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2007年04月08日
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カテゴリ: バレエ

先日放送された、BS Hi Visionクラシック館の【サンクトペテルブルク建都300年ガラ】(2003年5月)。

オペラとバレエのミックス・プロ。
こんな企画が日本でもあったら、オペラも見てみるかも。でもその前にチケット代に挫折しそうだ。


1. 歌劇「ホヴァンシチナ」 第3幕 から ( ムソルグスキー作曲 )
2. 歌劇「悪魔」プロローグ から ( アントン・ルビンシテイン作曲 )
3. 歌劇「スペードの女王」第2幕 第1場 から ( チャイコフスキー作曲 )
4. 歌劇「エフゲニー・オネーギン」 第1幕 から
   手紙の場面 “わたしは死んでしまいそうだ” ( チャイコフスキー作曲 )
5. バレエ「ラ・バヤデール」 第3幕 から ( ミンクス作曲 )
6. 歌劇「ボリス・ゴドノフ」 第3幕 第2場 から ( ムソルグスキー作曲 )
7. 歌劇「イーゴリ公」 から “ダッタン人の踊りと合唱” ( ボロディン作曲 )
8. 「声と管弦楽のための協奏曲」 から 第1楽章 ( グリエール作曲 )
9. バレエ「瀕死の白鳥」 ( サン・サーンス作曲 )
10. 歌劇「スペードの女王」第3幕 第3場 から ( チャイコフスキー作曲 )
11. バレエ「海賊」 から “グラン・パ・ド・ドゥ” ( アダン作曲 )
12. 歌劇「イオランタ」 から “フィナーレ” ( チャイコフスキー作曲 )

ソプラノ : タチヤーナ・パヴロフスカヤ (3曲目)
  〃 : ルネ・フレミング (4曲目)
  〃 : アンア・ネトレプコ (8曲目)
メゾ・ソプラノ : オリガ・ボロディナ (6曲目)
テノール : ウラディーミル・ガルージン (6, 10曲目)
バリトン : ドミートリ・ホロストフスキー (3, 10曲目)
バス : セルゲイ・アレクサーシキン (1曲目)

<バレエ・ソロ>

ディアナ・ヴィシニョーワ (5曲目)
ウリアナ・ロパトゥキナ (9曲目)
スヴェトラーナ・ザハロワ (11曲目)
ウラディーミル・ポノマリョフ (2曲目)
レオニード・サラファーノフ (5曲目)
イーゴリ・ゼレンスキー (11曲目)

バレエ : マリインスキー劇場バレエ
合 唱 : マリインスキー劇場合唱団
管弦楽 : マリインスキー劇場管弦楽団
指 揮 : ワレリー・ゲルギエフ



ネトレプコは♪a~の母音だけで歌い、神秘に満ちた声に惹きつけられました。さすが、ロシアが誇る歌姫。生で聴いたらどんなにすごいだろうか。

ヴィシとサラファーノフの「ラ・バヤデール」は、3幕だけだとヴィシの魅力満開というわけにはいかないわねー。

サラファーノフは、無味無臭というか、どうしても惹かれないダンサーなんだな。(好みの問題ですが)
せっかくヴィシと組んでるのに、パートナーは誰でもいいような感じだし、これといって役に入ってもいないし。ガラとはいえ、ヴィシと波長を合わせたらもう少し良かったのではと思う。だって何も考えてなさそうなソロルなんだもん。ヴィシのニキヤがとっても孤独に見えたわよ。(あのー、あなたのせいでニキヤさんは死んじゃったんですけど)

そうだ、昨年観たバヤデール2幕のつづきと思えばよいのだ。(ソロルは同じサラファーノフだし、同じく「坊や」みたいだったし) そう思うとラストはヴィシが神々しい女神みたいに、幼いソロルを導くようにも見える。別の意味で、このソロルと添い遂げるのは無理があったかもねー。

ロパートキナの「瀕死の白鳥」は、以前You Tubeで見た リハーサル風景 の画像が印象深い。リハーサルは逆光で、それが却ってシルエットをくっきり映し出してきれいなんですよね。
レッスン室の外から鈴なりになって見ている子供たちもかわいい。(バレエ学校の生徒かな)

このガラの「瀕死」ですが、とても白鳥らしい、自然なものでした。これには「大げさすぎない」ということも含めて自然で、一羽の白鳥が傷つきもがき、儚く幕を閉じていく感じでした。腕を必要以上にくねくねさせないのがいい。あれやりすぎは瀕死に見えなくて。

他にYou Tube Dying Swan(2005年11月モスクワ) の映像が美しくて、個人的にはこっちのほうが好み。
扇状のステージに、ピンスポ・ライトで照らされたロパートキナの影はまるで白鳥。
震えるパドブレは弱りきった白鳥の脚そのもの。
脚をたたみ上体を前に倒すと、力なく頭から先にくずれ、本当に力尽きてしまったのかと思わせる。気高く胸を張る姿は気力が支えてるといった感じ。胸で息をして、めいっぱい羽をばたつかせ力を振り絞る。最期の息をするところまで感じられて、何度見ても胸が詰まってしまう。

ザハロワとゼレンスキーの「海賊」は、ザハロワに尽きるでしょう。お顔まんまる!!健康そのもののザハロワで、実に華がある。
対してゼレはちょっと抑え気味だったような。エンジン全開ではなく、丁寧に踊っているけど絶好調ではない感じ。

ザハロワは手足の長さと美しさにまずあらためて惚れ惚れ。首から肩、背中にかけてのラインといい、この人ほんとにバランスがいいわー。うーん、また観たくなってしまった。(生で!)

ゲルギエフの指揮、音はいいんだけど、バレエだとダンサーのタイミングと合ってなかったところがしばしば。ラ・バヤデールは、「おまえ、絶対ダンサー見てないだろう!!」と突っ込みたくなるくらい音が遅れてて、ちょっとサラファーノフが可哀想だった。ヴィシも。
ダンサーを戸惑わせてどうするよ。

海賊でも「あぁ、ゼレちゃん気の毒...」というくらい、音楽が先に走っちゃって。「おーい、ゲルギー。見せ場の回転くらい、ちゃんと出だし合わせてあげようよ。」
それにしても、ゲルギーは相変わらず汗だく。乱れていく髪の毛。ううーん、無駄に暑苦しい。





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最終更新日  2007年04月09日 22時39分22秒
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