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五反田の駅から会場までは地獄のような暑さ。脳みそ溶けるかと思ったー。
ダンサーの皆さんは大丈夫かしら、とふと心配になりました。
本日もルディエールが素晴らしかった。泣けた。
と、その前に。
Aプロで一言だけ言いたい。
「椿姫」の生ピアノ。演奏がグダグダだった。どうにもむず痒くて、テープの方が良かったのでは?
あんなのショパンじゃないぞー。
Bプロはまだまだ続くので簡単な感想だけ。
---第1部---
「タランテラ」
メラニー・ユレル
アクセル・イボ
イボくんがすっごくかわいかった。
タンバリンをビシビシ打ち鳴らし、溌剌としていてよかった。
それ以外はあんまり覚えてない。
「アベルはかつて…」
グレゴリー・ドミニャック
ステファン・ビュヨン
イメージ的にはドミニャックが兄のカインだろうと思っていたら、ラストで殺されちゃった。
布を引きちぎったらドミニャックの方が少なかったので、あれ?と思ったのよね。
(←布の分量は反対でした。分配が少なかった兄がこれで過ちを犯すのだと思われ。聖書のカインは神に無視されるようですが)
ビュヨンってとても最後に弟を殺す兄カインには見えないよなー。いい人そうで。
だって人類最初の殺人者ですよ。嫉妬で弟を手にかけた罪の人にはどうしたって見えない。
双子のふたりのバランス(比重?)が次第に変わっていく様子なのかな。
若さという未熟ゆえの強さ、逞しさ、不安定な未完成さみたいな魅力がありました。
シンプルな衣装に静かな振付もいい。
「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」(初演)
ドロテ・ジルベール
マチュー・ガニオ
衣装が黒をベースに極彩色ですごい。
ドロテはチュチュ姿に黒タイツ。トゥ・シューズが靴下に見えた。
ドロテのはっきりした華やかさが衣装に負けてませんでした。
マチューの化粧はますます宝塚調。
ルグリ先生の振付で、いろいろてんこ盛りでした。
「オネーギン」
モニク・ルディエール
マニュエル・ルグリ
Aプロで観た以上に感動しました。
ルディエールの感情表現は凄いの一言。
少女の頃の憧れ、心の葛藤や迷い、罪の意識、毅然とした態度の中の辛さ・気高さ、封じ込んだ感情があふれ出すラスト。
泣きました。
たった一場面ですべてが凝縮されていました。
ルディエールを連れてきてくれてありがとう、ルグリ。
---第2部---
「ビフォア・ナイトフォール」
第1パ・ド・ドゥ: メラニー・ユレル、マチアス・エイマン
第2パ・ド・ドゥ: エレオノーラ・アバニャート、ステファン・ビュヨン
第3パ・ド・ドゥ: ドロテ・ジルベール、オドリック・ベザール
3組のカップル: マチルド・フルステー、ローラ・エッケ、シャルリーヌ・ジザンダネ、
アクセル・イボ、グレゴリー・ドミニャック、マルク・モロー
途中でフルステーが「きゃぁっ」という声とともにドサッと落とされてました。痛そ。
落としたのはマルク・モロー(ですよね)。
アバニャートは椿姫でみるよりこっちの方がしっくりくる。
ドロテはやっぱり際立っている。ポーズひとつひとつも目を引くし、表情に手抜きがない。
「牧神の午後」
バンジャマン・ペッシュ
振付のことは念頭になく、フツーの版かと思っていたら、幕が開いたらすっかり目が覚めましたね。(笑) 別に寝てたわけじゃないですが。
これは、えーと、アレなので公演中だし細かいことは控えますが、笑えました。
隣の席にママと一緒に来た小さい女の子がいたので、自分が親なら「あとで質問するなよ」と思いました。
ペッシュは椿姫とは打って変わって、いい味出してました。
思い切りよく没頭(?)して、とてもコミカルに躊躇なく演じてくれました。
---第3部---
「ジュエルズ」より”ダイヤモンド”
ローラ・エッケ
オドリック・ベザール
これまで観たのはアニエス&ジョゼと、ヴィシニョーワ&マラーホフのみ。
アニエスはどうしても眠くなる(睡眠薬でも混入されてるのか、ってくらい)。
ヴィシは別物ダイヤモンドだから比べようがない。(ブラック・ダイヤかブラッド・ダイヤか?これ、もう一回みたいけど、どっかでやってくれないかしら。)
キラキラの衣装で登場したエッケとべザール。
品のある踊りなんだけど、印象が薄い。
幸いにして?最高のダイヤモンド(ロパートキナ)を見逃したので、あまり辛口にもならないけど。
「ドリーブ組曲」
ミリアム・ウルド=ブラーム
マチアス・エイマン
ミリアムが踊ると楽しそうでなんだかいい感じ。衣装もかわいさが増して。
そうなのね。気になってはいたのだけど、アニエスの硬質な表情がせっかくの優雅さを半分消してるんじゃないかと思うのですけど…。
表情って大きいなーと思ったのでした。
「さすらう若者の歌」
ローラン・イレール
マニュエル・ルグリ
正直言ってベジャールって苦手ですが、それを抜きにしてもルグリの身体のラインの美しさは半端じゃないです。あの衣装に耐え得る体形。
イレールは瞳が素敵です。最後に観客の方に視線を残しながら闇に消えていくのが印象的でした。
直後のカーテンコールでルグリがすごく嬉しそうでしたね。お互いの健闘を称えてか、肩を抱きながらカーテンの奥に消えていきました。
カーテンコールで次々登場するダンサー達。
ペッシュは長いパンツをはいてました。(パンツ一丁じゃかわいそうだと思ってたのでヨカッタ。)
最後にルグリとイレールがルディエールを真ん中に走りこんできたとき、涙がどっとあふれました。
いやー、不意打ち。
ルグリの公演なんだけど、ルディエールを中心にルグリがすごく嬉しそうで、なんだか胸を突かれました。
ここまで来て、オレリーの不在を非常に残念に思いました。
オレリーと「今のルグリ」をもっと見せられたのに。
オレリーの長い手紙。てっきりフランス語だと思っていたら英語なんですね。
誰も裏切られたなんて思ってないから、ゆっくり治してほしいです。
ルグリと来日してくれたら嬉しいな~。
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