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通常通り園バスも出る
母はこの1週間で寝坊体質から抜け出さないといけない
というわけで夏休みもゴールがかすかに見えてきたように思う
うふふふふ
でも一日をいかに過すか、もうネタが尽きてきた
今日の東京は大快晴で猛暑
これは海しかないかな、などと思ったが強風だった
仕方が無いので大きめの公園で虫取りをすることになった
といっても相方はいないので母が軍手(今度は大人用のね)持参で出かけてきた
虫取り網、虫かご、念のため水着などなど、荷物はでかい
でも兄怪獣が自分の自転車をこいでくれたので助かった
彼は往復4-5キロならものともせずに自転車をこぎ続ける
坂道もなんのそのだ
こういう時子供が男の子でよかったと思う
風は想像以上にきつかった
髪の毛が自分の顔にバシバシ当たって痛いし
自転車は停めた途端に倒れるし
中身が入ってると言うのにペットボトルは吹っ飛んでいった
お目当ての原っぱに到着
去年もここで大量のバッタを捕獲したことがあるので間違いなく捕れるだろう
弟怪獣が網を持って原っぱに駆けて行く
兄怪獣はというと、舗装されたアスファルトの道路から一歩も動くことが出来ない
原っぱが怖いのだ
そういう母も実は怖い
あの虫という奴らはどうしてああも周囲に溶け込む色をしているのだ
どこにいるか分からない、でもきっとそこら中に潜んでる、
そういう状況が恐ろしいのだ
弟怪獣が原っぱを走り回っていると案の定あちらこちらでバッタが飛び出してきた
バッタってジャンプするだけじゃなく、本当に羽をバタバタさせて飛んでくる
弟怪獣が網を滅多やたらと振り回したがその中に偶然入ってくるほどバッタたちは鈍くもなく、母が駆り出されることとなった
うっ、やっぱり原っぱに入るのって抵抗がある
こういう時は子供が男の子だったことを恨めしく思う
兄怪獣の虫網を借り、前方の草をそれで一旦払い、危険が潜んでいないことを確認してから一歩進む、という地道な作業を強いられる
振り返ると兄怪獣が私の背後にひっつき、同じ歩幅でついて来ていた
ようやく弟怪獣の近くまでたどり着くことができた
弟怪獣が動くと「チチッ」という音とともにバッタが飛び出してくる
着地点をしっかり見極め網をかぶせる
何度かトライするとショウリョウバッタがつかまった
これを虫かごに入れるのがまた大変だ
いくら軍手をしているからと言ってダイレクトに虫を触るのはできそうもなかった
そこで網の奥にバッタを追いやり、網をぐるっと巻くようにして虫を閉じ込めておく
その隙に虫かごを開け、入口のところから網もろともかごの中に入れ、巻いてあるのを元に戻すとバッタが勝手にかごに入ってくれるという手はずだ
こうして何とか1匹目のバッタをゲットした
次に見つけたバッタは異様にでかかった
飛行距離も長く、着地点を見極めるのが難しい
一度は見失ったものの、最終的には網の中に捕らえることが出来た
だがここで難題が発生した
持っていた虫かごはひとつ
そこには既に小さいショウリョウバッタが入っている
これを逃がすことなくこの巨大バッタを中に入れることができるだろうか
自分自身、この年になって強風の吹き荒れる海辺の公園でバッタと格闘しようとは思ってもみなかった
まずは虫かごを数回振り、中のショウリョウバッタを隅の方に追いやる
右手で網が巻かれて身動きが出来なくなった巨大バッタを準備し、
左手で虫かごのフタを開ける
と同時に右手の網をフタに覆いかぶせる
ふぅ、なんとか中のショウリョウバッタを逃がすことはなかった
あとはこの巨大バッタを虫かごの中に入れるだけだわね
楽勝!と思ったのだが、バッタの長い足が網にひっかかりなかなか虫かごに入っていってくれなかった
兄怪獣が「もう少しだ!」とか「そうじゃない!」とか耳元で叫び続けた
そんなに言うなら自分でやってみろ!と言いたいところだったが、この状況下で最も頼りがいの無いのが兄怪獣だった
左手の軍手を取るとそれを右手で掴む
それでもってなんとか巨大バッタを虫かごに押し込んでやった
ふぅぅぅぅぅぅぅ
今日の私はとってもナイスファイトだわぁ
と自己満足したところで、その後は虫を捕獲してもかごには入れないということで怪獣兄弟には納得してもらった
その後も少し虫取りをしたり、おにぎりを食べたり、無意味に走り回ったりして遊んだ
その間にバッタたちに異変が起きた
なんと小さなバッタが大きなバッタの背中に乗っかっていたのだ
子供たちは「わーい、おんぶばっただ」とか「結婚した!」とか言って大喜びした
そして巨大バッタのフンを見つけてまた喜んだ
どのぐらい巨大かというとフンの大きさだけで約2センチもあるのだ
それを公園にいた2時間ぐらいの間に4個もした
家に帰って図鑑で調べたら大きな方もショウリョウバッタでメス
小さい方はオスだった
子供たちは卵を産めるようにと大き目のケースに土を入れて、その上に公園から持ち帰った葉っぱを敷いてバッタを放した
私はこの計画が失敗に終わることを心の中で願うばかりだ