しんの米国神学生日記

しんの米国神学生日記

2005年05月02日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
私の母教会が属する教団から、初の女性神学生が学んでいます。だんな様は牧師。でもこの教団では、女性教職(執事は別。)が認められていなく、卒業後にモンダイになりそうです。彼女は牧師になりたいそうで、私の母教会にもきて、講演されたそうです。

私が今いる米国の教会はけっこう保守派で、「女性牧師」は認めていません。それどころか、この神学校には女性教師もいない、という状況です。でも、ルター派系大学の歴史教師で、メアリー・トッドという人の本を読んでみると、ここでも「女性教職問題」について、神学的に論じ合おうという雰囲気がないこともない、と知りました。

トッド女史の論理は明快なので、興味深くおもいました。要は、否定する人の根拠は、聖書的プルーフである、1テモテ2:13によっている(神はまず、アダム、男を造られた。) が、彼女いわく、教会における「権威authority」を論じ合おう、というもの。そして、教会において、女性たちが奉仕するうえで、さげすまれている点を指摘しています。その「権威」は男に与えられたというより、神が与えたい者に与えるという感じ。選ばれし者には、その権威が与えられてしかるべき、と彼女はいうのです。この意見には、私も同感におもいます。

別のクラスで聞いたのですが、米国の女性が社会進出したのは、戦中、戦後のことです。が、ここ以外のプロテスタント教会で女性牧師が登場しだしたのは1960年代ぐらいだそうです。結構、最近のことですよね。

ここら辺が日本ではネックなのだとおもいます。日本はまだ、男性中心で社会が動いてますから。ただ、女性牧師の“質”が問題視されてることも米国ではあります。個々の女性がというより、彼女たちの出た神学校、教団の神学・教義のモンダイなのかもしれませんが・・・。




メアリー・トッドさんの例の本をネットで紹介してる文をみつけました。
http://www.alibris.com/search/search.cfm?chunk=25&mtype=&wauth=Todd%2C%20Mary&qwork=511940&page=1&matches=3&qsort=r&browse=1&full=1

そして彼女の顔写真と論文等、が載っているサイトも。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年04月14日 22時32分56秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

しん_Shin

しん_Shin

Comments

ぷりたん@ 超ラッキー!(* ̄ー ̄) 今まで風イ谷に金出してた俺って超バカスww…
突き男@ 腰痛くなるまでやってきました 綺麗な顔しててあんなに激しいなんて、正…
キタキタ@ イヤッホォォォォォウ! やべーこの女やべー! 終始そんなこと考…
コースケ@ お、俺のおtmtmがぁ――!! もう、もう……なんも出まへぇーん!(TT…
鳥蘭丸@ うにゅぅぅぅぅ…… 可愛がってもらうだけ可愛がってもらって…

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: