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あー、今日は嘘八百なんてことはありませんので、ご安心下さい。(笑) 子供を将来優秀なエンジニアに育てたい場合、あるいは少なくとも論理的に思考できる優秀な人間にしたい場合、もしくは、せめて機械式時計ファンとして味方にしたい場合、小さい頃から子供に機械というものに触れさせるということが重要かもしれません。 ここで注意しなければならないのは、電子制御のものは避けることです。電子制御の機器は、その仕組みが目に見えず、ほとんど魔法のように見えるので、中の仕組みに対する興味が湧きにくいです。歯車などを使った機械は、その仕組みを見ることができ、且つ理路整然としています。 この「目に見える論理構造」というのが重要です。どこがどうなったら何がどうなる・・・、これが目に見えてこそ、科学に対する興味が湧くというものです。 で、まぁ、写真のようなゼンマイ動力振り子式の時計組立キットなどは最適なんではないかと。 ・・・ってか、これ、私が欲しい。(笑)
2007.04.02
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こんな時計を見つけました。機械式のトラベルクロックです。安いですね。(笑) この値段から考えると、ムーブメントは中国製かもしれません。で、最終組立は日本と・・・。 旅先でも機械式時計を楽しみたい方には、うってつけですね。価格も安いですから、バラして組みたてるなんていう遊びにも良いかもしれません。 まぁ、価格から考えて、耽溺するような出来の時計とは思えませんが、機械式時計なんてモノは所詮は趣味=遊びの要素が強いものですから、こういうクロックを旅のお供にするのもアリでしょう。 で、こういうクロックを見て「懐かしー!」なんておっしゃられると、歳がばれます。気を付けましょう。(笑) ・・・懐かしー!
2007.03.30
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究極の“お詫び”時計は何か? それはセイコーのGSシリーズをおいて他にない・・・、という意見がありますね。なるほど納得できるような気がします。 例えば、勤め先の会社が不祥事を起こして、それなりの役員が謝罪会見を開くような場合、その時に役員が着けているべき時計は何かというのが、ここでのテーマな訳です。 一目見てそれと分かるような海外高級ブランド(たとえばロレックスとか)はマズイのではないか。かと言って、Gショックや訳の分からない1000円吊るし時計もイカンだろうと。適度な落ち着きと、真面目さ・実直さが感じられる時計が良いと考えると、もうGSぐらいしかないのではないだろうか・・・、という訳です。 GSの中でも、バーインデックスの白文字盤三針SSモデルがベストと思われますが、クォーツor機械式、あるいはスチールバックor裏スケというところまでは、さほど重要ではないでしょう。また、ブレスモデルが一般的ですが、革ベルトモデルでも黒革ならば問題はなさそうです。 まぁ、自分がこのような状況に立たされることはなさそうですが、スーツ姿で神妙にしていなければならないような状況、例えば客先に謝罪に行く時やお葬式の時などは、ほぼ似たような状況と見ていいと思います。 う~む、やっぱり一本持っておこうかな・・・。(笑)
2007.03.29
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ショパールが自社製ムーブメントの「L.U.C.」シリーズにクロノグラフを加えましたね。 コラムホイール装備の横三目クロノグラフで、フリースプラング搭載の8振動45石、パワーリザーブ60時間、ついでに永久秒針の帰零機構も搭載と、随分と高級な仕様になっています。 ショパールの時計と言えば、有名なシリーズが三つあります。風防ガラスが二重になっていて、そこに自由に動くダイヤモンドが入っている「ハッピー」シリーズ、イタリアの有名な旧車レースのスポンサーとしてシリーズ化された「ミッレミリア」シリーズ、そして独自開発の自社ムーブメントを搭載した「L.U.C.」シリーズです。(写真は、昨年発表の「L.U.C.プロワンGMT」) 日本の輸入元では、これらのシリーズは大きく性格が異なっているという判断なのか、販売ルートをそれぞれ別系統にしています。ですから、ある一つの時計店がショパールの販売代理店だからと言って、必ずしも三つのシリーズをすべて扱っているという訳ではないのです。 実際、私の街では、「ハッピー」と「ミッレミリア」を扱う時計店さんはあっても、「L.U.C.」を扱っている時計店さんはありません。しかも、楽天上にも、「L.U.C.」シリーズを正規で扱っているショップさんはないようです。(T^T) ただ、百貨店さんになると、業界の横のつながりとか系列とかの云々で、正規品として取り寄せることが可能なところもあるようで、いざとなったら現物を見ずに注文ということはできそうです。 でも、まぁ、目の保養だけってのができないのは寂しいものです。
2007.03.28
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人間と鳩は、年がら年中発情している稀有な動物だそうで・・・。(笑) では、時計ファンの発情期はいつかと言うと、やはり新製品発表が集中する今の時期ではないでしょうか。世界最大の時計・宝飾展示会の「バーゼル・ワールド」が現地時間4月12日から始まりますし、それに前後して「SIHH」等の特定グループの展示会が控えています。 写真のゼニス「デファイ」シリーズも、去年のこの時期に発表になってますよね。あの時は随分と話題になりました。 最新の新製品発表のチェックには、海外の時計関連サイトが便利です。代表的なのは、「timezone.com」の「2007 Baselword & SIHH Forum」と「ThePuristS.com」の「News Central Discussion Board」あたりでしょうか。 まぁ、この時期に発情しても、日本に新製品が入荷するのは大抵の場合は秋以降ですから、それまでに頭を十分に冷やしておけば、衝動買いすることはないと思われますが・・・。(笑)
2007.03.27
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先日、行き付けの飲み屋のお姉ちゃんから相談を受けました。 別のお客さんからエルメスの四角い時計(多分ケープコッド)で、革ベルトを二重に巻くモデルをもらったそうなのですが、革ベルトを純正のブレスに交換したいそうで、値段はどれくらいになるのだろうかと。 さすがにそこまでは知らなかったので、多分かなり高いだろうけど、お店とかに聞いてみると教えてもらえるであろう旨、説明しました。で、後日、そのお姉ちゃんから、10万円くらいするらしいとの報告を受けました。 エルメスの時計の純正ブレスは、けっこう良い造りをしていると思います。私は、クリッパーのメンズのブレスしか手に取って見たことはないのですが、とても良い印象を受けたのを憶えています。で、それが10万円と・・・。有名ブランドの純正ブレスの値段としては、割と標準的な値段だとは思うのですが・・・。う~む・・・。 人に時計をプレゼントする際、一緒に時計店に行って買う場合なら良いのですが、単に渡すだけというシチュエーションを想定すると、長さをその場で調整できないブレスレットのモデルは、プレゼントしにくいです。「後で自分で時計店に行って、ブレスの長さを調整してもらってね。」なんて言うのも、イマイチ感じが良くないですから。 また、温暖で湿度の高い日本では、革ベルトよりブレスのモデルの方が人気がありますが、エルメスの本業は革屋さんです。エルメス製の時計用革ベルトは、某高級時計メーカーでも採用されるほどの良品です。ですから、エルメスの時計は、本来は革ベルトで楽しむべきものなのではないかと思ったりもする訳です。 と、プレゼントする側の勝手な思いは十二分に理解できるのですが・・・。 結局、そのお姉ちゃんは、お金を貯めて自分で純正ブレスを買うことにしたそうです。実に罪深いプレゼントであったことだよ、と。 人に時計をプレゼントするのは、難しいですよね。
2007.03.25
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自動車=四輪業界と時計(特に機械式時計)業界とのコレボレーションであれば、特に珍しいものでもありませんが、バイク=二輪業界と機械式時計とのコラボレーションというのは、非常に珍しいのではないかと思います。 二輪業界は、日本の四大二輪メーカーが世界市場を牛耳ってしまっていて、欧州時計メーカーとしてはあまり面白くないであろう状況ですし、そもそもバイク乗車中に着用する時計が機械式で大丈夫なのかという問題もあります。 私の知る限りでは、'00年前後にイタリア二輪メーカー・ドゥカティ社とフォルティスがコレボレーションして、カーボンダイヤルがカッコいいクロノグラフと三針モデルを発売したというのがあります。 当時フォルティスは、市販車改造レースの世界最高峰レース=ワールド・スーパーバイク選手権(WSB)の公式計時を担当していて、ドゥカティは当時のWSBで無敵の存在でした。(トップライダーはイギリス人のカール・フォガティ。くぅ~、懐かしい。(笑)) こういう状況の中、今年になって立て続けに二輪業界とコラボレーションした機械式時計が二つも発表されました。 まず一つは、ティソです。ティソは以前よりクォーツ・クロノグラフ「T-RACE」で、二輪レースの最高峰=MotoGP(ティソが公式計時を担当)とのコレボレーションモデル(上写真)を販売してきましたが、今年はついに機械式クロノグラフの「T-RACE」を発表しました。コレ、なかなかカッコイイです! ただ、まぁ、正式にはまだコレボモデルという訳ではないようですが・・・。 そして、もう一つは、あのマニュファクチュールの雄=ジャガー・ルクルトが先日発表した時計で、MotoGP最強のライダー(昨期はチャンピョンを逃しましたが)=バレンティーノ・ロッシとのコラボモデルです。コレもかなりカッコイイです! ・・・アレ? どちらもMotoGPで優勝しまくっている日本の二輪メーカー=ホンダorヤマハとのコラボではないですね。う~む・・・。
2007.03.24
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私には今年中学校に入学する甥っ子がいるのですが、入学祝いに腕時計とかプレゼントしようかとか思うわけです。 本当は、そういうことは親がすべきなのでしょうが、どうもそういう気配がないもので・・・。 で、どんな時計が良いかなと。 中学生に機械式じゃキツイだろうし、かと言って、ソーラーだ電波だとハイテク路線に走ると、ちゃんと自分の持ち物の面倒をみるという習慣が身に付かないような気もしますし・・・。やはりここは、スタンダードなクォーツがいいかなと。できれば将来、機械式時計に興味を持てるような時計にして、潜在的な味方に引き入れてしまうと。(笑) そういうことで、このシチズンの「オルタナ VO10」なんか良いのではないかと。 この時計、私も以前所有していたこともあるのですが、時計としての作りはしっかりしています。精度もなかなか良いです。そして何より、毎秒5ステップ運針する秒針が機械式時計を想起させるので、これに慣れてしまえば、将来きっと機械式時計ファンになることでしょう。 後進はしっかり育成しないといけません。(笑)
2007.03.22
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ランゲ&ゾーネの新モデル「ランゲ31」の情報が流れ始めましたね。(右の写真は別モデルです。(笑))(いや、写真のモデルは、コレはコレでレアなモデルなんですが・・・。) 手巻きスモセコ三針ビッグデイト&パワーリザーブインジケーター付で、脅威の31日巻きなんだそうです。31日巻きなんて言うと、ほとんどクロックの世界ですね。直径46mm厚さ15.8mmもありますし、巻上げには専用キーを使いますから、本当にクロックを腕に着けるような感覚に近いかもしれません。 31日分ものパワーリザーブということになると、当然それだけ主ゼンマイのトルクが大きくなる訳で、テンプに伝わるトルクをいかにして適正な大きさに保つかが、この時計のキモになるそうです。で、そのための仕組みが云々と・・・。 でも私が思いますに、トルクの問題もさることながら、精度の問題も重要なのではないかと。一ヶ月で一回しか巻き上げなくても良いとなっても、月に何度も時間合わせをしなければならないような精度だと、あまり意味がないような気がするのです。 月に一回だけの時間合わせでも許せる範囲の精度というと、私としては月差1分以内でしょうか。日差換算で2秒です。もしかしてランゲ社は、このレベルの精度に自信があるのかもしれません。 ・・・あー、まぁ、いずれにしても、私、あんまりロングパワーリザーブの時計って、好きじゃないんですよね。どっちかって言うと、時計をいじりたくてしょうがない人間なので、一ヶ月もいじらないで良いなんて、多分耐えられない・・・。(笑)
2007.03.20
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チビ・デブ・眼鏡のダサいオッサンには、オシャレな宝飾系時計というのは、なかなか抵抗感がつきまとう訳で・・・。(笑) それでも、このカルティエ・シータイマーが昨年発表になった時には、行き付けの時計店からの案内もありまして、いそいそと見に行ったりしたものです。 形は例によってパシャ・シリーズ独特のデザインなのですが、全体に骨太に作ってあって、華奢なイメージはありません。また、独特のラバーコーティングされたブレスレットは他では見られないもので、なかなか良い質感です。 あぁ、これならスポーツマンでロマンスグレーのおじさまが、休日に着用するにはオシャレでイイかも、なんて思った訳でして・・・。 ロマンスグレーのおじさまになりたい・・・。(T^T)
2007.03.15
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えー、ホワイトデーですが・・・。外回り営業職の私は、バレンタインのチョコをもらっていようがいまいが関係無しに、お菓子の絨毯爆撃をしてきました。先方の女性を見方につけるのは重要な戦略です。(笑) ということで、レディース・ネタです。 ちょっと前のことでしたが、私の行き付けの時計店の若いアルバイトのお姉ちゃんが、「がんばって買ったんですぅ。」とニコニコしながら見せてくれた時計が、オリスのポインターデイトモデルでした。 ほほぅ、なかなかシブイ選択じゃのぉ・・・。と感心した訳でありまして。アルバイトの二十歳過ぎのお姉ちゃんにとって数万円の時計というのは、なかなか思い切った買い物だと思うのですが、それでこういう伝統的なモデルを選ぶというのも、意外なものです。 案外、女性の時計に対する選択眼というのも、キャピキャピorブランド一辺倒というわけでもなさそうです。
2007.03.14
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最近、影が薄いなぁと感じるブランドの一つにゼノというのもあります。やっぱりこういうミリタリー色の強いブランドは、最近は人気が落ちているのかもしれません。 考えてみると、ゼノが本社を構えるバーゼルという街は、世界最大規模の時計・宝飾見本市であるバーゼル・フェアが開催される街でありながら、ドイツ語圏に属するので、フランス語圏が中心となるスイス時計業界においては、中心とはなりえない街だったりします。 当然、そういう街の時計メーカーは人一倍の努力をしないと、時計のトレンドから取り残されてしまうわけで・・・。(T^T) ゼノというメーカー自体は、結構面白いメーカーだと思っています。数年前まではミヨタの機械式ムーブを使用したモデルがありましたし、クォーツモデルもラインアップにあります。また、フォンテンメロンのデッドストックムーブを使用したモデルは、ゼノが一番多く出しているのではないでしょうか。値段もリーズナブルです。 ただ、私にとっては、あのコブラ針が、どうも・・・。(笑)
2007.03.12
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最近どうもグリシンの影が薄いような気がしています。 一頃は、短針が24時間でダイヤルを一周する24時間表示の腕時計と言えば、まずグリシンのエアマン・シリーズが頭に浮かぶほどだったのですが、今はこの手のミリタリーテイストの強い時計は流行らないんでしょうか。まぁ、確かにコレと言った技術的な特徴を持っているメーカーではありませんが、リーズナブルな価格なので、普段使いにはイイとは思うんですよ。 とは言え、私もまだ買ったことがないです。(恥) こういう機械式時計としてはエントリーモデルと言えるような時計が、継続して若者に売れ続けていかないと、市場としてはジリ貧になっていくような気がします。ちょうど、日本市場におけるオートバイがそうであったように・・・。
2007.03.09
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昨日あんなことを書いていながら、今日こういうことを書くのも何なんですが・・・。 自分は、時計マニアとしては失格かなぁと思うことがあって、それはパテック・フィリップに萌えないということなんです。 名実共に腕時計&懐中時計のトップ・ブランドに君臨するパテック・フィリップなのですが、不思議と私は今まで萌えるモデルに出会ったことがないんです。多分にデザイン的な部分だと思うのですが、ムーブメントを見てもあまり萌えないんです。 そりゃ、いい時計であることは頭では十分に理解しているつもりなのですが、心にグサッとくるような何かを感じないんです。どうしてなんでしょう? ランゲ&ゾーネには萌えることが多いので、単に高額な時計に興味がないという訳でもないです。多分「肌が合わない」だけなんだろうなと思います。 まぁ、パテックで何か一つ手に入れることができたとしたら、この5296GのWGを選ぶことになるでしょうか。空想の世界の話ですが。(笑)
2007.02.27
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あー、普段から時計マニアをしていると、時計に対する感覚が世間様の一般的感覚から大きく逸脱して行くものだなぁと、時々痛感することがあります。 先日、二十歳くらいの飲み屋のお姉ちゃんに、好きな時計ブランドは何か聞いてみましたところ、「Folli Follieとかカワイくて好き。」とか言われて、「ほりほり?」と聞き返してしまった私。(恥) まぁ、二十歳の娘の口から「カルティエ」とか「ピアジェ」とかの名前が出てくると、別の意味でビックリするのでしょうが。 まぁ、一般的な若い女性にとって、比較的身近で、でもちょっとオシャレな時計ということになると、この「フォリフォリ」くらいになるんでしょうね。ある意味、とても健康的なことだと思います。 時計マニアなんて、するもんじゃないです。(爆)
2007.02.26
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私の中でのハミルトンのイメージと言えば、やはりこのカーキ・メカのような、「スイス機械式時計のローエンド」というものなのですが、どうも最近は違ってきているようです。 ハミルトンが属するスウォッチ・グループ内でのハミルトンの位置付けは、ティソよりも下の本当のローエンドのはずだったのですが、今や商品価格20万円オーバーのハミルトンも普通に売られている状況です。 ETAの供給制限も含めて、スウォッチ・グループとしてのブランド戦略ということなのかもしれませんが、買いやすいローエンド機械式のモデルは残しておいて欲しいなぁと思うわけです。今や、手巻きカーキは入手難になってきてますし、安い機械式がアジア製ばかりだと面白くないです。 今の内に手巻きカーキは押さえておいた方がいいかも知れません。
2007.02.18
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最近のユーロ高はとんでもないですね。ドイツ時計が軒並み値上げになってます。私が密かに狙っているリメスも、今回の入荷分から値上げになりました。(T^T) ランゲもまた値上げになるようですし、ロレックスも3月から値上げなんだそうです。 ・・・あれ? ロレックスはスイスだからスイスフランのレートで見るべきなのでは? と思ったら、スイスフランもジワジワと上がってきてますね。(T^T) やっかいなのは、為替レートを理由に値上げされたものは、時期が経って為替レートが有利になっても値下げはされないということなんですよね。上がったら上がりっぱなし・・・。 そんなことだから、海外ショップから直接個人輸入することを考えるようになっちゃうんですよね。個人輸入なら、為替レートが有利になれば本当に安く買える訳ですから。(もちろん、メンテナンス等のアフターのことを考慮すると、何でもかんでもという訳にはいきませんが。)
2007.02.13
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現存するフランスの時計メーカーと言えば、まずこのリップが思い浮かぶのですが、残念ながらここも、名前だけ復活したいわゆる「ゾンビメーカー」ということになろうかと思います。 リップの歴史を紐解くと、ロシア(旧ソ連)に技術供与したり、クォーツ・ムーブメントの量産に成功していたり、なかなか立派なメーカーだったのですが、他の欧州の多くのメーカー同様、日本メーカーによる低価格クォーツ攻勢に敗北し、一度は完全に消滅してしまっています。 ブランドとして復活した現在、もっぱらデザイン時計として販売がなされていますが、「Made in France」の表記が見られないことから、フランス国内組立ではないようです。 機械式の現行モデルについても、フランス国内組立ではないと思われますが、存在しない訳ではないです。この写真のモデルは多分ETA2804を使用していると思われますが、ミヨタ製と思われる自動巻ムーブメントを使用した廉価なモデルもあります。 さて、ここで一つ疑問が湧きます。旧西ドイツには、クォーツ・ショックを何とか乗り切り、今でもドイツ国内で機械式時計を組み立てているメーカーが存在するのに、どうしてフランスにはそういうメーカーが残っていないのでしょう? 時計業界におけるフランス勢と旧西ドイツ勢の違い・・・、この辺を追求していくと面白いかもしれません。
2007.01.15
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なかなか良い出会いがないなと感じる時計一つが、MOP文字盤の丸三針機械式アラビア数字インデックスのモデルです。 白のMOP文字盤は、メンズの時計で使ってもなかなか良い雰囲気だと思っているのですが、リーズナブルな価格帯ではなかなか無いです。 「オッ!」と思うものを見つけたら、実はクォーツだったり、機械式でも径の小さなレディースモデルだったりします。 お金に糸目をつけないなら、良いモデルもないではないですが、そういう価格を出すのなら、MOP文字盤以外で欲しいモデルがありますし・・・。 エポスのレディースモデルのベルトを工夫して、太いオッサンの腕でも違和感なく装着できるようにしてみるかなと、真面目に考えたりしちゃいます。(笑)
2007.01.12
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今日で正月三賀日も終りですね。ということで、「おめでたい」時計のラストです。 まぁ、ボヴェの「干支ダイヤル」も「おめでたい」時計の一つに挙げておくべきなんでしょうね。この時計の場合、今年の干支「亥」は12時位置になって、ビッグデイト表示のために省略されておりますが、「亥」だけが省略されているということで、今年にピッタリな時計かもしれません。 ・・・う~ん、ここまで来るとネタ的に苦しいですね。(笑) ってか、ボヴェって私はノーマークですし、書けるほどの内容を知らない・・・。 でも、ボヴェについて語れる人って、日本にいったい何人いらっしゃるんでしょう?
2007.01.03
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えー、正月二日目でございまして、「おめでたい」時計第二段ということで。 アラン・シルベスタインの「スマイル・デイ」シリーズなんかも、かなり「おめでたい」時計であろうかと思います。見た目といい、名前といい、ある意味突抜けた「おめでたさ」がありますね。 こういう時計を「おめでたい」日のみならず、日常的に使用すること自体も、かなり「おめでたい」行為かと。(笑) クォーツの時計では、こういった「おめでたい」デザインの時計は多いのですが、機械式ではなぜか少ないですね。そういう意味では、時々クォーツが羨ましくなることがあります。
2007.01.02
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明けまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。m(__)m えー、お正月ですので、「おめでたい」時計のお話ということで。 いろんな意味で「おめでたい」時計の筆頭は、私はこのゼニスの「クロノマスター・スターオープン」白文字盤・赤インデックスのモデルではないかと思っています。 配色や意匠もさることながら、せっかくの世界唯一の10振動自動巻クロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を、楽しいおもちゃ的装飾としてしか使っていないところなんか、ものすごく「おめでたい」のではないかと。(笑) 現実的には、クロノグラフを腕に着けていても、その機能を実際に実用として常に使う人というのは非常に稀なわけで、購入者の大半が機構的面白さでクロノグラフを買っているのではないかと思うわけです。 それならば、こうした「遊び」に徹した時計というのも、大いにアリなのではないかと。
2007.01.01
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たいへん残念なことではありますが、ひげゼンマイからケースまで自社グループ内で製造できる「完全マニュファクチュール」と呼ばれるセイコーは、実は機械式クロックについては、ムーブメントを作ることができません。このセイコーの機械式クロックも、ドイツ・ヘルムレ社製ムーブメントを使っています。 あるいは、採算が合わないので作らないだけかもしれませんが、おそらく製造できる職人さんも既に社内にはいなくなっているのではないでしょうか。 ドイツのヘルムレ社やサトラー社などは、今でも機械式のクロックを製造し、経営が成り立っています。これらドイツ・クロックメーカーの多くは、シュヴァルツヴァルト地域、つまり旧西ドイツ圏にあって、クォーツ・ショックをまともに食らったはずなのです。でも、今でもしっかり生き残って、機械式クロックを作り続けているのです。 日本メーカーとドイツ・クロックメーカーの、この違いは、いったい何なんでしょう? 冬の最中の静かな夜には、機械式クロックが欲しくなってしまいます。
2006.12.30
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えー、クリスマスということで。 今年のクリスマスは、皆様、時計のプレゼントはもらったりあげたりされましたか? こうした需要を狙った、クリスマス商戦あるいは冬季ボーナス商戦向け限定品というのがありますよね。オリエントは、毎年そうした製品を発売しているようです。 今年は、写真のモデル他いくつかあったようです。まぁ、ただ、冬季限定と言っても、流通在庫がある限りは入手できるわけで、特にオリエントの場合は、ブランド自体が少々マニアックということもあり、多分来年の秋ぐらいまでは入手可能なのではないでしょうか。 今年のこのモデルは、思い切ってハデに仕上げてありますよね。パーティーなどの特別な時以外で、この時計を着用するのは難しいかもしれませんが、だからこそクリスマスにピッタリということかもしれません。彼女とペアで使って、ラブラブ♪・・・ってことで。 ・・・あー、クリスマス当日に、クリスマスにうってつけの時計の話をしても、時すでに遅しと・・・。(笑)
2006.12.25
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えー、クリスマス・イブということで。 クリスマスの色と言えば、サンタの「赤」、クリスマス・ツリーの「緑」、雪の「白」の三色ということになろうかと思うのですが、この組み合わせってイタリア国旗ですよね。ということで、イタリア・ネタです。(笑) イタリアの時計と言えば、パネライが有名ですが、今は製造はスイスでやってますよね。実際、会社がイタリア国籍だったり、デザインがイタリア人だったりしても、実際の製造はスイスや中国であったりすることが多いです。 その中にあって、イタリア国内で組立製造していると思われる「Made in ITALY」の時計会社は、私の知る限り3社あります。 一つが写真の「ジュリアーノ・マッツォーリ」、二つ目が最近少々話題になっている「U-BOAT」、そしてもう一つが、旧パネライ工場を譲り受けて製造していると言われる「アノニモ」です。 おいおい、イタリア人に時計を造らせて大丈夫なのかよ。 いやいや、同じイタリアでも比較的北の方に住んでいる人々は、かなり真面目な人達と聞きますし。第一、あのフェラーリやドゥカティを造っている人達も北の方のイタリアですから、大丈夫なのではないかと。実際、「ジュリアーノ・マッツォーリ」と「アノニモ」はフィレンツェですし、「U-BOAT」もフィレンツェにほど近いルッカに会社があります。 これらの時計会社では、まだ自社ムーブの開発までには至ってないですが、今後に期待したいところです。
2006.12.24
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えー、クリスマス・イブイブということで。(笑) 山下達郎の「クリスマス・イブ」を和製クリスマス・ソングの定番に育てたのは、多分JRではないかと。 サンタクロースの衣装を赤くしたのは、米国コカ・コーラ社であることは、割りと有名なお話で。 今年の時計業界の流行色は「茶色」だったそうで。 確かに、今年はいろんなメーカーからブラウン文字盤の時計が発売になりましたよね。どなたか、ご購入なさいましたか? 私はもちろん買ってません。 って、いったい誰が茶色だって決めたんだ!?(笑)
2006.12.23
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このポレオットにしてもグラスヒュッテの各メーカーにしても、旧東欧圏に属する地域の機械式時計は、これからもっと伸びてくるのでしょうね。 70年代から80年代にかけてのクォーツ・ショック・・・、というより、日本メーカーによる低価格クォーツ攻勢にもろに晒された旧西欧諸国の時計メーカーは大きな打撃をくらうことになりましたが、今になって考えてみると、この時代に多くの機械式時計技能者(技術者も含む)を失ってしまったのが、最も大きな損失だったのではないかと思います。 この損失は、打撃を与えた側の日本メーカーも同様で、セイコーなどは今必死になって機械式時計技能者を育てようとしています。 でも、問題はメーカー内の技能者不足だけではなくて、市場における技能者の不足も顕在化してきていることです。町の時計屋さんに、安心してOHを預けられる腕の良い技能者がいなくなってしまっているわけです。 パテック等が取り組んでいるシリコン製ガンギ車の開発は、最もメンテナンスを必要とする部分をメンテナンス・フリー化することによって、メンテナンス技能者の不足を補おうとしていると聞きます。 モノやブランドの復活は簡単にできても、技能者=人材の復活は簡単にはできないということなのでしょう。 この意味で、クォーツ・ショックを直接受けることなく、多くの技能者が残った旧東欧圏は、供給元としてだけではなく市場としても、これからもっと伸びてくるポテンシャルは持っているような気がしています。 逆に、日本の市場は・・・。
2006.12.22
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「クォーツの時計は、機械式の時計に比べて正確か?」 もちろん「Yes!」でしょう、時計単体で比べたら。 でも、その時計のオーナーとの組み合わせで考えてみたらどうでしょう。けっこう多くないですか、5分くらいずれてても平気で使っているクォーツ時計のオーナーが。何を隠そう、私もそうでした。 私は、クォーツを使っている頃は、5分くらい時計がずれてても、そのまま時間を合わさずに使ってました。そして、機械式の時計を使うようになってから、こまめに時間を合わせるようになり、今では、自分の腕時計が5分もずれていることは、全くなくなりました。 特殊な業務に就いている人を除いて、本当に秒単位の正確さが要求されるような生活をしている人は、実は稀なのではないかと思うのです。常に時間に余裕を持って、先に先に行動していれば、秒単位で正確な時計なんて、必要ないはずなんです。でも、なまじ常に正確な時計を持っているために、時計に頼った生活になってしまってはいないでしょうか。 クォーツ時計は、そういう意味で、人に「手を抜く」「怠惰な」態度を植え付けてしまったのかもしれません。すんでのところで電車に乗り遅れた人が、自分の時計が何秒か遅れていたことを非難する・・・。そんなの、ほんの5分だけ早く行動する習慣があればいいことで、決して時計のせいではないのではないのかと。 常にかなり正確な時を刻むクォーツ時計は、人に「時計の時間を合わせる」という習慣を失わせました。結果として人は、常に時間がずれている不正確なクォーツ時計を所有するに至った・・・。 皮肉な結果だなと。
2006.12.18
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最近の腕時計をしない人の台詞の定番が「携帯があるし。」ではないでしょうか。 え~? 時間を見るのに、いちいちポケットから携帯を出すのかい!? と、言いたいところではありますが、彼らは、ポケットから携帯を出すという作業に対して抵抗がない、あるいはそれだけ時間的・精神的な余裕があるということかもしれません。 ポケットから出して時間をみる・・・、いやぁ、まさに懐中時計の世界ですねぇ。 そう言えば、最近、「古の時計」という、オマケにクォーツ懐中時計が毎号ついてくる雑誌が刊行されていますけど、もしかしたら懐中時計がこれから流行るのかもしれませんね。少なくとも、ポケットから出して時間を見るということに抵抗を感じない世代には、懐中時計が流行する素地はあるのかなと。 私なんか、腕に着けてる時計の便利さが捨てられない古い人間なので、懐中時計と言えば、ムーブメント鑑賞用か、歩度調整遊び用かでしかないんですが・・・。(笑)
2006.12.11
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オリスの「スケルトンエンジン」の現物を、先日やっと手に取って見ることができました。いやぁ、なかなかイイですねぇ。カッコイイです。 私は、ストラップをいろいろと変更したい人間なので、こういう専用ストラップを要求する時計は射程外なのですが、それでもこれはなかなか心を動かされる時計でした。 巷の人気も相当なもののようで、楽天の各ショップさんでは、軒並み品切れ中です。 この時計、値段も中の機械も、とても庶民的です。(笑) そんな時計がどうして魅力的になり得るのでしょう? 私、自分が「時計を買う」というシチュエーションで、最終的な決め手になっているのは、やっぱり「見た目」なのではないかと思っています。中身がどんなにスゴくても、値段がどんなにリーズナブルでも、買うor買わないの最終判断は、結局は見た目で決めているような気がするのです。 あ、もちろん「見た目」と言っても、質感や雰囲気、重量感や凝縮感、はたまた針の動き方といった部分も含みます。自分の腕に乗せた時に「ニヤッ」とできるかどうか、それはやっぱり、こうした「見た目」が決める部分が大きいと思っています。 とある時計マニアの若者が、このようなことを言っているのを見たことがあります。「時計店の店員に、『時計の決め手って何ですか』と聞いたら、『見た目ですかね。』と言われて、その時計店に失望した。」 いかにも、時計マニア・機械マニアが言いそうな台詞で、その気持ちも良く分かりますが、この若者は「機械はスゴくいいけど、見た目が好みに合わない」時計を買うことがあるのでしょうか? 私は多分、そういう時計は買わない。 でも、逆の「見た目はドンピシャ、でも中身は凡庸」という時計は、けっこう買ってます。 あ、理性的に評価するかどうかは、別ですよ。その場合は、中身は外見以上に重要です。でも、自分が「買う」という本能が絡むシチュエーションにおいては、最終的に見た目が第一要素になります。 「買う」という行動は、「本能」によってなされるものなのではないかと。
2006.12.09
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IWC曰く「スイスかドイツかハッキリしろ!」 クロノスイス曰く「お前に言われたないわっ!」 スイスとドイツの時計って、やっぱり雰囲気がちょっと違いますよね。どこがどう違うかを明確に表現するのは難しいのですし、もちろん例外と呼べるような事例もありますし。 ただ、やっぱり一般的に言われるような、「スイス=絢爛豪華or装飾過多、ドイツ=質実剛健or堅苦しい」というようなことは、確かにあるような気がします。 日本人は、ことテクノロジー分野ではドイツ物が好きな民族だと思うのですが(車とかミリタリー関連とか)、なぜか時計に関しては、ドイツに対する注目度は未だに低いですよね。 産業規模としては、スイスの時計産業の方がドイツのそれより大きい訳ですから、ドイツ時計産業への注目度が低いのは、まぁ、当たり前と言えば当たり前なんですが・・・。 いやね、個人的には、私、ドイツ時計ファンなものですから、ドイツの時計を応援したいなと。ただそれだけのことなんですが・・・。(笑)
2006.12.08
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あー、柄にもなくメジャーメーカーの話題を続けたりして。(笑) ジャガー・ルクルトっていうメーカーは、つくづく機械屋さんなんだなぁと思います。この新型ベーシックモデル「マスターコントロール」よりも、2ndタイムゾーン付の「マスターホームタイム」の方が先に発売されているのですが、ムーブメントのグレードは明らかに「マスターホームタイム」の方が高いです。 それは三針に対しての2ndタイムゾーン付ということ以上の差がつけられているということです。一番大きな違いはテンプ受けで、「ホーム~」がブリッジ型両持ちタイプなのに対して、「マスターコントロール」は片持ちの通常タイプになっています。当然、両持ちタイプの方が、堅牢性や安定性において有利で、かつコストのかかる方式です。 一方、時計の価格は、「マスターコントロール」の方が当然安いです。つまり、ジャガー・ルクルトは、時計のグレードの違いをムーブメントのグレードの違いによってつけているということのようです。 これは例えばロレックスとは大きく違うところです。ロレックスでは、時計のグレードの違いを、もっぱらケースの材質や宝石類によってつけています。値段が倍以上違っても、中の機械は基本的に同じだったりします。 ジャガー・ルクルトにとっては、「時計」=「ムーブメント」ということなのでしょう。「時計」の差は「ムーブメント」の差であると。 こういうところから、ジャガー・ルクルトは機械屋さんなんだなぁと、つくづく思うわけです。
2006.12.04
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もしロレックスを買わざるを得ない状況になったら、何を買うか? 私は多分、このロレジウムを買うと思うのです。 「買わざるを得ない状況」? 何かひっかかる表現だな。 いや、実際、私、今までロレックスを欲しいと思ったことが一度もないんです。実物はけっこう触っているにも関わらず、いままで心を揺さぶるロレックスに出会ったことがないんです。 私が天邪鬼な性格だということもありますが、世間での人気が高過ぎるとか、裏スケモデルがほとんどないとか、ムーブメントの種類が少ないとか、秘密主義的な雰囲気とか、そいういうアンチ・ロレックスな方々の台詞が頭を駆け巡ると・・・。 あと、本当かどうかは別として、過去の自社開発と呼ばれる技術の多くが、よその会社が開発したものを、会社ごと買収して自社の業績に仕立てたものだという話とか、定価販売しか許さないという正規販売店への規制が厳しいとか・・・。 でも実際、良いメーカーだと思いますよ。非常に優秀な自社ムーブを使っていますし、アフターの体制も立派ですし、時計全体としても機械式実用時計としての完成度も高いですし・・・。 ロレジウムを買えるほどの財力があったら、私は本当は、グラスヒュッテ・オリジナルの「スポーツ・エボリューション・パノラマデイト」が欲しいです。世間一般ではマイナーな存在ですし、ドイツものですし、自社ムーブで裏スケですし。これは萌えます。 世間では非常に人気が高いのに、今まで私が萌えることがなかったブランドは他にも・・・。(笑)
2006.12.02
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