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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2013年11月30日
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ドールズ.jpg

【スタッフ】
監督・脚本=北野 武
製作=森昌行、吉田多喜男、上埜芳被、久保聡、吉村直明
撮影=柳島克己   美術=磯田典宏   装飾=尾関龍生
音楽=久石 譲    録音=堀内戦治   音響効果=柴崎憲治
照明=高屋 齋    編集=北野武、太田義則
衣裳=山本耀司、岩崎文男

【キャスト】

三橋達也 =親分         松原智恵子=良子
深田恭子 =春奈         武重 勉  =温井
岸本加世子=春奈の叔母    津田寛治  =若い頃の親分
大家由祐子=若い頃の良子   大杉 漣  =春奈のマネージャー
豊竹嶋大夫=太夫         鶴澤清介 =三味線
吉田蓑太郎=梅川         吉田玉女 =忠兵衛
清水章吾 =松本の父      金沢 碧  =松本の母
大森南朋 =松本の同僚     モロ師岡  =公園のヒットマン
吉沢京子 =春奈の母

【あらすじ】
近松門左衛門の『冥土の飛脚』の出番を終えた『忠兵衛』と『梅川』の文楽人形


赤い紐で体と体を結んだ”つながり乞食“の『佐和子』と『松本』

かつて、「松本」は「佐和子」の愛を裏切る形で別の女性と結婚しようとしたが、
そのショックで佐和子が精神のバランスを崩したことを知ると・・・・
彼女を病院から連れ出し、以来、ふたりはあてどもなく彷徨い歩き続けていた

ある日、友人たちに婚約を公表した思い出のロッジへと辿り着いたふたり




迫り来る死期を感じ取った老境のヤクザの親分は
ふと思い立ち、とある公園へと出かける

そこは、若い頃に愛した『良子』と毎週土曜に逢瀬を重ねた思い出の場所だ

思いがけず、今も彼を待ち続ける彼女と再会を果たした親分
彼は、正体を明かさず彼女と会うようになるが・・・・・

ある日、ヒットマンによって・・・・撃たれてしまう


交通事故で左目を失い、芸能界引退を余儀なくされたアイドル『春奈』の元に、
デビュー当時からの熱心なファン・・・・・

誰にも顔を見られたくないと言う彼女の気持ちを
慮るあまり自らの視力を奪った『温井』が訪ねて来た

久しぶりの再会
「春奈」は、彼のことを憶えていてくれた

だが「温井」の幸せも束の間、彼は交通事故で轢死してしまう

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「北野武」監督 第10作品目は「DOLLS、ドールス」 文字どうり“人形たち”

映画の冒頭は「文楽」で 近松門左衛門の人形浄瑠璃「冥途の飛脚」の舞台
人形に“心”はない  人間のみに与えられし “心”

なのに 最近「心が通わない」「心が見えない」「心が無い」など・・・・人間たち
文楽の人形が まるで“心”を持ったかのような 表情と仕草で 観客に問掛ける

「あなたには 本当に 心から愛し続けてる人がいますか?」
この映画は そんな問かけをする「武」監督の『愛』に関しての心情が表現されてます

キタノブルーから一転 鮮やかな色彩が 画面いっぱいに オイラたちを圧倒します
「サクラ」「もみじ」「バラ」「祭り」「雪」等 四季の移り変わりの美しさを映します

「北野武」は現在の日本映画界で唯一 自分の撮りたいものだけを自由に撮れる監督です

大手スポンサーやTV局の言いなりに 撮りたくもない俳優やタレントを主役にして
金儲けの為や 仕事としての 心のない映画を撮ったりは していないのです

監督の映画論は 静止してる一枚のモノクロ写真が 大きな感動を与えられる

ましてや映画は 原作があって 物語があって 会話や音楽があって 俳優が演技をして 
それも動画で こんな贅沢な条件なんだから・・・・

だから どんな場面を切り抜いても絵になるような ショットを心がける
そんな言葉を思い出しつつ 本当に美しい画面に釘づけになります

三話で構成されていますが オイラ的には「菅野美穂」と「西島秀俊」が
演じる “つながり乞食”の物語が 興味深いし 幻想的で 絵画的で素晴らしかった

この物語だけを もっと膨らませ 他の二話を外したら もっと芸術品になったかも 

しかし 「北野武」監督のキャスティングの絶妙さは 何なんだろう?

「菅野美穂」の巧さ  あのネックレスを手に持って 正気に返ったのか真顔で見つめ 
しばらくして ニィ~と笑い そして泣き顔に  そしてまた 無表情にもどってゆく

あの凄~い 一連の表情に・・・・・完全に やられちゃいました・・・・ 

そして 無表情だった「西島秀俊」も 思わず抱きしめ むせび泣く・・・・

そこの場面で それまで続いていた無言の道中のモヤモヤが 一気に破裂して
不覚の涙が・・・・・

この場面を見た 「たけし」監督「これが 撮りたかった」と 言ったとか

自分のやりたかったことを  自分が本を書いて 役者を選んで 監督して
編集して・・・・じぶんが満足できる映画に仕上げる  

日本で一番売れっ子の芸人が なんでこんなの撮れるんだか 不思議

あの 雪の中の二人の道行きシーンは まさに人形になった瞬間で 美しく哀しい

絵を描く人の感性だと・・・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まだまだ続く「菊」シリーズ   NO24
きく44.jpg








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最終更新日  2013年12月05日 09時25分49秒 コメントを書く


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