ひーちゃんのゼミナール 名古屋産業大学(現代ビジネス学科)・大学院環境マネジメント研究科)現代の社会・経済・環境・芸能・スポーツ・宇宙

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2018.02.06
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FD研修会

「漂流する大学 ―その50年の軌跡をたどる―」―仮題であって書籍として出版するまでに変わる可能性はありますがーと本書を題した理由は、至極簡単な理由で、筆者が今年でちょうど50年間大学に在職した節目に当たる年だからです。大学に入学したのが19歳の春、卒業後は大学院に進学し、ポスドク*も経験せずに、大学(三年制短期大学)に終身雇用の職を得、途中3年間大学の籍から離れましたが、再び大学に復帰し、今日に至っています。
*ポスドクとは、博士研究員(Postdoctoral Researcher)のことで、博士号(ドクター)取得後に、任期制の職に就いている研究者や、そのポスト自体を指す語です。博士後研究員とも呼ばれます。
 そういうわけで、あまり具体的には書けないことをお許しください。―とはいえ、ブログの作成者は調べれば分かってしまいますが―現役の大学教授ですので、周囲に迷惑をかけるのは忍びないことですし、また、良心の衝動によって事実や信念を述べたとしても、それによって、関係者に少しでも影響が及ぶのは、筆者の本意ではありません。
 そういう訳で、本(ブログ)書は、事実をもとに執筆はしていますが、設定や情況を変えて文章を組み立ててあります。しかし、真実を伝えようという筆者の意図は、微動だにしていないと確信しています。副題に、「英知と正義の巨塔を求めて」とありますのが、そのささやかな証で、筆者が大学に入学したころから見て、大学は社会経済状況の流れに身を任せて、また同じく鴨長明よろしく、川のように漂流し、一体どこへ向うのかを案じるわけですが、「真理と英知そして正義」の大海へと向っていると信じて本書は書かれています。「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」という無常観に囚われることなく、未来を見据えて生きたいと考えています。

ここで、仲村輝彦のパートナーの多羅尾敏内を紹介します。彼は式部准教授と同じ、仲村教授の大学の後輩で経済学専攻の助教ですが、国立大学法人へ勤務している前途有望な若手教員です。仲村は後輩の面倒見がよいらしく、後輩からは信頼され、しょっちゅう情報交換をやっているみたいで、筆者も、時々誘われては雑談に興じます。国立大学の情報は主に多羅尾助教から仕入れています。
 これは確か東京の御茶ノ水だったか、その時の話です。2015年11月。教授会終了後に、急遽FD(ファカルティー・ディベロップメント)研究会が開かれることとなったと言うのです。急遽というのは不正確で、あらかじめメール配信で通知があったので、予定通りというのが正しい。ここ最近、メールによる通知(多羅尾敏内に言わせると、強制力を伴うので「通達」と言った方が正しいと)が、頻繁に行われるようになり、多羅尾から言わせれば、人をバカにした扱いが横行しているとしか言いようがないそうです。一体、人にモノを頼んだり誘ったりする際の礼儀は、面と向かって口頭で行うのが古来より行われてきた、正しい作法だ。何も一対一である必要はなく、一対多数でもよい。しかし、人をモノ扱いする風潮が進行するにしたがって、電話になり文書になり、最後はメールになる。人事管理が進化――実は劣化――すると、以上のような連絡手段が進行すると、何かにつけ、過激な発言をする多羅尾は語気を強めて言います。
 もちろんわれわれ教師も、学生に対して、大事なことをメールですましているから、このような悪口を言う資格などないことは、重々承知しています。コミュニケーションが、メールによって行われる時代であることは、子どもでも知っている。また社内や官公庁などのメールは、公式メールである限り、公文書扱いになるので、そう目くじらを立てることはないでしょうが、多羅尾敏内助教の言い分も分からないではありません。しかし、筆者の経験でも、毎日おびただしい数のメールを受信し、見落とすことだってあるし、設定次第では、自動的にゴミ箱に入ってしまうこともあるのです。メールによる、指示・徹底は良いことなのではあるが、多羅尾先生の言うように「人を馬鹿にした『通達』」なのかもしれません。だったら、その通達に従うことはないわけですね。そうは行きませんか? こう言うのを古めかしい哲学で「疎外」といったのでした。(2018.2.8)








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最終更新日  2018.02.06 09:26:23


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