ヴィットリオ・グリゴーロテノールリサイタル

100万ポイント山分け！1日5回検索で1ポイントもらえる

7685429

ホーム | 日記 | プロフィール

2015年04月05日

カテゴリ： Classical Music

4/5［日］
東京オペラシティコンサートホール

ヴィットリオ・グリゴーロ（Ten）
ヴィンチェンツォ・スカレーラ（Pf）

ベッリーニ：「6つのアリエッタ」より
　　　　　　　Dolente immagine di Fille mia　フィッリデの悲しげな姿よ
　　　　　　　Vanne, o rosa fortunata　お行き、幸せなバラよ
　　　　　　　Malinconia, ninfa gentile　マリンコニーア

ロッシーニ:「音楽の夜会」より
　　　　　　　La danza　踊り
ドニゼッティ:歌劇「アルバ公爵」より
　　　　　　　Inosservato, penetrava…Angelo casto e bel　清く美しい天使よ
ヴェルディ:歌劇「海賊」より
　　　　　　　Ah sì, ben dite…Tutto parea sorridere　
　　　　　　　そうだ、お前達の言う通りだ・・・全てが微笑んでいるようだった
トスティ：Chanson de l’adieu　別れの歌
　　　　　Pour un baiser　口づけ
　　　　　Ideale　理想の女
　　　　　‘A vucchella　可愛い口元

ガスタルドン：Musica proibita　禁じられた音楽
レオンカヴァッロ：Mattinata　マッティナータ
クルティス：Ti voglio tanto bene　世界でただひとり君を愛す
ダンニバーレ：O paese d’ ‘o sole 太陽の土地

Encore

２　星は光りぬ
３　アヴェ・マリア
４　オー・ソレ・ミオ

＊＊＊

なんという情熱だろうか！会場は終盤熱狂の渦に巻き込まれた。まるでタモリさんのように観客の拍手を自在にコントロールする。エンターテイナー。英語で自分の気持ちを延々と喋り出す。次の瞬間大音量で歌い出す。本当のプロ。オペラ歌手ではなくフランク・シナトラかロック・スターのようだ。観客のエネルギーを高めて自分にフィードバックさせている。歌も凄いがそれ以上に圧倒的なスター性のあるプレゼンス。オペラアリアはオペラの舞台同様に演技して歌う。邪魔な譜面台楽譜は一切ない。透明のプロンプターを設置していたがほぼ暗譜であった。

僕は14年ぶりに日本に来たが
心の中が成長している。
そこを感じて欲しい。
五感を働かせて。
スマホばかりやって俯いていてはダメ。

Pavarottiとの思い出を語る。
トスカの羊飼いのソロでスカラ？にデビューした時パヴァロッティに抱きしめられた。
今日は彼が後ろにいてくれる気がするから
とトスカの星は光りぬを歌い出す。
客大喜び。

アンコールの1曲目は人知れぬ涙。
絶品です！

アンコール3曲目
アヴェ・マリアは心に染み入る。

客からは前からオーソレミオの催促が飛んでいたが
ついに最後で披露した。
カデンツァ部分の遊びっぷりったらない
観客は絶叫。

個人的にはドニゼッティのアリアが一番好きだった。思いっきり感情を乗せて歌うので魂を持ってかれる。

お茶目で飾ってある花を1本客に渡したり。

客の顔を覗き込みながら歌い、まるで話しかけているよう。最前列の客は卒倒ものです。

＊＊＊

最初の服装は白蝶ネクタイに燕尾服
ダンディ～
熱いのかお茶目に白いハンカチで扇ぐシーンもあり笑いを取る。

ベッリーニ：「6つのアリエッタ」より
ロッシーニ:「音楽の夜会」より La danza　踊り
　轟くような響き。大迫力

ドニゼッティ:歌劇「アルバ公爵」より
　　　　　　　Inosservato, penetrava…Angelo casto e bel　清く美しい天使よ
　この曲に超～～～しびれちゃいました。

ヴェルディ:歌劇「海賊」より
　　　　　　　Ah sì, ben dite…Tutto parea sorridere　
　　　　　　　そうだ、お前達の言う通りだ・・・全てが微笑んでいるようだった

ここから後半。衣装替えして登場。黒い蝶ネクタイ、黒い背広。
すてき。

トスティ：Chanson de l’adieu　別れの歌フランス語
　　　　　Pour un baiser　口づけフランス語

　　　　　Ideale　理想の女
　　　　　‘A vucchella　可愛い口元
　　　　　L’ultima canzone 最後の歌すごい！

ガスタルドン：Musica proibita　禁じられた音楽
　しゃがみこんで最前列の女性に花を捧げる。

レオンカヴァッロ：Mattinata　マッティナータ
　これはほんとにすごい！！最後の高音！！マエストロ！と言ってピアノへの拍手を煽る

クルティス：Ti voglio tanto bene　世界でただひとり君を愛す
　チャップリンの真似をして歩く。このへんからしゃべり始める

ダンニバーレ：O paese d’ ‘o sole 太陽の土地

　客席に下りるパフォーマンス　圧巻のアンコールに続く。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう