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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2012年10月23日
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恐怖の報酬.jpg


監督=アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
製作=レイモン・ボルデリエ、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
原作=ジョルジュ・アルノー
脚本=アンリ=ジョルジュ・クルーゾー、ジェローム・ジェロミニ
撮影=アルマン・ティラール
音楽=ジョルジュ・オーリック

【キャスト】
イヴ・モンタン =マリオ        シャルル・ヴァネル=ジョー

ヴェラ・クルーゾー=リンダ     ウィリアム・タッブス=ビル・オブライエン
ダリオ・モレノ=ヘルナンデス    ジョー・デスト=スマーロフ

【あらすじ】
メキシコにほど近い中米ヴェネゼラの町ラス・ピエドラス

『マリオ』は 同じ食い詰め者や 札付きたちの集まるこの町で、
恋人『リンダ』や 仲間の『ジョー』と苦楽をともにしていた

そんなある日、町から500キロ離れた山上の油田で大火災が発生、犠牲者が続出
石油会社は一刻も早く消火させるため、ニトログリセリンの使用を決断

そこで危険なニトログリセリンを運搬する4人を 2000ドルの賞金付きで募集
「マリオ」「ジョー」に『ビンバ』『ルイジ』が選ばれた

こうして 彼らは2台の運搬車に乗り込み、現場へ向かうのだが・・・・・


もう 何度目になるのだろう この映画「恐怖の報酬」
この映画は 映画の面白さ そして映画とは何か?の 基本を教えてくれる

原作、脚本、監督、演出、配役、俳優、演技、撮影、音楽、美術、照明、編集
録音、衣装・・・・・・・総合芸術として どれもが満点でなくてはならない

そして観客を画面の中に引き込み スクリーンの中で主人公達と一緒になって


観終わって 席を立てないほどの興奮に震えていたり 思わず拍手をしてしまっていたり
涙と鼻水が止まらくなっていたり  足元が軽くスキップしたくなるほど心が踊っていたり

・・・・・というように 完全に別世界に連れ込んでくれる それが映画芸術

「恐怖の報酬」は 超危険物質“ニトログリセリン”を 4人の男達と 一緒になって
デコボコの山道を運ぶという ハラハラ ドキドキ ヒヤヒヤの恐怖を味わうのです

先ずは 前半のかなりの時間を ”ラス・ビエドラス”の街での情景を映します
その町の暑さと汗の匂いを 各国から集まってきたはぐれ者達と混ぜて写し取ります

それは 石油の利権の所には必ず居るアメリカ資本家と貧しい者達の
馴染みパターン図式がなにげに映し出されてていたりして・・・・・

そして いよいよ出発となってからは、もう画面から目が離せなくなります

出発前にニトロの破壊力を4人のドライバーに示すために、一滴だけ落とすと・・・・
“ズバーン”と粉々に砕ける石、主役の4人だけでなく、 
観客までも一気に巻き込んで・・・・・ サア覚悟はいいですか?って

主役の4人、それぞれの生い立ちなどは詳しく語られませんが・・・・

ドイツ人の『ビンバ』(ピーター・ヴァン・アイク)はナチス体験を相棒にちょっと語り
病いに余命いくばくもないイタリア人『ルイジ』(フォルコ・ルリ)は故郷で死にたいと
フランス人『マリオ』(イヴ・モンタン)はメトロの切符をお守りにしている

そしてマリオの相棒となる老年ヤクザの『ジョー』(シャルル・ヴァネル)
ヤクザものだから、若い頃から非道なことを多くしてきた筈なのに・・・・
いざという時、あらゆる死線を乗り越えてきた筈の彼が最も弱さを晒して・・・・
石油の溜まった池での真っ黒になった惨めな姿や マリオの腕の中で果てる憐れな姿
たったこれだけの時間で 人間の本性を暴き出してしまう映画のチカラ

恐怖でこわばる目の動き 震える指先 緊張で固まる肩と腕 それでも進む侠気

ラストの 「青きドナウの流れ」のワルツのメロディーに乗せて・・・・・
ダンスを踊る絵柄と 山道をジグザグと踊るように運転をして帰るマリオの映像が交互に

アアア もう止めて・・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと前に 車庫の脇に咲いていた「チョコレートコスモス」 
匂いもチョコレートの香りがするんだけど・・・・知ってました?
チョコレートコスモス.jpg
オイラ的花言葉:「累卵の危うき」(るいらんのあやうき)
         *一触即発の、きわめて危険な状態を言う
          積み上げた卵はいつ崩れてもおかしくない








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最終更新日  2012年10月23日 23時29分30秒
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