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2009.05.26
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カテゴリ: 鈴が鳴る浪人
彼は、侍である。しかし浪人なのだ。

松の廊下で藩主が刃傷沙汰を起こしたために藩がおとりつぶしとなり

浪人になったのだ。

性格が楽天家のためにあまりそれを気にしていない。

傘はりでもなんとか生活していけるのとたまに別の仕事の依頼が入るからである。

「だんな、また、けんかだ。また仲裁たのむ!今月の家賃はいらねえから。」

「おう!任しとけ。笑」

「角の居酒屋だ。」

「がってんしょうちのすけ!」



彼は、疾風のごとく角の居酒屋に急いだ。



居酒屋

地元のやくざ同士が些細なことで争いお互い用心棒を連れている。

その中へ彼は割って入った。

「そのけんか待った!どうしても争いたいのなら俺を倒していけ。笑」

「なんだてめえは!」

「仲裁人だ!」

用心棒が彼の前にふたり立ちふさがった。まずはこの変やつを倒してからだということか。

用心棒のひとりが刀を抜いた。熊のようなごつい身体の男だ。

彼は、ゆっくりと鞘ごと刀を抜いた。鞘は刀と離れないように鈴のついた紐で縛られている。

「き、きさま、愚弄するきか!」熊男がほざいた。



また、人の血を見るのがだいの苦手。

熊男が彼に襲いかかってきた。彼は居酒屋の椅子を足で蹴飛ばし走ってくる熊男

の足元へ。ゴキ!鈍い音がして熊男が倒れこむ。上段の構えから一気に刀を熊男

の首筋に一撃!チリリーン!熊男が気を失った。

もうひとりの用心棒が懐をまさぐっている。南蛮渡来の六連発銃を取り出してきた。



彼は頭上高く飛び、刀を用心棒の後方へ投げた。

刀は落ちていくと同時に鈴の音を鳴らした。用心棒が音が気になり一瞬後方へ目をそらした瞬間、

あごへ膝蹴りを一撃し、用心棒の腕を不自然な方向へ回して関節を外した。だらっとした手から

拳銃が落ちた。彼は拳銃をとり、空に向けて一発撃った。ズキューン!

あたりは静まりかえった。誰も何もいわない。

「あとでお前らの組に挨拶に行くから、覚えとけ!」彼は言った。

やくざが次に言うきまり文句を先に言ったのである。

一斉にやくざが蜂の子を散らすように逃げていった。



「だんな、助かりました。いつもながら見事ですね。」

「正義は必ず勝つのだ。笑」

また、町に平和が訪れた。

「平和が一番だ。」



その後、彼が討ち入りに参加したかどうかは定かではない。

どちらにしても、やはり、刀は抜かなかったのではなかろうか?

たけみつだと言う噂もあるが・・・・。








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Last updated  2009.05.26 17:30:27
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