《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2007年04月13日
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テーマ: 足下を掘れ(72)
昔の友にばったりと近所の路上で出くわしました。

N君という、20数年前喫茶店をやっていたときの仲間です。

彼が時折僕のことを“店長”と呼ぶのをちょっと面映く、懐かしく思いました。

『昔見た映画日記』にもどこかで登場していたはずです。

工務店の社長の長男で、本人は喫茶店を経営するのが夢であることを語っていたのですが、いずれは会社を継がなくてはならないだろう悩みを抱いてました。

真面目なんだけどナイーブで、熱い反骨精神も兼ね備えた若者でした。

ある意味、僕と同類で、自分の欠点をあからさまに見せつけられる思いもしてました。

でも実際は、彼の期待に僕は応えられなかった悔いが残っています。

人生の相談をされたことは覚えているのだけど、どう答えたかは覚えていないんです。



僕としても所詮会社に依存する雇われ店長の身だし、歳もそんなに違わない若造だったし、そもそも自分自身の方針も迷ってた時期ですから。

なんか不完全燃焼のような思いのまま、いつしか彼は店を去ってしまいました。

その後、結婚をして、親の会社に収まったのは知っていましたが、僕のほうもいろいろあって疎遠になってしまったのです。

もともと能力の高い人間であることは、違う業種であっても伝わるものですから、きっと成功するだろうとは思っていました。

実を言うと昨年、僕が彼に会いたがっていたのは、コネで雇ってもらえないかと考えていたからです。

ところが会って話して、びっくり仰天。

N君も“人生リセット再構築中”だったのです。

彼の会社、つまり親の会社が1月に倒産してしまったと言います。

話の内容では彼の責任ではなさそうですが、彼自身は反省をしていました。

もう少し前だと大変だったのでしょうが、一応方向が決まり再出発をした時だったので、彼自身は明るい話し方でした。

路上だったのと、呼び出しの携帯が入ってしまったのとでそれで別れたのですが、今度ゆっくり話せる時は、すべて心を開いて話が出来そうです。



ズドンと落ちた谷底から、ゆっくりじんわり上っていけば、かなり長いこと“幸せ”を楽しむことができるでしょう。






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最終更新日  2007年04月13日 09時04分58秒
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