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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2009年01月28日
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オリンピックの身代金2.JPG


物語は昭和39年、二人は東大卒、島崎は大学院生、須賀はテレビ局勤めのエリート
オイラは3流大学卒、インテリヤ卸売業に就職して2年目のことだった

それは、幼児期に戦争を体験、終戦後の廃墟の中、食糧難、混乱期に少年時代を過ごし、
大学時代には、安保闘争で学生運動に明け暮れた、同時代の空気を解り合える同胞として読めた
物語の進行に併せてオイラの経験がシンクロして、すんなりと入りこめたのです

エッ、オイラは、関係ない?
いやいや、当時の空気が見事に描かれていて、「そうそう」「いやー!そっだったねー!」と
想い出と、懐かしさに、ぐんぐん引き込まれ、長編大作だったが、一気に読み終えたよ


ホンダS600は夢の自動車、自転車で引く大八車、オート三輪、都電が共存してたし

みゆき族、Gパン、ラムネ、常盤平団地(オイラ隣の小金原団地に住んでた)、2DK
ニュー・ラテンクオーター、力道山、ビートルズ、吉永さゆり、石原兄弟、ロカビリー・・・

新幹線・首都高速道路・モノレール・国立競技場・武道館・ホテルニューオータニ・・・・
東京オリンピックに向け進められていた全ての事が、近代的日本に変革する大きなキッカケになった事で、オイラ的には、島崎のオリンピック開催を阻止しようとする気持ちは、解らない

ただ、官憲による権威主義、資本家による搾取構造、その為の貧富の差等に憤怒する気持ちは解っても

特に、面白かったのは、身代金の受け渡し方法
すでに黒澤明監督映画「天国と地獄」は公開され、列車の窓から放り投げる事が書かれている
だから、東京駅のプラット・ホームとは、よく考え付いたもんだと感心する
オイラ、実は翌40年秋に結婚、新幹線ホームで胴上げされた一人なんだから・・・・

終焉の結末は・・・・・・・止めて置きますが


一方の犯人と警察の追跡劇のクライマックスが近づき・・・・・・・

(映画に必ずなるのだろうけど・・・・吹奏楽団の行進曲が高く響く中、行進する各国代表選手団、犯人の顔、天皇陛下、焦る刑事達の顔、空をジェット機が飛び、無数の鳩が飛ぶ・・・
祝砲がどーん・・・・・となって・・・・)
と言うような映像が浮かび、身体が震えるほどの読み応えだった

奥田英朗サン、「サウスバンド」に続き、大変面白かったです






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最終更新日  2009年01月28日 14時58分59秒
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