武蔵野航海記

武蔵野航海記

2007年01月27日
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江戸時代に幕府が国教にした朱子学では、支那人以外の野蛮人は儒教の正統を継げないと考えていますが、日本人は支那から見たら東夷という野蛮人なのです。

ところが江戸時代の日本の儒教では、日本こそ儒教の本場になったと考えるのが主流になったのです。

それから導き出される結論は、日本の伝統的なものは全て儒教の教えに適っているというものです。

以前に私のブログに書いたように、山崎闇斎という有名な江戸初期の儒者は、この発想から日本古来の神道は儒教の教えそのものだとしました。

そして垂下神道というものを作り上げました。

また天皇も古来から続いていて儒教のいう聖人だとしたのです。

支那の儒教では聖人とは血統ではなく道徳的な資質を備えた人をいいます。

しかし日本の天皇は血統だけを問題にするので、儒教とはまるで無関係なはずなのです。

このように、支那が野蛮人の女真族に占領されたのをきっかけに日本が儒教の本場になったと解釈し、儒教をどんどん日本的なものに変えていきました。

儒教では、皇帝は天から命令を受けて全世界(当時の支那人や日本人から見た全世界とは東アジア)を支配するものです。

全世界を支配するものには義務も生じます。

自分の支配する世界の道徳的秩序と安全を保障しなければなりません。

配下の国が外敵から攻撃されたら助けなくてはならないのです。

日本が儒教的世界の中心であれば、世界の安全を守る義務があるわけです。





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最終更新日  2007年01月28日 09時06分58秒
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