2003/01/15
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
1/13(月)~1/15(水)に渡ったLake Tahoe(タホ湖)でのカンファレンスが終了した。
2泊3日に及ぶ今回のスケジュールで最も印象深かったのは、やはり2日目の1/14(火)だろう。そこで、この2日目について書こうと思う。。。

▼2日目 午前中~昼 プレゼンタイム
――――――――――――――――――
2日目は、なんせスケジュールが朝からとてもタイトだった。。。(^-^;) 朝8:30から各研究に関するプレゼンが6つあったが、そのうち2つは大変実用的なもの、残りは幾分抽象度が高い内容で、こういう際に英語を母国語としない我々は少々つらい。。。
カンファレンス準備の疲れも出てきているし、朝のまだ始動しきらない時間帯だけに、聞きなれない内容を抽象論で聞いて咀嚼するのに時間がかかるのだ。。。
そのうちの1つは、従来のコンピュータシステムの常識からすると、かなり逆説的なアプローチをとっていたため、会場ではちょっとしたディスカッションが巻き起こった。
午前中のプレゼンが終了すると、スケジュールにはあったものの、本当に行くことになるか半信半疑だったSKIタイム決行ということになった。
こういうときにアメリカ人の切換えの早さと潔さに感心してしまう。日本で ともするとありがちな従事時間が長ければやった気になるといったWetな悪癖はなく、「仕事するときは仕事する!(集中して仕事をした後は)思い切り遊ぶ!」という姿勢が強烈なまでに、はっきりとしている。


タホ特集01
【上段左】 UCB(UCバークレイ)所有のバス『Golden Bear』号です。
【上段中】 ゲレンデ『Alpine Maedows』から見たLake Tahoe(タホ湖)です。
【上段右】 私、ポスタセッションはこんな感じでやっていました。
【中段左】 宿泊していた『Granlibakken』の早朝の様子です。
【中段中】 同じく、朝日いっぱいの『Granlibakken』!
【中段右】 こちらは私の泊まっていた棟です。
【下段左】 初日のポスタセッション会場の脇で、組まれたピアノ+バイオリン+オーボエのトリオ!ピアノは我々の教授、バイオリンはUCBのドクタ某氏。彼はカメラも趣味とする多趣味人間!
【下段中】 『Granlibakken』のダイニングスペースの暖炉です。
【下段右】 こちらは2日目の素晴らしいピアノ+Singerのコンビです。右手に見えるは世界的超有名教授。でも、でも本当に優しくて懐の大きさを感じる人です。。。(^-^)(^-^)(^-^)
――――――――――――――――――――――――――――

▼2日目 昼~夕方 SKIタイム

そんなこんなで、つい先ほどまで次世代のコンピュータ・システムを熱く論じていた学生やエンジニア達は、大急ぎの着替えの後、カンファレンスセンタが用意してくれた旨いチキンチーズ・サンドと果物の可愛らしいランチセットをもって送迎バスに乗り込んだ。。。
ゲレンデは、カンファレンスセンターから車で20分程度南下した『Alpine Maedows(アルパイン・メドウズ)』という針葉樹が大変美しいゲレンデ。。。( 『Alpine Maedows(アルパイン・メドウズ)』ってこんなところ! )
SKI場に着くと、ポスト・ドクタも企業人もマスタの学生(修士学生)も一緒になって、この上ない雪質のSKIを楽しんだ。。。
もともと、気温が低く西海岸特有の低い湿度によって、雪質はまさにパウダーそのもので、山の頂上からの急斜面の滑降も苦にならない。スピードを殺すことなく、SKIのエッジが上手く効き、きれいなフォームを作る練習には最高のコンディションだった。

その結果、板は『K2』(160cmのカーヴィング)でブーツは『HEAD』のフロントバックル。最近のカーヴィングSKIとブーツの設計はやはりいいなと思った。今回の最高の雪質とあいまって、文句無くSKIを楽しむことができた。
『Alpine Maedows』のゲレンデは、木々が美しく林間コースの多い、変化に富んだゲレンデだった。
おそらく中級者レベルに重点を置いたコース構成と思われる。ゲレンデには、一部『Lake View』や『Mountain View』といったコースがあり、周囲の広大な自然を満喫することができる。そうしたコースを自分のレベルにあわせて組み合わせることで、各レベル毎のツアーリングSKIを楽しむことができる。
結局SKIは 正味13時頃から16時までの短時間に集中して楽しんだことになる。。。ふ~っ充実!充実!

▼ 2日目 夕方~夜 プレゼン&ポスタセッション タイム
―――――――――――――――――――――――――――
SKIから帰ってくると、例の著名な教授が 「あと2分で夕方のプレゼンが始まるから皆早くね!」と発破をかけていた。。。(^-^;) まさに、この辺の切換えがすごい!
皆も皆で、その急な切換えにちゃんとリズムをあわせて、すっと会場に集まってプレゼンが再開された。。。
ここまでくると気持ちのいいものである。
夕食前に、3つほどプレゼンがあった。いずれも近い将来のコンピュータ・システムを相手とした内容で、コストやシステムの複雑性を少々度外視した感はあったが興味深かった。

夕食後は、今回のカンファレンスでも最高に面白かったショート・ショートのプレゼンテーション。。。
1人わずか5分の持ち時間で、各企業の人達が問題提起したいこと、コンピュータ・システムの悩みどころ、今後のコンピュータ・システム・トレンド等を やんや、やんやの大騒ぎの中、プレゼンするのである!
ここでは なぜかアルコールもサーブされていたため、皆 羽目を外して、それでいて本音をがんがんディスカッションしていた。。。最高だった!
現在のシステムへの皮肉や揶揄が、ジョークたっぷりに、それでいて包み隠さず本質をついて議論された。
まさに、こうした小さなカンファレンスの醍醐味だろう。。。

プレゼンが終了すると、もう22時頃だったが、興奮冷めやらぬまま、更に別室に移って ポスターセッションが開始された。(^-^;)
昨夜に引き続き我々の出番である。正直、SKIとこの熱いディスカッションで へろへろだったが、暖炉に赤々と火が燃える中、少々朦朧としながら とにかく始めることにした。。。(^-^;)(^-^;)(^-^;)
我々のポスターに興味をもってくれた人達は、昨夜までは主にこの分野の関係企業の人達だったのに対し、この日はUCB(UCバークレイ)やスタンフォードのポスト・ドクタやドクタ/マスタ学生、先生が多く、ざっくばらんに有意義なディスカッションをすることができた。
ここでは意義深いビジネスカードの交換も多く、今回の集まりの後にプレゼン資料の交換や相手先への訪問等の約束を入れることができた。

一方、ポスタの開始と共に、我々の教授のJazzピアノと某社の女性研究者の唄によるセッションが始まった。彼女は我々のポスタに興味をもってコンタクトしてくれた人であり、今回のカンファレンスでその容姿と共に切れ味のするどい論旨で目立っていた人である。
このセッションは本当に素晴らしく、これに気をよくした某有名教授もピアノの脇に居座ってしまうほどだった。(^-^)(^-^)(^-^)

こうした濃密な時間を経て、カンファレンス(リトリート)2日目が終わっていった。。。
渡米後5ヶ月、スタンフォードに来てから4ヶ月の時点で、こうした形で一応のアウトプットを出したことは、自分にとって大きな収穫だったと思う。
例の大教授の言葉にあった通り、『さあ、次はどうする?』について、しばし また具体的な方向性を模索してみようと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2003/01/17 09:51:33 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

トラ子の部屋 ゆいんぴーさん
旅を楽しもう! 谷尾歩さん
ラボ崎本パーティ in… サンサン33さん
KIROMERU’s Web MOVI… kiromeruさん
cutback1968 cutback1968さん

Comments

matt@ ZxePAZfrMOx C5XZv3 http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
matt@ nCyIgqrFSm BPVnbp http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
matt@ FmTDllFUjNST 5mvdGX http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
sally@ ZtCukLuMFf yCCpWp http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
zork@ iRTJiXxsibYbvXJv 6yj4DE http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: