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本格的な夏到来か(大阪ではもう1週間梅雨が残るらしいですが)暑い暑い(*^^*)(^^;)。じっとしていても汗がこぼれてきます。更年期の前ぶれか、暑さ寒さはもちろんメンタル面でめっきり弱くなりましたm(_ _)m・・・。若い頃はヘマや失敗しても(生きることじたいが失敗の連続(^^))、あまりひきずらなかったのが今はささいなことですぐ気がふさいでしまう、深刻な問題抱えていたらこんなたわけたこともいってられないのでまあ、しあわせなのでしょう(^^ゞ。今週発売の週刊文春で、中村うさぎさんが作家デビュー20年、買い物依存症やホストクラブや美容整形で散財する怒涛の日々の果てに閉経したとたんに恋愛ふくめ欲望がきれいに消えてスッキリ・・・みたいな内容のこと書いていらして、もちろんコラム用のネタかもしれないけどめくるめく欲望(笑)から解放されるならトシを重ねるのも悪くないなと思ういっぽうしんどくても(笑)やりたいことがあるうちが華だから心残りないようにちょっとがんばらないといけないかな(実際はがんばってないんだけど(^^;)・・・)という考えもかすかに心をかすめたり、しています(^^)。更年期むけのサプリ(漢方とか、ローヤルゼリー?)になりそうなもの、さがしてみようかな・・・。
2011.06.30
・・・しつこくてすみません(^^;)。高校の英語、副教材?で使用されるとおぼしき(笑)『リトル・トリー』のテキストを入手しました。・・・収穫だったのは、めるくまーる社版の単行本未収録の藤川秀之さんのうつくしい挿絵が何点か載っていたことです(*^_^*)。おじいちゃんのウイスキー醸造を手伝うリトル・トリー。リトル・トリーを庇って毒蛇に噛まれたおじいちゃんを懸命に看護するおばあちゃんとリトル・トリー。がんばって、最後まで(英文で(笑))読みきりたいですね。・・・思えば遠い昔(笑)、高校時代に英語の副読本で『オリヴァー・トウィスト』(もちろんダイジェストのリトールド版)の全訳が夏休みの宿題にでました。・・・友人といっしょに「・・・しかしヒサンなハナシやなあ(*_*;」「『・・・かわいそうな子、とても上品な顔をしてるわ』って・・・あれだけしょっちゅうボコられてるのに、上品な顔なんかしてられるんかいな(・_・;)?」とぶつぶつぼやきながらやってました。あさましく愚かな懐かしい日々(^^ゞ・・・。ひょっとしたら『リトル・トリー』もふくめて、ディケンズの名作の典型タイプ「貧しいけれどもけなげな少年」像が後世の児童文学各作品に多大な影響をおよぼしているのはたしかだと思います。・・・しかし、れっきとした高校教科書の教材にとりあげられるとは・・・、とうぜん、すでに判明している作品の「後ろ暗い背景」はさておいて、名作として紹介されているわけですね。バカなおとな(→あたしm(__)m)がおもしろがって読むぶんにはともかく(@_@;)、純真な高校生(笑)に真実を明かさないのは、どうかなあ。そういえば、ユニークな文明批評として一世を風靡した『パパラギ』、これも南国の酋長のスピーチをかたったドイツ人が書いた偽書。とずいぶん昔にばれているのに、いまだにやはり高校の英語の教科書に載っているんですね・・・。・・・かつて長年教科書でみかけた『オオカミに育てられた子』が思い出される(*^_^*)、我が国の教科書掲載基準ってどうなってるんでしょう(・_・;)。はたしてこれでいいのかなあ。
2011.06.27
それでも、『リトル・トリー』は一読に値するすてきな本だと思います。くもりなき幼い少年の目をとおして語られる日々の暮し・・・、インディアンの叡智と誇りをリトル・トリーに伝授するおじいちゃんとおばあちゃん。インディアン迫害の歴史、白人とのあつれき、人々のかかわり。愛情をもって孫を薫育する祖父母、貧しいけれども心豊かな暮し。・・・いかにも、日本人ごのみな設定で、お見事といいたくなるほど(^^)・・・。・・・かつてNHKでくりかえし放映され、原作もドラマもヒットした『大草原の小さな家』シリーズが思い出されました。フォレスト・カーター氏が意識しておられたかどうかはわかりませんが。影響は、こんなところにも、地元では有名なベーカリーさんみたいですね(残念ながら、現在休業中? ファンの皆さまのためにも再開をお祈りしています)。日本でロングセラー化した原動力には藤川秀之さんの美しい表紙画・挿絵の効果も大きかったと感じています。あまりのすばらしさに原書版からとったとばかり思い込んでいて・・・日本の画家の手になるものと知って驚きました(^^)。)おばあちゃんの朗読に聞き入るおじいちゃんとリトル・トリー。挿絵は銅版画でしょうか。ペン画?エッチングみたいな独特なニュアンスがありますね。日本画を思わせる彩色の表紙画と、モノクロの本文イラストはやや印象が変わり、表紙画だけみていたときは気づきませんでしたが、本文イラストをみて、雑誌の挿絵等でも多数活躍なさっているかただと思い出しました(^^)(お名前は存じませんでしたが)。藤川秀之さんの画で、『リトル・トリー』のカラー絵本を作っていただきたいです。実現すれば本国アメリカでも大ヒットすると思うのですが。とにかく藤川秀之さんの表紙画、挿絵があまりにすばらしすぎて、動画サイトで『リトル・トリー』映画(日本未公開)版ダイジェストをみたときは「えっ?」という感じでした。映画も佳作なのでしょうが、予告編みたかぎりではリトル・トリーもおじいちゃんおばあちゃんもちょっとフォークロア調かな・・・程度の1930年代のふつうのアメリカ人家族にみえます。
2011.06.23
・・・じつは、なにをだらだらと書いているかというと、あの問題作『リトル・トリー』が心にひっかかっているのですm(__)m。『リトル・トリー』は10年ほど絶版だったものが91年復刊、ヒットとなり、「ハックルベリー・フィンの冒険」以来の傑作と絶賛され、同年わが国でも翻訳出版されてベストセラーになりました。いまも増刷つづけているばかりでなく、わが日本(笑)では名作として中学の国語の教科書でも紹介されています。内容は5歳で両親を亡くしたリトル・トリーが、チェロキー・インディアンの祖父母にひきとられ、美しい山河や森と祖父母の愛情に包まれて成長してゆく、詩情豊かな美しい物語です。これは著者フォレスト・カーターの幼き日の自叙伝とされ、日本の出版社はいまだに訂正なさっていないようです。・・・それにしても、作品からうける清冽で抒情的な印象と著者本人のあばかれた?経歴の隔離はすさまじく、ごたぶんにもれずこちらのほうが劇的ですね!ネイティブ・アメリカンの歴史やライフスタイルについてよく知らないのでなんともいえませんが、著者カーター氏が『リトル・トリー』をはじめて出版した76年は民族の誇りを取り戻すいわゆるレッドパワーが隆盛だった時代らしいです。KKKの大幹部である有色人種排斥運動家(れっきとした白人)が自然と共生するインディアンの子孫を騙りインディアンの心と誇りを語るストーリーテラーになりすます???もう、すごすぎるギャップで、言葉がでてきません。著者の前職がラジオ作家とのことで、ブームの仕掛け人、一流のヒットメーカーの一攫千金をねらったのか(つまり、単なるお金のため?)実際にインディアンに共感するものがあったのか・・・(KKKも先住民族もマイノリティーなことが一致しているので親近感おぼえたという説もある、それはそれですごいけど)とにかく著者はなにも語らないまま亡くなってしまったので読者がどう思っても推測の域をでない、感動した愛読者のかたは、それだけに嘆き悲しみも大きいだろうなと察します。ネイティブ・アメリカンにくわしい北山耕平さんというかたのブログです。こことここ、こちらもぜひ読んでみてください。・・・あの『にせユダヤ人と日本人』みたいにどなたか作者の人と思想、くわしい経歴をたどりつつ『リトル・トリー』検証本を出してくれないかなと期待するのですが・・・欧米ではこのての「えせ自叙伝」が非常に多く、出版界もいちいちとりあっていられないんだそうです・・・。作者をこだわらずに作品として読めばたしかに名作だしすばらしい物語なのだけど、暴露されてしまったあとではどうにも疑心暗鬼になりますね。
2011.06.23
藤田まことさん後期の代表作、『はぐれ刑事純情派』、テレ朝の午前中に復活!(^-^)!(京阪ローカルのみ?)いやー、うれしいです。おかえりをお待ちしておりましたよ安浦さん。スペシャル版も加えると、足掛け20年にもわたる長大作ですね!火曜日からはじまったシリーズはまだ初期?なのか、小川範子さんの高校の制服姿がういういしいです。沢口靖子さんも船越英一郎さんもいいけど、やっぱりテレ朝は藤田まことさんの『やっさん』がベストやわー♪。署長の梅宮辰夫さんがいて課長の島田順司さんがいて、『やっさん』が思いを寄せる?美人ママの真野あずささんがいて、愛してもいないのに?嫉妬してくれる(笑)婦警の岡本麗さんがいてこれだけ名はまり役がよくぞそろったなと感動します。藤田まことさんをよろこんでみていると・・・なぜか、お父さんはあまりよろこびません。藤田まことさんが私生活で奥さん名義の30~40億円単位の負債を返済した? 有名なエピソードがひっかかるみたいです。「藤田まことさんは『旦那さんのカガミ』だわ」と言ったら、しかめっつらしてました。うーん。
2011.06.22
キーワード「狼に育てられた子」で検索しているうち、『少女ミーシャの旅』にゆきあたりました。過酷な戦時下を生きのびた少女の原体験というふれこみで欧米ではすでにベストセラーらしいのですが、原作者本人が「フィクションだった」と認めたとのこと。実話を元にしたベストセラー本の著者が告白、「オオカミと暮らしたのはうそ」おばあちゃんのついた嘘 from France さらに、こちらもおすすめ。2008年の報道ですが、日本で翻訳が出版されたのが1997年、映画の公式サイトはいまでも観れるんですね、あらまあ。原作も映画も傑作みたいなので、べつにはじめから「このドラマはフィクションです」で発表してもよかったのに・・・。著者(文字通りのオオカミ少年、もといオオカミおばさん?)が両親と引き離され、不遇な幼少期を過ごしたことには惜しみなく同情するけれど、むしろつらい現実から逃れるために、妄想の世界にひたるうちについに肥大した妄想のほうが自分のなかで現実にとってかわる事象のほうが、より劇的で好奇心をひきますね・・・。 ↑(このテーマで山岸凉子先生あたりに劇画化してもらえたら、これまた傑作が生まれそうです。)空想力もクリエイティブな仕事など良い方向にむかえばすばらしい成果をあげるのでしょうが(架空なのに「真実です」といつわるのはよくありませんが)良くない方にまわると巷にまんえんする「詐欺行為」になっちゃうのでしょうか・・・。・・・映画化された『クヒオ大佐』なんて人物や事件もありましたね(・・・こちらに関しては、映画より現実に起こった事件のほうがうんと面白そうです(^^;)、詐欺被害に遭ったかたにはもうしわけないけど)。・・・で、下の記事。フムフムと読み、頷かされたのでコピペさせていただきました。実話ということにしてあるからハナシがややこしくなるので、創作なら挙がっている作品いずれも傑作なのでしょうね。仔細に検証すれば、いわゆる古典的名作・世界の名著の大半が『偽書』の可能性もあるかも・・・、「人の考える事」はなんとも不可思議ですね。今に始まったことではない? 自伝ベストセラー本の「ねつ造」【3月10日 AFP】ベストセラーになった自伝本が相次いで「ねつ造」であることが判明し、出版界に衝撃が走っている。だが、自伝における事実のでっち上げは今に始まったものではない。 4日のニューヨークタイムズ(New York Times)は、白人とネイティブの混血女性の壮絶な半生を描いた自伝『Love and Consequences』が全くの作り話であると報じた。 作者はロサンゼルスの貧民街で養父母に育てられたということになっているが、実際はカリフォルニアの裕福な家庭に生まれ、本で書かれているようなドラッグやギャングの抗争とは無縁の生活を送っていたのだ。ちなみに作者のMargaret Jonesというのも偽名で、実際の作者は33歳の白人女性だという。 出版元のRiverhead Booksは、ただちに出版を中止して希望する購入者には全額返金すると発表している。発売当初、ニューヨークタイムズの書評は、同書を絶賛し、作者のプロフィールも掲載していた。 同じ時期、欧州でも同様の騒動が持ち上がっていた。第2次世界大戦中のベルギーで、両親をナチス(Nazis)に連行されオオカミに育てられたという実話を元にした物語『少女ミーシャの旅(Born with Wolves)』の著者ミーシャ・デフォンスカ(Misha Defonseca)氏(本名:モニク・ド・ワエル(Monique de Wael))が前月末、実話ではなくフィクションだったと認めたのだ。さらに、自分はユダヤ人ではないことも明らかにした。同書はベストセラーになり、映画化もされている。 出版元のエディターは「実話だと言って読者をだました」と憤るが、こうした例は実は枚挙に暇が無い。とりわけ、ナチスやホロコーストを題材にしたものに作り話は多いという。 1983年に出版された『ヒトラー日記(Hitler Diaries)』は、出版元の独Heidemannによる作り話であることが判明。関係者が禁固42か月の判決を受けた。 また、オーストラリアの作家ヘレン・デミデンコ(Helen Demidenko)はデビュー作『署名した手(The Hand that Signed the Paper)』で、ナチス親衛隊(Waffen SS)の元隊員でオーストラリアに避難したというウクライナ人の父と叔父の生涯を描いているが、作者はのちにオーストラリアのコラムニストJamie Darville氏であることが判明。そして同氏の両親は英国から移住していた事実も明らかになった。 先のミーシャ・デフォンスカ氏は、ベルギーの日刊紙「ルソワール(Le Soir)」に対し、両親がブリュッセル(Brussels)でナチスに連行されたのは本当だと語っている。「実話ではないにせよ、わたしにとっての真実、わたしがどのように生き延びたかが記されているのです」 2006年に文学のねつ造に関する本を執筆したPhilippe Di Folco氏は、次のように分析する。「需要があるから詐欺本は売れる。読者は、時にはだまされたいと思うものではありませんか」(c)AFP
2011.06.19
生活エッセイスト(家事評論家?)の山崎えり子さんをおぼえている、またはご存じのかた、いらっしゃるでしょうか。2005年の逮捕以来、公共のメディアには登場されていないようです。私が知る限り、最後に公表された文面は、こちら。代表作のアマゾンのレビューも、逮捕以前とその後でニュアンスがはっきり分かれています。実は・・・、私このかたのファンでした。はずかしながら、逮捕当時に拙サイトの掲示板に載せた拙文です(^^;)。(当時は、まだブログもやっていませんでした。)知人の戸籍を借りて別人になりすまし婚姻届提出、経歴もすべて嘘。と報道された途端出版界はたちまち彼女の著書を発禁・絶版でシャットアウトしてしまい、その迅速な対応にもいささか驚きました。本当は、過去や現在になにがあったのか、いつかご本人に語っていただきたい気もしますが、(騙って・・・ではなく、もちろん)「節約」や「家事・生活技術」のような一般的な事と過去を隠蔽し素性を明かさぬために戸籍まで偽装したという逮捕事由に落差がありすぎて、それはそれは不気味だったことをあざやかにおぼえています・・・。(そして、依然真相は闇の中。)わが愛読書(笑)、『山崎えり子のシンプル節約生活へようこそ。』図書館で借りて斜め読みしてこれイイ! と思いアマゾンで購入しました。すべて実践はできません(笑)が、内容はすばらしいと思います。ビジュアル版『節約生活のススメ』?・・・山崎えり子さん逮捕から何年かして、『おばあさんの知恵袋』正・続という本をブックオフで発見、購入しました。明治生まれの桑井いねさんというかたが、自身の生い立ちや私生活もまじえながら戦前の家事・生活技術についてくわしく語られた本で、時代を知るうえでもとても読み応えがありました。(単行本は文化出版局刊、のちに文春文庫にもなっているようです。)ロングセラーで、昭和の家庭生活を描いたドラマで定評のあった故・向田邦子さんの蔵書にも入っていたそうです。ところが、2008年に復刊(重版ではありません)された同書をパラ見してびっくり、桑井いねさんは有名な家事評論家の西川勢津子さんだと、著者ご自身がカミングアウトしておられました。さらに詳細は、ここ。いえ、べつにペンネームや匿名でもかまわないのですが西川勢津子さんは同書の初版が出た当時はすでに有名なベテランで活躍中でしたし、本職の家事評論分野で、わざわざ20歳年上の無名のおばあさんとして上梓される意味がよくわかりませんでした・・・。山崎えり子さんの事件と比較したりするとますますわからない、(・・・関係ないけど同じように何億円もだましとった詐欺でコムロテツヤさんが執行猶予なのにハガケンジさんが懲役になるのもやっぱりわからない、まあそれはともかく)これって・・・、版元(出版社)をだますのはNGだけど、読者(ファン)ならいくらだましてもOKってこと・・・!?うーーん、なんだかなあ。もちろん、なにか読むたびにすべて疑ってるわけではないけど、私はとくにとてもとても騙されやすいたちなので、ちょっと気になりました。追記・・・そういえば、70年代の発売当時ベストセラーとなり物議をかもした『ユダヤ人と日本人』てありましたね。現在は、この本の著者はユダヤ人に偽装した山本七平氏だったと(ご遺族の証言込みで)結論づけられていますが、『おばあさんの知恵袋』も70年代半ばの出版、著者が自分以外の誰か架空の人物になりすまして本を書くのが流行った時代なのでしょうか・・・。いずれにせよ、書物がある意味「時代を映す鏡」なことはまちがいないですね。
2011.06.17
オーナーからもらいました。(正確には、おしつけられました(^^;)。)メイドさんがお客さんからもらって、趣味やインテリアにあわず困ったのを引き取ったそうで。これです。ゲーセンの戦利品でしょうか。特大ムーミン。原作のコミックス(90年代のアニメ『楽しいムーミン一家』でも、ときどき)では、ムーミンは泳ぐとき水着を着ます。寝るときもパジャマを着ます。うちの子はもう高校生だし、さすがに喜ばないだろうなーと思ったのですが、ところがみごとに(笑)予想がはずれて大喜び、お気に入りで毎晩抱き枕にしていっしょに寝ています(おいおい)。
2011.06.14
2009年にお亡くなりになった全日本女子プロレスの元・会長、松永高司さんのインタビュー本です。あらためて、栄枯盛衰、すさまじい人生だなと思います。興行師として天賦の才に恵まれ、キャバレーやストリップ劇場の幕間つなぎのようなドサ回りの創業期を経て、やがてエンタテイメント・ショービジネスとしての「女性のプロレス」を開花させてゆく・・・。時代のスターをつぎつぎ輩出して、伝説的な93~94年の横浜アリーナ・東京ドーム興行がピークだったのか・・・、当時「女子プロレスがついにここまできたのか・・・」とその話題の華やかさと眩さに驚いたものです。そしてピークから97年の不渡りによる銀行取引停止まで、わずか3年。選手の大量離脱等あってもなお興行はつづき、2005年に解散。不渡りから8年間、団体としてかたちをなしていたこと自体、驚嘆にあたいします。松永さんご自身の人徳でしょうか。(全日本女子の絶頂期にブル中野選手として活躍した中野恵子さんが当時の自著で披露していたエピソードですが、若手時代、先輩や周囲とのあつれき、その他いろいろあってついに廃業の決心して当時の社長である松永さんに談判にいったものの、松永さんが父親のように優しく接するためにどうしても「辞めます」がいえず、結局それまでスパーリング等でずいぶんお世話になった恩義もあって現役続行することになった・・・ティーンエイジャーの少女としては当然かもしれませんが、これも松永さんが生来の人心掌握術にたけていた証明でしょうか。)これほどのかたでも、バブルの嵐にはあらがえなかったのか・・・、あの故・藤田まことさん(じつはファン♪)がバブルの時期に家族の経営・投資失敗で借金30億とも40億ともいわれますけれども、松永さんのこうむった借金も37億円・・・。全女じたいが家内経営の同族会社つまり自営業だし、松永さんは経営者というよりあくまで現場監督的なスタンスだったのかと。(興行は、実入りが良ければ莫大な日銭が入ったりするので、ふつうの金銭感覚ではたぶんやっていけない性質もあるのでしょう。)もちろん、興行不振で創業からなんどもピンチの連続にみまわれてもいるのですがピンチのさなかに彗星のごとく新スターが出現するという偶然にもなんども救われており(芸能事務所なんかもそうなんでしょうか)、経験上経営不振でも不渡りをだしてもここで次世代スターさえ現れればなんとかなる。という楽観論で(よくも悪くも)もちこたえたのかもしれません。社会現象となった『ビューティー・ペア』ブームは私が小学校高学年のころ(笑)で、ビューティー・ペアに熱狂する少女たちは当時の同世代、いま見ると面映ゆくもなつかしいですね(^^)。ジャッキー佐藤さんは惜しくも99年に若くして胃がんで亡くなり、ライバルだったモンスター・リッパーも奇しくもその翌年あとを追うように他界されましたが、ビューティー・ペア、その後のクラッシュギャルズの大ヒットで松永家がいかに収益をあげたか、今から考えるとこわくなるほどです・・・。松永高司さんの「終わらない夢」、私どももいっしょに時代の夢をみせてもらったのだなとしみじみと思いました。女子レスラー ビューティ伝説 女子レスラー クラッシュ伝説 ・・・じつは、なじみのメイド喫茶のオーナーにも読むようにすすめているのですが(ちょっと違うけど、うら若い女性が主体となる業界、時代にほんろうされるビジネスなこと等、共通項が多く得るものがあるのでは?・・・)「イヤよ。・・・なんでそんな、最後に失敗した人の本読まなアカンの」と、敬遠しています。うーん。
2011.06.13
この春から、息子の高校の制服のシャツがほんの少し変わりました。綿100%から化繊の混紡になり、ピケふうの細かいストライプ入り。汚れや汗が染み込みにくく、洗濯すると乾きがはやく、しわになりづらい。しかも生地がストレッチで、成長期の膨張(笑)しつづける身体にもよくなじみ、着心地も抜群のようです。規定では、いちおう制服のシャツは白ワイシャツならなんでも可、中学の制服シャツでもOKなのですが、リニューアルしたシャツはいちど着るといたくお気に召したようでもう、中学時代の綿カッターなぞ見向きもしません(^_^;)。素材もデザインもどんどん良くなりますね。時代はつねに流れてゆきます。体操服も今年度からアディダス製に変わり、中学生ふうな定番の赤いジャージー返上、どこの実業団かとおもうほど(笑)あかぬけています。お値段が・・・。娘でさえ、「わあ、かっこいい。これ(高校の体操服)いらなくなったらちょうだい♪」というほど。弟のサイズですから、彼女にはだぶだぶ、ぶかぶかなのですが。
2011.06.09
金曜日に毎年恒例の高校音楽鑑賞会があり、今年は抽選先着順50名で保護者も鑑賞させていただけるので、運良く(笑)義母といっしょにいってきました。クラシックのすばらしいコンサートが随時開催されるザ・シンフォニーホール、隣接するホテルプラザは長年大阪・キタの名所でしたが残念ながら現在閉鎖中(解体予定?)、バブル華やかなりし頃、ザ・シンフォニーホールでコンサートを堪能してホテルプラザでディナーをいただくのがしがない(笑)会社員時代の私の夢でしたが、ほんとに夢で終わってしまいましたね(*^_^*)m(__)m。カルメン第一組曲からはじまり、ハンガリアン舞曲やはげ山の一夜等しろうとにもわかりやすい曲目、大阪フィルの名演奏を鑑賞させていただきました(^-^)。指揮者の中井章徳先生の軽妙なトークも面白く、こんな先生が指導してくださったら、殊に小中学校のこどもたちはますます音楽が好きになるだろうなとうらやましくなりました(^-^)。鑑賞会の帰り、義母が新しくなったJR大阪駅に案内してくれました。(事務パートで日本橋に近いミナミはしょっちゅう通りますが、キタはずいぶん長年ごぶさたしています。)その名も大阪ステーションシティー、伊勢丹三越とルクアの高層ビルをはさんで大阪駅の真上に一大アミューズメントエリアをつくってしまう発想に、びっくり。平日なのに日曜日?と錯覚するほどの混雑で、景気上昇に一役かってくれるといいのですが。JR大阪駅といえば・・・、かつて中央コンコース付近に『アルパ・フィロ』というシルク専門のブティックがあったそうですね。・・・そうですねというのは、残念なことに現在はネットで検索してもそれらしき情報が見つからないからですが・・・、手元にある国書刊行会刊・華山香子著『シルク』という本(ブックオフでゲット)に載っています。『シルク』の刊行が1991年なので、まさにバブル時代・・・わりと短期間で閉店されたのでしょうか。いま現在の大阪ステーションシティーに在ってもふさわしい、華やかなお店だったのでしょうね。いってみたかったです(買えないけど(^^;)・・・)。いつかお金をためて、義両親や父にシルクの服を買ってあげたいですね(ホントにいつのことやら・・・)。・・・帰宅すると、音楽だめ(T_T)な娘もさすがにライブの名演奏に魅せられたらしく、「オペラの『カルメン』を通して聴きたいなあ」と目を輝かせていました。「・・・でも『カルメン』ってストーカー殺人な結末なんだよね」・・・「おたく」というのは身も蓋もないなあ(^_^;)。画像は、シティー名物の金時計、地上3Fほどの高さでしょうか。真偽のほどはわかりませんが、純金製だそうです。ルパン三世はだいじょうぶかしら・・・。
2011.06.05
事務所で給与計算の入力していたら、オーナーがあわただしく戻ってきた。メイドさんが調理器具で火傷して、診療所に付き添ったらしい。(土曜日だけど、診療所が開いていてよかった。)さいわい軽いのだけど、やけど自体より感染や化膿が心配で点滴してもらっているという。本人は元気で、夕方から出演予定のライブイベントのほうを心配していたらしい。若いお嬢さんだし、迅速に適切な手当ができてなによりでした。点滴が終わって彼女を迎えに行くまで、オーナーとちょっとおしゃべりした。「メイドさんみたいな若い子らがなんでもすごく吸収していちじるしく成長するのは若くて素直だから?」と聞くと「それもあるけど、あの子らは若いから物覚えがすごくはやい♪」・・・うらやましい(^-^)。もっとも、私は若い頃から物覚えが悪かった(^^ゞ。記憶力が悪い上にとてつもなく不器用なので、なんでも他の人が当たり前にこなせることが出来ず、どれほど困ったことか。運悪く(笑)、こどもたちも物覚えがよくない。くだらないことはすぐ覚えるけど、ことかんじんの勉強態度がまるでだめ、鳶が鷹を生むというわけにはいかない(当たり前か)。いまさら優秀な子供の親になってみたいなんて高望みはさらさらしないから、せめてまじめに努力する姿勢を身につけてほしい。それにしても、最近昔のこと・・・、高校時代の記憶がとぎれとぎれに思い浮かぶ。こどもたちがその年代で、同化しちゃっているからでしょうか。夢のなかで、テストがまるで出来なくて卒倒しそうになり(爆)、目が覚めて夢でよかった・・・と胸をなでおろす。もとからよくないうえに、衰えるいっぽう(笑)の記憶力を浪費するのはもったいないのでもっとましなことに意識を向けなくては・・・と切に感じます。
2011.06.04
ひさびさの事務パート(笑)でバタバタしていたのできょう楽しみにしていた(爆)TVをみのがしてしまいました。政府もたいへんですね。特に被災地の皆さんにしてみれば現在これだけ過酷な状況におかれてるのにどこ吹く風でなにをやっているのか・・・というお怒りもわかりますが、カンさん、これだけ批判や悪口にさらされながらも宰相の座にしがみつき・・・じゃなかった職務をまっとうしようとする姿勢だけはまことにあっぱれですね。「やめてたまるか」という不撓不屈のその先に、なんら諸問題解決のビジョンがみえてこないのは痛いところではありますが(・_・;)。場合が場合でなかったら、その不屈の姿勢にうたれて応援したくなるのですが、このままでは・・・日本がほろびてカンさんだけが残りました。なんてことになりかねないのが心配です>゜))))彡・・・。政府首脳はやはり、国家のため国益のために一身を捧げていただかないと、そのうえで政治家は巨悪でなくては。「秋は分からない」「責任果たす」=菅首相、強気と弱気が交錯「私のような団塊世代は辞めて、皆さんたちが新しい国会をつくってほしい」。菅直人首相は1日、会期延長要請のため首相官邸を訪れた民主、自民両党の超党派議連メンバーに、政権に恋々としない姿勢をにじませた。 出席者によると、首相は終始神妙な様子で、「私は(首相を)いつまでもやっていない」「秋は誰がやっているか分からない」などと繰り返したという。 もっとも、この直後に行われた党首討論で、首相は谷垣禎一自民党総裁らの退陣要求を突っぱね、東日本大震災の復興などに向け、「その責任を果たしたい」と強調。内閣不信任決議案の採決を控え、強気と弱気が交錯していた。
2011.06.01
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