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2008/04/15
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


「なるほど宝じゃなくて温泉を掘り当てたのか」

「確かにあの島は火山帯の一部だから出ても不思議ではないけどね」

「ちゅう事でナクサスちゃんのお話はココで終了w」

「加洋さんとこは温泉で一儲けか」

「他所は他所うちはうち」

冗談だとわかってはいたが悲魔はそうアルテミスに言う

「とりあえず新人が2名入って今度の当番は何とか勤めあげれそうだし…それで良しってとこじゃねw」



焔がビールを注ぎながら言った事にジャルデウが反応する

「今日アルが連れてきたんだが…残念ながら男が2名」

「なんや男かそんなんいらんわ」

身を乗り出し目を輝かすジャルデウに悲魔が答えるとジャルデウはがっくりと肩を落とす

「悲魔さん…新人も入った事だしぃ」

アルテミスがそう言いながら悲魔の背中を指でなぞる
悲魔はアルテミスに背中をなぞられ身をのけぞらす

「言いたい事はわかったからその指はやめろ!」

「そのどうでもいい新人2名はどこにおるん?」

ジャルデウは周囲を見ながらそう聞く
ジャルデウに言われて悲魔達はハッとする



「ちょwwwあの犬神家が新人かよwヘビー過ぎwww」

ジャルデウが笑い転げる
その後…花壇に埋めたエースとグロを掘り起こし全員でのシェリルの店に繰り出す

「悪かったねさっきは…今夜は飲んで水に流してくれ」

悲魔がエースとグロに頭を下げる


「まぁ何はともあれ人員増強は心強いな」

「もうバカな真似はしないだろうし♪」

藁人形がそう言うとアルテミスもうなずきながら2人にウインクする

「お!悲魔ちゃん達は賑やかやねぇ」

パンクスがそういいながら廣島一家のメンバーと隣の席に座る

「新人の歓迎会よ♪」

アルテミスがそう答える

「ええねぇ…すごくええ…たまらなくええねぇ」

パンクスはアルテミスの胸やチャイナ服のスリットから見える太ももを見ながらそうつぶやく

「毎日ご苦労様…首尾はどう?」

悲魔がパンクスに尋ねる

「もうラストスパートじゃけぇアリーナの日には渡せるけぇのぉ」

「それはありがたい…とりあえず乾杯するんで何か頼ませてくれないか?」

「ほぉじゃね…お言葉に甘えてキューーーっと冷えたカレーラムネ割りでももらうかのぉ…5人分w」

パンクスを除いた他のメンバーがとても嫌な顔をする
全員の手元に飲み物が渡り悲魔がジョッキを持って立ち上がる

「入ってくれた新人…」

悲魔はジョッキをエースとグロの方に向ける
エースとグロがジョッキを突き出す

「メンバーの健闘…」

メンバーの方にジョッキを掲げる
メンバーもジョッキを掲げる

「そして…今アジトを建ててくれてる廣島一家の方々に乾杯」

悲魔が乾杯の音頭をとると全員がそれに合わせて乾杯する

「ほじゃ…俺もご返杯しようかのぉ」

パンクスが立ち上がり怪しげな色の飲み物を掲げる

「今夜も艶かしいアルさんの肢体に♪」

パンクスがそう言ってムフっと笑う
すかさずアルテミスの右フックがパンクスのボディーに突き刺さる

「OH♪ええねぇ…すごくええ」

右フックを受けたパンクスが恍惚の表情でつぶやく
全員が吹き出して笑う

「SSDは当番の決起大会か」

宴のさなかヒロノがテーブルを訪れる

「うん新人の歓迎会も兼ねてね」

悲魔が答える

「そいつは重ねてめでたい話だ」

ヒロノはそう言って自分グラスを悲魔に突き出す

「ありがとう」

悲魔もそう言ってヒロノのグラスにジョッキを当てる

「結局アレから荒しの手がかりは無しさ…今日もマタリエルを喰われちまったしね」

ヒロノは苦笑いを浮かべてそうつぶやく
それを聞いたアルテミスとエース、グロの動きが止まる

「まぁ…がんばってくれよ健闘を祈る!」

ヒロノはそう言ってもう一度グラスを掲げて自分の席に戻って行く

「お前達か…」

悲魔が動きの止まったアルテミスたちをチラッと見ながらジョッキを一気に空ける

「じ、事情があるのよ事情が…ねぇ♪」

アルテミスはエースとグロに同意を求めながらそう弁解する

「ほどほどに頼むよ…」

悲魔は諦め顔でため息をつく

「それにしてもアジトがこんなに早く出きるとはありがたいな」

藁人形がしみじみと言う
全員がうなづく

「新しいお家かぁ今度は2階建てだもんね♪」

アイナが嬉しそうに言う

「ベットは回るですか?」

白狐が目を輝かせる

「それは無いだろ焔んとこじゃあるまいし」

「白狐ちゃん好きだったもんね…この前も朝起きたら回っててびっくりしたし^^;」

「あれは楽しいです♪」

白狐がナイフとフォークを振り回してはしゃぐ

「お風呂も泡が出るしねぇ♪」

アイナがそう言うと白狐の顔が赤面する

「泡風呂か…ええねぇ…おまけで作るかのぉ」

いつの間にかパンクスがアルテミスの横に座り胸元を覗きこみながらつぶやく
そんなつぶやきを聞いたアルテミスがパンクスの右手にフォークを突き刺す

「Noooo!!!!…でもちょっとだけええよ♪」

パンクスがフォークの刺さった右手を押さえて転がり回る

「まったくおじちゃんははしゃぎ過ぎやし…この乳見たらはしゃぎたくもなるかww」

ジャルデウがそう言いながらアルテミスの胸をつつく

「じゃろw」

パンクスも懲りもせず同じように胸をつつく

「あんたたちね…いい加減にしなさい!」

「怒った!乳魔人の反撃や!」

2人にアルテミスの鉄拳が飛ぶ

「甘い!wそしてカウンター!」

ジャルデウは紙一重でそれをかわし逆に胸を掴む
パンクスもジャルデウ同様アルテミスの拳を見切って反撃の体勢をとる
しかしジャルデウの攻撃でパンクスを狙った拳の軌道がずれ
ピンポイントでパンクスのあごにヒットする

「うげ!…ビビタンウォッシュホンジャラゲババァァ」

そんな意味不明な言葉を残してパンクスが床に崩れていく

「まったくいつもながらこの元気には感心すらする」

「うむ」

にぎやかく騒ぐアルテミス達を見て悲魔と藁人形がつぶやくように言う

「まぁさっきはしつけだなんだと言ったがうちはこんなもんさ」

悲魔はエースとグロに苦笑いで言う
エースとグロも苦笑いを浮かべる

「組織ではあるけど最低限のルールさえ破らなければ特には何も求めない」

悲魔は騒ぎの収まりそうも無いアルテミス達を見てつぶやく
エースとグロは無言でうなずく

「ただし…さっき同様メンバーを傷つける誰かがいるならその時は容赦はしない…それが誰であっても」

悲魔は真剣な表情でそう付け加えるように言う

「傷つけられたぁ…仇を討って」

そんな悲魔にジャルデウがちゃちゃを入れる

「しかし例外も当然ある」

悲魔はため息を大きくつくとジャルデウをアルテミスの方に突き戻す

「悲魔コンの人でなしぃ!!」

ジャルデウはアルテミスに捕まる

「苦労してますね」

思わずエースがそうもらす

「いや…楽しんでるよw」

悲魔は笑顔でエースに答える
その言葉が聞こえたのかアルテミス達の騒ぎのテンションが上がる

「…ある程度はね」

悲魔は頭を抱えてテーブルに突っ伏す
そしてそれからたいして時間も過ぎないうちに
シェリルから退去命令が下る

「追い出されちゃったね^^;」

「シェリルさん角が出てましたw」

「ありゃしばらくは出入りできんぞ」

「とんだ歓迎会になったな」

「いや楽しませてもらいましたよw」

そんな会話をしつつ一行はホテルラピスに向かう

「!!!」

その時アイナが突然立ち止まる
みんなが心配そうにアイナを見る

「なんか動いたの」

アイナはそう言うと背中に背負っていたアレを地面に下ろす

「おぉ!ヒビが入ってるです♪」

白狐がヒビを見つけてそう言う
それを聞いた悲魔達は一斉にアイナから離れる
状況のわからないエースとグロも危険を感じたのか悲魔たち同様にアイナから距離を置く
どのくらいの時が経ったのか沈黙が続く
徐々にヒビが大きくなり一部割れ始める

「ピギャァァァーーー」

そんな怪しげな鳴き声ともに何かが飛び出す

「なんか出たよ」

「なんですか?これ」

アイナと白狐の会話を聞き全員さらに距離を置く

「ピギュ?」

飛び出してきたモノはアイナを見てそう鳴く

「か、かわいい…」

アイナは思わずそれを抱きしめる

「か、かわいい?」

「なんだろ」

「危険は無いのか?」

悲魔達はそんな事を言いつつ恐る恐るアイナに近づいていく
近づいて来た悲魔達にアイナが出てきたモノを見せる

「キシャァァァ!グルルルルゥゥゥ」

Σ(´ロ`;)

それはとても友好的とは思えない鳴き声を悲魔達に放ち
悲魔達はまた距離を置く

「み、見た?」

「うむ」

「なんか見覚えがある生き物だったような」

悲魔達は小声でそんな会話をする

「お!この子飛べるよ♪」

「おおおお!浮いてるです♪」

危機感をまったく感じていないアイナと白狐がはしゃぐ

「悲魔さんどうするの?」

「どうするって言われても」

「問題がでかすぎるだろ」

悲魔達は頭を抱える

「ピギュルルルゥ」

生まれてきたそれはアイナの方を見て切ない鳴き声を上げる

「どうしたんだろ」

「お腹すいてるですかね」

「それだ!…ってみんないないね」

「いないです」

アイナと白狐は辺りを見回す

「お、お腹すいてるとか言ってるよ・゚・(P□`q)・゚・」

「とりあえずどっちか喰われてくるか?あれは間違いなく肉食だろw」

ジャルデウがそう言ってエースとグロを見る

「ちょwww」

「勘弁してください!」

エースとグロが真剣な顔で首を振る

「みんな帰っちゃったのかな?」

「ピギュ…」

「戻って焔さんから何かもらおうか?」

「です♪」

アイナと白狐はホテルラピスに向かう
怪しげな生き物はアイナと白狐の後をフワフワと浮きながらついていく

「遠巻きに見るとかわいいんだけどねぇ^^;」

「うむ」

「なんだったっけなぁ」

「!!!…スレイド」

「それだ!」

「そういえば…アレはラヴァで拾ったんだった」

「スレイドって卵から生まれるの?」

「あんなもんが増えたらたまらないだろ…それにあいつは思念体であって具現的なものじゃないはずだし」

「でも現実に居たじゃん…今」

「・・・・・」

「帰りたくないなぁ」

「うむ」

悲魔達は物陰でアイナ達の後姿を目で追う


『ホテル・ラピス』

「ただいまぁ♪」

「ただいまです♪」

アイナと白狐が元気な声でロビーに入ってくる

「お帰り…早かっ…」

焔がそう言いかけてアイナの頭上に浮く怪しげな生き物を指差して硬直する

「えーと…この前のアレから生まれてきたの♪」

「生まれたです♪」

「う、生まれたって…それがか?」

「うん♪かわいでしょ♪」

「そ、そうか?」

焔はカウンターの影から覗きこむように答える

「ピギュゥゥ」

「でね…元気が無いの」

「お腹すいてるかもなので何かくださいです♪」

「な、何かって…何喰うんだ?ソレ」

焔が聞き返すとアイナと白狐は首をかしげる

「とりあえず今スルメならあるが喰うかな?」

焔はそう言うと手近にある一番長い箸でスルメをつまみ生き物の前に突き出す

バキシィ!!

生き物は出された箸ごとスルメを齧る

「食べた♪」

「食べたです♪」

「あ、あぶねぇ…箸がほとんど残ってないし」


『ホテル・ラピス前』

「ねぇどうする?」

「中は静かっぽいね」

「喰われてたりして」

「ちょwww」

「入る?」

「野宿したいんかい!」

「・゚・(P□`q)・゚・」

「ほいじゃまずお前ら先頭で」

ジャルデウはエースとグロを盾にしつつ入り口のドアに手をかける


…『To Be Continued♪』





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Last updated  2008/04/15 09:33:49 AM
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