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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2017年08月21日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
バード.jpg

製作・監督=クリント・イーストウッド
脚本=ジョエル・オリアンスキー
撮影=ジャック・N・グリーン
音楽=ニー・ニーハウス

【キャスト】
フォレスト・ウィティカー =チャーリー・“ヤードバード”・パーカー
ダイアン・ヴェノーラ   =チャン・リチャードソン・パーカー
マイケル・ゼルニカー   =レッド・ロドニー

キース・デイヴィッド   =バスター・フランクリン
マイケル・マクガイア   =ブリュースター
ジェームズ・ハンディ   =エステヴェス

【あらすじ】
1920年8月29日「チャーリー・パーカー」はカンザス州で生まれる  
音楽好きで、子供時代から笛を吹き、更にはサックスを吹いていたが
環境には恵まれておらず、15歳の時には すでに麻薬中毒者になって

その頃、チャーリーはジャズの勝ち抜きコンテストに出場し、調子に乗った
そのひどい演奏に バンドのドラマーにシンバルを投げられ止められた 
その時の屈辱を、「チャーリー」はずっと忘れずにいた

8年後 チャーリーは、ニューヨークの52番街にあるジャズクラブで、

目の当たりにしたサックス奏者はサックスを吹くのが嫌になるほどだった

また その頃、チャーリーはダンサーのチャンと知り合う
チャンの一家はユダヤ系で、父親は舞台の演出家だった
一目惚れしたチャーリーは、積極的に彼女を口説くが チャンは、チャーリー
のことがイマイチ信用できず、結婚をためらっていた


チャンを迎えにいくと さすがのチャンも 心を動かされ、結婚を決める

チャーリーは子供にも恵まれるが チャーリーの薬物中毒は改善されず、
1946年の冬にはカリフォルニアの精神病院へ入院する

チャーリーは、トランペット奏者のディジーとともに、ビバップという
モダンジャズの新しいスタイルに挑戦していたが 黒人に対する人種差別も
あり、待遇はなかなか改善されず ディジーは精神的に不安定なチャーリー
を、献身的に支える

しかしチャーリーの薬物中毒とアルコール中毒はひどくなる一方で、警察から
もマークされたのだが サックス奏者としての知名度は上がり、52番街には
「バードランド」という、チャーリーの愛称をとったジャズクラブができる

パリでの公演も大成功を収め、仕事面は充実し 夫婦には3人の子供がいたが、
プリーという幼い娘は先天性の病気だった 娘の医療費がかさむ中、薬物使用
で逮捕されたチャーリーは、組合員証を剥奪される

チャーリーのツアー中、プリーの容態が急変し、そのまま亡くなってしまう
それを知った彼は、一晩中泣き続け そして再び麻薬に手を染めていく


【感想】
「ジェームス・リプトン」が司会する、ハリウッド映画俳優にインタビュー
をする「アクターズ・スタジオ・インタビュー」という番組がある

その中の一つ「クリント・イーストウッド自らを語る」で 大のジャズ好き
で知られる彼がこの映画「BIRD バード」について、色々と語っている

「チャーリー・パーカーを始めて見たのはオークランドのコンサートだった
縞のスーツのパーカーが登場して端に立った、皆が演奏して盛り上がってきた
ところでパーカーが演奏を始めたすると突然テンポが2倍になった 私は
「なぜだ、どう終わらせるんだ」と驚き 夢中になった・・・・

そして「彼を見て演技の勉強にもなった、ゆるぎない自信にあふれていたんだ 
あんな堂々とした人物は見たことがない、俳優でも芸術家でもね」

更に「ヒット狙いの映画じゃないんだ、パーカーの人生を描きたかったんだよ」
「すべてのミュージシャンに捧げる作品です」とも

そんなクリント・イーストウッド監督の 映画「BIRD バード」は
はっきり言って、ジャズ・ファンじゃないと、面白くないかも(暗いのだよ)

主人公「チャリー”ヤード・バード”パーカー」(フォレスト・ウィティカー)
ドラッグ漬けで、アルコール中毒の女好き、約束は守らないし、いい加減な奴で
・・・・夫人のチャン・パーカーを泣かしてばかり、子供も死んでしまう

天才芸術家って、なんで、こんなに自己破壊的なんだろう?
薬漬けの、ぼろぼろの身体は、34歳の若さで逝ってしまう程なのだから・・・・

イーストウッド監督は「なぜこの種の物語に心を引かれるのかって? 正直
いって分からない。 精神科医なら答えられるのかもしれないが、自分では無理
私を魅了するのは、たぶん、ひとりの人間が自然にあたえられたすべての恵みを
拒絶するのを見守るということなのだろう」と言っていた

だけど、ジャズ・ファンにとっての、コノ映画の醍醐味は、なんといっても
亡き「チャーリー・パーカー」のアルト・サックス演奏が聴ける事
*LOVER MAN     
*APRIL IN PARIS
*ALL OF ME
*LAURA
*COOL BLUES
*THIS TIME THE DREAM’S ON ME
*WHY DO I LOVE YOU? 
*PARKER’S  MOOD
等など・・・・・・・

当時のジャズ・クラブ「バードランド」等の雰囲気を味わいながら
ジャズ鑑賞が出来るのです(だから上映時間も160分と長い)

もうすぐ8月29日 「チャーリー・パーカー」の生誕97年目
可なり暫くご無沙汰のモダンジャズ しんみりと聴いてみるか・・・・







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最終更新日  2017年08月24日 14時12分56秒
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