くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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2008.01.24
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カテゴリ: BLコミックス
お話の流れもスピード感があって、絵も綺麗なんですが...さくやの好きとは



「遅れて来た恋情」
桐祐キヨイ先生
drapドラコミックス



抱き合えればそれで良いと思っていた遊び人の智樹。
ところが、一夜だけのつもりで関係を持った男・和至から「好きだ」と告白される
面倒くさいと思いつつも、和至との恋愛ごっこを始めるのだが!?


可愛い絵柄で、設定が遊び人の受けなので珍しいと思って、読んでみたのですが

なんとなくさくやには、智樹も和至の魅力も解らなかったというか(苦笑)


「遅れて来た恋情・1」
バーでひとり佇んでいた和至を、一夜限りの遊びの相手にと
軽く誘った智樹でしたが、寝たあとに
たまに手伝いで叔父の本屋でバイトするときに出会っていた、高校生だったと知ります
落ち着いた大人の男性だと思っていたので、驚く智樹でしたが、
和至の告白で、最初は付き合ってやっても良いかと軽く思い始めますが、
今まで恋をしてこなかった智樹には、和至に惹かれていく気持ちが理解できなくて
和至の目の前で他の男性とホテルに入ってしまいます。
でも和至以外に抱かれていても、何とも思えない虚しさを思い知って
終わった後、ひとりホテルから出てきますが

「これが恋なのに何もわかっていなかった...」と謝ります
和至は分かったならそれでいい...と受け止めて、初めて想い合って抱き合います

...うーん、なんだろう。
このもやもや感(笑)
智樹が「遊び人の受け」にしては、結局はあいまいだからかな?

何も思えないような...。
智樹も「こんなに想ってるよ」とか、自己表現があればすっきりするんだけど
はい、解りました。という感じで終始気持ちが伝わってこなくて。
恋を知って行いを謝る智樹を受け止めるシーンは綺麗だとは思うのですが、
そんな(気持ちを)綺麗に描かれてもなぁ...と(苦笑)
高校生の攻めと、今まで愛情を知らなかった受けの「恋」なら、もっと
ドロドロしていても良いかも...好きって気持ちを前面に押し出してくれたら。

設定は以外なのに、うまく定番にまとめてしまって。
しかも男性同士の多分、リアルな葛藤(他の人に抱かれたり)を出しているのに。
遊びなれている所為か、智樹の方がなんとなく攻め思考で
和至が健気受けみたいで、さくやは苦笑いでした


「遅れて来た恋情・2」
和至が修学旅行で数日会えない為、智樹は平然とはしていますが、内心は
寂しい気持ちでいっぱいで、数日でこれではいつか別れて会えなくなったら
どうしようとまで考え始め、あまりに悩んだためにストレスで不能になってしまいます。
焦って今まで和至に会うまでは気持ちよりも「カラダ」が重視だった智樹は、
自分は無理だから、女の子と遊びに行って来れば良い、と心無い言葉を言って
和至を怒らせてしまいます。
後日、お互い本音を言い合って、和至の「好きだから一緒にいたい」という言葉に
昔の自分ならそんな言葉は信じられなかった...と思いつつも、
今は「愛情」を和至から伝えられることで、体だけでは無いと
和至を信じて良いんだと、ちゃんとふたりでする恋愛ということを解ります

...うふふ。
いや、すごくお話の内容は斬新ですよね(笑)
普通のBLだったら悩んで不能とか攻めキャラなところを、受けである智樹が
しているので。
それに、和至は智樹がすごく好きなのでありえないと思いますが、戻ってくるかも
解らないのに、女の子を誘えと和至に言ったりして、どこか無意識に甘えていて。
お互いの想いがはっきりして安心した途端、今なら出来る!と気づき和至に抱きついて
「余韻とかないの...」と言われる智樹には笑いました(苦笑)

さくや、絶対内心ではお話は好きなはずなんだけどなぁ
このふたりの組み合わせが、どうもダメなのかな?


「未来はずっと先・1」
東條は真面目な生徒会長・桐山を好きになってから、毎朝恋愛運をチェックしたり
生徒会に入ったりと、少しでも近づくために努力しています
桐山の眼鏡が壊れていることに気づいた東條は、今度の休日に買いに行きましょう!と
強引に誘いましたが、現れたラフな桐山の姿を見てもっと好きになります

不良の攻め(東條)と、生徒会長で堅物受け(桐山)のお話なのですが、
16ページなので本当にキャラ設定紹介という感じです
次にある本編へのプロローグみたいな。
おでかけの後、自分の部屋でデートできて嬉しかったと胸いっぱいになりながら
いつかもっと色々したいと悩んでいると、ふと桐山が誰かとしているなんて
想像できないな~と考えつきますが、すぐに「想像できちゃった」と赤面して
うろたえて眠れないで朝をむかえるのが青春だなぁと(笑)


「未来はずっと先・2」
テストの順位が下がってしまった桐山は真っ青になってうろたえますが、東條は
どうしてそんなにショックを受けているのだろうと、不思議に思います。
桐山の父親は成績トップでしか存在を認めてくれず、見放されたと思った桐山は
雨の振る中外に立ちつくし、通りかかった東條の家に連れて行かれます
自分の話を泣きながら聞く東條に驚きますが、感極まった東條に襲われそうになって
想いを告白された桐山はパニックで、部屋を飛び出していきます
ふと、自分の家の玄関を見ると義母がずっと雨の中待っていてくれたことに気づき
父親の本心も義母から聞かされ、成績だけではない、家族ということを実感します。
翌日学校で桐山と東條は会いますが、一応助けてもらったし怒ってはいないという
桐山に、嬉しくて想いが止められずまた襲いかけますが、
あともう一歩のところで、怒った桐山に殴られてしまいました(苦笑)

こういう桐山の家族は苦手ですね(苦笑)
家柄や求められているものでしょうがないと思いますが、
さくやだったら、あまりにも窮屈すぎて怒ると思います(絶対お部屋でいじける・笑)
だからたとえ元は誤解やすれ違いだったとしても、追い詰められるような家族の描写は
苦手ですね~。一番個々を無視した残酷だと思いません?
後で言葉でどんなにフォローされようが、その時の不安や痛いものは痛いんだし。
東條との中も少し縮まったと思いますが(東條の暴走により・笑)、ちょっとただの
添え役という感じで、存在が薄いのが「恋愛ストーリー」としたら
もったいなかったかな...。
東條のことを「一応君の事は気に入っている」と言った後に「下僕だし」と
ぽそっと桐山が言うのが可笑しかったです(笑)


「未来はずっと先・3」
日々どんどんと夢で襲うほど桐山が好きな気持ちが抑えられない東條ですが、
ある日、とある先生が桐山に近づき東條に挑発の視線を送っているのを感じます。
先生に呼び出された東條は桐山を狙っているんだと思い込んでいましたが、自分が
狙われていたことを知り、若いのだし誰でも良いんだろう?と想いを侮辱され、
キレて暴れているところを桐山に怒られ、手当てのために訪れた保健室で
「桐山さんじゃないとダメなんだ」と、不慣れな桐山に強引にでも
オレの事を好きになって、と抱いてしまいます

まぁ、最後は桐山の気持ちはまだ恋になっていないままで終わるのですが(苦笑)
先生のキャラが人でなしという感じで、良い具合に気持ち悪かったです
でもどんなに東條の想いが強くても強○だからなぁ...(むーっ)

あとは暴れる東條を止める為に呼ばれた桐山が、怒りで声が届かない東條を殴って
「すわれ」とおすわりをさせるのに笑ってしまいました(笑)
良いな~、忠犬攻め(苦笑)

「遅れて来た恋情」よりは、こちらの方が好きかな。
(いや、さくやの気持ちは正直どっちもどっちなのですが・苦笑)

なんとなく......昔好きだった南条圭に桐山の容姿も設定も似ているのが...ねっ!!
好きだったんですよ~!南条受け(これもめちゃマイナー・笑)

という感じで、違った視点で楽しみました(苦笑)


「和至について」
描き下ろしは智樹から見た、和至の性格と日常ですがあまあまです
智樹との関係をたとえ誰にも認めてもらえなくても良いと
周りに言っても良いと思っている和至と、諭す智樹なのですが、ちょっと
和至の結局はまだ幼い意識や甘さが出てて、苦笑いしちゃったかな。
そんな簡単な世界な訳無いじゃん...としか思えませんものね。
智樹が和至の為を思って偏見や辛さを言うのが、この本の中では一番好きなシーンかも。

四コマで、そういう行為については智樹のほうがめちゃくちゃ乗り気で
和至が「部活で空手をしている」と知れば、空手着を着てしたい!と智樹が思うのが
ちょっと変態っぽくて笑ってしまいました(笑)

今思うと和至の純朴さを出したいのかぼーっとさせたいのか、目が無表情なのが...。
だからどんなに愛情を言っても、さくやにはいまいち言葉どおりに思えなかったのかも。

ちょっとさくやには、色々物足りなかったかなぁと思いますが、
でもBL初心者向けという訳でもない、不思議な位置にあるお話だと思います
お話のぽんぽんっという感じの流れは好きなんだけどなぁ。

楽天ブックスだと画像が無いので、コミコミさーん♪





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Last updated  2008.01.24 00:28:26


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