くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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今日の花 New! mlupinさん

2008.02.04
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カテゴリ: BLコミックス
登場人物が全員美形だと、いかにも夢物語という感じでうっとりしちゃいますね


「極上の恋人 2」
水名瀬雅良先生
アクアコミックス



須田良海は、超ワガママで生意気な16歳の新人モデル。
マネージャーの匡弘は、いつもその言動に手を焼いている。良海に強引に迫られて
何度か体の関係は持ったものの、「良海レベルでは問題外」と
まったく相手にしない匡弘。そのことで熱くなる良海に、トップモデルの
アキトくらいになれば考えてやるとたきつけると、良海はアキトを越えてトップに

そして、これまでとは違う真剣な態度で、モデルの仕事にのめり込んでいくが――!?


うーん、ご褒美をちらつかせて上手くお子様わんこを育てる年上の美人受けさんと、
最初はワガママ言い放題なのに、どんどんご主人様を好きになってしまって
頑張って褒めてもらおうとする年下わんこという感じで(苦笑)

特に二巻は、良海が匡弘への気持ちが愛情だとはっきり自覚した分、じたばたしつつ
匡弘に認めてもらいたい一心で可愛いです(笑)
生意気さは残しつつも、格好良く素敵な男性として育っていく感じが伝わって。
良海が匡弘に、何か言ったり、恋人として認めてもらおうとするたびに
「アキトを超えたら...」と言われれば、頑張るしかないものね(苦笑)

アキトと匡弘の複雑な「恋人関係」のことも描かれていて...。
以前から恋人同士でしたが、お互いモデルをしていた頃、アキトへ恨みを持っていた

トップを目指すアキトのマネージャーになり、アキトは匡弘を支えようと思っていても
その愛情は同情からかも知れないと、思いつめた匡弘が
「少し距離をおこう」と、その間は誰と過ごしても文句を言わないと約束して
今を過ごしているというのが......何とも言えないなぁと。

簡単に、信じられないなら別れてしまえばいい。という事でもないんですよね

ただ、事件のせいで「愛情」を素直に思えなくなって、
ぎくしゃくしてしまっているのが、確かに切なくて痛いんですけど...
素直じゃないというか...変なオトナの意地もあるのかなと。

さくやとしたら、どちらにしても解放された方が良いのではないかと思っちゃいますが。
お互い「モデルとマネージャー」として、とても近くにいながら
「誰と一緒にいてもいい、誰かを本当に好きになったらその時は別れよう」と
決めているのは、結局最後をどこかで望んでいて、残酷としか思えなくて。

でも攻めは本当に大切に想っているのに、受けは「そんなに想われているわけが無い」と
思っているシチュエーション、さくや大好きです!(苦笑)

攻めが想いが伝わらなくてぐるぐる悩んでいると、うきうきする...(笑)


今回はラブというよりは、
良海のモデルとしての自覚と成長と匡弘との駆け引き、
モデル業界の暗い部分、けして実力主義ではないところとかが描かれているので、
色々と考えてしまいますが、上手く良海のやる気を操作している匡弘が、年上美人受の
醍醐味という感じで、甘い駆け引きで楽しいです
上手に出来たら、ちゃんとご褒美もあげているし(笑)

良海が匡弘を求めて頑張っている分、匡弘もだんだんと熱い想いに絆されていってて
まだ16歳のお子様の気持ちに答えたくないと複雑に思いながら、
真剣な良海の想いが心地良くなっていくんですね~♪

アキトと匡弘が少し会ってただけで、抱かれていないか乱暴に身体を調べて、
泣きそうな顔で「俺のモノになれよ...」という良海には...可愛いーっ!!と
叫びたくなります(笑)

最初の頃は、匡弘が良海に仕事をもってきても「受けてやってもいい」とかだったのが
どんどんとトップであるアキトに負けないように、実力をつけて行こうとする姿に
タイトルの「極上の恋人」は、やっぱり良海なのかなと。
...一巻では、最悪の生意気ワガママお子様キャラでしたからね(苦笑)

とはいっても、良海へアキトへの想いを語る場面での幸せで輝いている匡弘の微笑みも
「本物の愛」だし、少しずつ良海の想いに答えていってしまいそうになっているのも
本当だし。

さくやは、この葛藤は当然だと思うけど、読む方によっては優柔不断ともとれるのかな?
「嫌いだから離れたのではない」アキトへの愛情はあってあたりまえだけど、
無駄な時間とはいわないけど、今まで答えを出せるのに出してこなかったんだから
新しく幸せになっても良い...と思うのよね。
でなかったら、アキトが幸せにしていたはずだし。
(雑誌では、どちらの想いを選んだのか結果が出てる頃ですが・ニヤリ)

親の力でモデルになった良海が、事務所の力ではなく自分の力で仕事を掴みたいと
真剣に願って、でもこういう世界だと、お前も親の力で入ったじゃないかと
はっきり冷たく言う毅然とした匡弘の言葉が、きついけど現実を教えていて
良海を良い意味でも、悪い意味でも大人にしていってて、
すごく恋愛を除いて見ても、ふたりの微妙な関係が良いなと思います

うーん、でも良海がはっきり想いをぶつける分、やっぱりアキトの存在が良い位置で
存在感はあるのに、曖昧でどうしようもないのよね(苦笑)
傷ついた匡弘を本当に大切に想っているのだったら、何を言われても片時も離れずに
守っていれば良かったのにと思えるし。
離れたのに、匡弘に「オレ以外の男に夢中になるな」と言ったり
何かの折に自分のもの扱いの言葉を言うのが、ちょっと...身勝手に縛ってて。
アキトは本当は、一時でも匡弘と別れているとは思っていないのかもしれませんが。

好きな人が悩んで出した答えとはいえ、了承して距離をおいた神経が解らない~っ。
だから、結局終わりが見えているのに本人たちだけ認めたくなくて立ち止まっていて。

それが「オトナの恋愛」と言われれば、さくやは何も言えませんが(苦笑)

年下ゆえの形振りかまわない良海の勢いと、コントロールしていると思いながらも
引きずられていっている匡弘で
年下攻め×年上受けを読むには、とてもこういうCPだからこそのお約束が
いっぱい入ってて、期待を裏切らないで楽しく読めて良いお話だと思います

描き下ろしで、大学生の頃の匡弘とアキトの出会いのお話が描かれていますが、
未来を考えると切なくなってしまいますが、
内心はどうであれ、若者同士という感じですごく爽やかな始まりで
匡弘のまっすぐな将来の夢への視線が綺麗なのが、とてもこころに残ります
アキトもそんな匡弘に、一瞬で恋に落ちましたが、さくやも匡弘にドキドキ(笑)

ただ...良海が16歳設定はきついんじゃないかな~(笑)
水名瀬先生の絵柄としても、お話の流れとしても(せめて18歳とか)
いつも「16歳」の言葉が出る度、「!?...そうだった!」とびっくりするので(苦笑)

お話も切ないけどお洒落だし、絵も綺麗なのでおすすめの本です♪





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Last updated  2008.02.05 00:33:47


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