風雲 いざなみ日記

2009年05月08日
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カテゴリ: 判官の多事暴論
(長実雛芥子/ナガミヒナゲシ)


例えば、社内で些細なことにピリピリして、噛みついてばかりいると、職場の空気は沈み、士気も低下して業績が落ちてしまいます。 百年に一度の不景気だとか、デフレスパイラルだとか取沙汰してマスコミが過剰に反応すると、市民の消費意欲は薄れ、株価も影響を受け、本当に深刻な事態になることがあります。



豚インフルエンザが海外で発生して、緊迫した不安な状況にある今、政府の警戒態勢や、感染の疑いのある帰国者に対する対応は、当然あるべきスタンスです。 けれども、一連のマスコミの報道には、明らかにフライング気味の報道が目立ち、不安を煽る一因になっている可能性があります。 日本のマスコミの質の悪さは、今にはじまったことではなく、何かにつけ 報道の自由 を盾に、度を越えた報道する傾向が強く、ときには 報道被害 が出ることもありました。



豚インフルエンザについては、他のタイプの新型インフルエンザと比較すると毒性が弱く、ある程度医療機関を持つ国々では、流行したとしても必ずしも大きな脅威にはならないという見方もされています。 このことを受けて、WHOが フェーズ5 の発表基準を過剰反応だと疑問視する専門家もいるようです。



あまり、不安を煽るような報道を繰り返せば、不安は人から人へ感染し、実際のウイルスのように蔓延し、回復気味の株価や流通に深刻なダメージを与えかねません。 疑いは疑いであり、念のため調査中とか、市民の安心や冷静な行動につながるような、真実に則った、節度ある報道はできないものでしょうか・・・ 




報道の自由を乱用する日本のマスコミは、 視聴率が第一 で、 社会正義は二の次 。 振り回されるのは常に市民です。 日本を感染列島にするのはウイルスではなく、マスコミかも知れません。



さて気分転換に、今朝の花は 長実雛芥子(ナガミヒナゲシ) です。長実雛芥子は、地中海沿岸から中欧に分布するケシ科の1年草。 1960年頃に日本へ渡来し、今では各地の路傍や荒地に生息しています。秋から冬に芽生え、4月頃から開花し、5月中旬頃まで可愛い姿を見せてくれます。



『ナガミヒナゲシ』

科属:ケシ科 ケシ属 1年草
原産:地中海沿岸 日本帰化植物 









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最終更新日  2009年05月09日 05時02分51秒
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