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「大人のお稽古」ピアノの練習日記を書かれているケイさんが、採用されているこのテーマ実は、私が最初に投稿したものだ。そのころ書いていた最初の日記は、とっくに閉鎖してしまったというのに、このテーマはいまだに、多くの方に採用され続けている。昨日の日記で、「先生に見放された」と書いたが、それは間違い。いい年をして、生まれてはじめて楽器を始めた生徒に、先生が期待していることなんて、はじめから何も無い。「ひょっとして才能が!」なんて期待をもって練習が、「努力」と認められる「子供のお稽古」と才能なんて、かけらも期待できない。どれほど練習に時間を費やしたところで、趣味でやっている限りは「遊び」としかみなされない「大人のお稽古」は、余りにも違う。サックスの練習を再開したものの、バンドへの復帰は、ずっとまよい続けていた。テンポが速く、難しいバンドの曲は、そうとう練習しなければ、とても出来ない。今の私の手が、その練習に耐えられるとはとても思えない。易しいところだけ吹いて、聞いているだけも、勉強にはなるが、それでは飽き足らず、やりたくなってしまうのが目に見えている。今は、諦めるしかないかな。代わりに、ジャズ・ピアノの練習を再開することにした。もともとは、スケールやコードの勉強のために始めたピアノだが、2年前からずっと取り組んできた、ブルースの教本が、残り3曲。これだけは、どうしてもやってしまいたい。と、思い、始めたものの、いきなりトリルの連続。今は無事な右手の小指の関節も、おそらく無事ではすまない。ぐるぐるテーピングを巻いてやるが、やはり痛いなあ。練習時間は1時間が限度。それで、なんとか、出来そうな目処がついたら、レッスンの予約を入れよう。そうまでして、何故やるんだろう・・。「大人のお稽古」
2005.09.29
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「朝練」なる教本が、それぞれ楽器別にある。夫がその「ベース用」を買ってきたが、「オレには合わない」・・彼はいう。「だって、毎日スケールをやりなさい・・とかさあ。オレ向きじゃないよ」彼は仕事が忙しい。そんな時間は無いのだから、言うことはよく分かる。でも、もし時間があっても、やらないんじゃないかな?と私は思っている。同じ先生に習っているサックス。彼は、練習時間が無いからと、ジャズ用の薄いエチュードを一冊と曲のみ。スケールや、ロングトーンなどの基礎練習は全くなし。出来ないんだから仕方ない。5線紙に、テーマとコード。それとアドリブに必要なスケールを書いて、それを見ながら吹く。それが、なかなか上手いらしい。センス・・なんだろうなあ。なかなか良いアドリブを作るらしいのだ。毎日、スケールやロングトーンに長い時間を割き、さび付いた頭に汗水たらして、理論を叩き込んでいる私に「素人なんだから、そこまでやる必要ないよ!」と言い切る。そんな言葉に、とても傷つく。やりたくても、彼には時間が無いのだから、仕方が無い。だけど、私は彼のように、すらすらとアドリブなんて出来ない。手も動かないし、音も出ないし。頭だって回らない。だから、上達のために必要とされている勉強を、こつこつと積み上げて行くしかないんだ。基礎練習は大事。だから、これだけ上達したと、成果が示せないのが辛いなあ。挙句の果てに手を壊しちゃったんだから、ますます、何もいえない。「いつか、役に立ちますよ!」というザッキーさんの言葉が、とても嬉しい。「あんまり、頑張らないほうがいいんだけどな。これ以上手を壊したら、もう楽器が持てなくなる・・」と私のことを、先生がレッスンでこぼしていたらしい。先生が優しくなった・・なんて喜んでいた私がバカ!「バカヤロ~!根性なしで、出来損ないの私の手。おまえがしっかりしないから、先生に見放されちゃった、じゃないか!」じっと手を見る。「バカはお前だ。私が、こんなになるまで、練習に付き合ってやったんだから、もうちょっと成果を出せ!いい加減、付き合いきれないぞ」と怒鳴り返す声が聞こえる。手に、逆に叱られてしまった
2005.09.28
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出来た!と思っても、やっぱりどこか違う(笑)前回のレッスンで先生に作ってもらった「耳コピー」用の教材。普通、耳コピーはアドリブの勉強のためにやるものだと思うが、私の場合、それはもちろんあるが、今の段階では、リズムの勉強の要素が強い。初歩的な問題で、お恥ずかしい限りなのだが、私は、レッスンでクラシックのエチュードしかやっていないので、前と後ろ?で、長さの違う、ジャズの八分音符や、八分休符が、今だに、よく分からない。先生にとっても、言葉で説明するのは難しいことらしく、「自分で聞いて、感じ取って欲しい」と言われる。バンドで他の人と、一緒にやっていれば、それなりに、あわせられているよう・・ではある。とはいえ、ぼ~っと聞いていただけでは、いつまでも、ぼ~っとしか分からない。ぼ~っとしか分からなければ、ぼ~っとしか吹けない。強くアタックして、はっきり切る!歯切れの良いジャズのシンコペーションなんて、とてもじゃないけど出来ない。アドリブなんて、少ない音でもカッコよく出来るんだよ!とは言うものの、それは、リズムがしっかりしていれば・・こそ。「こんな風に聞こえる音は、譜面にはこう書かれる。譜面にこう書かれているものは、こんな風に聞こえる。」それを、しっかり勉強したいと思った。ここはスタッカートか、休符が入っているのか、イチ、ニ、サン、シ!と声に出したり、鉛筆でテーブルを叩いたり、音符と休符の長さを確認しようとすると、肝心のサックスの音ではなくて、パソコンで作ったカラオケのベースの音しか耳に入ってこなくなっちゃうのが、困りもの(笑)ジャズの曲は、小節の区切りをまたいだ音が多いので、本当に分かりにくい。でも、先生が、易しく作ってくれているこんな教材くらい、ちゃんと出来なきゃ!ピアノで音を拾って譜面におこすから、音はC。これを、E♭に書き直さずに、頭だけで移調できるようになりたい。それも、練習。本当に大変。でも、私のようなぶきっちょサンは、人の何倍も苦労を経ることで、どうにか身に付いてくるものだと・・今は信じて頑張っている(笑)
2005.09.27
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その音は、依然と変わらぬ美しさ。より豊かな生命力を伴って、会場を満たした。つい眼が行ってしまう、人差し指の付け根。傷跡・・が見える。Hさんのお家芸とも言える、フリージャズ・・の世界。フリーとは、自由であるということ。様々なジャズの決まりごとを離れた自由。さらには、聴き手の心を解き放つ自由。「音」には、こんな力があるのか!と驚かされる。Hさんの音に、無防備に開かれた心の鍵。解き放たれた、私の中の・・何か?鏡のように凪いだ水面。吹き荒れる嵐。目の前に広がる。様々な光景。「音」に誘われる、様々な世界。「ふ~っ!」大きな深呼吸を一つ。どうやって、帰ってきたのかも分からない。現実の自分に戻るとき。ステージのその人は、いつもの、恥ずかしそうな笑顔で、ひょこっと頭を下げた。鳴り止まぬ拍手。多くの人が、「日本のジャズ界の宝」と賞賛するHさんの音。そのお帰りを待ち望んだ多くの人で、埋め尽くされた会場。いつのまにか、こんな音楽が楽しめるようになっている自分に驚く。「よい音」は、こんな歳になった、私の耳や感性までも、育ててくれるもの・・らしい。
2005.09.26
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朝、目が覚めると、布団の中で、まず、手を動かす。よかった、ちゃんと動く。痛くないね!大丈夫だね!昼間はほとんど痛みを感じなくなってからも、朝、起きたときの痛みだけが、ずっと続いていた。「どうか、痛くありませんように」毎朝。毎朝。祈るように、手を動かしてみた。痛くなかった、その日の嬉しさが、忘れられない。練習を再開して、数週間。練習の後は、しっかり、手を冷やすように言われているが、忙しくて冷やす時間が取れないこともある。朝、目が覚めて、祈る思いで手を動かす。よかった、今日も痛くない。よかった、今日も練習が出来る。どうか、どうか、頑張って・・私の手!今日は、手の手術から、復帰した、Hさんの音との再開。人差し指の付け根の軟骨が、完全に失われているという。今でも、焼け付くような痛みが、続いているに違いない。楽器全体が、歓喜に震えるような、美しいHさんの音。復帰を、心待ちにしつつも、怖くて、聴きに行くことが出来ずにいた。「あの音」にまた会えるだろうか?歓喜の声が、手の上げる悲鳴に聞こえやしないだろうか?悲しみや苦しみは、時に、喜び以上に、人を感動させるもの・・ではあるが。
2005.09.25
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開店1時間前に到着したが、すでに先客がいた。お腹の持たない娘達のために、私はマックへ買い物に、期間限定のマスカットシェイクを飲みながら、かすかに聞こえてくる、リハーサルの音に、耳を傾ける。開店時間が、近づくにつれ、長くなる人の列。リハーサルを終えた、ミュージシャンが、入り口から顔を出す。「ほら!」ベースのRさんが、CDを手に持って見せてくれた。「わ~い!頂戴!」といったら叱られた。テーブル席は、あっという間にいっぱい。立ち見客で埋まりそうな店内。やはりすごい!ジャズのライブは、おおむね女性客が多いものだが、仕事帰りのためか、それともライブのため、着るものへの出費が抑えられるのか、ライブハウスで見かける、若い女性のファッションは、比較的、大人しい傾向にあるが、このグループは違う。グラビアから、抜け出してきたような、容姿、メイク、スタイル、ファッション。なんとも華やか。業界関係者も多い。ライブの後、ミュージシャンと連れ立って、店を後にする姿も見られる。この華やかな集客の三分の一の要因は、長身の男前ドラマー。どうしたわけか、私は、この方の奥様に間違われたことがある。人生最良の人違い(笑)ジャズに伴う、なんだか分からない、難しいイメージのかけらも無い、彼らのステージ。ミュージシャンは、ゲラゲラと笑いっぱなし。やってることも、どうみてもめちゃめちゃ。MCナシのぶっ通し、コミックバンドというのでもないが、底抜けに楽しく、ヤケドしそうに熱い。「こういう、ロックみたいなの苦手なんだよな~!」といいながら、普段は聞けない、先生の演奏が楽しい。レコーディングの翌日のレッスン。「お疲れ様!」というと「いや~!楽しかったよ」という返事が返ってきた。こんな言葉が聞けるのも珍しい。ミュージシャンも楽しい、客も楽しい。みんなが楽しい?これから、発売記念ツアーが続く。芸術の秋。食欲の秋。スポーツの秋。先生、お子さんの運動会や学芸会は、見に行けるのかな?それが仕事とはいえ、楽しくないのは、家族だけ・・かもしれない。人違いは、嬉しかったけれど、ミュージシャンの妻には、なりたくないな・・と思う。
2005.09.23
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いい年をして楽器を始めた私の、おそらく一番の課題は、耳。同じにサックスを始めた夫は、子供頃から、クラシック・ギターをやっていた。ギター弾きさんは、自分でチューニングをするので、抜群に耳がいい!その点、調律師さん任せのピアノの場合は、もう一つと聞いた事がある。レッスンでも、自分の音程の狂いがよく分かる。先生にもほめられるようだ。悪いのがわかっても、直せないのだから、自分では楽しくない・とは思うが、さっぱり分からない私には、羨ましい限り。3歳からピアノをやっている娘達は、絶対音感が完璧に身に付いている。これまた、とてつもない耳の持ち主。Kレコードで以前企画された、ジャズ・バトルのCDを聞いて、ライナーに書かれていたソロのオーダーの違いに気づき、ミュージシャンあてにメールをして、驚かれたことがある。絶対に勉強になる・とは思いつつ、自分にはとても無理!と思っていた耳コピー。やってみる気になったのは、腱鞘炎のおかげ(笑)たまたま、出来そうな曲があったというのもよかった。先生には、沢山直されたけれど、一曲全部、譜面に書きおこした達成感は最高!・・と、これで、満足してちゃ、いけない。身に付き方も格段に違うはず。練習しなきゃ!プロの演奏のほとんどが、とても手の出ないものばかり。手ごろな教材が見当たらないので、先生にお願いしてみることにした。カラオケにあわせて、ブルースのアドリブを何コーラスか吹いてもらって、録音した。「難しいことをやろうと思わないで、少ない音でも、カッコイイアドリブは出来るんだから!」いつも言われる先生の言葉どおりのアドリブ。繰り返しを多くして、取りやすく作って下さった。ヘッドフォンで聞きながら、ピアノで音をなぞる。やはり、簡単に・・というわけにはいかない。でも、これは紛れも無い、先生の音。流れる汗。ライトに照らされる、真っ赤な顔。ステージでの先生が、見えてくる。3年前、私の耳が恋をした、先生の音だ。私をジャズに誘い。この手に楽器を持たせてくれたその人の音。こんなに楽しい練習は無い。この音をすべて拾える耳になりたい。次のレッスンがとても楽しみ。今夜は、先生のライブ。今年2枚目になる、参加アルバムの発売記念ライブ。開店前から、沢山のファンが長い列を作るだろうな。ますます忙しくなって、いつまでレッスンしていただけるか分からないけれど、楽器を手放さない限り、先生は、いつまでも、私の先生だ。
2005.09.22
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ハーネスという言葉を聞くと、まるで犬か馬にでもなったような気がする。手がすこしでも楽になるようにと、ストラップをショルダー型に変えてみた。楽になったかどうかは、分からないけれど、重心のかかり方がだいぶ違う。アンブッシャーも、手の動きにも違和感があるが、これは、休んでいた期間が長かったため、ばかりではなさそうだ。それにしても、トップバストの上に丁度くるストラップの留め金。乗っかるでもなく、引っかかるでもなく・・。「胸の大きい人は、使い難そうですね!幸い、私は、邪魔になるものは、ありませんけど・・」と先生に言うと、「そういう、コメントできない質問は、やめてくれる!」う~ん。大人の答えだ!(笑)本当に、久しぶりの、楽器を持ってのレッスン。宿題の、Dominant 7th の、Available Scale を順番に吹く。書いてくるというのが、宿題だったから、あまり練習して来ていない。かるく?すこしヤバイ・・が、なんとか出来た!次は、バークレーのスケール教本を、Cから、テンポ120。「一つ、忠告。だんだん、息が吸えなくなって来る。4小節ごとに、休みを入れて、たっぷり息を吸うように」代わりの先生が来ていた時は、息が続かなくて、そればかり言われていた。それを言うと。「君には、それをさせないほうが良いと思う。スタミナをつける練習じゃないからね。メトロノームに合わせて、テンポをきっちり!」やはり、リズムが課題。なんだか、優しい、今日の先生。力を抜こうと、手をぶらぶらさせていたら、「痛むの?休憩しようか?」うわ~!なんだ?またまた優しい先生。次に私のリクエストで、耳コピー用の教材を、先生にカラオケに合わせて吹いて、作ってもらった。次のレッスンまでに、譜面に書き起こして、練習してくる。生意気なお願いだと思ったが、快く引き受けてくださった。やっぱり、優しい先生。ダビングして、こっそり売ったりしないからね!(笑)「マイナーの2-5-1の1のところで、ドリアンのスケールを使う場合が多いようなんですが。どうしてですか?」「それは良い質問!」あら?珍しい、褒め言葉。どうして今日は優しい、先生。その先は、モード・ジャズの講義。両手腱鞘炎になった生徒は初めてだという。他でも、サックスで両手腱鞘炎なんて、聴いたことが無い・・そうだ。何度も、何度も、「申し訳ない」と言われた。いつもの気難しい先生とも、ライブでの、愛想のよいミュージシャンとも、まるで違う。はじめてみる、そんな先生の顔。こんなに優しくレッスンしてもらえるのも、腱鞘炎のおかげ(笑)でもなあ・・。あんまり優しくされて、惚れちゃったら、どうする?(爆)かるく、すこし、微妙に・・ヤバイ・・かも
2005.09.21
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先生のバンド仲間のベースのRさんより、ツアー先の石垣島から、突然の電話。ニューヨークから来日している、友人のドラマーのライブが、週末にあるという。とてもよいドラムだから、ぜひ聴いて欲しい。Eもいるしね!・・ということだ。Eというのは、私の先生。そのライブのことは、当然知っている。行きたいと思っていた。でも・・。「歩かなければ、治る。歩いている間は治らない」といわれていた脚。諦めようと思っていたところだった。だけど・・。Rさん直々のお誘いを、お断りすることは出来ず、思い切って、出かけた。お店の入り口で、まるで私達を待っていたかのように、Rさんが出迎えてくださった。「ちょっと待って!」と楽屋から、小さな包みを手に戻り。「石垣島のお土産!」と言って、娘達に手渡された。なんて嬉しい!わざわざ電話を下さったのは、集客が厳しいのかな?と思いもしたが、店内は結構な賑わいだ。同じく、石垣島帰りの、先生も、ピアニストのKさんも、元気な顔を見せてくれた。ドラマーのFさん。失礼ながら、丸顔のおじさん?といった感じ。やや服装は派手ながら、どうみても、休日のサラリーマン?位置に付いて・・さあ、はじまり!はじまり!Rさんのライブでは、おなじみのブルース。・・だけど、なんだか、空気の質感が違う。思い切り振り上げて、力任せに叩く。なんてしぐさが微塵もみられない。とても静かな、Fさんの手。何センチ?何ミリ?定規で測ってみたくなる、細かなステックの動き。さらに、細かな音。全てを拾い切れない、未熟な耳が恨めしい。「コレハ、ナンダロウ?」決してでしゃばらない、それでいて空のような豊かな存在感でステージから、客席までを包み込むドラム。なんだか、途方も無く、すごい人かもしれない。1ステが終わり、休憩時間に、挨拶に見えたE先生は、やたらとご機嫌。石垣島は、とてもよかった!と自前のバリカンで、さっぱりと刈り上げた坊主頭を、ぐるり!昼間、グラビアの撮影があったと言っていた。ご機嫌の理由は、石垣島でも、撮影の為ばかりでも、ないだろう。「すごいですねFさん」と私が言うと「そりゃあね!これがドラムというものだよ。日本の若い人に、これを聞いてもらいたいね~!」誰もが認める、屈指の人気ドラマーを自身のバンドに擁する先生のお言葉。「これが、ドラム」なら他は何だろう?こんな音の前に立つ、フロントの至福の気持ちよさを、ふと思う。続いての2セットが終わり、Rさんへのご挨拶に楽屋に顔を出した。Fさんはやはりどうみても、休日のサラリーマン?「な?すごいだろ!」とこちらもご機嫌のRさん。娘が鼓笛隊で、小太鼓をやっているという話をしたら、「ステックをあげたいところだけど、また、ツアーが残っているから・・ゴメンネ」とFさん。「また、来年も来るから、その時に」とRさん。FさんのCDを注文してあったのだが、間に合わず、持参できなかった。サインがもらえないのが、残念。と言うと、「それも、また来年!」一年に一度、大きな海の向こうから来るFさん。天の川の向こうの、彦星の様だと思った。来年。もっと、もっと、よい聴き手になって、この音に、また会いたい。
2005.09.20
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長い一日の終わり、パソコンを立ち上げて、ここにきて、最初に目に入った、掲示板に記された「ザッキーさん」の言葉。嬉しくて、涙が出そうだ。プロの方は、どうしてこうも、いい年して楽器を始めた、不器用な「かあさん」に、優しいのだろう。腱鞘炎で、楽器を持つのを禁止されている間。毎日のように、開いてみていた昨日の日記の「Nさん」のHP音楽との出会い、音楽への思い。これまで出会った、沢山の友人。真摯な飾らない言葉。こんな方と友達になれたらいいな!という気持ちにさせられる、とても素敵なHP。BBSにライブの感想を書いた折、付け足した「腱鞘炎」の言葉に「ポジションに問題があるかもしれません。メールで指導させていただきます」のお返事。藁にもすがる思いで出したメールに、さっそく、丁寧なアドバイスを頂いた。後日、お礼方々出かけたライブで、両手の派手なテーピングを見て、私と分かったのか、Nさんの方から、声をかけてくださり、さらに、丁寧な説明をしていただいた。その後、別の場所でのライブに、自分の楽器を持ってうかがい、キーの重さなども、見ていただいた。「足を向けて眠れない」と思う人の一人。「手に力が入っているんですね。コツがあるんですよ。おへその上の腹筋を使うと、手に力がはいります。おへその下の腹筋を使うように意識してみてください」そうアドバイスくださったのは、ベテランのアルト奏者のHさん。やはり、ライブの後。握手を求めた際、両手のテーピングを見て、のことだった。明後日は楽器を持つのを許されての、初のレッスン。それまでやっていたエチュードをやってくるように、先生に言われた。出来なくて、出来なくて、手を痛めてしまった曲。焼け付くような痛みの記憶が戻くる。とても怖い。やはり、思うように手は動かない。「力を抜いて!」と思えば思うほど、力が入ってしまう。どうか、どうか、頑張って。出来損ないの私の手。なんとか、壊れないでいてくれることを祈るばかり。
2005.09.19
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好きなプレイヤーは?と聞かれて、近頃、真っ先に、浮かんでくる・・「その人」名プレイヤーでもあり、指導者としても定評のある、アルト・プレイヤーのNさんのHPに、レッスンの内容が書かれている。どれどれ・・どのくらい出来るかな? 初級偏 ・すべてのキイでの Major Scale(1オクターブ)・・ これは大丈夫 ・Dominant Scale ・・・これも、大丈夫 ・この2つのスケールを組み合わせ、Dominant Motion ・・・これも大丈夫 ・ Triad(三和音)転回形・・・これも、大丈夫。 ・Triad に ♭7th の音を付け加えます・・・これも、大丈夫 ・4度進行の練習・・・これも大丈夫。毎日やってます! ・Tension Notes(9th, 11th, 13th)・・・知ってはいます。 ・Scale と Chord の関係 ・・知ってるつもりではいますけど? ・トライトーン(3rd と 7th)のコード・チェンジ上での動き・・はて? ・簡単な 2-5-1 のフレーズをすべてのキイで練習・・これは、課題です。 ・Blues の理解・・・理解、したいものです(笑) 中級編 ・リラックスしたアンブシャー ・姿勢(体の重心など) ・横隔膜の使い方と呼吸について ・ゆっくりとした暖かい息について ・・・・ 出来るといいなあ~! ・Be Bop Scale ・・・知ってはいます。考えながらなら出来ます・・多分 ・テンションの変化を理解(Alterd Sccale, Lydian♭7th Scale, Combination of Diminished Scale など)・・知ってはいます。 ・メトロノームを使った、ジャズの8分音符の練習・・・苦手です。 マイナスワンのCDに合わせてだと、もっと難しいです。 ・トランスクライブ(アドリブのコピー)と分析、そしてそれを自分のものにする為の練習 ・・・・・わあ!難題です。とても手が出ません(笑) ・それぞれの音をコードから見た度数で考える練習。 ・・・・・そう、出来るように努めます。最初、これを見たときは、こんなのは、プロを目指す若い人のためのレッスンだと思っていた。先日、Nさんのライブで、生徒さんとお会いして、本当にそのまんまなのに驚いた。40代で、楽器を手にした、普通のサラリーマンの男性。毎日仕事で帰りは遅く、家には防音設備なんて無い。楽器にタオルを詰め込んで練習。夜、スーパーの駐車場に出かけて、練習。早朝、人気の無い広い公園で、練習。この過酷なレッスン・メニューに、必死で取り組んでいる。Nさんの演奏と、人柄にほれ込んで、その音に、すこしでも、すこしでも近づきたいという思いがあってこそ、出来ることだろう。テクニカルで、スリリングで、汗一つかかない、クールなプレイと、腰の低い、穏やかで謙虚な人柄。たわわに実った、頭を垂れる稲穂のイメージそのもののNさん。もし、私がNさんの生徒だったら?「いいですね!」の一言が聞きたくて、必死にやるだろうなあ。いや・・その前に、Nさんと二人きりで、同じ空間の空気を吸っていると思うだけで、気が遠くなりそう(笑)Nさんのレッスン・メニューにあるような、スケールその他、多くの決まりごとを覚えるのは、とても大変。とはいえ、時間をかけて、集中して取り組みさえすれば、「覚える」ことは出来る。だけど、もっと大事な「よい音質」「正確なリズム」「音程」さらに「表現力」なんてものは、どれほど時間をかけたところで、そう簡単に身に付くものではない。勉強には、色々ある。限りある時間の中で、どれに、どう取り組むか、Nさんは、とてもよい道案内をしてくださる方のような気がする。
2005.09.18
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夫が飲み会だというので、娘達を連れて、お友達のKちゃんのお店に、晩御飯を食べに行った。若くて、ハンサムなご主人と二人で、美味しいお蕎麦屋さんをやっているKちゃんは、もとは、掲示板仲間。ジャズが好きで、アルトサックスを習っていて、私の先生のファンで、おまけに二人の女の子の母親。掲示板で、楽しいおしゃべりが弾み。たまたま、一緒になったライブハウスで、すっかり意気投合。今は、毎日メールをやりとりする、大の仲良し。Kちゃんに借してもらっていたCDが4枚、私が最近買った、お勧めCD、そして、娘は、Kちゃんに貸してあげるのだといって、今月号の「ちゃお」を持って、電車に乗って1時間。Kちゃんのお店に向う。Kちゃんは、とても色んな音楽を聴いていて、穏やかな口調ながら、実に鋭い感想を聞かせてくれる。子育てと、仕事に忙しい毎日ながら、一生懸命楽器の練習にも取り組んできた。そのレッスンを、ある時、急にやめてしまった。「先生が、何も注意してくれない。」とKちゃんは言う。スクールのテキストだけではダメだと思って、自分で探した色んな教材を持ってきて、やってもらった。先生はいつも優しく「いいですね」と言ってくれる。ブルーノート・スケールや、ペンタトニック・スケールを使った、簡単なアドリブのレッスン。好きな曲を、先生のピアノに合わせて吹く。「ジャズをやっているつもり、サックスをやっているつもり、それで楽しかったのは、最初の2年だけ。私がやっているのは、ジャズの真似ごと。こんなことをいつまでやっていたって、私のやりたいジャズには届かない。」小3から、吹奏楽部でテナーをやっている娘さんの練習を、側で聞くと、粒の揃ったキレイな音に、自分のやっていることとの差を見せ付けられる・・のだと言う。「僕は、君に音楽を教えるのに、適した人間ではないかもしれない」私の先生が、よくそんなことを言う。「僕はプレイヤーだ。色んなことが、ごく自然に出来てきて、今に至っている。それが出来ないという人が、どうすれば出来るようになるのか・・ということは、実はよく分からない。でも、これまで10年間、色んな生徒を教えてきて、少しづついろんなことが分かってきた。僕が先生である以上は、生徒が出来ないこと、やりたいこと・・・なんとかしてやりたい。と思っている」とても素直な、先生の本音・・と思って聞いた。習って出来ることには、限界があるのだ。友人のピアニストが修行時代にやってきたことを聞くと、とてもレッスンと呼べる内容ではない。来る日も来る日も、さまざまなアルバムをコピーしつづけ、自分の書いたアレンジを師匠に見せる。聴かせる。師匠のライブを手伝いながら、聞いて・・学ぶ・・というより盗み取る?この先に行き着くものが、おそらく、Kちゃんのやりたい音楽なのだと、私は思う。「どこかに、いい先生。いないかな?」とKちゃんは、言うが、そんな先生はどこにもいないということを、おそらく、Kちゃんは、誰よりもよく分かっているはずだ。
2005.09.17
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執刀医・・と紹介された先生は、ドラマに出てくる外科医のイメージそのもの。知性を感じさせる鋭く、強い力のある視線が、私を捕らえる。MRIの画像とカルテに貼られた検査データに目を通し、「院長は切れって?」・・・苦笑い、に私には見えた。「どれなんですか?」MRIの画像を覗き込むと、「これでしょう・・この白くなっているところです」瞬時に答えが返ってくる。でも、その場所は、先日、院長が指した場所とは違うところだ。「悪性のものである可能性は?」そう尋ねると「低いと思います。ですが、0か100かの問題ですからね。組織検査をしてみないと、断言は出来ません。」手術は下半身麻酔。入院日数は、4~5日から、場合によっては2週間。手術後2日はベットから動けない。さらに、2ヶ月は歩くのが不自由になる。想定されるリスクは、感染症・・その他。「取ってしまえば、すっきりはするでしょう。診断上はね」日に日に、症状は快方に向っているのだ。強く押さえない限り、痛みはないし。普通に歩けるようには、なった。家族への負担が重すぎる手術。今の状況では、とても受け入れかねる。たとえ、悪性のものであったとしても、急を要するものではない。あと一ヶ月、経過を見ることにした。普通に生活してみて、何か異変が現れるようであれば、その時に、手術に踏み切ろう。重苦しい包帯を外して、家に帰る。「お母さん!運動会、見に来れるの?」娘の笑顔に迎えられた。長かった、私の夏がようやく終わろうとしている。
2005.09.16
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小指の痛みが、数ヶ月続いていることに気が付いた。夏の初めの日。お蕎麦を茹でようとして、たっぷりのお水を沸かした・・重いお鍋が持てない。手が動かなくなってきた。難しいことは、繰り返し、できるだけたくさん練習するように・・と言われ、低い音、高い音、サイドキーやテーブルキーを使う音を、たくさん、たくさん練習していた。やれば、やるほど、出来なくなっていった。手が動かない。洗濯物を干そうとして、親指の付け根が痛んで、皺を伸ばせないことに気づいた。病院で、腱鞘炎といわれた。小指の痛みは、使い過ぎによる、関節の変形。これはもう治る見込みは無い。リウマチでなくて、よかった・・と最初に思った。「どういう使いかたをしたら、ここまでひどくなるのか分からない」と先生に言われた。「痛かったら、休むでしょう・・普通は」楽器を持ったその日から、手や唇や、色んなところが痛いのだ。そんなものだと思っていた。やっているうちに、痛くなくなってくる・・こともあるし、痛いから休む・・なんて、考えもしない。楽器を持つのは、当然禁止。パソコンも、よくない。重いものを持つのもダメ。家事は、無理の無い程度に。私はマジメなのだ。生徒としても、患者としても・・。先生の指示には、きちんと従う。一ヵ月半ほどして、親指の付け根の痛みだけはとれた。「こんな使いかたする人に、簡単に許可はだせないよ」とさらに、2週間の安静を命じられる。やっと練習再開の許可が出た。でも、休んでいる間、弱ってしまった筋肉は、すぐに元には戻らない。「テーピングをしっかりして、最初は10分~15分くらいから、練習の後は、よく冷やす。急に、前の練習のペースに戻すと、またすぐ悪くなるからね」しっかり、念を押された。練習を禁止される前に、やっていたのは、小さな音で吹く練習。「サブトーンが、できるといいな。大きな音を出そうとすれば、強く吹けばいい。でも、小さな音で、音が立ち上がるためには、息のスピードが必要。それが出来ると、音の立ち上がりが早くなる。音が滑らかにつながるようになるよ。指の動きを早くするだけではダメだ。家でも練習できるしね」ツアー続きで、先生がレッスン出来ない間、代わりに来てくださった、若いお弟子さんが、そんなアドバイスを下さった。楽器が持てない間は、ネックだけで、メトロノームにあわせて小さな音の「ロングトーン」を毎日やった。まっすぐな音で、出来るだけ小さく。楽器を組み立ててやるより、ずっと難しいような気がした。「こんなことも出来ないのか」とこれまでの2年間の練習の中身が悔やまれた。レッスンでは、様々なスケールを習った。手が楽なように、大きな五線ノートと、チョークのように太い2Bの鉛筆で、Mixo,Lyd♭7,H・P5↓,Alt.Dom,Combi.Dim,Whole Toneこれらの、全てのキーのスケールを書いた。「ここで、僕らは、その人の技量を判断するんだ。その人がどんな音楽を聴いてきたか、誰の演奏を勉強してきたか、6種類ある、どのスケールを使うか。それを使うためには、全てのキーの音を覚え、様々なフレーズを知らなければならないからね。私には、なんとなく・・しか分からない、それぞれの人の使うアドリブのスタイル、その人の音・・というのは、こういうところから、出てくるのか・・。先生の説明はとても分かりやすい。手がすこしよくなって、練習を再開できるようになっても、今までやってきた、エチュードはとても出来そうも無い。小さな音で、習ったスケールを吹いてみた。「出る単」「しけ単」の英単語の丸暗記のように・・今でもあるのかな?(笑)闇雲に覚える、というのではなくて、それぞれの音の連なりが創り出す世界の違いを、楽しんだ。微妙に違う、指の動きも、よいリハビリになりそうな気がする。耳コピーもやってみた。セッション505でやっていた、ウエス・アンダーソンのオリジナルのブルースが、とても簡単そうに思えて、それを全部、譜面におこして見た。レッスンにもって行って、先生に添削してもらった。「この音は聞こえないとね!ここでタンギングが入っている。分かるかな?」先生は、MDを聞きながら、すらすらと訂正していく。私が、まる三日も費やした作業を、ほんの数十分でやってしまった。これが、プロというものだ。いつもの練習が出来なかったから、出来たこと。ケガのおかげで、出来た時間。誰かがくれた、ご褒美かもしれない。今度は脚の手術。普段の練習に戻るのは、まだまだ先になりそうだ。さて、それまでの時間、何をして、過ごそうか・・。
2005.09.15
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「さあって・・どれどれ?」ルーペを取り出す院長先生。切り身のように並んだ、私の脚。静脈瘤だと言われ、肉離れだと言われ、腫瘍だと言われ、MRIでの診断となったが、結局、何なのかは分からない。分からないが、このままでは治らない。「切りましょう」というのが院長先生の診断。手術・・かあ。サックスの練習に復帰できるのは、いつになるだろう。10月1日の、子供達の運動会は、見に行くことが出来るだろうか?入院中、子供達をどうすれば?脚がよくなったら、行こうと思って、キッチンのコルクボードに画鋲でずっととめてある「エジプト展」のチケット。これは、見に行っておかないとな。電車を三つ乗り換え、駅から、ずい分歩く。階段も多い。思い・・あれこれ、「もうすこし・・。もうすこしだけ、頑張って」包帯を巻きながら、脚に声をかける。
2005.09.14
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MRIは2度目だけど。前の時のことは、あまり覚えていない。大体、病院に検査に行く・・・なんて時は、朝、すこし早く起きて、お腹が空いていて、体調もよくなくて、頭も体も、ぼ~っとしているのだから、無理もない。「タクシーで行け」という夫の忠告には従わず、電車で出かけた。渋谷は、坂の多い場所だということを思い出した。こんなに歩いたのは、何ヶ月ぶりだろう。包帯を外しながら、脚が細くなったな・・と思った。去年、きつめだったブーツが、するりと履けそうだ。あっという間だと思ったが、思いがけず長かった30分。規則的に、繰り返される音、不意に現れては消える音。うるさいでしょうから・・と耳栓を渡されたが、どの程度効果があるのかは、分からない。叫ぶように、泣くように、理解することが出来ない、機械たちの言葉を聞く。海の底では、そこに棲む生き物達の言葉が、こんな風に聞こえるだろうか。そう・・確か、前の検査の時も、海の底にいるような気がした・・と、なぜか、そんなことだけ思い出した。夢の中で、いつか見た夢を思い出すかのように・・。
2005.09.13
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