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FACE@ 訂正 すいません。 誤った文がありましたので…
FACE@ 質問です。 こんにちは。 読ませてもらいました。 …
ひろ@ 禁煙してみますか。。。 タバコが親の敵のように悪者にされ。。子…
どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…

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2007.12.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類


「銃規制」よりも「穀菜食」を!

冒頭、千島喜久男医学博士の著書「血液と健康の知恵」からの引用文を掲載していますが、これがまた酷い。事実確認という作業を怠り、思い込みのみで書かれたとしか思えない著作です。

>古今東西を通じて聖賢とあがめられた人々の殆んど凡てが菜食の唱導者であり実行者だった。
>釈迦もキリストも、老子も孔子も、プラトン、ルソーもギリシャの哲人ピタゴラスも、文豪トルストイも、発明王エジソンも、日本では二宮尊徳も貝原益軒や禅宗の高僧たちも皆そうだった。


「聖賢とあがめられた人々」の基準がばらばらで、どういう人選をしているのかとすら思ってしまいますが、やっぱり事実誤認のオンパレードです。

少なくとも、貝原益軒が菜食の「菜食の唱導者であり実行者だった。」というのは完全に事実誤認です。

貝原益軒の代表的著書である「養生訓」第三巻から、原文と現代語訳とを合わせて引用してみます。

養生訓 (抄訳)
学校法人中村学園大学

>凡(すべて)の食、淡薄なる物を好むべし。肥濃・油膩の物多く食ふべからず。生冷・堅硬なる物を禁ずべし。あつ物、只一によろし。肉も一品なるべし。さいは一二品に止まるべし。肉を二かさぬべからず。又、肉多くくらふべからず。生肉をつゞけて食ふべからず。滞りやすし。羹に肉あらば、さいには肉なきが宜し。

>すべての食事はあっさりしたうす味のものがよい。濃い味や脂っこいものをたくさん食べてはいけない。生もの、冷えたもの、堅いものは禁物である。吸物は一椀、肉料理は一品、副食は一、二品にとどめる。
肉はたくさん食べてはいけない。生肉は続けて食べてはいけない。吸物に肉を入れたときは、副食に肉類をいれないほうがいい。


「肉はたくさん食べてはいけない」とはありますが、「肉を食べるな」とは書いていません。

>飲食の内、飯は飽ざれば飢を助けず。あつものは飯を和せんためなり。肉はあかずしても不足なし。少くらって食をすゝめ、気を養ふべし。菜は穀肉の足らざるを助けて消化しやすし。皆その食すべき理あり。然共多かるべからず

>飲食のうちで、ご飯を十分に食べないと飢えはいやせない。吸物はご飯を食べやすくするだけである。肉は少しだけで十分である。少しの量で食欲を刺激するくらいでいい。野菜は穀物や肉類ではとれない栄養分を補い消化を助ける。すべての食品にはすべて意味があるものだ。しかし、食べ過ぎはよくない。


「すべての食品には意味があるものだ。」とありますが、肉や卵など、動物性たんぱく質を諸悪の根源のように扱うどこかのブログ主さんにも、この言葉をよく聞いてもらいたいもんです。

>衰弱虚弱の人は、つねに魚鳥の肉を味よくして、少づゝ食ふべし。参ぎの補にまされり。性よき生魚を烹炙よくすべし。

>病弱な人は、魚鳥の肉を味よくして少しずつ食べるのがよい。薬用人参よりもいい。いきのいい、生魚をよく煮て又はあぶって食べるのがいい。


魚鳥の肉の効用を認めていますが、「肉食が万病の原因」というような主張をする人たちに、この言葉をよく聞いてもらいたいもんです。

また、釈迦やキリストについては、原始仏教では肉食は禁じられておらず、三種浄肉(※)であれば、食べることが許されていたようです。
また、イエス・キリストが魚を集まった群集に配布したという記述(※※)も、新約聖書に見られます。
これらのことから、釈迦やイエスが菜食主義であるとはとても断言できません。むしろ菜食主義である可能性は低いと思われます。

(※三種浄肉)
・自分が食べるために殺されるのを見なかった肉。
・自分が食べるために殺されたと聞かなかった肉。
・自分が食べるために殺された疑いがない肉。


(※※たとえば「マタイによる福音書14章18節)
1418>イエスは言われた、「それをここに持ってきなさい」。
1419> そして群衆に命じて、草の上にすわらせ、五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさいて弟子たちに渡された。弟子たちはそれを群衆に与えた。


さて、トルストイに関する記述も無茶苦茶です。

>中でもピュリタンで有名なトルストイは
>「肉食して役立つのは動物的感情を高め、性欲を刺激することであり、密通と、暴飲と耽溺を増すのみだ。若し真面目な人生を送ろうとするなら動物性食を止めることだ。


ここでいうトルストイとは、文中にある「文豪トルストイ」のことでしょうか。
「イワンのばか」や「戦争と平和」で有名なトルストイでしょうか。

レフ・トルストイ (Wikipedia)

もしそうなら、トルストイはピュリタンではなく、ロシア正教徒(晩年に破門)であり、また家庭内では暴君であり、夫人との仲は険悪だったようです。
「真面目な人生」って何だ?オレは結構、肉も食うけど嫁さんに手を上げたことなど一度もないんだがなあ。

ブログ主さんは、これをすっかり信じ込んでいるようですが、少しでも資料の裏づけを確認するといった作業をやった方がいいと思いますよ。

>引用が長くなり誠に申し訳ありません。
>長崎県佐世保市でのスポーツクラブで8名が死傷した散弾銃乱射事件で、自殺した容疑者の顔写真をテレビで見て、直感的に、引用した千島先生の文章を思い出しました。


さて、ブログ主さんは、事実誤認のカタマリともいえるこの著書を鵜呑みにして記事を書いています。
佐世保市スポーツクラブでの散弾銃乱射事件も、「肉食過多」のせいなんだそうな。

>私の推測で申し訳ありませんが、本件の容疑者は「肉食過多」で、砂糖を含有する「ジャンクフード」の常食者であります。
>肉食と「ジャンクフード」とはリンクしていて、いわゆる「悪循環」を繰り返します。


何を根拠に推測したのでしょうか?
まさかこの千島博士が書いた「事実誤認のカタマリ」が根拠ではないでしょうなあ?

>「銃規制」という「対症療法」よりも、まずは「穀菜食」への回帰ではあります。

その前に、よく調べてから書いたほうがいいのではないのでしょうか。

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Last updated  2007.12.18 00:31:36
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