しんの米国神学生日記

しんの米国神学生日記

2005年04月28日
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死者が100人を超えてしまいました。日本の列車事故として、歴史に残る大惨事です。

たしかにJR西日本の事故後の応対をみていて、体質的なモンダイをかいまみてしまいます。たとえば「置き石」についての報告も、調査によれば、その可能性は薄いらしく、結果的に社自らの非を避けたいがために虚報したのか、というような印象を受けました。

また、ダイヤの時間厳守については、運転手に対して罰則があるのに、遅れた場合についてのその後の対応は、マニュアル化されていなく、運転手の裁量に任せてあるらしいのです。管理者側の都合の良いように。この事故の原因は、運転暦、約11ヶ月の亡くなった運転手一人だけの非ではありません。そのような組織的な“悪意”をもっと見出す必要があると想います。

日本人的、日本特有の事故として起きたからこそ、考える要素があると想うのです。もちろん1:30秒の遅れでパニックになるような運転手は、ほかの国にはいないでしょうが、人間の体質、罪を知るという意味では普遍性もあるでしょう。

尼崎駅でのコネクションのこともあり、社会が要求するサービスを提供しているJR西日本を、ただ“悪”と片付けるわけにもいきません。社会人の立場からいえば、多少の遅れは、駅で証明書をもらえば、会社でも咎められないで済みます。

このような大惨事の場合、誰かのせいにするという”スケープ・ゴート”を創り出してしまうことがあります。あの「置き石」のように。しかし、大切なことは、原因の追究、反省(悔い改め)、そして事故防止のために具体的な一歩を歩み出すことです。

ちなみに、”スケープ・ゴート”の語源は、心理学の教科書ではなく、旧約聖書の『創世記』です。アブラハムがイサクを神に献げようとしたとき、主は一匹の雄羊を用意しておられました。この雄羊は、イエスを表す型(タイプ)です。

「すると、後ろの木の茂みに一匹の雄羊が角をとられていた。アブラハムは行ってその雄羊を捕らえ、息子の代わりに焼き尽くす献げ物としてささげた。」(創世記22:13)





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Last updated  2005年04月30日 14時03分16秒
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