2025年03月27日
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カテゴリ: OPERA


Photo Album
Photo:©Shevaibra, courtesy of Spring Festival inTokyo
#東京春音楽祭 #行こうハルサイ
※春祭2025:カーテンコール中、場内写真撮影可能
文中敬称略

Spring Festival in Tokyo Tokyo-HARUSAI Wagner Series vol.16
Wagner:“Parsifal”(Concert Style)
(Opera in 3 Acts / Sung in German with Japanese surtitles)

March 27 [Thu.] and 30 [Sun.] 2025 at 15:00


Conductor:Marek Janowski

Amfortas(Baritone):Christian Gerhaher
Titurel(Bass-baritone):Masaki Mizushima
Gurnemanz(Bass):Tareq Nazmi
Parsifal(Tenor):Stuart Skelton
Klingsor (Bass):In-Sung Sim
Kundry(Mezzo-soprano):Tanja Ariane Baumgartner

Erster Gralsritter(Tenor):Takashi Otsuki
Zweiter Gralsritter(Baritone):Takahiro Sugiura
Erster Knappe(Mezzo-soprano):Yuki Akimoto
Zweiter Knappe(Mezzo-soprano):Mika Kaneko

Vierter Knappe(Tenor):Kohei Taniguchi

Klingsors Zaubermädchen
 1r Mädchen(Soprano):Satomi Aihara
 2r Mädchen(Soprano):Sachie Konno
 3r Mädchen(Mezzo-soprano):Yuki Sugiyama

 5r Mädchen(Soprano):Mamie Matsuda
 6r Mädchen(Mezzo-soprano):Shoko Toya

Eine Altstimme(Mezzo-soprano):Mika Kaneko

Orchestra:NHK Symphony Orchestra, Tokyo

Chorus:Tokyo Opera Singers

Chorus Master:Eberhard Friedrich, Akihiro Nishiguchi

Musical Preparation:Thomas Lausmann

東京春祭 ワーグナー・シリーズ:
舞台神聖祝典劇《パルジファル》(演奏会形式)
(全3幕/ドイツ語上演・日本語字幕付)

2025年3月27日 [木] 15:00開演(14:00開場)…鑑賞日
東京文化会館 大ホール

指揮:マレク・ヤノフスキ

アムフォルタス(バリトン):クリスティアン・ゲルハーヘル
ティトゥレル(バス・バリトン):水島正樹
グルネマンツ(バス):タレク・ナズミ
パルジファル(テノール):スチュアート・スケルトン
クリングゾル(バリトン):シム・インスン
クンドリ(メゾ・ソプラノ):ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー

第1の聖杯騎士(テノール):大槻孝志
第2の聖杯騎士(バリトン):杉浦隆大
第1の小姓(メゾ・ソプラノ):秋本悠希
第2の小姓(メゾ・ソプラノ):金子美香
第3の小姓(テノール):土崎 譲
第4の小姓(テノール):谷口耕平

クリングゾルの魔法の乙女たち
 第1の娘(ソプラノ):相原里美
 第2の娘(ソプラノ):今野沙知恵
 第3の娘(メゾ・ソプラノ):杉山由紀
 第4の娘(ソプラノ):佐々木麻子
 第5の娘(ソプラノ):松田万美江
 第6の娘(メゾ・ソプラノ):鳥谷尚子

アルトの声(メゾ・ソプラノ):金子美香

NHK交響楽団
コンサートマスター:郷古 廉(第1コンサートマスター )

第2ヴァイオリン:大宮臨太郎(首席)
 森田昌弘 (首席)
 白井 篤 (次席) ほか

ヴィオラ:佐々木 亮 (首席)
 中村翔太郎 (首席代行) ほか

チェロ:藤森亮一 (首席) ほか

Hrn:今井仁志 (首席)
 福川伸陽(ゲスト) ほか

フルート:神田寛明 (首席) ほか

オーボエ :𠮷村結実(首席) ほか

クラリネット:
バスクラリネット:山根孝司(全幕演奏)
1st,2nd,3rdクラリネット:
1幕/伊藤圭 (首席), 塚本啓理,白井宏典
2,3幕/松本健司 (首席),有馬理絵,本田有里恵
※Clセクションは 松本健司さまご教示 による

ファゴット:水谷上総 (首席) ほか

合唱:東京オペラシンガーズ
 Tn 及川尚志 木下紀章 芹澤佳通 竹内俊介 塚田 堂琉 安保克則 高柳圭 堀越俊成 渡辺大 渡辺文智 ほか 
 Bs 小林大祐 高田智士 駒田敏章 畠山 茂 田中雅史 ほか
  ※男声合唱総勢56名(各段14名ずつ4段)
 Sop
 At 遠藤千寿子 ほか

合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩

音楽コーチ:トーマス・ラウスマン

合唱稽古ピアノ:濱野基行 ほか

***

春祭「パルジファル」演奏会形式
ヤノフスキ指揮のN響、良かったです。
フォアシュピール以外全て高速テンポで
歌手に合わせたのは
アンフォルタスの絶唱ぐらいか

笑っちゃうぐらい速くて最速新記録かもしれない。
2幕はいいとして、第3幕の雰囲気が通常とガラッと変わってしまった。いいのか笑😆

Maestro Marek Janowski
Photo:©Shevaibra, courtesy of Spring Festival inTokyo

主要な歌手が世界トップレヴェルが揃って
さすがすごかったです。
スケルトンの題名役とゲルハーヘルのアンフォルタスが揃うというものすごいキャスティングはヨーロッパでもそうないハイレヴェル。
超最高でした。

タレク・ナズミのグルネマンツは結構目線や体の向きで芝居していたので初役ではなさそう。

タレクは大声量のプロフォンド・バスで、昔のバスを思わせる美声と破壊力。
ここぞという時の大声量すごいです👍


Tareq Nazmi as Gurnemanz
Photo:©Shevaibra, courtesy of Spring Festival inTokyo

ターニャもクンドリ初挑戦ではなかったそうです。
クンドリのターニャはドラマチック・メゾ・ソプラノで
コントロールされたいい歌唱なんだけど、派手さはない。野獣のような妖女のようなクンドリという役にはもっと弾けてほしかった。


Tanja Ariane Baumgartner as Kundry and Christian Gerhaher as Amfortas
Photo:©Shevaibra, courtesy of Spring Festival inTokyo

パルジファルのスケルトンは最高のヘルデンテノールでヒロイックな声でありながらパワーもあり、
繊細に弱音で歌ったり
歌う詩人のようなパルジファルで
タガが外れた金属性のヘルデンでは全くなく、
独自の世界を持っていて大好きな声です。

最後だけちょっとやらかしたけど笑

シュライン


Stuart Skelton as Parsifal
Photo:©Shevaibra, courtesy of Spring Festival inTokyo

ゲルハーヘルはリリックバリトンで稀有な美声
アンフォルタスにピッタリのノーブルで神秘的な声。
体を激しく折り曲げるようにして声を出すその姿がアンフォルタスの苦悩を表していた。


Christian Gerhaher as Amfortas
Photo:©Shevaibra, courtesy of Spring Festival inTokyo
***
Parsifal : Richard Wagner
FACH ※複数の資料を参照。

Amfortas
 Fach : dramatic baritone / High Bass (Helden Bariton / Hoher Baß)
  Arias :
   Nein! Lasst ihn unenthüllt
   Mein Vater!

Titurel Fach : heavy bass

Gurnemanz
 Fach : heavy bass / Dramatischer seriöser Bass / dramatic low bass / Dramatic basso profundo

Parsifal
 Fach : dramatic tenor/heldentenor/ tenore di forza/robusto
  Arias : Amfortas! Die Wunde!

Klingsor Fach : heavy bass/bass-baritone

Kundry
 Fach : dramatic soprano/high dramatic soprano/dramatic mezzo-soprano
  Arias :
   Ich sah das Kind
   Seit Ewigkeiten harre ich deiner

First Knight of the Grail Voice Part : tenor

Second Knight of the Grail Voice Part : bass

Four squires: soprano, alto, two tenors

Six flowermaidens: three sopranos,three contraltos or six sopranos

Eine Stimme Stimme aus der Höhe: contralto (Alt)

Chor:
Zaubermädchen   flowermaidens (Sopran und Alt)
Bruderschaft der Gralsritter  Knights of the Grail (Tenor und Bass)
Jünglinge und Knaben squires(騎士の従者) (Tenor, Sopran und Alt)
***

Vorspiel

第1幕

グルネマンツと小姓4名
聖杯の騎士1,2

第2の聖杯騎士:
Das wähnest du, der doch Alles weiss?

第2の聖杯騎士、杉浦隆大さん(バリトン)すばらしいです!

グルネマンツ:
ihm hilft nur Eines, –
nur der Eine!

ひときわ背の高いタレク・ナズミ、2022年の春祭『 ローエングリン 」のケーニッヒ・ハインリッヒに抜擢され、美声を聴かせた。3年経って益々存在感を増している!なんともう42歳なのだ。もう今回ボールドヘッドに。

野生の女クンドリが薬を持って荒馬を駆ってくる

クンドリ:
Hier? Nimm du! – Balsam
うるさいったら
Ich bin müde

アンフォルタスが輿に担がれてくるのを悲しそうに見つめるグルネマンツ

いよいよゲルハーヘルの登場。

アンフォルタス:
Recht so! Habt Dank! – Ein wenig Rast

Ohn Urlaub! –

アンフォルタスは騎士ガーヴァンがまた薬を探しに行ったことに激昂する

durch Mitleid wissend
共に苦しむことにより知見を得る
der reine Tor
汚れなき愚か者

Mich dünkt ihn zu erkennen:
これが誰だかわかった気がする
dürft ich den Tod ihn nennen!
彼を「死」と呼んでいいなら

グルネマンツよ、私はこう解釈しているのだ
それは「死」のことだと。

アンフォルタスは「死」を擬人化して話しているのだ。
アンフォルタスは肉体の苦しみから逃れるため死を望んでいる。

アンフォルタスはクンドリに礼を言う。

Nicht Dank! – Ha ha!

クンドリが吐き捨てるように言う

アンフォルタスが去り、小姓たちはクンドリを苛める

不思議な女、クンドリをかばいながらも釈然としないグルネマンツ

グルネマンツ:
アンフォルタスが槍を奪われ重傷を負った日、
あの時、どうしてわしらを助けに来なかった?

クンドリ:
助けるもんか

第4の小姓:
Sie sagt's da selbst.
(敵だって)自白してますよ

第4の小姓、谷口耕平さん(テノール)いい声です。

グルネマンツ:
Titurel, der fromme Held

グルネマンツは小姓たちにせがまれ、これまでのいきさつを話す。
傷ついたアンフォルタスが聖杯に祈ると神のお告げが…

»durch Mitleid wissend,
der reine Tor,
harre sein,
den ich erkor!«

4人の小姓:
durch Mitleid wissend, der reine Tor

4人の小姓のアンサンブルが美しい!ここは聴かせどころ。

突然騒がしくなり
白鳥を射殺した男が連れてこられる。

グルネマンツは白鳥を殺した青年を責める。

青年は反省する。

知らなかったんだ

グルネマンツ:
お前、名前は?

青年:
いっぱいあったんだけど全部忘れた。

グルネマンツ:
こんなバカはクンドリぐらいだな

クンドリ(ターニャ)が抗議するように目線をグルネマンツに向ける

パルジファルは母について語る。

グルネマンツ:
なんで母親にもっとまともな武器を買ってもらわなかったんだ?

クンドリがなぜか青年の母ヘルツェライデについて語り始める。
ヘルツェライデは早死にした青年の父、ガムレットのことがあり、息子に武器を与えず人知れず育てた。

グルネマンツ:
おまえがいなくなって、母さんは淋しい思いをしてるだろう。

クンドリ:
seine Mutter ist tot

(激昂したパルジファルはクンドリののどをつかみ倒す)※括弧内の演技はなし

パルジファル:
Ich verschmachte!

(クンドリが気絶しそうになっているパルジファルに水を飲ませ介抱する)

クンドリ:
Die Zeit ist da.
Schlafen – schlafen – ich muss!

クンドリはしもてそでに退場。

グルネマンツは聖餐にこの青年を連れて行くことにする。

Wer ist der Gral?

青年とグルネマンツは歩いてしもてそでに去る

Saal der Gralsburg 聖杯城の大広間に二人が至るまでの音楽がオケの見せ場!すごい!
ガンガン鳴り響く鐘はスピーカーで拡声されている

現れる聖杯の騎士たち(大人数の合唱!)

聖杯の騎士たち:
Zum letzten Liebesmahle

少年たちの声:
Der Glaube lebt;
die Taube schwebt

なんと少年たちの声は客席の5階正面に陣取る。驚き!
上手側に副指揮がいて赤いペンライトを振っている。

このアイディア誰が?マエストロかしら??
このサプライズに会場は驚きに包まれる。

グルネマンツとパルジファルがかみてそでから現れ、歌う部分がない間も儀式の進行を見る設定でずっとステージ上にとどまっている。

ティトレルの声:
Mein Sohn Amfortas, bist du am Amt?

ティトレル(かみてそでで歌う)は儀式を要求する。
水島さん、すばらしいです!ノーブルなバス・バリトンの声です。

いよいよアンフォルタス、1回目の見せ場

アンフォルタス:
Wehe! Wehe mir der Qual!
Mein Vater, oh! noch einmal
verrichte du das Amt!
Lebe, leb – und lass mich sterben

アンフォルタスは激しく拒否する。

アンフォルタス独唱


アンフォルタス:
Erbarmen! Erbarmen!
Du Allerbarmer! Ach, Erbarmen!
Nimm mir mein Erbe.
schliesse die Wunde

青年と少年の声:
»Durch Mitleid wissend,
der reine Tor,
harre sein,
den ich erkor!«

しかしアンフォルタスは儀式を余儀なくされる

ティトレル:
Enthüllet den Gral!
聖杯の覆いを取るんじゃ!
  ※enthüllen(…の)覆いを取る

原設定では
アンフォルタスが聖杯を覆いから取り出して掲げることにより皆の杯に葡萄酒が満たされパンが出現するというまさにキリストが行った奇蹟を儀式にして行う

ティトゥレルが墓の中から生き返った喜びを歌う

騎士たち:
Nehmet vom Brod

騎士たちの大合唱

(儀式が終わり激痛で気絶したアンフォルタスは運び去られる)
このシーンでゲルハーヘルは儀式が終わるところまで歌う部分がないのにステージ上にとどまっていた。

アンフォルタスは歩いてそでに去る。

グルネマンツは儀式を見ても何も反応がない青年を侮蔑する様な言葉をかける

青年はどこでも行けと言われて歩き去るが、ふと振り返る。しかしすぐに出ていく

グルネマンツもいなくなる。

アルトの声
»Durch Mitleid wissend,
der reine Tor

アルトの声も5階の高さから歌ってほしかった!

第1幕の後は拍手をしないというのがパルジファルの廃れた慣例です。
しかしやはり拍手をしている人はいたたくさんいた笑
残念…!
案の定マエストロはスタスタとお辞儀せずに去る。
しかしこのあと小姓たちのカーテンコールがあったので、拍手をしないという慣例の遂行はグダグダになる
あ~あ

第2幕

クリングゾール:
Die Zeit ist da

シム・インスンすばらしい!重いバス・バリトンの声です。
彼は2010年4月の、春祭の前身、東京のオペラの森「パルジファル」でも同役だった。

クリングゾルは手先に使おうとクンドリを起こす

クンドリ:
Jammer! Jammer!

クンドリの苦しみ

クリングゾール:
Ho! Ihr Wächter! Ho! Ritter!

花の乙女たちは3人ずつ左右に分かれる
しもてがわに今野沙知恵さんと杉山由紀さんはいたかと思う。

やってきたパルジファルは左右の乙女たちを見つつ歌う。合唱も見ている。

そこにクンドリが。

クンドリ:
Parsifal!

クンドリ:
Ihr kindischen Buhlen, weichet von ihm

花の乙女たちに諭している

花の乙女たち:
Du – Tor!

クンドリ独唱:
Ich sah das Kind an seiner Mutter Brust

und – Herzeleide starb

母さんを忘れてたなんて…!

クンドリの誘惑

クンドリの誘惑:
der Liebe ersten Kuss

(優しくキスする。)※演技はない。

パルジファル独唱:
Amfortas! Die Wunde!

パルジファルが電流に打たれたかの如く開眼する。
大転換
すばらしい!

Die Wunde! – Die Wunde!

»Erlöse, rette mich
aus schuldbefleckten Händen!«

Erlöser! Heiland! Herr der Hulden!
Wie büss ich Sünder solche Schuld?

クンドリはパルジファルに愛してもらいたい

パルジファルはさきほどのキスにより、アンフォルタスの心の中に入って追体験をしているので(よく韓ドラの設定でありますよね)すべてを思い出し、拒否する

パルジファル:
Ha – dieser Kuss! …
Verderberin! Weiche von mir!
Ewig, ewig von mir!

クンドリ独唱:
Seit Ewigkeiten harre ich deiner
はるか昔からあなたを待っていた

クンドリ:
Ich sah – Ihn – Ihn –
und ... lachte:

クンドリもすばらしい
二オクターブの降下、がんばりました

クンドリは救世主=イエス・キリストが十字架を背負っている時に嘲笑した罪で未来永劫呪われている。その苦しみを救うのは救世主の生まれ変わりのパルジファルしかいない。しかしクンドリは肉体的にパルジファルに愛されたいと望んでいる。

パルジファルは苦悩する

クンドリは私を汚せば神性を手に入れられるとさらに誘惑する。クンドリは傷を癒したいけれど欲望はそれに勝ってしまうのだ。

パルジ:
Erlösung, Frevlerin, biet ich auch dir.
道を踏み外したものにも私は救いを与えます

アンフォルタスがいるところを教えてください

クンドリ:
いやだね。

クンドリ:
アンフォルタスを傷つけたのはイエス・キリストご自身よ

パルジファル:
Vergeh, unseliges Weib!

クンドリ:
Irre! Irre!

クリングゾールが出てくる

(槍を奪ったパルジファルは)

スケルトンは投げられた槍をつかむ演技は行わず、両手を十字に拡げる

パルジファル
Mit diesem Zeichen bann ich deinen Zauber

(ト書き)Er hat den Speer im Zeichen des Kreuzes geschwungen(パルジファルは槍で十字架の形を作る)…まさにこれをスケルトンが形作っていました。感動!

パルジファルはクリングゾルの砦を崩壊させる

パルジファルはクンドリに再会することを告げる

第3幕

グルネマンツ:
Von dorther kam das Stöhnen

クンドリのうめき声

グルネマンツはクンドリを起こす

グルネマンツ:
Oh! Tag der Gnade ohne Gleichen!
Gewiss, zu ihrem Heile
durft ich der Armen heut
den Todesschlaf verscheuchen

やってきた怪しい男

グルネマンツは声をかけるが返事がない。

グルネマンツ:
Hei! – Was?

ここはPapeなどは不快そうに歌うのだが、タレク君は特にそういう意味付けをしない

グルネマンツに聖金曜日だからと言われ、鎧を脱ぐ不審な男

グルネマンツはこの男はあの男だと気づく

パルジファルはグルネマンツに声をかける

パルジファル:
Heil mir, dass ich dich wieder finde

パルジファルが取り戻した聖槍を見るグルネマンツ

グルネマンツ:
O Gnade! Höchstes Heil!

グルネマンツ:
er starb – ein Mensch, wie alle!

グルネマンツはティトゥレルが外の人間と同じように死んでしまったと語る

パルジファル:
Und ich – ich bin's

ここ原設定はパルジファルは自責の念で気絶しクンドリが水を持ってきて飲ませる(第1幕の繰り返し)

グルネマンツ:
Nicht doch!

パルジファルの体を清める
クンドリが足を洗う

パルジファル:
Du netztest mir die Füsse,
nun netze mir das Haupt der Freund!

グルネマンツは頭に水をかけ洗い清める

グルネマンツ:
Gesegnet sei, du Reiner, durch das Reine!
So weiche jeder Schuld
Bekümmernis von Dir!
清き者よ、清きものによって祝福されよ!
どんな罪も、心配も
あなたから離れていきますように!

パルジファル:
Du salbtest mir die Füsse:
das Haupt nun salbe Titurels Genoss',
dass heute noch als König er mich grüsse!
(クンドリに)おまえは私の足に香油を塗った
頭にはティトレルの知人(グルネマンツ)にお願いしよう
私は今日、王として彼(アンフォルタス)にあいさつを受けることになるのだ。

グルネマンツ:
Du Reiner!
Mitleidvoll Duldender,
heiltatvoll Wissender!
Wie des Erlösten Leiden du gelitten,
die letzte Last entnimm nun seinem Haupt!
純粋な者よ!
同情深い忍耐者、
癒しを知る者よ!
解放された者の苦しみをあなたは受け止め、
最後の重荷を彼(アンフォルタス)の頭から取り去ってください!

パルジファル:
Wie dünkt mich doch die Aue heut so schön! 

(Karfreitagszauber 聖金曜日の奇蹟)

グルネマンツ:
Nun freut sich alle Kreatur
auf des Erlösers holder Spur,
will ihr Gebet ihm weihen.
今、すべての生き物は
救い主の甘美な足跡を待ち望み、
彼に祈りを捧げることを望んでいます。

泣きぬれるクンドリを見ながら

パルジファル:
du weinest, – sieh! es lacht die Aue!
君は泣いているのですね、見なさい!草原は笑っていますよ!

ティトレルの葬儀に向かうため先導するグルネマンツ

ここのしもてそでへの退場はクンドリが先に歩いていたが、できたらパルジファルに付き従うクンドリにした方がよい。

第一団:
Geleiten wir im bergenden Schrein

アンフォルタスに聖餐の儀式を迫る聖杯の騎士たち

アンフォルタス:
Wehe! Wehe! Weh über mich!

アンフォルタス独唱
Mein Vater!
Hochgesegneter der Helden!

ゲルハーヘルさん、すばらしい!なんという苦しみの体現でしょう!
生きててよかった!彼をキャスティングしてくれた神に感謝します。

アンフォルタスに聖餐の儀式を迫る聖杯の騎士たち

アンフォルタス:
heraus die Waffe! Taucht eure Schwerte
tief, tief – bis ans Heft!

包帯を引きちぎって血を流しながら痴態を繰り広げるアンフォルタスに引く聖杯の騎士たち
パルジファルがかみてから登場。

パルジファル:
Nur eine Waffe taugt:

(パルジファルは聖槍をアンフォルタスに当てて癒す)

アンフォルタスの表情が凍り付く

パルジファル:
Enthüllet den Gral – öffnet den Schrein!

 …スケルトンは高音はファルセットで歌うことをなるべくせず胸声で歌おうとしていた。テノール魂!Gralは胸声。Schreinはファルセットでよかったと思うけど…中途半端になった。もったいない。

アンフォルタスは傷が癒え、クンドリは永遠の呪いが解けて死ぬことができた。新しいリーダーの誕生。

天の声:
Höchsten Heiles Wunder:
Erlösung dem Erlöser!
尊い癒しの奇跡だ
救い主(アンフォルタス=イエス・キリスト)に救いがもたらされたのだ

大団円

***
続く。

Related links

2010年04月04日  東京のオペラの森「パルジファル」

2012年8月 Parsifal Box
Bayreuther Festspiele im KINO Parsifal directed by Stefan Herheim first time broadcast in Japan 27 Aug. 2012.

2012年09月21日  Tokyo Nikikai Parsifal INDEX

2014年10月05日  NNTT パルジファル

2017年08月05日  バイロイトパルジファル

2017年08月12日  カウフマンがシドニーでパルジファル

2019年07月30日  Die Bayreuther Festspiele PARSIFAL

2021年04月03日  聖金曜日のパルジファル

21 April 2021
Parsifal at the Wiener Staatsoper  Philippe Jordan Inszenierung, Bühne & Kostüme Kirill Serebrennikov Jonas Kaufmann Elīna Garanča Georg Zeppenfeld’s  Ludovic Tézier actor Nikolay Sidorenko as a silent ‘Young Parsifal’  Review

2022年7月14日  東京二期会 宮本亞門のパルジファル  Day2

2022年7月16日  パルジファル Day3

2022年07月17日  二期会パルジファル最終日





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最終更新日  2025年03月29日 11時39分51秒


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