「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
灯台
< 新しい記事
新着記事一覧(全9702件)
過去の記事 >
2024年09月13日
恋の魔法を掛けてあげる 1
テーマ:
★つ・ぶ・や・き★(576122)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
暗い印象のショールーム・キッチン
さながらの、
生活感のなさ・・・
。
昔の追憶が起
こってくるというように、
自分の心の底に想い沈んでいる、無気力さ、不安定、脆弱
さを、
飼い慣
らしている・・・・・・。
私の名前はホノカ。
父と母と姉と私の四人で暮
らしており、
家事全般は私の役目
だ。
一見よくある家族構成で、傍目からは普通に見
えるのに・・・。
キッチンで料理の片づけをしている私に、
姉の声が響いてくる。
皿洗いの手が止まる。
「
ねえホノカ、今日着てたセーター、
引っ掛けて糸がちょっと出ちゃったんだよね~、
直しておいてくれない?
あとシャツにアイロンもね
」
「
あ、うん。わかった
」
母から矢継ぎ早に催促が入
る。
横殴りの雨に打
たれながら、
木々が苦しみながらもだえるような身振
り。
自分の影を殺しているような気分
になってくる。
あるいは、いつのまにか自分が宇宙人にでも食
べられて、
まったく別の、もう一人の人間にでもなったような気
がする。
“自由ナンテココニハナイ...”
役割分担
ではない
、押
し
付
け、やるのが
当
たり
前、
それは
家庭内暴力
というのではない
―――
か
・・。
「
あ、ホノカ明日近所の人たちとお茶会があるから、
この前みたいにラズベリーケーキ作って頂戴
」
「
わ、分かった・・・
」
段々
いたたまれない
気分
になってくる、
間隔
にも
姿態
にも
少
しの
動
きも
見
せずに
位置
だけ
変
わってゆく。
手
を
動
かし
始
めた、
外側
にある
価値
や
感情
に
見向
きもせぬために―――。
「
ホノカ、父さんの明日の弁当もな
」
「
・・・・・・分かった
」
私
は
姉
のように
美人
じゃなくて、
頭
も
良
くなかった。
―――
黒
い
切
り
絵。
ぐずでのろま、とか、馬鹿なんていうひどい言葉も昔は言
われた。
これでもかなり改善した方
だ。
両親に少しでも褒
めてもらいたくて、
お手伝いを頑張
ったんだけど・・・。
嗤
っている
。
家族
の
談笑
が
聞
こえる
。
自動的
に
浮
かんできて
他
の
機能
が
停止
する
。
哂
っている
。
他愛
のないやりとりが
聞
こえる
。
新
しい
世界
へ
通
じる
扉
は
閉
ざされ
、心
が
石化
する
。
ザーーーーーー。
ザーーーーーー。
水が流
れている。
観測地点での大加速記録。
ザザーーー。
ザザーーー。
ノイズ
のように
聞
こえる。
、、、、、、、、、、、
何処で間違えたのだろう。
次第に私がやるのが当たり前
になり、
気が付けば私は家政婦
のようになっていた。
うらぶれてひねこびた細胞の記憶
は、
私の元々小さかった声をさらにいくらか小
さくした。
そこに家族の愛情
があって、
感謝の気持
ちがあればよかった。
けれど廃園のような荒廃した心理状態はつくられ、
縒れ戻る枝、蔓枝、
そして苔むし、風化
し・・。
すっかり
私
の
心
は
穴
だらけになっ
た。
元々
の
短所
や、
苦手
だったことすらも
目立
たなくなるほど
に。
この
家
の
掟
。
この
家
の
律法
。
私
は
家事
や
雑用
をこなすしかない、
それが
私
の
存在価値
だから。
両親は相変わらず姉だけを溺愛
した。
陰湿な会話の御伽噺
みたい―――だ。
ニャルラトホテプ
這い寄る混沌。
、、、
ボソッ・・・と声を漏
らしたら、
厚い藻の塊
があることなど、
(
知
っ て い た で し ょ う ・・・?
)
それは緑と蜜柑色の黴を生
やしていることなど、
(
知
っ て い た で し ょ う
・・・?
)
も
っとみじめになり、
もっともっと、辛い気持ちになる。
「
私
だけ、
家族
じゃないみたいだ・・・」
光を弱め、冷たくなっていく太陽、
息苦しい夜を抜けて、終わりのない階段へ―――。
晴天
の
昼下
がりの
公園
(
や、
)
夏
の
夕方
の
堤防
(
や、
)
街路樹
の
木洩
れ
陽
(
や、
)
雨上
がりの
町
の
水溜
まり―――、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
その
家
の
人
は
誰
もあなたのことを
愛
していない。
*
そんなある日、祖父が私に
お見合い話を持
ってきた。
祖父が来ると、家族全員が出迎えるという決定事項
がある。
祖父は父に会社を経営させ、母の父親であるが殆ど唯一の恐れる人物
だ。
しかし孫の私にはいつも優しい好々爺であり、
他の客には顔さえ合わせてもらえないことを抜きにしても、
私は祖父のことを好いていた。
私は生まれて何度か祖父にこの家を出たいとお願いしようと思ったことがある、
そう、こんな風に祖父がやってきた日に―――。
でも何度も考え直した、そう―――何度も考え直した、
一度その選択をしたらもう家族の関係は修正できない。
豆電球のようにささやかなものが天使のものに思
える、
愛は愛のない状況によってでしか発見
できないものなのだ。
、、、
応接室―――。
ここには値の張りそうな外国製の応接セットの他
に、
高給な酒瓶
もある。
(
成金必須アイテムとしての動物の剝製もある、
)
もっぱらは客次第
のようだが、
祖父には迷うことなく酒を用意
する。
この応接室にはまた、家族の肖像画が飾
られているのだが、
まさしくこの家の象徴的な一枚だと思
う。
、、、、、、、、 、、、、、、、、、、、、
その家族は三人で、私はそこに含まれていない。
―――絵
は
蛍
になれない
蛍袋、
音
を
鳴
らせない
釣鐘草。
(
それは、
)
部屋のあちこ
何処
にでもある。
(
それは、
)
彼女を差別し迫害
し、
ユダヤ人の歴史を彷彿
させる。
「
御手洗トウマくんが、
ホノカと結婚したいと言っていてな・・・
どうだろう?
」
「
御手洗さんって・・・、
確か財閥の御曹司の・・・?
」
ビュッフェスタイル、台車に乗せて料理を運ぶ給仕人。
十数名のコックが腕によりをかけて作る料理と、
上流社会らしいブランド服やパーティードレス。
血を大きく搏つ一種の諧調と音楽と色彩とがある。
眼を細めながら、いつかのパーティー会場を手繰り寄せる。
スーツ姿がとてもお似合いで、高身長で、容姿端麗なのも相まって、
―――ひときわ
異彩
を
放
つ
男性。
「
前におじいちゃんの誕生日パーティーで一度、
ご挨拶しただけのような気がするけど・・、
一度しか会っていない私と結婚ですか・・・?
」
何を話したのだろう、駄目だ、何一つ思い出
せない。
ただ、物静かな雰囲気の人で、優しい眼をしていたのを覚
えている。
お仕事の話
とかしてくれたんだけど・・・。
・・・・・・ト、ウ、マ、さん
」
私ったら緊張して、舌を噛み、顔が真っ赤
になり、
あと、あわあわ、って言ったと思
う。
思えばあんなに感情が動いたのは久
しぶりだった、
けれども、明らかに違う世界の人
が、
釣り合いの一切とれなさそうな人
が、
自分みたいな貧相な女に興味を持
つ・・・・・。
周章狼狽。隔靴掻痒。
馬鹿
みたいにみっともなく、
汗を掻いていたんじゃないかとも思
う。
沸騰するガソリンエンジン。
それから、猛烈に咽喉の渇きを覚えて間違
えて、
お酒を飲みそうになって制止された時
に、
手が偶然触れて、眼が合ったのを覚
えている。
ただ、トウマさんと全然喋
れなかった・・・。
「
嫌か?
」
嫌?
死ね
なら、わかりますよ、おじいちゃん
・・。
嫌
なんて、とんでもない・・・。
こんなに嬉
しいことはない・・・・・・。
明日もしかしたら死
ぬのかも知れない、
でもそれを差し引いても、恐悦至極。
もしかしたら、家の庭に穴が掘
られていて、
今日落ちることになっているのかも知
れない。
ロト6? 人生あみだくじ?
しかし何処に見初める要素があったのかを考
えると、
風呂場でも溺れられる自信があった。
ネガティブについ考えたくもなるので放り投
げるとしても、
もしかしたらトウマ
さんは、
網走刑務所から出所
したばかり、とか?
聞いた噂じゃないけど、あるかも知
れない。
―――
真相はどうあれ、自分にも、
そんな風に言ってくれる人
がいるというのは、
不思議な印象を感じながらも、運命を感
じる。
繊細な感情は注意報や致命傷みたいだ―――と思
う。
暗
く
澱
んだ
空洞
の
中
にいてもなお
、
期待
し
、希望
を
抱
き
、子供
のような
心
に
繋
がってしまうから
。
「
えっと・・・
」
、、、
そこへ。
「
ねえ、おじいちゃん!
」
、、、、、、、
お姉ちゃんだ。
「
それ私じゃダメなの?
私がトウマさんと結婚したい!
」
「
え?
」
そんなの嫌―――と、本当は言
いたかった。
言いたかったけれど、ギロッと睨まれた途端、
声は呻き声
にしかならなかった。
、、、、、、、、、、
まるで高圧送電の鉄塔。
「
ホノカも私の方がトウマさんの結婚相手に、
いいと思うよね?
」
お姉ちゃんが私が作ったクッキー
を、
みんなに配っていた時
みたい―――だ。
あの時私は逆らった、バレンタインのお返
し、
そういうのよくないよ、と言
った。
次の瞬間、胸倉をつかまれ、転
ばされ、
お姉ちゃんに顔を踏
まれた。
ゴム底の歪な形に歪んだ靴の感触。
何度も何度も、鼻血が出
るほど。
冷たい両親でもさすがにこの仕打
ちを、
見逃すまいと思
った。
、、、、
ご飯抜きと言
われた。
顔に残ったあざが引くまで閉じ込められ、水しか与
えられなかった。
私は姉に謝罪
した。
あの時の勝ち誇った姉の毒々しい顔によく似
ていた。
マズルコントロールみたいに鼻、口、頬
をおさえて、
次逆らったら承知しないわよと言
った。
顔とは上下にある身体が互いに隣接しながら相反
する。
結婚するには、自分の力でモテなければならない時代、
過酷な椅子取りゲームに参入
しなければならない、と、
お姉ちゃんは言
った。
いまその同じ口
で、
保守的なお見合いの席を奪い取
ろうとしている。
「
・・・・お姉ちゃんと、
結婚した方が・・・
」
蛇に睨まれた蛙
だ。
勢力範囲もとい縄張りを宣伝する行為の前
で、
私は俯
くよりほかにない。
「
いいと―――
」
、、、、、、、、
絞り出すように、
「
思う・・・
」
、、、、
弱弱しく。
―――
おじいちゃんが見咎めるように、
ちょっと待たんか、と怒気をあらわにした。
おじいちゃんの眉間に皺が寄っている。
「
ホノカ・・・もう一度聞くぞ、
お前は本当にそれでいいのか?
」
姉の傍には、両親が立
っていて、
雨の日の段ボール箱の汚い犬でも見るような眼
をしていた。
映画『ALWAYS三丁目の夕日』にでも迷い込んだような気
がした。
ここには
救済措置
なんていうものはなかった。
ここには
決定
する
自由
な
思考
なんて
存在
しなかった。
「
うん・・・
」
ふう、とおじいちゃんが溜息を吐
く。
がっかり
させたよね。
情
けないよね。
おじいちゃんはきっとわかっている
んだ、
お前がそれならそれでいい、という幻聴が聞
こえる。
私が本当はどう思
っているか―――わかりながら、
自分の気持ちをきっちりと言
えないことに、
呆
れているんだ。
「
そうか・・・分かった、
ならあちらの家と話をしてみよう
」
ワッワッキャッキャッと浮かれている姉。
私はお姉ちゃんの嬉しそうな声を背中越しに聞
いた。
、、、、、、、、、、、、
一瞬胸に鋭いものが走って、
いたたまれなくなってスッと立ち上
がった。
スピード制限、追い越し禁止、
駐車禁止などの路上標識が見
える。
整然としてリズムのある突出物。
道路と舗道の境界線。
「
やったー!
財閥の御曹司と結婚なんて最高~!
」
人生はきっと、と思
う。
折角やって来た幸運
―――も、
口を噤んでいたら万に一つも掴
まえられないのだということを、
わたしは応接間から抜け出しながら想
った。
目尻に浮かんでいた涙は何故だろう、悔
しかったから?
まさか、こんなこと三百六十五日、しょっ中
だ、
きっと、懐かしい人の顔を思い出して胸
がざわついたんだろう・・。
クリア条件
を
設定
しなければ
半永久的
に
ゲーム
を
続
ける
。
星は寿命を終える時、ひときわ明るく輝くというけれ
ど、
私にもそんなことが起こるのだろう
か?
夜空を照らす一等星の傍ら
で、
もっと小さな星があ
る。
そこにあるけれど、まったく見えない星の数の方が多いの
に、
見えるものでしか価値を見出せないの
だ。
、、、、、、
無重力乱気流。
胸
が
詰
まるようなあの
一場面
が
、
どうしてこんなに
熱
い
頬
を
湿
らせるのだろ
―――
う
。
それを憧れというのか、それとも、恋というのだろうか。
色んな勘違いした挙げ句に、唇を血が滲むほど噛み締める。
そんな想い、これから一度でも、もうしたくない・・・・・・・。
けれど
姉の結婚式で、突然私は泣くのかも知
れない・・・・・・、
こんな
想像、毛布をかぶっていても眼に痛
い、
ヒロインに立候補するっていう沈黙が拡がるその一瞬
に、
私は一目惚れがあったことを正直に認
めるんだろ―――う。
*
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
いいね!
0
シェアする
最終更新日 2024年09月13日 23時42分24秒
< 新しい記事
新着記事一覧(全9702件)
過去の記事 >
ホーム
フォローする
過去の記事
新しい記事
新着記事
上に戻る
【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね!
--
/
--
次の日記を探す
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
広告を見てポイントを獲得する
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
ログインする
x
X
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: