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2006.07.07
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カテゴリ: 映画の話
私の周囲で、私がその批評眼をとても信頼している映画好きの人々が、去年こぞってベタほめしていた作品。

期待通り、連日の寝不足にも関わらず、最初からギューっと引き込まれてしまいました。
ちょっと、ビックリしちゃうくらいよい映画でした。

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冒頭、文化祭の準備ににぎわう校舎の中。
主人公の少女が、友達のいる教室を一つひとつ覗きながら廊下を歩いていく長回しのシーンで
「あぁ、そうそう!学校ってこんな感じだった~」
と、遥か彼方に過ぎ去った(?)自分の「あの頃」が鮮やかに蘇ってきました。

高校の文化祭直前に、軽音部の女の子たちが組んでいたバンドがケンカ別れ。


夜、練習の休憩時間に、お喋りしながらお菓子やジュースをつまんでいるとき、4人のバンド仲間の1人がポツリと
「きっとこういう時間の方がずっと残るんだよ。本番になったら夢中で、何も覚えてない」
という意味のことを言うシーンがあります。
今思えば、学生時代の記憶でいつまでも心に引っかかっているのは、確かにそういう「周辺事項」の、それもとびっきりくだらなかったり、何でもない出来事だったりする。

そういう、ある思い出の中の「忘れられない時間」だけを切り取ってつなぎ合わせたような、テンポのよさも私好みでありました。

約二十年分の隔たりがあるはずなのに、彼女たちの高校生活の一コマ一コマに「懐かしい」「こんな感じだったなー」という感覚を呼び覚まされ、それが不思議と心地いいのがうれしかった(歳のせいなのでしょうか?哀しいことに、若い人を描いた映画・ドラマに、どんどん心地悪いものが増えている…)。
「あの頃」「あんなふうに過ごした時間」は二度と帰ってこないことを、知り尽くしているオジサンオバサンの心にこそ、この映画の魅力はストライクなのかもしれませんね。

ブルーハーツの楽曲をこの映画のモチーフに選んだことは、大きな成功要因の一つだと思う。
ボーカル・甲本ヒロトさんの実弟、甲本雅裕さんの、情けなくも心やさしい教師役もいい味出してます。

本作品とよく似た路線の「がんばっていきまっしょい」や「ウォーターボーイズ」も大好きなのですが、ふと考えてみると、東京や大都市の高校生はこういう作品にはまず出てこないのですね…。なんでだろう?

【こんなものも出ているのですね~。ペ・ドゥナファンは必見?】
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最終更新日  2006.07.07 14:24:05
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