イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

2024年01月09日
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カテゴリ: 甲州ライフ



ヤギーずに竹を切ってもってきてくれる。

彼は30年ほど前に東京から移住してきた。
ずっと、
ヤギと暮らしたい。
養蜂をしたい。
ニワトリを飼いたい。
そう思っていたそうだ。

タクシーの運転手で忙しく働いていたこともあって、

我が家のヤギーずを見て、
「ヤギがほしい」と相談にくるのだ。

しかし、
81歳という高齢で一人暮らし。
ヤギを飼うのは厳しいかもしれない。

「倒れたらだれかにもらってもらう」
そんな簡単なものではない。

彼がほしいのはザーネンという大きなヤギ。
子どものころ、親がヤギの乳をしぼっていたのをよく覚えていて、
自分もやってみたいのだそうだ。
大きなヤギは、力が強くて、


それでぼくは、
「ニワトリにしたらどうですか」と話してみた。

最初は渋っていたが、
「ぼくの知り合いが烏骨鶏を飼っているんですよ」
と話すと、


烏骨鶏は、
真っ白な体に目のまわりが真っ黒で、なかなかかっこいい。
おじいちゃんも、
ひょっとして思い出があるのか、
その気になりつつある。

高齢者が動物を飼うのはいいことだと思う。
ただ、
犬や猫は、どうしても寿命の問題があって、
高齢者はほしくてもがまんしているようだ。

その点、
ニワトリなら飼いやすい。

ある80代の男性がニワトリを飼い始めた。
パーキンソン病を患っていて、
ほとんど毎日、家でゴロゴロしている。
ところが、
ニワトリを飼い出したら、
早起きするようになった。
ニワトリの鳴き声を聞くと、
ウキウキしてきて、すぐにニワトリ小屋の前に向かうのだと言う。

そして、
朝ごはんをあげて、
しばらくはニワトリを見て過ごす。

それが楽しくて仕方なくなって、
いつもニコニコして過ごせるようになったのだ。

お年寄りがニコニコしていると、
まわりの人も声をかけたくなる。

近所との関係も良くなってきて、
烏骨鶏の卵は高価だから、
たまにあげるととても喜ばれる。

自分も産みたてのたまごを食べるものだから、
元気になってきたと喜んでいる。

うちに訪ねてくるおじいちゃんも、
病気をして右手が少し震えている。

「あまり話をする人がいなくて」と孤独を訴える。

ニワトリが役に立ってくれるかもしれない。

「チャボでもいいですか?」
と聞いたら、
「やっぱり烏骨鶏がいい」
と照れ臭そうに言う。

今、
知り合いに烏骨鶏が手に入らないか頼んでいるところだ。






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Last updated  2024年01月09日 17時26分43秒
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