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パン屋の続き先日行ったベルリンで面白い絵の展示を目にした、私と同様、ゲリラ展示オクサンの買い物の付き合いで行った、ある比較的大きな靴屋さんこれだけ大きくて、チェーン店じゃないのに驚いたチェーン店は大抵個人の絵の展示なんかやってくれない大きな店舗のいたるところに絵があったが、なかなか探すのが大変靴の派手さに絵が負けている、まるで隠し絵みたいに上手く同化しているものももしかしてそれがコンセプトだったのかな、私は時間つぶしに結構楽しめたさてパン屋名刺代わりの連絡先チラシは、持って行くたびになくなっていたパンを買う人々はやはり気持ちにも時間にもけっこう余裕があるのだろうかそれとも店員が少ないため順番待ちの暇つぶしか、まあいずれにしてもよい感触絵にはあえて値段はつけなかった店員の女性は「お客さんで、値段を知りたいって人が時々いるよ」と言うが、何ともかんともあまり気が進まない小さい絵とはいえ、パン一個(30円より)の1000倍以上の値段は誰も見たくない朝のよい気分、焼きたてパンのよい香りをぶちこわす実際、数人はきちんと電話で問い合わせてきた、それが正しい2ヶ月近く掛けさせてもらって、結局1枚も売れなかった、まあそんなもんだマイスターは申し訳なさそうに、やっぱりパン屋じゃダメだろう、と肩をすくめるそんなことはない、手ごたえには満足、大感謝パン屋展が終わってしばらく、またどこかの展示のため、絵を持って歩いていると「あなた、パン屋で展示してた人だね!」と、突然、近所の紳士が声をかけるそしてその人は次の展示会に来てくれて、買ってくれて、、、次の展示会にも、次の展示会にも、、、今でも展示会のたびに来てくれる毎回買いはしないにしても、毎回来てくれて、友達も誘ってきてくれる他の常連さんにも、初めてアキラの絵を見たのはパン屋だった、という人が多くいる私の常連のお客さんの多くは今でも近所の人々ベルリンでは半径約1キロ以内に15人近く思い当たるそれはアウグスブルクでも同じ、コツコツ一人づつ増えてゆくお客さんほぼみんな魚屋の近所の人々、半径500m以内にすでに10人はいるチェーン店が世界中を埋め尽くす今の世の中グローバル化というのか、世界中どこへ行っても同じ店、同じブランド同じレストランに同じホテル、同じスーパーに同じ家具、同じライフスタイル食べているもの、身につけているものがみな同じだからこそ「私だけのお気に入り」を探す人も増えてくるだからといって、ネットで遠くのもの、外国のものをわざわざ探す必要はないもし近所にそういったものがあれば、それを手にすればよい、それをまず支援すべきだまた、作る側も、近所、地元でまずそれを提供するのがよいインターネットで自分の作品を世界中どこでも見せられるとはいえそれで商売になるのはごくまれな話、騙されてはいけない、踊らされてはいけないどこか条件のよい場所に「自分の地元」を築けたら理想的、まずはそこから始めようまずは地元から、まずは足元から、まずはパン屋から初心を忘れずコツコツじっくりやっていこう、と改めて思った15年目の夏パン屋の話、終わり写真【地元の空】
2013/08/29
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パン屋の続き決めたら即実行突然パン屋をたずねて行って、店長(実際焼いてるマイスター)にちょっと殺風景な店内の壁を指して「ここの壁が空いてるので、ここに私の絵を掛けさせてくれないか?」「いいけど、何で?何でうち?」、、、むうう、何でって、、、毎日のコドモ散歩リサーチで発見!金持ちも普通の人も来る場所とは、、、「ガソリンスタンド」と「パン屋」!近くのガソリンスタンドにはよくランボルギーニやフェラーリが止まっていたそこにはもちろんボロボロの壊れかけの車も来るなるほど、ガソリンスタンドはすごい!、、、でもガソリンスタンドには難点が多い1・あくまでも必要に迫られて来る2・車に乗らない人が来ない3・なんせ車だから、地元の人たちが利用するとは限らない4・それよりなによりガソリンスタンドの店内には壁がないというわけで、ガソリンスタンドはダメ大きな壁が魅力のコインランドリーも考えたが、やはりダメいつも使う近所の銀行の支店、ここにもかなり地元の人々の出入りがあるしかし銀行は、カネを借りる、カネが必要、カネを振り込む、貯金する場所であって理想的な絵の展示会場になるかどうかは疑問(それでもやりましたけど)やはりパン屋これだけディスカウントスーパーなどがあって、安いパンが買える今日それでも個人のパン屋で、昔ながらのパンをきちんとした金額を出して買う人々がいる近所のパン屋には、地元のそんな人々が歩いてくる、ゆったりとしたスピードだ、、、などと長々、これまでいろいろ考えたうんちくを熱くマイスターに説明「ふーん、まあいいよ、で、釘とか道具とか要る?」とあっさりかわされる、、、コンセプトが伝わっていない、いかん、、、さっそく地元モチーフの、小さい絵3枚を掛けた、壁に釘を打って掛けただけ急遽作った名刺代わりのぺらぺらの連絡先チラシも置いてもらう、さてスタートだちなみにアウグスブルクには個人のパン屋がないこの町のパン屋は全てチェーン店、大手4社が町を埋め尽くしている個人経営のパン屋はドイツ全土で見ても徐々に減りつつあるパン屋で展示したい芸術家にはつらい世の中だ、、、つづく写真【ゴーサイン】
2013/08/28
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寒い、昨日と比べて10度近くも気温が低い、今年の夏もいよいよ終わりか、、、それはさておき、パン屋の続き絵描きになろう!と決めてから2-3年の間パン屋に至るまで、すでにいろいろな場所で展示をさせてもらっていた成果もそれなりにあったし、人々、買い手とのよい出会いもあったそれでも、今さら、あえてパン屋?私は自分の絵に額縁をつけない、つけるカネもない展示する場所というのは、額縁にたとえられる、と私は考えるカフェという額よりも、ギャラリーという額のほうが、絵が立派に、高価に見える額縁にたとえられるのがもう一つ、経歴、学歴、長い学歴建築をずっと学んで、いよいよ嫌気がさしてやめた(あきらめた)きっかけでもある額縁=敷居敷居を高くすると、普通の人たちとの、普通のコミュニケーションが成り立たなくなるスター建築家の作ったものが、普通の人にとって、使えないもの、という例は多々ある表現はもとより、コンセプト、言葉が通じていない、もちろん金額も普通の相場ではないまあこれは建築や芸術だけでなく、単純にどんな商売にも見られるし世界中の経済や政治だって、普通の人々とコミュニケーションが取れなくなっている普通の人たちと商売がしたくない人たちは、がんばって敷居を上げればよい普通の人たちがついてこれないレベルまでどんどん上げればよい私はやはり根っからの普通の人なので、その努力はしない、というより出来ないもちろん私だって出来るものならニューヨークの有名ギャラリーで個展したいでもそのための努力、労力、経費は、やはり敷居を上げるためのもの私にはそんなカネも時間もない、大体もう若くない、絶対出来ない普通の人々は世界中にまだまだいる、予想以上にいっぱいいる、しかも近所にだってまずは地元にいる普通の人々と商売を始めようこの額縁という、敷居を一切取り払った形での展示をしよう地元の普通の人と商売している、敷居なしの近所のパン屋で地元の普通の人々に、地元モチーフの、額縁なしの絵を、見てもらおう(もちろん買ってくれたらもっとよし)、、、つづく【敷居宮殿】
2013/08/25
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ベルリンへ行ってきた、家族で行ったのでもちろん仕事は出来ない開き直って、ただアトリエのまわりを懐かしみながらブラブラそういえばもう15年か。。。そこで思い出した懐かしい話よし、絵描きになろう、と決心したのは1998年の夏成功しているとはとても言えないが、まだ絵を描いてる、我ながらあっぱれ当時、思いつきで路上スタートの私、どこか展示する場が欲しかったというより、生活のために「売る場所」が必要(まあそれは15年経った今も同様)路上で、天候に左右され、警察の目を気にしながら、それでも少しは売れたから「これで屋根がついてたらもっといける」と安易に考えた私2-3年の間に、いろいろなところで展示をさせてもらったカフェ、レストランはもちろん、ホテル、ワイン屋、図書館、市役所などなど絵だけはいっぱいあった、まさに売るほどあった実際、展示をすれば時々売れた、全く売れないことのほうが多いコドモワンのベビーカーを押しながら、毎日、売るための場所を探して歩いた「どこかよい展示スペースはないか」「使わせてくれるショーウインドーはないか」カネはかけられない、とにかくタダで絵を掛けさせてくれるところ金持ちも普通の人も、絵に興味ある人も、そうでない人も集まる場所、通る場所?しかも私の住む、この地域のモチーフの絵を喜んでくれる人が集まる場所?どこだと思う?考えて考えて、悩んで悩んで、、、すごいアイデアが誕生パン屋! そうか、すぐそこの小さなパン屋だ、、、つづく写真【変わらぬ空】
2013/08/22
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ドイツでありえない暑さが続くこの夏日陰に入れば涼しいので、外へ出ると日陰を探して歩くしかし、アウグスブルクは街路樹が少ない特に私の住んでる旧市街、昔の城壁内には木がないもちろん個人の敷地や公園には木があるが、歩道に木がないため歩行者にはキツイ「公より個」の町なんだとつくづくこれはベルリンと違うところ、ベルリンはどこへ行っても街路樹だらけ「個より公」、私のような「公」をフルに利用する人間には居心地がよい日本でもドイツでも、一戸建てぎっちり住宅地を考えていただければわかりやすい個人の敷地には木があるが、家の前の歩道には街路樹はないもちろんそんなスペースもないアウグスブルク中心は確かに歩道も狭く、街路樹はムリな場所も多いがそんな路地でも駐車スペースがあったりする、車1台分譲ってもらえません?町の中心の中心、市役所広場、ショッピング通りにも木がない、不思議なほど木が無い人が言う「ちょっと外へ行けば森だらけなんだからいいじゃん」、確かにまあ、ねでも、私は車持ってないんだ!「ちょっと行けば」がどれだけ大変なことか!それでもまあ本音はやっぱり木の管理、落ち葉処理に金がかかるし、鳥や犬の糞で汚れるし酔っ払いのたまり場になるし、場所取るし、、、そんなとこ街路樹は個人に利をもたらさない税金の無駄遣いってこと? か?話は飛んで暑いわ夏休みだわ、まったく商売にならんここ2ヶ月、だれかにまともに絵を見せた覚えがない、もちろん売った覚えもないついに8月のアトリエ家賃、オクサン口座に手を出してしまった、やばーとはいえ数日前、あるコレクターさんからメールが来てクリスマスカード作ってくれない?という注文毎年違う作家に頼んでオリジナルカードを作っているとのことドイツではこういうのよくある話カードのモチーフであれば、もう注文で何度も描いたが、今回はオリジナル120枚!むう、版画かな、多分版画だろうな、やっぱりもちろんオッケーだけど、暑いんだよね、まだクリスマスがイメージ出来ない返事にも冗談でそう書いておいた仕事が入った!夏の穴、めでたしめでたしクリスマスかぁ、、、寒いんだろうな、きっと、、、やっぱりまだイメージ出来ない写真【夏限定】
2013/08/04
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