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2009.05.26
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カテゴリ: 翼の男
彼はずっと海を見ていた。どうすべきか迷っていた。



(大学は卒業したのだが、就職はできなかった。

できなかったというよりしなかったのかもしれない。

夢もなかった。いやあったのかもしれない。

でも大学の生活の中でだんだんと失くしてしまった。

それは彼女が、先に逝ってしまった失意からかもしれない。

いや、本当はそれもどうでもいいことだ。

家を失ったことか。大学に行かせるために親が家を売ったことか?

それは申し訳ないと思っている。



大学に入るのが目的で卒業したらどうするかなんて考えてなかったから。)



海は静かな波を砂浜にうちつけながら紙の入ったコルク栓で閉まったサイダーの瓶を運んできた。

興味本位で彼はその瓶を拾い中を開けて紙を読んだ。

その紙には



(ハズレ!)



「スカなんや。笑」 とてもおかしかった。

(しばらく笑ったことなかったから少し幸せなれたかな。)





彼はまだ、気づいていない。白い羽根が瓶に入っていることを・・・。






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Last updated  2009.05.26 17:25:42
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