御城プロジェクト 0
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「不二君、僕は貴方に会えてとても幸せだと思いますよ」「どうしたの観月、急に」「だからね不二君」「いつまでも僕の顔色を伺うような、鬱陶しいおどおどした瞳で見るのはおやめなさい」あの試合でプライドを木っ端微塵に叩きのめされたのは僕なのに一番傷ついて後悔しているのが貴方だなんてばかばかしい過ぎて吐き気がしてくる。こんなにもきみとは一緒にいるのに。きみはいつまでも目の前にいる僕ではなく、あの夏の崩れ落ちて俯いている僕を見ているああ、なんて鬱陶しい。すきなのは純白、だからきみがすきすきなのは挫折、だからきみをすき
2010.04.04
28書きたいって日記に書いていて、何ですぐ書けたのが不二観やねーん!(ばしっ)ふたりのお話も言葉もシチュも流れも大まかには出来ていたのに、いざ文字にすると難しいものですね...。めちゃくちゃ雰囲気だけの不二観のお話ですが、「首を~」という表現がずっと合って、現実的には力的に出来ないけれどそれくらいの凶暴性がある、というようなのが書きたかったので、言葉に出来て嬉しい。これをじっくり書くとただの猟奇話になっちゃうもの(苦笑)現実的にして折れなくてもその艶やかな黒髪を掴んで...と途中まで書いていたけれど、余計な言葉かなと。今28熱が高いので今のうちにそちらも言葉にしたいなというか最初の不二観のお話がこれって、どうなのでしょうまだ不二への恐怖心が観月にはあるって解っているから最大限にどろどろに甘やかして思い上がるのはいいけれど、でも逃げられそうになったら最終手段を簡単に。そんな不二先輩。
2010.02.11
命拾いしたね、観月にこりと笑った●きみに恋してる休日の予定を聞いたら他校に行ってデータ収集だというから、無理矢理僕もついてきた。だってそうでもしないと平気で何日も会えないのだもの。観月は薄情だテニスをしていない僕など何の価値はないと、会う必要は無いと言わんばかりに。今だって横にいる僕の事はずっと無視で、目の前のコートに立つ選手たちを食い入るように見つめている。そう、まっすぐ時折微笑を浮かべて。あぁ、一緒にいるのは嬉しいのになんてつまらないんだろう折角観月といるのに、真っ暗闇にひとりぼっちになったみたいでむかむかしてくる視線は合わない僕は観月を見つめているのにいっそうの事片手で掴めるような真っ白で細い、その首の骨を折ってこちらに向かせてしまいたいそう思ったらドキドキしてきて、楽しくてしょうがなくなった。ゆっくりと右手を観月の首の裏側に近づけ...「何ですか、不二くん?」こちらをずっと見てよく飽きませんね、なんて。訝しげな表情だけれど、でも。こっちを向いてくれたからよかった、ちょっと残念な気持ちがあるのが怖いけれど観月の瞳に僕が映ってるなんだか一気に満足しちゃった。観月もよかったね「ねぇ観月。気がすんだら美味しい紅茶でも飲みに行こうよ」
2010.02.11
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