バレエ「ドラゴンクエスト」でアクリ兄弟揃い踏み

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2023年08月11日

カテゴリ： BALLET

スターダンサーズ・バレエ団
バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕

世界で活躍する兄弟ダンサーを迎えて贈る、今夏だけの特別公演

2023年8月11日(金祝)14:00開演(13:15開場)16:00終演
新国立劇場オペラパレス

1995年初演
国内外での上演回数延べ50回
3年ぶりとなる東京公演

ゲスト

（英国ロイヤル・バレエ団ファースト・ソリスト）
アクリ士門
（ヒューストン・バレエ団ソリスト）

キャスト
11日（金祝）
白の勇者アクリ瑠嘉
黒の勇者アクリ士門
王女　渡辺恭子
魔王　大野大輔
賢者　福原大介
戦士　西原友衣菜

伝説の勇者　久野直哉
聖母　角屋みづき

音楽　すぎやまこういち
演出・振付　鈴木稔
舞台美術・衣裳　ディック・バード

指揮　田中良和

管弦楽　東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

照明　足立恒舞台監督　森岡肇
バレエ・ミストレス　小山恵美
バレエ・マスター　福原大介
総監督　小山久美

＊＊＊

バレエ「ドラゴンクエスト」初日

すぎやまこういち先生の「ドラゴンクエスト」がバレエになったのは知っていたが実演を見たことがなかった。
今回アクリ兄弟を主役に迎えての公演
見ることができて感慨深かった。
なにしろドラクエ世代。
最初は意外とゲームと異なる仕立てで
スライムが出てこないなどと
心の中で文句を言っていたが
ストーリーにいつしか引き込まれていた。

主役の白の騎士を演じるアクリルカがなんとも魅力的!
周囲を明るくする爽やかな屈託のなさと華がある。

一方敵対する黒の騎士の士門アクリもとんでもない身体能力を駆使し超絶技巧を連発!
拍手も嵐のようだった。

この作品はなんと言ってもすぎやまこういち先生の音楽がすばらしい。
もちろんもともとバレエ音楽ではないのでとてもシンフォニック。ほぼ交響曲で、ジョン・ウィリアムスっぽい。デュナーミクの幅も半端ない。
ゲーム音楽っぽいテンポの速いリズミカルな展開で飽きさせない。

ストーリーはオリジナルでRPGの要素を残しつつも独自の世界観を構築している。

振付は全てクラシックバレエに基づいたパやマイムで構成されていて、崩していないので美しい。

シーン構成では、スパルタクスやドン・キホーテや眠りの森の美女の要素も彷彿とさせる。

特に終盤の見せ場である最も激しい魔王との対決シーンはまるで花火大会の最後の5分間である。
信じられない。ジュテに次ぐジュテ
マネージュの嵐!
あれだけ踊ってすぐに
最終シーンのパドドゥが待っているとは！
ダンサー体力勝負ですね。

お疲れ様です!

詳細続く。

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