2008.05.24
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今日は雨の予報でしたが、千葉ははずれてどんより曇り、なんだか一日怠くて動けませんでした。夕方からは雨になって少し冷えてきています。最近、杏のグラッセというものを頂き、これがヒットでした。杏の砂糖漬けですが、きれいな味わいと香りで、コーヒーにバッチリです。ゆっくりと味わいながら、合うコーヒーがどんどんイメージできてきました。伊予かんの砂糖煮と同じ魅力です。

さらに、前から行きたかった阿佐ヶ谷のうさぎやさんという和菓子屋さんにも行ってきました。茜もちという求肥でかぼちゃの餡を包んだお菓子がご機嫌。なにより古い佇まいで、夕方年配の方から若い女性まで次々と訪れて、街のみなさんに愛されているのが伝わってきました。お気に入りのお店が増えました。

では、コーヒーのコク研究(35)に進みます。今回は塩味についてです。

・塩とはじめ、ミネラルは生命維持に必須の栄養素である。
・塩が欠乏すると筋肉が動かなくなって死に至る。
・それでも、塩がコアーのコクの要素だとは考えない。

塩の大切さはよく戦国時代のエピソードでも聞きますね。専売公社が昔あったように、塩は国にとっても重要です。

・生理的な食塩水は動物の血液と同じ塩分濃度であり、動物は好んで飲むが、実験では塩水に対する病み付き行動が観察されない。
・塩はおいしいが、適当な範囲を超えると不快になる。



・吸い物の適度な塩分濃度は0.8~0.9%程度といわれている。動物の血液の塩分濃度にほぼ匹敵する。
・これより薄いと物足りない、濃すぎると辛い。
・血液と薄めず濃くもしない、それが適当な吸い物の塩加減。

お吸い物は肉体労働や運動の後と、事務仕事等では全く塩加減が違うのはよく知られています。

・つまみなしでビールを大瓶2本飲んでもらった味覚の実験では、塩辛いものやつまみが欲しいと被験者が口をそろえて言い出した。
・ビールにはカリウムが多いので、2本も飲むと一時的にナトリウム欲求が高まる。
・塩味のおつまみを食べると、塩に対する欲求が沈静化する。
・油や糖分のように際限なく欲しいということはない。

なるほど、ビールには油物のおつまみをよく合わせますが、カリウムとナトリウムのバランスなんですね。

次回からは舌についてです。





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Last updated  2008.05.24 23:31:11
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