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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2015年10月03日
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のりこの食卓.jpg

【スタッフ】
監督=園 子温   原作=園 子温   脚本=園 子温
撮影=谷川創平   美術=藤田 徹   編集=伊藤潤一
音楽=長谷川智樹  テーマ作曲=園 子温 『Lemon Song』
挿入歌=マイク真木『バラが咲いた』
特殊造形=西村喜廣 録音=池田知久  助監督=天野修敬

【キャスト】
吹石一恵=島原紀子  つぐみ  =クミコ    吉高由里子=島原ユカ

安藤玉恵=決壊ダム  渡辺奈緒子=廃人5号   古屋兎丸 =喫茶店の男 
光石 研=島原徹三  手塚とおる=ヒゲの男   小貫華子 =深夜   

【あらすじ】
『島原紀子』は高校生、妹『ユカ』、新聞記者の父『徹三』、母『妙子』の4人家族
のりこ.jpg
「紀子」は 豊川市の田舎でくすぶっている自分や、家族との人間関係に苛立ちを感じてた

そんな中 パソコンで“廃墟ドットコム”という全国の女の子が集まるサイトを見つけた「紀子」
そこで「ミツコ」と名乗り、ハンドルネーム「上野駅54」さん等 他の仲間たちと知り合った

そして娘を 信用しようとしない父親と進路について何度も衝突し ついに家出 東京へ向かう

東京で 「紀子」は「上野駅54」さん こと『クミコ』と知り合い
(クミコは、上野駅のコインロッカー54番に捨てられた赤ん坊だった)


そこでの「紀子」は「ミツコ」と名乗り <娘>としての役割を演じながら、
本物の<家族>との関係、 本当の<自分>との関係を徐々に実感していく

2002年5月26日、新宿駅8番線プラットホームから女子高生54人が一斉に飛び込んだ  
その謎を解く手がかりを 妹『ユカ』はパソコンサイトの“廃墟ドットコム”の中に発見する

女子高生が集団自殺した次の日、54の赤い丸が増えていたことから、姉「紀子」が54人の


父「徹三」は妻と共に、失踪した娘たちを探し始めたが 
しかし、辿れば辿るほど、理解すればするほど、自らの愚かさに気づかされていく

「ユカ」の日記は、見事なまでに「徹三」の行動を予測し、彼の愚かさを浮き彫りにしていた
娘の「ユカ」が、自分をこれほどまでに解析し、解りつくしていたのに・・・・
自分は娘たちを何一つ理解していなかったのだ

ユカの失踪から2ヵ月後、母「妙子」は自殺してしまう
「徹三」は、紀子とユカの消息を追ううちに、“廃墟ドットコム”のことを突き止めていた

紀子もユカも彼らの組織<家族サークル>の一員だと知った徹三は、友人に頼んで
「クミコ」を母親役、紀子とユカを娘役だとして指名して呼び寄せるのだったが・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「園子温」監督の普通の映画「ちゃんと伝える」に なんとも不思議な気がして
それより3年前の 2006年の作品「紀子の食卓」を観てみた

タイトルからすると なんとなく温ッたか系のホームドラマっぽい感じがするのですが
そこはやっぱ「園子温ワールド」全開 家族四人の非日常的 日常世界が描かれて

「サイト仲間」「コインロッカー・ベイビー」「自殺サークル」「レンタル家族」など
オイラなんかには到底理解しがたい別世界に住む人々の 色々な出来事には興味はあるも
どうしても狂気の仕業としか受け取れず 歪んだ異次元世界に驚きあきれるばかり・・・・

それでも前半部分では 主人公「紀子」(吹石一恵)(そうそう この度 あの大物歌手
人気イケメン俳優の福山雅治氏と結婚されたそうだが オイラ的には 正統派美人の彼女 
かなりのお気にいりの女優だったのにぃ 残念! な~んてネ)

冒頭 この「紀子」 豊川から家出 東京にいて 何やらモノローグでそれまでの
いきさつを延々と語るのですが・・・・父親(光石研)の時代遅れな説教(東京の大学に
行くと 必ず男とできてしまうという)そんなコトに 嫌気が さしたらしいが・・・・
17才頃の娘は なんやかんやと難しい 悩み多く多感な年頃なのに ネエ

ところでオイラの娘二人は どうだったんだろう? そんな年頃の時 オイラは45才位 
仕事に夢中で なんもカマってあげられなかった いつだか上の娘が「父さん 何故もっと
勉強しろって叱ってくれなかったの」と言われ時は大ショックだった 未だに心が痛む 

それでも 二人は夫々にきちんと自立し 平穏に毎日を送っている・・・・のかな?

また オイラが17才頃の我が家は 父親は仕事柄家に居ないことが多く 夕食時の団欒は
兄も不在が多く 母・姉・妹・弟とオイラの5人 貧相な食卓だったが笑いが絶えなかった
オイラの友達の誰かが年中来ていて ミンナが羨む程の賑やかな家庭だったのは母親のお陰

だから この映画の親父のように 子供達の主張を受け入れぬというコトが理解出来ない
また娘二人が家出したことで 母親が自殺してしまうっていうのも 全然解らない

「園子温」監督は「いい子を演じようという家族ごっこをもうやめたいと思って 家出したり、
 殺人までエスカレートする  現実という虚構を演じるということから逃れられる人は
 一人もいない だったら、もう自分が役者であることに気付け」と発言しています

映画の中でも「あなたはあなたの関係者なのか」というセリフが度々登場する それは
「お前は本当にお前だと確信を持っていえるのか」と いう事をいってるのでしょうか

最後に出現したレンタル家族での食卓の理想的家族は やはり父「徹三」にとっての
理想的家族でしかなく「生まれ変わってやり直す」と叫んだ 父親は 昔のままで
何一つ変わっていなかったのです 「紀子」にとっては 最初の状態と同じで 
その違いは「誰かの理想」を叶える為に 自己犠牲を認めることだったのです

更に言えば 父の理想の娘を演じるのが耐えられず紀子は家を出たのに それ以降
レンタル家族での行為は 最初の状態を 許容出来なかった事を許容していただけで
それを延々と繰り返してきただけ そう最後 彼女は「紀子」を演じる事を選んだのです

なんか こんなことを見せられて 自分が自分を演じているという事に 気付かされ
そう言えば 良い夫を良い父親を真面目で誠実な人を 演じてきただけなのかも知れない

それは家族と円満に暮らすため 仲間と楽しく過ごすため 他人から良い人と
思われたいため  精一杯の演技をしていただけなのかもしれない・・・・・ 

でも 人間社会で生きていくためには それはそれで 大切なコトなんだネ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「せいたかあわだちそう・背高泡立ち草」 最近あまり見かけなくなったのは 
 荒地や空き地がなくなってきたからかなァ? あたり一面黄色に染めていたのに
せいたかあわだちそう.jpg






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最終更新日  2015年10月07日 09時18分25秒 コメントを書く


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