ハーブと一緒に私のスマートライフ

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横浜市在住のSumikoです。

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北欧スウェーデンハウスでエコ生活を
実践している50代です。
中央大学卒業

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本の大好きな私は、楽天ブックスを利用。

小川 [ キム・チュイ ]

ベトナムへは、3回旅したことがあります。
ベトナムの国民と触れ合うことで
彼らからいつもパワーをもらう私ですが
今回はキム・チュイの「小川」を読んでみた。

「小川」の著者キム・チュイは、1968年に
ベトナムのサイゴン（今のホーチミン）に生まれます。
マレーシアの難民キャンプで過ごし

現在、モントリオールに在住。

「小川」の本の表紙は、白いアオザイを着た
少女2人の写真です。
とても純粋な2人の少女が小川を渡る風景ですが
これはサイアム川を渡る少女の風景なのでしょうか？

小説は、１つ１つの文章が短く5行程度のものから
長くても1ページ程度のもので成り立っています。
これは、記憶の断片を綴ったものを１つ１つつなぎ
合わせることでこの作品が生まれたことを象徴した作風だと
訳者山出裕子さんがあとがきで書いています。

「ボートピープル」となって国外に脱出することが

つらい経験だったことでしょう。

小説のスタートは

新年の祝いのさなかに、攻撃を受けている間に。
家の前で鳴り響く爆竹が、機関銃の音とともに、
多重奏を奏でていた。

花火で飾られ光の花で彩られた空を、ロケット弾や
銃弾が横切っていた。
そんな空の下で私は生まれた。
母の失われた生を取り戻すという宿命とともに。
母の続きの人生を生きるために。

ボートでの脱出や難民収容所での生活が
どんなに過酷なものか？
そしてケベックに到着しケベックの人たちが

ケベックの生活とベトナムでの生活を対比しながら
彼女の人生が今あることを私は感じる。

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