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アークロイヤルの「フルアロマ」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年7月の事でした。 米国某情報サイトによると、この煙草の葉組はバーレーとバージニアで、着香はココア/チョコレートとバニラなのだそうです。実際に吸ってみても確かにそういう感じです。 で、極めてオーソドックスな着香煙草のようなのですが、この煙草にはブラックキャベンディッシュが入っていません。黒い葉が全く混ざっていないのです。普通の着香煙草と言えば、濃く着香されたブラックキャベンディッシュがブレンドされている事が殆どですから、その面で考えると、このアークロイヤル「フルアロマ」は少し珍しいタイプの着香煙草だという事になります。尤も、ブラックキャベンディッシュはバーレー葉をベースに作られる事が多く、またこの煙草にもバーレー葉がブレンドされていますから、最終的に出来上がるこの煙草の喫味がブラックキャベンディッシュをブレンドしたオーソドックスな着香煙草っぽくなるのは必然かも知れません。 それと、この煙草はウルグアイのモンテパス社の製品です。北米でも欧州でもありません。これも日本に輸入されるパイプ煙草としては珍しい点です。 こういう珍しいタイプの煙草が日本で楽しめるのは嬉しいものです。 この煙草を最初に吸った時は、それ程良い印象を受けなかったのですが、今回吸ってみるとそんな事はなく、割りと普通に美味しく吸えていると感じます。より多くのラインアップの同ブランドの紙巻やシャグが輸入され、それの「ついで」に輸入されている感が否めないパイプ煙草のアークロイヤル「フルアロマ」ですが、日本に於けるパイプ煙草文化を支える貴重な戦力として、もう少し高い評価をするべきかも知れません。[高い評価の煙草ブログは此方 Click!]
2024.09.22
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コーネル&ディール(C&D)の「バイユーモーニング」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは、2018年6月の事でした。 この煙草は割りと好きなのですが、随分と久し振りに吸うような気がします。と言うのも、流石に2オンス(約57g)で3,000円超となるとなかなか手が出せません。同社がOEM製造しているG.L.ピースより少し安いとは言え、日常的に買おうという気になれない価格です。 この価格についてなのですが、この煙草の米国某ネットショップでの売価は$12.5となっています。対して、例えばダン・タバコ社(DTM)の50g丸缶物は、同じお店で$15~20程度です。DTMの50g丸缶物は日本で2,000~2,500円程度ですから、日本と米国では価格の上下関係が逆転している事になります。まぁ、米国にとってC&Dは「国産」となる訳ですから、米国にとっても輸入物となるDTMより安くなるのは当たり前かも知れないのですが、どうも今一つ腑に落ちません。 では、この煙草を米国から個人輸入するとしましょう。$1=150円で計算すると、この煙草の米国での売価は1,875円となります。これに日本の煙草税(1kg当り15,244円)が57g分869円が加わりますから、合計で2,744円です。更に送料やら何やらを加えると、アッと言う間に3,000円超と・・・。う~む、そうなると今のC&Dの日本での売価は、それ程おかしい訳ではない事になります。 うん? じゃあ日本で売られているDTMの方の価格が安過ぎる事になりません? という事で、例えば「ブルーノート」2,300円から逆算して考えてみます。まず日本の煙草税50g分762円を引いて、1,538円。€1=160円とすると、欧州現地での税抜き価格は€9.6となるはずです。DTMの本国ドイツの某ネットショップでは、同銘柄が19%のVAT込み€10.5=税別€8.5で売られていますから、輸送費用等を考えると、まぁまぁ妥当な線と言えそうです。 結局、C&DもDTMも今の為替レートで考えると、日本での売価は納得せざるを得ない範疇であると言えそうです。・・・でも、何かなぁ、この不思議な居心地の悪さは・・・。 もしかして、日本の煙草税&消費税による二重課税と近年の円安による影響のせい?[妥当な煙草ブログは此方 Click!]
2024.09.11
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続けて吸って来たポッシェル社製ゴールデンブレンド・シリーズの最後に吸うのは「アマレット」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年2月の事でした。 ゴールデンブレンド・シリーズは3銘柄あって、先日「バニラ」と「ブラックチェリー」を吸いましたが、それらの着香内容はパイプ煙草の着香としてはオーソドックスな物でした。それに対して今回の「アマレット」は、他ブランドにはない着香です。ラインアップの中でオーソドックスな着香とオリジナリティのある着香の両方を揃えるというスタイルは、他のブランドでも見られる事で、例えばスタンウェルのパウチ物では、「バニラ」といったオーソドックスな銘柄に加えて「ガラナ」とか「メランジェ」「キール&アップル」というオリジナリティのある着香がありました。(とは言え、「ガラナ」と「キール&アップル」は既に廃止になりましたが・・・。orz) 着香でラインアップを揃える場合、「バニラ」や「チェリー」といった定番物をそこに入れるのは、確実な売り上げを得る手段として欠かせない事だと思います。逆に、「アマレット」とか「メランジェ」といった独自の着香物を入れるのは、自らのオリジナリティを主張するため、これも欠かせない事だと思います。2銘柄しか残っていないスタンウェルでも、定番の「バニラ」とオリジナルの「メランジェ」が残してあります。要は、定番とオリジナルのバランスを上手く取るという事が重要なのだと思います。 定番=多数派に寄り添いつつも、独自性もある程度主張して行くというバランス感覚は、煙草に限らず色んなシチュエーションで必要になって来る事なのではないでしょうか。[オリジナリティのある煙草ブログは此方 Click!]
2024.09.08
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引き続きゴールデンブレンドを吸っています。今回は「ブラックチェリー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年7月の事でした。 ちゃんとチェリー着香ではあるのですが、そこまでキツイ感じではありません。それどころか、全体的に味わいが薄く、完全に無意識で「ながら」喫煙が出来ます。まぁ、安っぽい味わいと言ってしまえばそれまでなのですが、無理に背伸びしたベタベタ着香にしていない点に好感が持てます。安いなりに上手に作ってあると思います。 分をわきまえると言いますか、無理な背伸びをしないというのは良い事です。勿論、逆に頑張って無理をして上を目指すべきシチュエーションというのもありますが、それで何処かに歪が出て破綻してしまったり、商品等だと高額になって売れなくなってしまうと元も子もありません。 多分、自らを見極める事と、より上を目指す事のバランスが重要なのでしょう。このバランスが上手く取れれば、夫々のカテゴリーで傑作が生まれるのだと思います。 そういう意味で、この煙草は上手く作られた一つなのではないでしょうか。[上手く作られた煙草ブログは此方 Click!]
2024.09.04
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ドイツ・ポッシェル社製パイプ煙草「ゴールデンブレンド『バニラ』」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年1月の事でした。 バニラ着香の煙草としては比較的大人しい部類に入るでしょうか。ドギツイ香りという訳ではありません。また味についても、どちらかと言うとバーレー系の渋さが先行して、甘味は弱いです。ですから、ずっと軽く気兼ねなく吸えるので、常喫系と言えそうです。まぁ、価格なりの味わいと言ってしまえばそれまでですか・・・。 地味な存在だと思うのですが、こういう煙草が買いやすい価格で売られているからこそ、我々庶民は安心してパイプライフを過ごせるというものです。そりゃ価格の高い銘柄は非常に美味しい物が多いですが、煙草税の上昇に加え昨今の物価高によって、生活のレベルを見直さなければならない事態に陥っている状態だと、こういう煙草の存在はありがたいです。確かにこの煙草の価格も上がって来て、一頃のダンヒルやピーターソンの缶物と同じような価格帯になってしまっていますが、それでも現行品の中では買いやすい部類です。 日常的にはこういう煙草を吸って、ちょっとした時だけ少し高い銘柄を買うというのが、最近の自分のパイプライフになっています。[ちょっとした煙草ブログは此方 Click!]
2024.09.01
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今回はトルコのパイプ煙草ブランド「ペッセカヌー」の「オリエンタルフレイク」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2023年4月の事でした。つい最近です。 この煙草の缶は減圧密封されておらず、缶の蓋の周囲にビニールを巻き付けて密封しているので、ビニールを取ってしまえば簡単に手で缶を開ける事が出来ます。この方式は開封が楽で良いのですが、どうも密閉度に於いては少し劣るのではないかと感じます。と言いますのも、今回の缶では中のフレイクがかなり乾燥しており、折り畳んでパイプに詰めようとすると、畳まれる前にポキポキ折れてバラバラになってしまいます。この煙草を最初に吸った時は、多分輸入された直後だったと思うのですが、こんなに乾燥はしていなかったように記憶しています。輸入されてから今にかけて、未開封の状態でも乾燥が進んでしまったのだろうと思います。 この缶の蓋は、本体と蝶番で繋がっているのですが、その蝶番を良く見てみると、本体に切れ込みを入れて曲げて作ってあります。ですから、蓋を閉めても切れ込みが塞がれず、常に穴が開いている状態になっています。そのためビニールで蓋の周囲を包んで、それで密封という事にしているようですが、流石にそれでも密閉度は不足しているのでしょう。母国で消費する分には在庫の回転が速いでしょうから、こういう密封度でも大きな問題にはならないかも知れませんが、日本市場のように在庫期間が長くなるであろう状況では、過乾燥になるのは避けられないような気がします。 幸いこの煙草はフレイクですから、ある程度は乾燥に強いらしく、今回の喫煙でも多少辛みは出ているものの、それなりに美味しく吸えはしました。でも、今後在庫期間が更に長くなってくると、見過ごせない程の過乾燥になる恐れがあります。 密閉度の改善が必要だと思われます。[進んでいる煙草ブログは此方 Click!]
2024.08.28
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何故か限定物しか日本に入ってこないブランド=ジョン・エイルズベリーのこの夏向けの100g缶「サマーエディション2024」を今回は吸ってみます。もう暦としては秋となっている8月下旬ですが、まだまだ気温的には真夏なので、「サマーエディション」を吸うのも悪くありません。 早速開けてみましょう。 開封時の香りはフルーツ系です。南国フルーツのようでもあり、ベリーやチェリーのような所もあり、スモモのような酸味を感じる瞬間もあります。カットはラフとリボンの混合で、湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、酸味のあるフルーツ系の香りと味が来ました。あぁ、やっぱり暑い夏はこういう爽やかな味がイイよねぇ・・・とつくづく感じる喫味です。バランス的には甘味よりも酸味の方がやや先行しており、それが爽やかな喫味を生んでいます。 火付きと火持ちは少し良くないでしょうか。強めに湿気ていたのに、うっかり普通に詰めてしまったので、ちょっと悪くなったようです。ですから、やや緩めに詰めるのが良いと思います。 喫煙中盤で着香分が少しずつ抜けて来るのですが、それでも酸味が先行する爽やかなフルーツ味は続きます。また、少し着香が抜けた分だけ穏やかな主張の喫味になって来るので、「ながら」喫煙しやすくなります。 喫煙終盤になると、流石に着香が随分抜けて、バーレー葉っぽい渋味と刺激が出て来ます。ただ、この流れはバーレー葉ベースのブラックキャベンディッシュをブレンドした煙草では普通の事なので許容範囲です。むしろ、そうした煙草の割りには渋さも刺激も少ない方だと思います。 という事で喫煙終了。後味はバーレー葉っぽい渋みと刺激にフルーツ系の味、残り香はフルーツ系でした。 全体的に見て、飛び抜けて良く出来た着香煙草とまでは行きませんが、夏に良く合うフルーツ系の喫味が大変美味しい煙草だったと思います。 今回の限定100g缶に関しては、日本への入荷量が少なかったようで、ネット上の煙草屋さんでも直ぐに売り切れてしまう事が多かったように思います。夏に良く合う美味しい煙草なので、入荷量が少なかったのは少々残念ではありますが、売れ残って何年もの長期在庫になってしまうよりは、少し足りないくらいの方が限定物らしくて良いと思います。 幸運にも入手出来た方は、この煙草をたっぷり楽しんで下さい。[幸運な煙草ブログは此方 Click!]
2024.08.25
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サミュエル・ガーウィズの「ボシーフレイク」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは、2017年8月の事で、当時この煙草が日本で発売になった直後でした。 いやぁ、でも、この時期にこの煙草を買って開けたのは失敗でした。今年は例年以上に暑い夏で、夜になっても窓を閉め切って冷房をかけないとやって行けません。そうした中でラタキア物のこの煙草を吸うと、ラタキアの悪臭が部屋に籠ってしまって困ってしまいます。ファブリーズの消費量が半端ありません。(笑) それと口臭予防スプレーも使いまくりです。 この煙草はラタキア物の中でも比較的ラタキア感が希薄で、本来はそこまで悪臭が気にならない煙草なのですが、それでも普段は殆どラタキア物を吸わない自分が、締め切った部屋の中で吸うと、ついつい顔をしかめたくなってしまいます。 不思議なもので、同じ悪臭でもペリクの牧場臭については、自分は殆ど気にならなかったりします。この辺は、もう単純に好みの問題なのだろうと思います。他にも、例えば私はブルーチーズの臭いは平気ですが、納豆の臭いはダメだったり・・・。皆さんはどうですか? どうやら私にはラタキア臭は合わないようです。 諦めて、窓全開で過ごせる季節になるまで、この煙草はしまっておこうかなぁ・・・。[平気な煙草ブログは此方 Click!]
2024.08.21
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サミュエル・ガーウィズ(SG)の「サムズフレイク」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年3月の事でした。 SGらしく非常に湿気の強いフレイク物で、普通に着火しようとしても、なかなか火が付きません。それで、やや少なめに同煙草をボウルに詰めたら、吸わずに手元に持っていた紙巻煙草を解して、その葉を上から少し乗せて着火しています。これで序盤の火付きの問題は解消されます。ただ、その後の火持ちの悪さ問題は解消されないので、これは諦めて何度も再着火を行っています。 このSG製フレイク物の火付き・火持ちの悪さはずっと前から変わらないので、それへの対策については皆さん夫々独自の方法を持っていらっしゃるのではないでしょうか。私のように燃えやすい別の安い葉を着火剤的に使う方法の他に、フレイクを缶から出したら暫く放置して乾燥させてからパイプに詰める方法、或いはフレイクを良く解してから緩めにパイプに詰める方法なんかもあります。 夫々の方法で一長一短はありますが、私の方法の場合、序盤の煙草の味が少し変わってしまうと伴に、中盤以降の火持ちの悪さは解消されないという事が欠点です。乾燥させてからパイプに詰める方法では、喫煙準備に時間がかかるのと、乾燥させる事によって着香フレイクでは味が変わってしまうという点が欠点です。良く解す方法は、普通のフレイクでもそうしている人が多いので、最も一般的な方法かも知れませんが、良く解すという事は、パイプに詰めるのが簡単というフレイクの美点を殺す事になりますし、やはり解す事による味の変化というのもあります。 比較的最近発売されたSGのフレイクでは、それまでより湿気の弱い銘柄もあり、そういう煙草では苦労はないのですが、昔から売られているSGの伝統的銘柄では、いつも一工夫が要求されます。一工夫して吸うというのもパイプ喫煙の一つの醍醐味ではありますが、正直面倒に感じる時もあります。また、工夫すればするほど味が少し変わってしまうというのも、余り良い感じはしません。 SGの煙草は銘品ばかりなので、この点が残念でなりません。まぁ、何でも100%の物はないという事なのかも知れません。[一工夫する煙草ブログは此方 Click!]
2024.08.18
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オーリックの「ゴールデンスライスド」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年の9月の事でした。 もう何度も吸っている煙草ですが、国内で手に入る煙草の内で唯一のペブルカットであるという事で、吸う度に楽しい気分になります。日本国内向けではプラグカットやロープの煙草はなくなりましたから、大きな塊から自分で切り出したり千切ったりして煙草をボウルに詰めるという作業をしなければならない煙草は、本当にこれだけです。あ、いや、高価格帯の缶でプラグのは未だあったような・・・。 で、この作業がやっぱりちょっと嬉しい。(笑) これから使うパイプのボウルサイズを頭に浮かべながら、ペブルカットから適度な長さを千切り取り、それを適当に折り畳みつつ、ちょっと捩じってからパイプに詰める・・・。ラフカットやリボンカットとは全く異なるのは勿論、形状が似ている普通のフレイクよりも一手間多いこの作業が、パイプ煙草の多様性を象徴しているようで、パイプ喫煙の一つの醍醐味のように感じます。 で、味の方はと言うと、バージニア&ペリクとしては標準的な味わいで、ビックリするほど美味いという訳ではありませんが、常喫として飽きずに吸える安定感があります。また、フレイク系の煙草としては、国内で最もお安く買えるというのも常喫向けです。 これからも何度もお世話になるであろう嬉しい逸品です。[嬉しい煙草ブログは此方 Click!]
2024.08.11
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スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の「スイートダブリン」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年11月の事でした。 アイリッシュウィスキー着香の煙草で、「スイート」と言う割りには、そんなに甘い感じの煙草ではありません。「ボルクムリーフ」とかでもそうですが、こういうウィスキー系着香の煙草は、バージニアの味わいを活かした比較的着香感の薄い銘柄が多いです。 それなのに「スイート」なんて名前に入ってるもんですから、バニラ系の甘ったるい味を想像してしまう方も多いと思います。私もこの煙草を何度も買っていますが、その度に頭の中では甘い煙草を想像しながら買っています。今回もそうでした。まぁ、私の記憶力が悪いせいなのですが。(笑) そりゃぁね、何百種もあるパイプ煙草を、毎回銘柄を変えながら買っている訳ですから、一つ一つの銘柄の味を覚えておく事なんて出来ません。orz 逆に、覚えていないからこそ、飽きずに長く楽しめているのかも知れません。 忘れてしまうからこその楽しみというのも、あるのではないでしょうか。[楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2024.08.07
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スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の「クラン・アロマティック」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは2013年3月なのですが、その時吸ったコレと今のコレとでは明らかに違いがあるように感じます。その違いについては、今年1月の再喫記事に書いています。 ってか、今回吸っていると、更に違った味に感じます。普通の着香煙草と言うよりも、バージニア系微着香という感じで、何だか深めに熟成されたバージニアの旨味を強く感じます。この違いは、パウチ毎、或いは製造ロット毎の個体差なのか、密かにレシピが変えられているのか、はたまた極めていい加減な人間の感覚によるものなのか・・・。気候の違いによる味の出方や感じ方の違いもあるかも知れません。 いや、そもそも先日これを買った際には、暫くこの煙草を吸っていなかったように思っていたのですが、つい半年ほど前に吸ってレポートしてるじゃないですか。人間の記憶という物が如何にあやふやなのかが良く分かります。という事は、この煙草の味を吸う度に違って感じるのは、やはり人間の感覚のいい加減さが原因だと考えるべきなのかも知れません。 更に、この煙草の過去の再喫記事を探し出して読んでみると、レポートの度に同じ事=吸う度に味が違う事を書いていたりします。何度も繰り返し同じ事を書くなんて、やっぱり人間の記憶というのはいい加減なんだなぁと思います。 ま、そういう事を考えさせられる煙草だという事なのでしょう。[考えさせられる煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.31
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コップ社製ジョン・エイルズベリー・ブランドの限定100g缶を続けて吸います。今回は「50周年記念」のパイプ煙草です。ジョン・エイルズベリーはドイツの有力煙草専門店グループで、創立は1974年なのだそうです。(何だ、俺より若いやん。(笑)) ですから今回この煙草の日本への輸入タイミングという意味では、実にタイムリーだと思います。但し、ジョン・エイルズベリーというブランド自体に日本での馴染みがないので、50周年をお祝いしようというような雰囲気はないかも知れません。 という事で、取り敢えず開けてみましょう。 開封時の香りは、アーモンド入りクッキーです。もうそれしか頭に浮かばない程、もろにそういう香りです。カットはラフカットがメインで、黒いブラックキャベンディッシュが4割ぐらいを占めるでしょうか。湿気は、やや強めに感じます。 これを火皿内径19mmのパイプに詰めて着火しますと、やはりアーモンド入りクッキーの香りが来ました。ナッツ系と焼き菓子系の香りの混合です。そのまんまです。(笑) 因みに販売店等の説明では「バニラ、キャラメル風味の焼き菓子の香り」とあります。確かに、そんな風に言われれば、そうかも知れないとも思います。一方、味の方は、微妙にオイリーなアーモンド or ナッツ系の味が中心にあり、そこに少しの甘味と酸味が混ざります。 味と香りの両方に、これだけ強くアーモンドを感じる煙草は久し振りです。 火付きと火持ちは普通ですが、多めの湿気を感じた分だけ緩めに詰めてそれなので、固めに詰めたりしたら燃え難くなりそうな感じはあります。 喫煙中盤で少し酸味が強まったような感じがあります。オイリーなナッツ系の着香部分が少し後退したとも言えます。でも、これならこれで美味しく吸えます。ただ、まぁ、コクと旨味という点では、少し物足りないと感じる人もいるかも知れません。 喫煙終盤になると着香分がかなり薄れて来て、ベースの煙草の味が見えて来ます。不思議なのは、少しのバーレーがブレンドされていると説明されていますし、結構な割合で入っているブラックキャベンディッシュもバーレーがベースであろう筈なのに、喫味の中にバーレーらしい舌を刺す刺激が殆ど感じられない事です。もしかしたら、ナッツ系のオイリーさが、刺激を抑え込んでいるのかも知れません。そういう意味では上手いブレンドです。 という事で喫煙終了。後味は薄いナッツ系のコク、残り香はアーモンド入りクッキーでした。 全体的に見て、アーモンド入りクッキーの味を楽しめる上手い着香煙草だったと思います。 記念煙草とか季節絡みの限定煙草とかは、バリエーションを付けやすい着香煙草になる事が殆どですが、バリエーションと言っても、案外似たような、割りと有り触れた味になる事が多いです。でもこの煙草は、ちょっと珍しいアーモンド系の着香になっていて、その意味では評価出来るのではないでしょうか。 良い所を狙って来ているなと思います。[上手い煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.28
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また限定100g缶が入って来たので吸ってみます。今回はジョン・エイルズベリーの「スプリングエディション2024」です。ジョン・エイルズベリーというブランドはドイツの有名たばこ専門店グループなのだそうで、同国のコップ社にパイプ煙草製造を委託しているようです。ですから、今回の煙草もコップ社製です。 ・・・それにしても、「ジョン・エイルズベリー」ブランドは、レギュラー品は全く日本に入って来ていないのに、こういう限定品だけ輸入されるというのは、どういう事なんでしょう。しかも、すでに夏になっているのに「スプリングエディション」とは・・・。不思議です。 ま、とにかく開けてみましょう。 開封時の香りはフルーツ系です。輸入元の解説では白ブドウの香りとあり、確かにそんなような香りです。それと、奥の方にナッツ系の香りもあり、これはバーレー葉によるものなのだそうです。カットは基本的にラフカットで、湿気はやや強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時よりもやや抑えた感じのフルーツ系の香りが来ました。派手なフルーツの香りを、奥のナッツ系の香りが抑えているという具合です。味の方もフルーツ系ですが、やはりナッツ系のオイリーな味わいによって抑えられていて、酸味も甘味も円やかになっています。全体的に色鮮やかな感じに少し霞を入れて、春らしい淡い色調に仕上げてあるとでも言いましょうか。やはり春に吸いたかった味わいです。 火付きと火持ちは普通の範疇だと思います。やや湿気が強い感じではありますが、詰め過ぎなければ問題なく吸えると思います。ただ、燃え進みは遅めで、立ち消えも少し多い感じです。 喫煙中盤で喫味は基本的に序盤と同じ抑えたフルーツ系なのですが、少し舌を刺す刺激が出て来ました。バーレー葉によるものと思われます。この刺激を、フルーツ系の喫味をスポイルするマイナス要素と見るか、はたまた単調で退屈な喫味にならないようにするプラス要素と見るかは、人夫々だと思います。 喫煙終盤になると流石に着香が薄れて来ます。香りは残っている方だと思うのですが、味の方が刺激に押されて物足りなくなります。でも、こういう流れはブラックキャベンディッシュを使った煙草では珍しくないので、許容範囲だと思います。 という事で喫煙終了。後味は薄いフルーツ系にバーレーの刺激、残り香はフルーツ系でした。 全体的に見て、後半の喫味の衰えに物足りなさを感じるものの、フルーツ系の味と香りは十分に楽しめる煙草でした。また円やかなフルーツ系の喫味は、春という季節に良く似合うと思います。 本当に春らしい喫味なので、これをジメジメと蒸し暑い季節に吸う事になったのが残念でなりません。もし来年も「スプリングエディション」が輸入されるのであれば、本当に春に吸えるように早めに輸入してもらいたいものです。[円やかな煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.24
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マックリントックの「イルカミーノ」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年10月の事でした。で、マックリントックはプランタ社のブランドでしたから、プランタ社の撤退に伴って、この煙草も廃止になっています。割りと好きな味の煙草なのですが・・・。orz この煙草を最初にレポートした2013年当時、この煙草は日本に入って来たばかりでした。それでプランタ社が撤退したのが2019年から2020年辺りでしたから、この煙草の日本での輸入期間は10年もなかった事になります。でも、店頭在庫はつい先日まで残っていたという・・・。正規輸入期間よりも店頭在庫期間の方が1.5倍くらい長かった訳で、流石にこの程度の売れ方だと、そりゃ作り手側としても撤退したくなります。仕方ありません。 今回この煙草を購入した事によって、私が通っている煙草屋さんでのプランタ社製パイプ煙草の店頭在庫はほぼなくなったように思います。改めてプランタ社に感謝の意を表したいと思います。長い間ありがとうございました。[ありがたい煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.21
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旧ダンヒル銘柄でないピーターソン・オリジナルの50g丸缶物「コノイサーズチョイス」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2015年12月の事でした。 旧ダンヒル銘柄ではなく、元からピーターソンの煙草だった50g丸缶物は、ちょっと前に吸った「オールドダブリン」と今回の「コノイサーズチョイス」、それと今回は買えなかった「シャーロックホームズ」の三つだけしか現在は残っていません。ってか、今回の「コノイサーズチョイス」は廃盤になったという話もあるので、実質二つしか残っていない状況です。勿論、それは日本向けの状況で、世界的に見るともう少し残っているようではありますが、一頃よりは随分と減っているように見えます。 以前のピーターソンの日本向けレギュラー缶物と言えば、とてもリーズナブルな価格設定で、銘柄数も多く、丸缶も角缶もあり、且つフレイクは当然として、プラグカットの煙草もあったりして、非常に豊かなラインアップを誇っていました。人気のあった旧ダンヒル銘柄を引き継いだのは功績として称えるべきではありますが、ピーターソン・オリジナル銘柄が極端に減ってしまったのは、やはり残念に感じます。まぁ確かにビジネス的に考えれば、縮小して行くパイプ煙草市場に於いて、過剰に多くの銘柄数を抱えるのは得策とは言えないのではありますが・・・。 今回買えなかったもう一つのピーターソン・オリジナル50g丸缶の「シャーロックホームズ」は、現在入荷待ちになってるらしいのですが、入荷したら速攻買って楽しみたいと思っています。何と言ってもあれはピーターソンを代表する人気銘柄でありますから。[人気の煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.14
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今回はピーターソンの「アラン」を吸います。一連のオリジナル・ピーターソン銘柄の中で、パウチ物の最後になります。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年4月の事でした。 バニラ&フルーツの美味しい着香煙草です。然程ドギツイ着香ではなく、むしろ少し控えめな着香なので、何のストレスもなくスムーズに吸えます。幾ら着香好きの私でも、やはりドギツイ着香だと少々辟易する事もありますから、この「アラン」くらいの着香具合が丁度良い気がします。 で、改めてピーターソンのパウチ物4銘柄を俯瞰して見ると、どれも比較的控えめな味わいに仕上げてあるという事が分かります。ラタキア物の「ワイルドアトランティック」はラタキアに支配された喫味ではあるものの、ちょっとしたフルーツ系の喫味があって、ラタキアど真ん中という程の物でもありませんでしたし、チェリー系の「コーンメイラブラック」も、チェリー系にしては取っ付きやすい部類だと思います。また、ウィスキー系の「アイリッシュデュー」は、元々ウィスキー系着香自体が希薄な着香感になりやすいだけあって、非着香に近い味わいです。で、今回の「アラン」も優しいバニラ&フルーツ味になっていると・・・。パウチ物シリーズに一貫したポリシーが感じられて、素晴らしいと思います。 ピーターソンのパイプ煙草は全てスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)が製造していますし、以前から私はSTG製の煙草と相性が良いというのは感じていましたから、そういう所から来る贔屓目というのはあるのかも知れませんが、やはりブランドやシリーズ物に一貫した特性を見出すと、ちょっと嬉しい気分になります。 こういう一貫性はブランドやシリーズのアイデンティティーになりますから大事です。[一貫性のある煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.10
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ピーターソンの煙草は未だ続きます。今回は「アイリッシュデュー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年4月の事でした。 ウィスキー系着香のレディラブドの煙草です。同じような内容の煙草としてはボルクムリーフの「バーボンウィスキー」がありますが、確かに似たような味だと思います。製造元がどちらもスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)なので、同じウィスキー系着香の煙草となれば、似た味になるのは当然です。 で、それらウィスキー系着香の特徴として、言うほどにはウィスキー感がないというのがありますが、この煙草もそうで、殆ど非着香バージニアブレンドと言われても納得してしまうような喫味です。ですから、着香煙草とは言え、本格非着香煙草好きの方にも受け入れられやすい煙草なのではないでしょうか。それがリーズナブルなパウチ入りで買えるのですから、とてもありがたい事です。 煙草だけでなく様々な物の値上がりが激しい昨今に於いて、買いやすいパウチ物にこうした煙草があるのは嬉しいですよね。[嬉しい煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.07
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ピーターソンの煙草を続けて吸っています。今回はレギュラーのパウチ物「コーンメイラブラック」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年3月の事でした。 日本での発売当初とはデザインが少し変わりましたが、ちょっとダークな感じの赤い色のパッケージとなっている点は変わっていません。この煙草の着香はマイルドで取っ付きやすい仕上がりのチェリー系なのですが、そう言えばチェリー系の着香煙草のパッケージは、他のブランドでも赤を基調にしている場合が多いように思います。勿論、逆にパッケージが赤いからと言って、必ずしもその煙草がチェリー着香である訳ではありませんが、チェリー着香の煙草のパッケージは大抵が赤いパッケージになっています。 これは果実としてのチェリーが赤いからだと思うのですが、ここまで一貫して一つの色が各ブランドで採用されているのはチェリー系着香だけのような気がします。他の例えば柑橘系着香の場合、橙色のパッケージになっている銘柄もあるにはありますが、そこまで橙色一辺倒にはなっていませんし、チョコレート着香の場合でも、チョコレート色になっているパッケージは寧ろ稀だと思います。或いはバニラ着香とかでは、バニラに色のイメージがない事もあって、パッケージの色はバラバラです。 煙草界に於いて、ここまで味と色が強く結びつけられているのはチェリー系だけというのは、非常に興味深い所です。[強く結びつけられている煙草ブログは此方 Click!]
2024.07.03
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購入した順序とは違いますが、今回はピーターソンの「スペシャルリザーブ2020」を吸います。この煙草を最初にレポートしたのは、2020年12月の事でした。 今回の記事を書くに当たって、過去の当ブログの記事を検索してみると、それまで毎年販売されていたピーターソンの「スペシャルリザーブ」は、この2020年版で最後だったようです。海外で継続されていたかどうかは分かりませんが、少なくとも日本に正規輸入されたのは2020年版までのようです。いや、少なくとも、それ以降は私のアンテナに引っ掛かっておらず、吸っていません。また、同社の別の限定100g缶「サマータイム」についても、2020年版までで終わっています。 2020年と言えば、パイプ煙草から撤退したダンヒルの銘柄群がピーターソン銘で出始めた年で、丁度それらと入れ替わるような形で、ピーターソンの限定100g缶が消えて行った事になります。また、同じタイミングで同社のレギュラー50g缶の多くが廃止となっています。多分、旧ダンヒル銘柄だけで、ピーターソンとしては十分な売り上げが確保出来るようになったのでしょう。縮小して行く市場の中で過剰な銘柄数を抱えるのは得策ではありませんから、こうなるのは仕方ない事かと思います。 それと、私がいつも利用している煙草屋さんでの古い限定物の在庫も、今回のこれで粗方なくなったようで、店頭棚がちょっとスッキリしました。私も今後は古い限定品に気を取られる事なく現行銘柄を吸って行けそうです。 さぁ、後ろを振り向く事なく、前を見て進んで行きましょう![前を見ている煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.30
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ピーターソンのラタキア物を続けます。今回は50g缶の「オールドダブリン」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年1月の事でした。 着香煙草派の私としては、やっぱりラタキアの臭いはキツくて、旨味のある味だけ残して、独特の臭いの方だけ何とかならないかと常々思っていたのですが、最近もしかしたら有効かもしれない方法を見つけました。 今手元に長年放置していたシガリロがあって、もうパリパリに乾燥してしまっているのですが、これを少し千切って細かく砕き、パイプに詰めたラタキア物の上に重ねるようにして少し乗せて着火すると、あ~ら不思議、ラタキアの悪臭が激減し、随分と楽になりました。 暫く普通にラタキアを吸っていたので、匂いに少し慣れているのかも知れませんが、それでも上記の方法をするとしないとでは大きな違いを感じ取れます。 着火剤的に少し乗せただけで大きな違いが出るのは何故だろうと考えたのですが、もしかしたらラタキアの悪臭というのは、高温で燃やすほど悪くなりやすいからではないでしょうか。例えば、ラタキアの主張が控えめなラタキアブレンドを吸う場合でも、スパスパやって高温で燃やしてしまうとラタキアの悪臭が目立って来るという経験は以前からしていました。また、最初の着火時というのは、ライターの高温な炎を使う訳ですから、ラタキアの悪臭が出やすいのではないかと思います。そこで、高温で煙草を燃やしてしまう最初の着火時だけ非ラタキア&非着香の葉を燃やせば、最も高温になる時だけラタキアを避ける事が出来ます。これが今回上手く行っている方法のメカニズムではないかと推測しています。 これからもう暫くこの方法を試してみて、常に楽にラタキア物が吸えるようであれば、今後の私のラタキア物の吸い方として定着させようと思っています。[楽な煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.26
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ピーターソンのパウチ物4銘柄の内、唯一のラタキア物「ワイルドアトランティック」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年3月の事でした。 パウチ入りの買いやすい価格で売られているラタキア物は非常に少ないですが、この煙草はそうした貴重な銘柄の一つです。比較的軽いタッチのラタキア物で、フルーツ系の風味もありますから、着香ラタキア物という事になるでしょうか。ラタキアに慣れない人でも何とか吸える範疇だと思います。 とは言え、匂いも味もかなりラタキアに支配されているので、冷房なしの窓全開でも部屋で過ごせる今の時期でないと、我が家では家人の苦情を避けられません。或いは屋外で吸うか・・・。その程度のラタキア感はあるという事です。・・・ラタキア物はこういう所がシンドイので、ラタキアの存在を意識せずに済む程度のブレンド割合に抑えてある銘柄の方が、私は好きではあります。 この辺、ラタキア好きの方々はどのように対策しているのでしょう。私は国内で販売されているラタキア銘柄は全て吸って来たので、ラタキアに慣れていないという事はないはずなのですが、ラタキア物を開ける度に同じストレスを感じてしまうので、自ら進んでラタキア物を選ぶという事がありません。無意識に手に取った煙草が、偶々ラタキア物だったら、流石に捨てずにありがたく吸うというくらいです。今回も、ピーターソンのパウチ物4銘柄を全部買い揃えたら、その中の一つが偶々ラタキアだったという感じです。 楽にラタキア臭対策が出来る方法って、何処かにありませんか?[ありがたい煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.23
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今回から暫くの間ピーターソンの煙草を吸います。最初は長期在庫でお店に残っていた「スペシャルリザーブ2019」です。当時毎年発売されていた限定銘柄の2019年版で、私も2019年12月にレポートしています。 この年の前年2018年までの「スペシャルリザーブ」は平べったい100g缶だったのですが、この2019年版からはこの高さのあるタイプの100g缶になりました。このタイプの缶は、他にもラールセンの現行レギュラー100g缶や現行イヤー煙草にも使われていて、製造元のスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の現行100g缶は全てこれになっていると思います。以前はブランドや銘柄によって個性のある様々な形態の缶が使われていたのですが、缶の統一化によってコストの削減を狙ったのでしょう。個性が失われるのは残念ですが、適正な利益を得てメーカーが永く存続してくれた方が我々としては助かります。 でも、せっかく缶を統一してコストを削減したのも関わらず、ピーターソンの「スペシャルリザーブ」を含む各種限定100g缶はちょっと前から姿を消してしまいました。欧州や米国で継続販売されているのかどうかは未確認なのですが、少なくとも日本市場には入って来ていないので、随分と寂しい状況です。 一頃は限定物を頻発していたSTGが今はすっかり大人しくなってしまった事を考えると、最近同じように限定物が多いコップ社(旧コールハス社)もいずれは同じ経過を辿るかも知れません。後悔のないように、限定物が出たら逃さず吸っておこうと思っています。[後悔のない煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.16
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今回の一連の20gパウチ物の最後に吸うのは「サンデーズベスト」です。この煙草の100g缶を最初にレポートしたのは2019年7月で、20gパウチについては2022年10月にレポートしています。 この煙草の着香について私はチェリー系だと感じているのですが、ネット上の情報ではシトラスとかベリー、アプリコットといった果実が挙げられています。私が受ける感じとネット上の情報とのこうした乖離は100g缶のレポートの時からありましたから、今回のパウチの中身は以前吸った物と確実に同じです。また、パウチの封も極めて甘いので、これも私の知っている20gパウチと同じです。・・・前回の「パーフェクトブレンド」の20gパウチは一体何だったのでしょう。あれだけが中身もパウチの封も他と違っていました。 ダン・タバコ(DTM)製100g缶シリーズの中で、この「サンデーズベスト」100g缶は最も地味なデザインの缶となっています。中身は普通に美味しい着香煙草なのですが、100g入りで、しかもあんな缶だと、そりゃ手を出す人は少なくもなります。20gパウチのデザインは立派なものなので、それこそ100g缶を全部バラして20gパウチに入れ直して売った方が、よっぽど在庫が捌けそうです。100g缶を売るための試喫用20gパウチではなく、いっそ20gパウチ専用銘柄にしてしまうのも悪くないのではないでしょうか。 色々と供給サイドの迷走ぶりを垣間見る思いです。[普通に美味しい煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.12
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ダン・タバコ(DTM)の20gパウチを続けて吸っています。今回は「パーフェクトブレンド」です。この煙草の100g缶を最初にレポートしたのは2020年5月で、20gパウチ版の方は2022年9月にレポートしています。 今回のパウチを開けてみると、中に入っていたのはファインカット or シャグカットの煙草でした。100g缶のレポートでは「やや細かいリボンカットとラフカットの混合」と書いていますから、明らかに違っています。20gパウチの最初のレポートでもカットについて言及していないので、多分100g缶と同じだったのではないかと思います。 味についても、100g缶の時は「柑橘+バニラの軽快な香りと、砂糖か蜂蜜を少し入れた炭酸なしの温いレモネードのような味」と書いているのですが、今回はバニラ・チョコレートが断然前にあり、柑橘の姿は何処にもありません。しかもカットがパイプで吸うには細か過ぎる所為か、辛みが随分と強いです。 ・・・これ、中身違ってません? それと、パウチの封の仕方です。前回と前々回で書いた「ミロンガ」と「ロンドンブレンド」の20gパウチは、殆ど封がなされていなかったのではないかと思われる程、簡単に口が開いたのですが、今回の「パーフェクトブレンド」では超強力に封がなされていて、口を開けるのに殆どパウチを破かなければならなかったくらいです。まぁ、DTMのパウチの封と言えば以前からの50gパウチでも酷い物で、あれらもパウチを破るようにしなければ手では開きませんでした。 まぁね、市場規模の小さなパイプ煙草の世界では、こういう製品のバラつきというのは付き物ではありますから、こういう部分も含めて楽しめないとやっていけないのかも知れません。(笑)[ファインな煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.09
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ダン・タバコ(DTM)製20gパウチ物の二つ目は「ロンドンブレンド」です。この煙草の100g缶を最初にレポートしたのは2020年4月で、今回と同じ20gパウチは2022年10月にレポートしています。 考えてみると、この「ロンドンブレンド20g」は日本国内で1パック1,000円未満で買える唯一のラタキア物です。しかも、たったの20g入りです。そういう意味では、ラタキアを初めて試してみようという方には打って付けです。私なんか、初めて買ったラタキア物は50g缶で、それを何か月もかかってやっと消費しましたから、随分とキツかったです。あの時20gパウチのラタキア物があったなら、もっとお気楽に試せただろうなと思います。 とは言え、この煙草の実際のブレンド内容はそこそこ強いラタキア物で、もっとマイルドなラタキア物が存在する事を考慮すると、煙草そのものとしては決してラタキア入門用とは言えないのが惜しい所です。例えば、ラットレーとかにあるような一瞬ラタキア物とは思えない程マイルドなラタキア物の20g入りがあったら、それこそ本当にラタキア入門に最適な1パックになるだろうなと思います。 ・・・まぁね、これからラタキアに入って行こうなんて思っている人が周りにいない私がこんな事を考えても仕方ない事ではありますが。(笑)[入門に最適な煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.05
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今回からダン・タバコの20gパウチのシリーズを吸います。最初は「ミロンガ」です。この煙草の100g缶を最初にレポートしたのは2017年4月で、20gパウチについては2022年10月にレポートしています。 美味しい着香煙草です。バニラとフルーツに少しのクリームっぽい味が混ざり、絶妙なバランスの味わいです。これだけ美味しいと20gでは少し物足りない気もしますが、100g缶だと多くて飽きるかも知れません。それなので、やはり50g入りが缶でもパウチでも良いようにも思うのですが、どうなんでしょう・・・。 私の場合、ブログ記事が不足気味になった時のネタとして、20gパウチは記事数を稼ぐ意味で大助かりなのですが、そういう用途がなかったとして、この容量の意味はどれ程あるのでしょう。この銘柄を初めて買ってみる際、失敗する事を考えると100g缶にはなかなか手が出ませんから、20gパウチで試してみるというのは良い方法だと思います。そのための20gという容量であるならば、このパウチは飽くまで100g缶を売るためのダシでしかないという事になります。でも、わざわざそんな手の込んだ事をしなくても、最初から50g入りで統一してしまえば話は済んでしまうような気がします。或いは、長期在庫になってしまっている100g缶を早期に売ってしまうための小分けという事なのかも。それなら分からないでもないです。 この20gパウチが試喫用としてバンバン売れているというイメージはないのですが、実際はどうなんでしょう。ちょっと聞いてみたい気もします。[バンバン売れている煙草ブログは此方 Click!]
2024.06.02
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ソラーニの「ブルー369」を吸い始めました。この煙草を最初にレポートしたのは、2014年3月の事でした。 煙草屋さんに買出しに行った際に、パッと目に付いて、「そう言えば暫く吸ってなかったな」と思い、買いました。他のソラーニ銘柄も買おうとしたのですが、たまたま他に在庫がなかったので、買えたのはこれだけでした。因みに製造はコールハス(現コップ)社です。 バージニア・バーレー・ペリクというブレンド内容が缶のラベルにも書かれているのですが、某情報サイトにはブラックキャベンディッシュの記載もありますから、バーレーベースのブラックキャベンディッシュ入りという事なのでしょう。 比較的スタンダードな果物系着香煙草という事になろうかと思いますが、意外にバーレーの渋さが効いていて、甘ったるい感じはなく、常喫でも飽きずに吸えそうな煙草です。主張し過ぎない喫味が「ながら」喫煙に最適です。 価格的に見ても50g丸缶としては比較的安い方だと思いますし、もっと目立って売れてもおかしくないと思うのですが、お店の在庫状況からも分かる通り、非常に地味な存在になっています。でも、最近のコールハス(現コップ)社は勢いがあるので、もしかしたらこれからもっと売れるようになるかも知れません。とにかく、これだけの内容&価格の煙草が埋もれてしまうのは勿体ない気がします。 次に別のソラーニ銘柄を見つけたら、絶対に即買いしようと心に誓う私なのでありました。[飽きない煙草ブログは此方 Click!]
2024.05.29
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一連のラールセン銘柄の再喫の最後は「シグナチュア」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年3月の事でした。 今日本に輸入されているラールセン・ブランドの中で唯一の100gとなっている「シグナチュア」です。爽やかフルーツ系の喫味が美味しいラールセンらしい逸品です。過去幾つか輸入されて来たラールセンの100g缶ですが、一つを残すとしたら私でもこれを選びますし、実際一番売れていたのでしょう。 例えばドイツで販売されているラールセンの煙草ラインアップを見ると、50gパウチ、50g丸缶、100g角缶と揃っていて、且つ同銘柄で100g缶と50gパウチの両方のパッケージで売られている物もあったりします。日本でもかつては50gパウチ、50g丸缶、100g缶とあって、しかも100g缶は銘柄毎に個性的な缶形状をしていました。また、古い在庫だと100g?深丸缶も見たような記憶があります。それが今の日本では、50gパウチの上は、いきなり100g角缶です。 大抵のブランドのラインアップを見ると、50gパウチの上は50g丸缶で、イヤー煙草のような限定品が100g角缶になっています。ピーターソンとかダビドフとかがそうです。ですから、50gパウチの上にいきなりレギュラーの100g角缶があり、且つ限定も100g角缶で出るという日本向けラールセンのラインアップ構成は、かなり珍しいと言えると思います。 こういうラインアップ構成も個性的で悪くないとは思いますが、やっぱり50g丸缶がないのは少し寂しい気がします。前述のドイツでの販売ラインアップを見ても、ラールセンの50g丸缶は種類が少ないですから、それを日本にも導入するというのは非常に難しいのだろうとは思いますが、ラールセン・ファンの私としては50g丸缶銘柄も日本向けラインアップに入れて欲しいなと思う所です。 まぁ、でも、今より更に銘柄数が減ってしまうより、現状維持の方がマシではありますね。[個性的な煙草ブログは此方 Click!]
2024.05.26
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続けてラールセンの煙草を吸っています。今回は「スイートアロマティック」です。この煙草を最初にレポートしたのは、旧称「マスターズブレンド」時代の2011年8月の事でした。 ラールセンの日本向け現行パウチ物3銘柄の内、最もバランスの良い煙草だと思います。前回の「メロー&テイスティ」より華やかで、「ファイン&エレガント」より落ち着きと奥行きがあります。この辺は流石「マスターズブレンド」と呼ばれていただけはあります。前述2銘柄より、一つ上の出来栄えです。 そう考えると、現在残っているラールセンの日本向けパウチ物3銘柄の内容は、最低限の銘柄数で上手く出来ているなと思います。以前は着香ラタキア物の「トゥルーディライト」とナッツ系着香の「シンプリーユニーク」があって、もっとバラエティーがあったのですが、そこから削って銘柄数を減らしつつラールセンらしさを表現するとなると、私でも現行3銘柄にすると思います。やはりラールセンの煙草の一番の個性は、フルーツ系の爽やか着香をベースにしている所だと感じるからです。 近年、日本に輸入される多くのパイプ煙草ブランドで銘柄数の削減が行われていますが、何を残して何を無くすのかという事は、製造元&輸入元の中では大きな問題になっているのだろうと思います。勿論、殆どの場合は売上高や利益率で決まっているのでしょうが、それらに加えてブランドの個性や特徴を維持するというのも大きな課題なのだろうと思われます。 市場が拡大していて、イケイケドンドンという状況であれば何てことない課題ですが、市場が縮小して行く現在の状況下では非常に難しい問題でしょうから、製造元&輸入元の苦労が偲ばれます。[イケイケドンドンの煙草ブログは此方 Click!]
2024.05.19
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今年のイヤー煙草からラールセンの煙草を集中的に吸っています。今回は「メロー&テイスティ」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年の6月でした。 現在輸入されているラールセンの煙草の中では最もマッタリ系の煙草だと思います。フルーツ系の風味も混ざっているのですが、基本的にバニラ・チョコレート系の着香です。ほんの数年前までは「1864」とか、他にもマッタリ系の煙草が輸入されていたラールセンなのですが、今はすっかり銘柄数が減ってしまいました。 けれども、例えばドイツのネット煙草通販サイトとかを見ると、欧州で販売されているラールセンの煙草はかなりの銘柄数があって、これまで日本には輸入されていない物も多くあります。ですから、ラールセンというブランドが大きく縮小しているという訳ではなく、輸入元の判断として、輸入銘柄数が減らされているのだと考える事が出来ます。(同様に米国でのラールセンの銘柄数は日本より更に少ないようです。) ラールセンのファンである私としては、以前のように多くのラールセン銘柄が輸入されると嬉しいのですが、歴史的円安局面である現在の状況を考えると、それも殆ど無理なんだろうなと思います。orz まぁ、手の届く範囲で何とか楽しみを見つけて行くしかないんでしょうね。[楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2024.05.12
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先月末にラールセンのイヤー煙草「2024」を吸い、前回は新パイプの評価用として同社の「ファイン&エレガント」を吸った訳ですが、今はその流れで「ファイン&エレガント」をそのまま吸い続けています。この煙草を最初にレポートしたのは2011年4月ですが、この煙草は私が初めてパイプ煙草を購入した際の三つの銘柄の内の一つですし、近年は常備煙草にしていて、ずっと切らした事がありません。 で、今吸っている分は、煙草ジャーに入れて前からストックしていた物で、3月に購入していた同銘柄のパウチは、次のストックに回る予定です。言ってみれば、今は長期ストックの入れ替えをしている最中という訳です。 良く考えてみると、最近この煙草については、今回のようにジャーに入れていた長期ストックの入れ替えのために集中的に吸うばかりで、パウチの開封直後にそのパウチを一つ吸い切ってしまうという事がありません。煙草ジャーに入れて保管しているとは言え、何か月もジャーに入れていると、乾燥が進んだり、着香が飛んだりして、開封直後のフレッシュな状態とは少し違う喫味になってしまいます。好きな煙草なので、こういうわざわざ味を落としてから吸うような消費の仕方は、何だか勿体ないような気もします。まぁ、好きな味なので、少々味が劣化していても美味しく楽しめてはいるのですが・・・。 次のストックに回す分は、吸うタイミングが来るまでパウチを開封せずに置いておき、いざ開封して吸ったら、1パウチを完全に消費するまで連続して吸い続けるという方法も良いかも知れません。でも、色々な銘柄を吸っている中で、次の煙草に移る中途半端なタイミングの時の繋ぎとして常備煙草を一二回吸うというような事もあるので、常備分を集中して1パウチ吸い切る訳には行かない場合というのもあります。 ・・・まぁ、暫くは今のままの消費の仕方で続けるしかなさそうです。[今のまま続ける煙草ブログは此方 Click!]
2024.05.08
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やっと日本に入って来たラールセンの今年のイヤー煙草「2024」を吸います。 昨年のイヤー煙草は「EDITION 2023」と缶にあって、それまでの年のバージョンでも年号の前か後に必ず「Edition」の表記があったのですが、今年は缶の何処にも「Edition」の文字がありません。ですから今回の記事の表題にも「エディション」とは入れなかったのですが、ネット上のお店によっては「エディション2024」と表記している所もあるようです。 では早速開けてみましょう。 開封時の香りは、基本的にフルーツ系ですが、中にクッキーか何かの焼き菓子系の香りも少し混ざります。カットはラフとリボンの混合で、真っ黒いブラックキャベンディッシュらしき葉が半分くらいを占めるでしょうか。缶裏にある説明によると、ブレンド内容は「ブラックキャベンディッシュ、バージニア、バーレー」なのだそうです。湿気は、この手の着香煙草としては普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、酸味と甘味の混ざったフルーツ系でありながら、意外にも落ち着きのある香りが来ました。少し混ざる焼き菓子系の香りが、フルーツ系の派手な香りを適度に抑えている感じです。味も、酸味と甘味のあるフルーツ系がメインではありますが、意外に渋さがあって、やはり落ち着きを感じさせます。この落ち着き感の演出は、ブレンドされているバーレー葉によるものなのではないでしょうか。 火付きと火持ちは良いです。イイ気になってスパスパやっちゃうと燃え過ぎになってしまいそうな感触もありますが、落ち着きのある喫味に合わせて落ち着いて吸えば問題ないと思います。 喫煙中盤になると、落ち着きのあるフルーツ系という味と香りは変わりませんが、バーレー葉由来と思われる舌や喉への刺激が出て来ました。それほどキツイ刺激ではありませんが、落ち着きのある味や香りの方向性とは少し合わないので、ちょっと目立ちます。でも、まぁ、この派手過ぎず地味過ぎず、甘過ぎず辛すぎないバランスが、この煙草の個性なのでしょう。 喫煙終盤になると着香が抜けて来て、割りと渋さが先行する喫味になって来ました。この辺は標準的な着香煙草の流れだと思いますし、フルーツ系とは言え最初から落ち着きのある喫味だったので、特に違和感はありません。ただ、やっぱりバーレーの刺激が目立つかなぁ・・・。 という事で喫煙終了。後味は落ち着きのあるフルーツ系と少しの刺激、残り香は薄いフルーツ系でした。 全体的に見て、抑えた酸味と甘味のあるフルーツ系に少しの刺激が加わり、絶妙に中庸な着香煙草だったと思います。 美味しい煙草だとは思いますが、う~む、何と言ったら良いのでしょう。派手な軽さのフルーツ系ながら、軽過ぎない程度に抑えが効いていて、更に抑えが効いている割りには地味になり過ぎず、刺激もそこそこあるという、一言では言い表せない喫味の煙草で、レポートを書いてて複雑な気持ちになりました。最近の混沌とした世界情勢のようでもあり、その意味ではイヤー煙草らしいとも言えますが・・・。 まぁ、何も考えずに吸うのが良いのかも知れません。(笑)[複雑な煙草ブログは此方 Click!]
2024.04.28
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今回はラットレーの「ブラックバージニア」を吸っています。この煙草の100g缶を最初にレポートしたのは2015年10月で、50g缶は2021年7月にレポートしています。 私の場合、一つだけ常備銘柄というのがありますが、基本的に1パック毎に違った銘柄を吸っていて、同じ銘柄を何パックも続けて吸い続ける事はありません。それでも、お気に入り銘柄というのがあって、時々無性に吸いたくなって買ってしまいます。今回の「ブラックバージニア」もそういうお気に入り銘柄の一つです。 バージニア葉を真っ黒になるまで熟成させた煙草で、コーヒー牛乳にも似た独特の濃い味わいがとても美味しい煙草です。バージニア葉ベースの非着香ブラックキャベンディッシュ単葉の煙草だと思うのですが、米国某情報サイトでは葉組が「Black Cavendish, Virginia」、「Flavoring」は「Licorice, Nuts / Beans, Plum, Sweet / Sugar」、カットは「Ribbon」となっています。・・・このサイトの情報だけを見ると、何だか普通の着香煙草のように見えますが、実際に吸ってみると全くそんな事はありません。そういう意味では、非常に稀有な煙草だと思います。 これだけオリジナリティーがあり、且つ、とても美味しく好みに合い、入手性も悪くないとなれば、そりゃお気に入りになります。 皆さんのお気に入り銘柄は何ですか?[お気に入りの煙草ブログは此方 Click!]
2024.04.24
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前回に引き続き、マックバレンの庶民の味方=セブンシーズ・シリーズを吸っています。今回は「レギュラー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年7月の事でした。 オーソドックスなバニラ・チョコレート系の着香なのですが、同系統の着香である「ゴールド」と比べると控えめで、ナチュラルな感じがします。けれども、湿気が強く、緩めに詰めないと難易度の高い喫煙になってしまう点は「ゴールド」と同じで、価格と味の割りには初心者に優しくない煙草です。 こういう一見初心者向けのようでも、実は初心者に優しくない品物というのは、色んな分野に存在しますよね。パイプ本体とかでも、初心者向け低価格モデルでは、煙の冷却性能やジュースの吸水性が悪く、初心者が使うと煙の熱さや出て来るジュースの量の多さに困ってしまう事があります。このため、初心者には最初からそこそこ定評のあるパイプを使って欲しいと思うのですが、そういうパイプはそれなりの価格なので、これからパイプスモーカーとして定着するかどうか分からないような人に、そうした出費を強いてハードルを上げてしまうのは如何なものかと思ってしまう面もあります。 こうして考えてみると、初心者にお勧めのパイプやパイプ煙草の選定というのは、案外難しいものです。[優しい煙草ブログは此方 Click!]
2024.04.14
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マックバレンの「セブンシーズ・ゴールド」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは2013年1月だったのですが、その前にも既に吸っていましたし、その後も何度も吸っています。 「セブンシーズ」のシリーズは1パウチ40g入りとは言え、やはり1個1,150円(50g換算約1,438円)という安さは魅力です。高価な銘柄を購入した際は、トータルの出費を抑えるために、こういう安い銘柄を一緒に買うようにしています。 味もなかなか良いと思います。この「ゴールド」は濃い目のバニラチョコレート味で、個性があり過ぎる訳でもなく、安心感があります。ただ、湿気が強めの煙草なので、意識的に緩めにパイプに詰めないと、途端に難易度の高い喫煙になってしまいます。安いだけに、もっと吸いやすい湿気具合にしてくれれば良いのにと何時も思うのですが、糖度が低いであろう安い原料葉煙草に必要な強い着香を施してしまうと、どうしても湿気が強めになってしまうのかも知れません。 でも、まぁ、庶民の強い味方であるのは確かです。これからも何度もお世話になる事でしょう。[お世話になっている煙草ブログは此方 Click!]
2024.04.10
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今回はコップ社(旧コールハス社)の今年のイヤー煙草「イヤーオブザドラゴン」を吸います。昨年版の「イヤーオブザラビット」は、2023年3月にレポートしてますから、今年もほぼ同じ時期でのレポートという事になります。 缶には赤地に金色で竜の絵と「龍」の簡体字である「龙」という文字が入っています。もう完全に中国向けですね。(笑) まぁ、市場規模が日本より遥かに大きいでしょうから、こうなりますわなぁ。 それでは早速開けてみましょう。 開封時の香りは甘酸っぱいフルーツ系です。でも、これ何だろう・・・。同梱のカードに書かれた着香内容は「Star fruit」とあります。・・・スターフルーツなんて、私は食べた事がありません。orz カットはリボンとラフがメインで、僅かにキューブカットが混ざっています。やはりカードに書かれたブレンド内容は「Cube Cut Virginia | Virginia」となっていますから、着香ストレートバージニアという事になるのでしょうか。少なくとも黒いブラックキャベンディッシュの類は見当たらず、割りと均一な明るい茶色の葉ばかりです。湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じ香りと、何かの果物で甘味を加えた紅茶系の味が来ました。カードに書かれた着香内容と葉組に納得が行く喫味です。黒くなるまでは熟成させていないバージニアへの着香という事で、バーレー葉への着香と比べると、着香の深さとしては浅くなりそうだと予想していましたが、実際に吸ってみても、そんな感じです。非着香バージニアの紅茶系の味が、かなり明確に感じられます。 火付きと火持ちは普通で、特に難しい所はありません。キューブカット混じりなので、そこで火付きが悪くなりそうなのですが、それのブレンド割合が少ないので、意識する程の火付きの悪さになっていないのでしょう。 喫煙中盤も序盤と同じ喫味が続きますが、バージニアの糖分によるアルカリの刺激が少し出て来ました。やはり着香感は厚くなく、バージニア本来の喫味と上手く同居しているような感じです。こういう喫味なら、バージニア原理主義の方でも楽しめるのではないでしょうか。 喫煙終盤も殆ど喫味は変わりません。着香感が厚くないのに、ここまで着香感を継続できるのは、ちょっと驚きです。着香の強さと継続性とは別の物だという事なのでしょうか。興味深い喫味です。 という事で喫煙終了。後味はフルーツ味の紅茶で、残り香は独特のフルーツ系でした。 全体的に見て、バージニアの味わいと着香の味わいが上手に最後まで同居している美味しい煙草だったと思います。 着香煙草と言えば、糖度が低く、味が浸み込みやすいバーレー葉が使われる事が多く、且つ、それを真っ黒になるまで熟成させたブラックキャベンディッシュがまず思い浮かびますが、今回のコップ「イヤーオブザドラゴン」では、バージニアに着香し、尚且つ黒くなるまでは熟成させないという方法で作られています。それで着香とバージニアの味わいが同居するという喫味になっている訳ですが、それがここまで楽しめる結果を生むとは驚きです。多分、稀な好例なのでしょうが、こういう作りのレギュラー品がもっとあっても良さそうだなと思います。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.31
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三つ購入したベントレーのパイプ煙草の最後に吸っているのが、今回の「ロイヤルゴールド」です。この煙草を最初にレポートしたのは、旧称「ロイヤルバニラ」時代の2014年1月で、その後モデルチェンジした旧称「ロイヤルバニラ」の際が2018年1月、名称が今の「ロイヤルゴールド」になって、パッケージが紙箱になってからは2021年5月にレポートしています。 今の「ベントレー」ブランドのパイプ煙草を語る上で外せないのは、やはりパッケージについてです。ベントレーのパイプ煙草が登場した当初、パッケージは普通の50g入り丸缶でした。そして、最初のリニューアルの時もパッケージは丸缶のままでした。ところが、二度目のリニューアルでは丸缶から四角い紙箱になり、今に至っています。日本に輸入されているパイプ煙草で四角い紙箱入りで売られている物は、このベントレー・シリーズだけです。こういう事をするとコスト的に不利だと思うのですが、どうしてこんな事をするのでしょう? ご存じの通りベントレーは英国の高級車メーカーで、今はドイツ・フォルクスワーゲン社の傘下にあります。英国の高級車という事で、エリザベス2世女王の公務専用車として使用された実績もあります。それ程の高級ブランドなだけに、そのブランドから販売されるパイプ煙草も、他とは違う高級感を出したかったのでしょう。独特の紙箱入りなのは、そういう意図なのだと思います。 ただ、元々パイプ煙草というのは庶民のための煙草であって、富裕層や貴族階級は葉巻を好んでいたものです。ですから、本当に高級感を出したいのであれば、パイプ煙草という選択肢はなかったはずです。また、高級感と言っても、日本に於けるベントレーのパイプ煙草は、スイス・ダビドフ社のパイプ煙草程の高級感はありません。日本に於けるダビドフのパイプ煙草は、パッケージは普通なのに、売価だけで高級感を出し切っています。 このように、日本に於けるベントレーのパイプ煙草は、意図したと思われる高級感を出すのに成功しているとは言えないように思います。意図したのが高級感でないのなら話は別ですが・・・。 とは言え、パッケージの面でオリジナリティーがあって、パイプ煙草業界の多様性を豊かにしている訳ですから、これはこれで悪くない取り組みだとも言えます。 宜しいんじゃないでしょうか。[多様性のある煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.27
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今回はベントレーの「プランターズパープル」を吸っています。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、旧称「プランターズスイート」時代の2016年10月の事で、今の名前「プランターズパープル」になってからは、2021年5月にレポートしています。 今のベントレー・ブランドは全てダン・タバコ社(DTM)が製造している訳ですが、着香煙草に名品が多いDTMだけあって、この煙草も着香煙草として非常に美味しく仕上がっています。そう言えば、先週レポートしたベントレーのラタキア物である「オリエンタルアンバー」も、ラタキア物とは思えない程に着香が目立つ煙草でした。 このように着香煙草に強いDTMですが、そのパイプ煙草製造は1972年から始まったそうですから、パイプ煙草メーカーとしては新興勢力という事になるでしょうか。それなのに、多くの個性的名品を生み出すだけでなく、こうしてOEM供給元としての地位も確立している訳ですから、煙草に対する逆風の強い現代に於いてはお見事としか言いようがありません。 DTMの勢いが今後も続く事を祈るばかりです。[勢いのある煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.24
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ベントレーの「オリエンタルアンバー」を吸い始めました。製造はダン・タバコ社(DTM)です。この煙草を最初にレポートしたのは、旧称「オリエンタルスパイス」時代の2017年9月で、名称&パッケージが変更になった後は2021年5月に記事にしています。 「ベントレー」というのは、勿論あの高級車ブランドなのですが、どうして高級車ブランドからパイプ煙草が出ているのか不思議に感じてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実は、こういう高級車ブランド等から一見何の関係もない品物が販売される事は意外に珍しくありません。私は昔オートバイの高級ブランド「ハーレー」関係の仕事をしていた事がありますが、ハーレーからもバイクウェア類以外に普通の衣類とか、子供やペット向けのおもちゃ、喫煙用ライター等が売られていました。面白いもので、高級或いはマニアックな車やバイクに乗る人というのは、身の回りの全てを好きな高級車ブランドの品物で揃えたくなってしまうようです。私にもそういう時期がありました。(笑) ベントレーのパイプ煙草は、そうした需要に応えるものです。 本来なら、こういう高級車ブランドの品物は、そのブランドの販売店で売られるべきものなのですが、不幸にも日本では煙草類の販売には財務省の許認可が必要です。自動車販売店がその認可を得るのは色んな意味で大変なのでしょう。それで結局、高級車ブランドの煙草も、煙草店でしか販売出来ない訳です。これはブランドの販売戦略として見ると、決して成功と言える事例ではないと思われます。 ま、でも、自動車に興味がない私でも、こうして「ベントレー」を時たま思い出す訳ですから、イメージ戦略としては一定の効果があったと言えるかも知れません。[成功している煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.17
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ロバート・マッコーネルの「ハイゲート」を久し振りに吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2020年3月の事でした。 やっぱりバージニア&ペリクでコインカットの煙草は美味しい物ばかりです。今回の缶では牧場臭が強めで、ペリクの存在感が前にある感じになっていたのですが、このコクと旨味と甘味のバランスは見事です。同ブランドの他銘柄よりも少し高価なのですが、それに値する美味しさはあるのではないでしょうか。 先日吸った「リミテッドエディション2024」と同様に、この煙草もコップ社(旧コールハス社)が製造しているのですが、これだけ方向性の異なる煙草を、どちらもこれほど完成度高く製造出来るとは見事なものです。例えば同じ欧州大手でもダン・タバコ社(DTM)とかスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)とかは、どちらかと言えば着香系に強いイメージがあるのですが、コップ社は「ラットレー」ブランドも製造している事からも分かるように、どちらかと言えば非着香系に有名銘柄が多いように感じます。あ、いや、ラットレーやロバート・マッコーネルといったOEM向けに非着香の美味しい銘柄が多く、コップ社の自社ブランドでは着香系が多いような感じでしょうか。 また欧州だけでなく、米国の大手も見てみると、そちらはそちらでコーネル&ディールのように独特の雰囲気があったりします。 このように様々な煙草を製造している大手であっても、良く見てみると夫々に個性があるようです。面白いですよね。[面白い煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.13
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今回はコップ社の限定100g缶「リミテッドエディション2024」を吸います。 コップ社とか何だか聞き慣れない社名ですが、元はコールハス社です。これまで「コールハス」と略して呼んでいましたが、略しなければ「Kohlhase & Kopp」というのが社名でした。ですから「コップ」社という名前は「&」より前の「Kohlhase」の部分がなくなったという形です。この社名変更が行われた理由は分かりません。 で、同社の昨年版「リミテッドエディション2023」については、2023年4月にレポートしています。・・・缶のデザインが、去年と今年で色以外は殆ど同じです。 あれ? そう言えば去年の「リミテッドエディション2023」では、同社がOEM供給しているジョン・エイルズベリー社の同名限定缶も同時に入荷していたのですが、今年は見当たりません。何だか販売パターンが不安定ですよね。時代の流れなのか、供給者サイドの気まぐれか・・・。 ま、取り敢えず吸ってみましょう。 開封時の香りは、まずココナッツが来て、その後にベリーが来るような感じです。缶に同梱されたカードに「Blueberry Coconut」と着香内容が書かれており、本当にそういうような香りになっています。カットはリボンとラフで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じように、先にココナッツの香りが来て、その後にベリー系の香りが来て混ざります。他の煙草でベリー系の着香は割りと色々あったと思いますが、ココナッツの香りは比較的珍しいと思います。ちょっと考えても直ぐには思い出せません。そのココナッツが先行するので、とても個性的な着香に感じます。 一方、味の方は、甘味がそこそこあるナッツ系が主で、酸味のある果物系が従という感じです。この段階ではバーレー葉的な渋さは感じず、着香好きとしては大変好ましい味わいです。 火付きと火持ちは普通です。特段気になる燃え方はしないので、普通に吸えます。 喫煙中盤も基本的には同じ喫味で続くのですが、微かに舌を刺す刺激が出て来ました。同梱のカードに書かれたブレンド内容は「ブラックキャベンディッシュ バージニア ブロークンバージニア」となっているので、ブラックキャベンディッシュのベースとなっているであろうバーレー葉による刺激だと思われます。ただ、余り露骨な刺激ではなく、かなり抑えられているので、殆ど気にせず吸い続けられます。 喫煙終盤になると流石に着香感が薄れて来て、バージニアの甘さが一瞬垣間見えたりもするのですが、それでも結構な着香感です。この段階まで続くというのは、かなり深い着香です。ただ、ベリー系の着香感の方が薄れ方が強く、喫煙中盤までよりもココナッツが前にあるように感じます。 という事で喫煙終了。後味は甘味のあるナッツに少しの果物で、残り香はココナッツと少しのベリーでした。何か、そのまんまだな。(笑) 全体的に見て、ココナッツ+ブルーベリーの着香で最後まで楽しめる煙草だったと思います。 ココナッツ着香というのは割りと珍しいと思いますし、随分と深い着香で最後まで行きますから、着香好きであれば好感を持てると思います。ただし、それだけ強い着香ですから、常喫向けとは思えません。その意味で、「リミテッドエディション」らしい煙草と言えるかも知れません。[らしい煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.10
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今回は煙草屋さんで長らく在庫に残っていたピーターソンの限定煙草「スペシャルリザーブ2014」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2015年3月の事でした。 最初にレポートした時でさえ発売の翌年でしたから、この煙草をタイムリーに吸った事は一度もないという事になります。orz でも、その後も何度か買って吸っていますし、下手をするとマイナーなレギュラー品よりも吸ってるかも知れません。 とは言え、いつもの煙草屋さんの在庫も今回の缶が最後のようなので、私が吸えるのも今回が最後となりそうです。 で、流石に10年前の限定品ですし、しかもビニール袋の開いた口を折り畳んで軽くテープで留めただけという封入のされ方なので、今回の缶では煙草がパリパリに乾燥してしまっていました。それで加湿しながら吸っているのですが、ちょっと加湿しただけでも意外に美味しく吸えています。 この煙草のブレンドでは、フレイクの欠片が混ざっているのですが、こういうブレンドだと、乾燥が進んでいても意外に甘味を感じやすく美味しく吸える事が多いように思います。圧縮された塊状の煙草(フレイクの欠片とか)は乾燥が進み難く、且つ燃え難いので、乾燥しているように見えても、意外に燃え過ぎず、適度な燃え方になるのではないでしょうか。 ・・・さて、いつもの煙草屋さんの長期在庫限定煙草の内、今回の缶のような大きく平べったい角缶のタイプはこれが最後であったように見受けられます。今後、また何度も同様の古い限定煙草を買う事になるかと思いますが、これからはモデルチェンジして現行品と同じ形状になった缶を買って行く事になりそうです。 一つの区切りが付いたような気分です。(笑)[適度な煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.06
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今年もダビドフから超高額イヤー煙草が出ました。今年は辰年という事で、名前は「イヤーオブザドラゴン」となっています。で、問題は価格で、昨年までは1万2千円クラスだったのですが、今年のは1万8千円と大幅に値上げになっています。昨年までの価格でも高いのに、今年は昨年から50%近くも値上げされており、一般的な限定100g缶と比べると3~4倍の価格です。話によると、最近のダビドフ社は業績が絶好調で、かなり強気な値上げが続いているとの事。ダビドフのレギュラー品の米国での今の販売価格を見ると、他のブランドと同じような価格である事を考慮すると、これは日本の輸入元の思惑が多くを占めているような気がします。全く酷い話です。 で、煙草の内容についてなのですが、今年はラタキア物になっているようです。3年前までは普通の着香物で、一昨年が珍しくラタキア物、それで昨年は普通の着香物に戻っていたのですが、今年は再びラタキア物です。ただ、ブレンド内容はブラックキャベンディッシュ、バージニア、ラタキアとなっていますから、着香ラタキアという事になるでしょうか。生粋のラタキア至上主義者からは何か言われそうなブレンドです。果たしてどんな仕上がりなのでしょう。早速開けてみます。 開封時の香りは完全に南国フルーツ系です。ラタキアの匂いは全く感知できません。私は、ラタキア物を吸う時はラタキア用に設定した専用のパイプを使っているのですが、この煙草をそのパイプで吸うのは躊躇してしまう程です。カットはフレイクを良く解したようなリボンカットがメインで、ラフカットらしき物が少し。湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、南国フルーツ系の香りが来ました。ここは開封時の香りの延長線上です。ただ、一般的にラタキア臭が強まりがちになる着火時には、一瞬だけラタキアっぽい臭みが垣間見えますから、ラタキアがブレンドされているのは確かなようです。(ラタキア用パイプに浸み込んだラタキア臭が出ただけかも知れませんが。) 一方、味の方もフルーツ系なのですが、フルーツ系の着香では珍しく太めのコクと旨味があり、これはラタキア由来なのだろうと思います。 火付きと火持ちは普通ですから、特に困るような事はありません。ただ、せっかくの美味しい南国フルーツ系の香りを楽しむのなら、ラタキア臭が出がちになる高火力での喫煙は避けたい所です。 喫煙中盤に向かって、着香が少し抜けて来たのかも知れないのですが、徐々にラタキア由来のコクと旨味が更に太くなったような気がします。とは言え、ラタキアの臭みは一瞬感じる事がある程度で、全く気にならないので、意識しなければ非ラタキアの着香物として吸えそうです。 喫煙終盤で、慣れもあってか南国フルーツ系の香りは更に弱まります。かと言ってラタキアの臭いが出る訳でもなく、大筋でコクと旨味&フルーツ系の味という構成で美味しく楽しめます。着香好きの私としては、良く出来た煙草として評価出来るなと感じます。 という事で喫煙終了。後味はコクと旨味に少しのフルーツ、残り香はフルーツ系でした。 全体的に見て、ラタキアのコクと旨味を活かしつつも臭みは感じさせない、良く出来た南国フルーツ系着香煙草だったと思います。 一昨年のダビドフのイヤー煙草「イヤーオブザタイガー」も着香ラタキア物でしたが、今回の「イヤーオブザドラゴン」は一昨年よりも更にラタキアを感じさせない煙草だったと思います。ラタキア好きの方にはお薦め出来ませんが、着香好きなら美味しく楽しめると思います。ただし、意識していればラタキアを感じ取れる瞬間もあるので、そこは覚悟しておく必要がありますし、それ故にやはりラタキア用のパイプを使う方が良さそうな気がします。 それと価格についてなのですが・・・。確かに良く出来た美味しい煙草ですが、一般的な限定物に比べて3倍以上も価格相応に美味しいかと言われると、甚だ疑問です。大幅な値上げもされていますし、今年のこれは例年よりも少ない個数しか輸入されなかったと聞きましたから、その辺は輸入元も考慮しているのでしょう。話のネタとして、知り合いと共同購入して吸ってみるというのがイイ所なのではないでしょうか。 コストパフォーマンスの面で、決してお薦め出来る煙草ではない気がします。[逆にお薦め出来る煙草ブログは此方 Click!]
2024.03.03
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ボルクムリーフ・シリーズの最後となる今回は、「オリジナル」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年8月の事でした。 「オリジナル」という名前からして、供給者サイドとしては、この銘柄がシリーズのメイン銘柄だと考えているのでしょう。でも、ほんの十数年前までは、この煙草は「ウルトラライト」という名前で、とてもメイン銘柄とは思えない存在でした。実際、当時の日本では、ボルクムリーフの「バーボンウイスキー」に100g入りとかの大容量パックはあったものの、「ウルトラライト」或いは「オリジナル」の大容量パックはありませんでした。少なくとも売れ筋は「オリジナル」ではなかったのです。で、現在は同シリーズ内に大容量パックの設定はなくなっている訳ですが、売れ行きとして一番多くなっているのはどれなんでしょう。 売れ行きの状況は分かりませんが、「オリジナル」がメインとなるだけの理由はあるかと思います。この煙草はバニラ着香の煙草という事にはなっていますが、同シリーズの「バニラキャベンディッシュ」や「チェリーキャベンディッシュ」ほど着香の主張が強くありませんし、「バーボンウイスキー」よりも無個性です。極めて凡庸で癖がなく、かと言って不味くもなく、十分美味しいという、常喫に最適な煙草です。こういう煙草がシリーズのメインとなるのは不思議ではなく、常喫向けという意味で、売れ行き的にも一番になりそうな感じがします。 それに、この煙草の旧称や、以前の大容量パック「バーボンウイスキー」の存在を知らない人であれば、名前からして「オリジナル」がメインだと思うでしょうし、まず最初に同シリーズを吸い始めるとしたら、この「オリジナル」からにするでしょうから、同シリーズ内での「オリジナル」の売り上げ個数の割合は、年を追う毎に増えて行くのではないでしょうか。 こうした影響を考えると、煙草の名前というのも、余り軽々しくは捉えられないなと思います。[最適な煙草ブログは此方 Click!]
2024.02.11
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今回はボルクムリーフの「バニラキャベンディッシュ」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年1月の事でした。 そこまで強烈ではないマイルドなバニラ着香が美味しい煙草です。微妙な酸味を伴った果物感も少々あって、果物系が好きな私も嬉しい喫味になっています。 このバニラ着香というのは、煙草の着香としては定番中の定番ですが、その強さや他の香りとの組み合わせは、銘柄によって多種多様です。メチャクチャ濃くしてダークな感じの仕上げになっていたり、果物系と合わせて軽快な感じに仕上がっていたりして、色々吸い比べると非常に面白いと感じます。ただ、どういう風に仕上げたとしても、ベースの煙草の味との相性は非常に良く、バラバラな感じにならずに纏まります。 考えてみると、これ程までに相性が良いのも、ちょっと不思議です。バニラの香りというのは、同名の植物の豆を発酵・乾燥を繰り返すキュアリングにかけて初めて発せられるようになるのだそうで、その成分を抽出し溶剤に溶かしこんだバニラ・エッセンスやバニラ・オイルというのが、煙草の着香に使われているようです。で、植物としてのバニラはラン科に属するそうで、ナス科に属するタバコとは全く異なる植物です。ただ、バニラの原産地はメキシコや中央アメリカだと言われていて、南アメリカの熱帯地域原産と言われるタバコと近いです。もしかしたら、この辺が相性の良さの由来かも知れません。バニラはチョコレートとの相性も非常に良いですが、チョコレートの原料となるカカオも南アメリカの熱帯地域が原産です。 異なる種でも、原産地が同じだったり近かったりすると、味や香りでの相性が良くなるという現象が、実際存在するのかも知れません。[相性が良い煙草ブログは此方 Click!]
2024.02.04
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ボルクムリーフの「バーボンウイスキー」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年10月の事でした。 最初に吸ってレポートして以来、何度もこの煙草を吸っていますが、バーボン等の洋酒系の味わいを強く感じる事は殆どありませんでした。ところが今回吸ってみると、確かに洋酒系・蒸留酒系の味わいを感じます。間を空けて別のパックを吸う度に、異なる味わいに感じるというのは、農作物の加工品である煙草では珍しくありません。 でも、昔、紙巻煙草ばかり吸っていた当時は、こんな事を感じませんでしたし、人様の紙巻煙草レポートを読んでいても、こういう話は見た事がありません。一方、葉巻の世界では、一本一本の熟成度合いで味わいに変化があるという話を良く聞きます。 同じ銘柄なのに違った味わいに感じるか否かという問題は、一体何に由来するのでしょう。紙巻煙草の場合、同じ味わいになるように、生産ロット毎にブレンダーが微妙にブレンド内容や着香内容を調整しているという話を聞いた事があります。同じ事をパイプ煙草でやっているのかどうか分かりませんが、実際どうなんでしょう。 紙巻煙草の場合、同じ銘柄を連続して吸い続ける事が多いので、少しずつの微妙な変化に気付き難いというのはあるかも知れません。逆に、パイプ煙草で幾つもの銘柄を吸っていると、以前に吸った時の喫味を忘れてしまって、同じ喫味でも違って感じるかも知れません。 何れにしても、パック毎に違った味わいに感じる方が面白味があって、趣味の喫煙として良いと私は思っているのですが、この辺は人によって意見が分かれそうです。特に習慣として同じ銘柄を吸い続ける人は、味の変化を歓迎しないのではないでしょうか。 煙草も吸い方も、或いは人の好みも実に様々だという事だと思います。[様々な煙草ブログは此方 Click!]
2024.01.31
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今回からスカンジネビアン・タバコ・グループ製の人気シリーズ「ボルクムリーフ」を幾つか吸って行きますが、これらも昨年中に買っていた煙草で、ここまで後回しになっていました。で、最初は「チェリーキャベンディッシュ」です。 ボルクムリーフのチェリー着香と言えば、2012年10月にレポートした丸缶の「ゴールド・チェリー&バニラ」が私としての最初の煙草だったのですが、その後にパウチ物の「チェリーキャベンディッシュ」が発売され、それについては2019年10月に記事にしています。・・・やっぱり丸缶時代の物とパウチ物になった物とでは、中身が異なるように思います。で、パウチ物の方もちゃんとしたレポート記事にすべきだったのでしょうか、結局忘れて今日に至ると・・・。(^^ゞ このボルクムリーフ「チェリーキャベンディッシュ」は、チェリー着香の煙草の中では比較的マイルドな方で、チェリー着香で感じる事が多いベース煙草の味との違和感がそれ程ありません。しかも、その違和感はこの煙草を吸う度にどんどん薄れて来て、今回のパウチでは「これホントにチェリー着香?」と思ってしまう程に自然です。ってか殆どチェリーっぽくありません。良く気を付ければチェリーの姿が見えなくもないのですが、もしかしたら着香の抜けてしまった物をたまたま買ってしまったのかも知れません。ま、着香好きとは言えチェリー着香については違和感を感じがちな私としては、こういう方が好都合です。(笑) この煙草の希薄なチェリー感の他に感じるのは、濃くはないですが酸味のある果物風味です。甘味や旨味・コクの類は少なく、且つ舌への刺激も少ないので、吸い応えという意味では物足りなさも感じますが、何も考えずに「ながら」喫煙するには丁度良いです。 年末年始のドタバタも終わり、これからニッパチの閑散期に向かう中で、こういう煙草を吸いながらマッタリ&ボンヤリするのも悪くないです。[好都合な煙草ブログは此方 Click!]
2024.01.24
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旧年中に買っていた煙草が未だ残っているので、それを吸っています。今回は柘製作所から販売されている「イムコ・パイプタバコ・バニラ」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年6月の事でした。 製造は撤退したプランタ社だったので、既に廃止になって何年か経つのですが、行きつけの煙草屋さんで未だ在庫があったので買いました。ってか、この煙草については廃止になってからの方が多く吸っています。(笑) それ程に廃止になってから長く在庫が残り続けているなんて、余程人気がないんでしょう。でも、普通のバニラ系着香煙草で、別に不味い訳ではないんですけどねぇ・・・。もしかして、あの煙草屋さんでこの煙草を買っているのは私だけ? この煙草に限らず、廃止になったのに長く在庫が残っている銘柄は意外に多いように思います。先日の買出しでも、そちらは限定品だったのですが、10年前の煙草を購入しました。多分、輸入業者が日本に新規の銘柄を入れる際、一回の発注で必要な最低量というのがあるのでしょう。で、その新銘柄の売れ行きが想定を下回った場合、返品する訳にも行かず、結果的に長く在庫に残ってしまうと・・・。輸入業者も大変です。 こういう煙草が長く店頭に残っていると、消費者である私としても気持ち良くないので、出来るだけ先に消費してしまいたくなります。ただ、毎回異なる銘柄を吸うという私の吸い方だと、廃止銘柄ばかり吸うという訳にも行かず、長期在庫品をなかなか一掃出来ません。煙草の定価販売が義務付けられている日本の法律が変わって、不人気長期在庫品を安売り出来るようになれば、長期在庫品を減らせて、煙草業界も少しは楽になると思うのですが・・・。 何だか、この煙草の店頭在庫がなくなるまで、未だこれから何度も私はこの煙草を買ってしまうような気がします。[楽になる煙草ブログは此方 Click!]
2024.01.21
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年末年始向けの煙草も吸い終わりましたし、旧年中に買っていた新パイプの慣らしも終わりました。一方、楽しみにしているラールセンのイヤー煙草は未だ買えていません。それで今回から日常の喫煙に戻り、スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)製の「クラン・アロマティック」を吸い始めました。 この煙草、ちょっと考えると不思議な煙草です。この煙草を最初に吸った時には、ブレンドに明らかにラタキアが入っていました。けれども、二回目以降に買ったパウチではラタキアを全く感じず、普通の着香煙草の味がします。今回のパウチも普通の着香です。 また、一時期「クラン」には、この「アロマティック」の他に「ファインアロマティック」という銘柄もあったのですが、それは何時の間にかなくなって、今の「クラン」は「アロマティック」の単独銘柄になっています。こういう単独銘柄で、且つ然程個性的でない煙草は直ぐに廃止になる事が多いのですが、これは継続販売されています。珍しいパターンです。 STG製のパウチ物は50g入りが標準的なのですが、この「クラン・アロマティック」は40g入りとなっています。何だかSTG製パウチ物の中では、ちょっと特別扱いをされている銘柄のような気がします。 こんな風に「クラン・アロマティック」はちょっと不思議な煙草です。吸ってみると至って普通の着香煙草なのですが、むしろそれだからこそ扱われ方に不思議さを感じます。もしかしたら、至極普通な着香煙草だからこそ、常喫にしている人がとても多く、それ故にちょっと特別な扱いを受けているのかも知れません。 面白い存在です。[面白い煙草ブログは此方 Click!]
2024.01.14
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