事の中に、またしても私などの八王子の、萩生田代議士がでてきました。
そこには小池百合子都知事が、立川で1731万円の政治資金パーティーを開いていたというんですが。
さらに、萩生田こういち議員が、都内で2回、3290万円の政治資金パーティーを開いていたというんです。
ようするに、これは国民的な規制が入らない限り、事態は変わらない。
この人たちは、大企業から政治資金をもらって、それで政治をつかさどり、捻じ曲げる政治が横行しているということ。それが、今現在も、もまかり通っているということです。
東京都知事選挙の結果、東京都政は、都民に押されていくつかの都民要求に対応しています。
がしかし、基本は、現実問題としては、かわりません。
神宮外苑の100年の樹木の伐採をはじめています。都知事選で問題となった都庁を照らす何とかマップでしたが、今度はあらたに噴水計画だそうです。
ようするに、基本的に、まったく反省をしていないということなんですね。
三、さらにこの報告書には、さらに八王子がでてきます。
東京都議で、パーティー収入を得たのは、公明党の東村都議だそうです。昨年5月に八王子で開いたそうで、1234万円を集めていたというんです。
公明党も、自民党といっしょの仕方で資金集めをしているということです。
私などは、八王子に住んでいて、
八王子というのは、自民党と公明党が八王子市議会の多数を占めていて、市民の要求を蹴飛ばしてきたんです。
たとえば、八王子というのは内陸の盆地で寒暖が激しいんです。
寒いし、熱いんです。
学校の体育館に空中設備を設置してほしいと、子どもや父母が求めきたんですが、
ああだこうだといって、ちっとも設置しようとしなかった。
数少ない学校に空調設備があったんですが、その学校でも『防災のためだから、使っては駄目だ』といって使わせない。
それが議会での、八王子教育長の公式態度だったんですから。議事録にあります。
それを聞いて、開いた口が塞がらなったんですが。
しかし、今年に入って、変わりだしています。
市民と子どもたちのもとめていた「全校に設置せよの要求」ですが、今年に入り通りだした。
それは、これの八王子からしたら明と暗、大きな変化です。
この変化ですが、
それは、市民の要求と、全国の「裏金政治家を許すな」との合同の圧力による産物なんです。
これまも、市民は求めてきたんですが、馬耳東風でした。
その力の弱さもあり、何よりも萩生田氏が八王子を金城湯地とし、自民・公明が勝手放題をしてきたんです。そこに変化が生まれだしてきた。
これまでの古い八王子を変える戦いです、
この一年間、市長選挙、都知事選挙、衆議院選挙と、展開されてきました。
この変化の兆しを、一層確かなものにするために、
さらに、八王子市民は、この力をつよめて、来年につなげていきます。