BMW 自動車 t3109

BMW 自動車 t3109

October 14, 2013
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カテゴリ: BMW 自動車部品

BMW


bmw

BMWの純正セキュリティであるEWSは

ドイツ語でElektronische WegfahrSperreになり

「電子で動かなくする物」・・電子イモビライザーということです

最初は、ドライブアウェイプロテクションと呼ばれ

車の盗難が増え、社会問題となっていたので93年9月から導入されました

仕組みは

ドアをアンロックするとドアロックスイッチから車両操作可能なLow信号が

GM/General Moduleに送られ

GMは、BC/Board ComputerからDME/Digital Motor Electronicsへの配線に



エンジンに燃料供給とスパークを許可させ、エンジン始動状態にしていたと思います

BMW 純正セキュリティ

第二世代は

EWS1と呼ばれ94年1月から導入され

3ヵ月で変わったのは、損保対策(保険協会対策)だと思います

スターターイモビリゼーションリレーと呼ばれるリレーが追加され

イグニッションスイッチ、GM、BC、トランスミッションレンジスイッチ

DME(94年6月以降 生産車のみ)からのTD(エンジン回転数)信号を受信し

入力信号の適切な組合せを確認し

DME等に信号を出力してエンジン始動状態にしていたと思います

トランスミッションレンジスイッチは

オートマのギアポジションの信号を送ることで



DMEのTD信号は

60Hz「(気筒数)÷2(4サイクル)×(回転数)÷60(秒)=(Hz)」を超えると

リレーの接点を開きスターター動作を防ぐ

どちらとも安全機能(インヒビター機構)になり

E31の場合は、DWA(警報システム)も装備されていたと思います



損保対策がまたまた不十分になったので95年1月以降から導入され

EWS1の機能が組込まれながら

個別のシリアル番号(ISN/Individual Serial Number)を使用することにより

エンジン始動前に

EWS2制御モジュール(EWS2)にコーディングされている鍵の確認が

電子的に必要になる

BMW初のトランスポンダー式イモビラーザーになります

シーケンスは

キーシリンダーに挿入し、「ON」に切替えると

KL_Rからトランスミッタ/レシーバモジュール(T/Rモジュール)に電力が供給され

キーシリンダーにあるEWSリングアンテナ(アンテナコイル)に電流が流れ磁界が発生し

トランスポンダーが埋め込まれたキー(1)からT/Rモジュールに

キー識別コード(アナログAM信号)を送信します

T/Rモジュールは、アナログAM信号をデジタル信号に変換し

BC、GM、DME、トランスレンジスイッチ、スターターにリンクされている

EWS2(2)に送信し、鍵識別コードが有効か確認します(3)



KL/Klemmeがドイツ語でターミナルになります

続く30は常時電源、RはACC電源、31はアースだったと思います


BMW 純正セキュリティ

有効な鍵を受け付けるとEWS2は

T/Rモジュールにデジタル信号のパスワード(4)を返信し

T/Rモジュールは、AM信号(5)に変換して

リングアンテナ(6)を介してトランスポンダーに返信します

トランスポンダーはパスワードを受けるとチェンジングコード(7?)を発信し

T/Rモジュールはデジタルに変換し(8)EWS2(9)に送信します

BMW 純正セキュリティ
BMW 純正セキュリティ

EWS2モジュールによって受信されたチェンジングコードが正しければ

BC、トランスミッションレンジスイッチとTDの状態を調べ

正しい入力状態だと内部のスターターリレーが接続され

スターターモーター(10)が作動開始し

同時にEWS2は単線通信リンク(11)を介して

DMEにISNコードを送信し、DMEのコードと一致した場合は

燃料供給とスパーク機能が有効になりエンジン始動

DMEへのISNコードを送信中に

EWS2はT/Rモジュールとトランスポンダーに

新しいチェンジングコードを送信し、次のシーケンスに備えてたと思います

BMW 純正セキュリティ

第四世代、EWS3(3.2型)は

97年初めあたりから装備され

主な変更は、クラッチペダルを踏んでいる時だけ

エンジンが始動できる機構(クラッチ・スタートシステム)を採用するため

クラッチススイッチが追加され

T/Rモジュールを排除し

アンテナコイルからEWS3制御モジュール(EWS3)に直接接続し

トランスポンダーとEWS3で直接処理されるようになり

EWS3とGM、ドアモジュール、IKE/instrument cluster electronicsとの間の

ワイヤーハーネスがバス通信(K-Bus/Body-Bus)に変更され配線が削減され

T/Rモジュールを除いて、EWS2とほぼ同じシーケンスだったと思います

EWS3(3.3型)は

従来の3.2型より高いレベルの盗難防止を提供するため

97年中頃あたりから装備され

主な変更は

DMEへ送信されるEWS3のISNコードがローリングコードになりました

ローリングコードとは

施錠する毎に施錠/開錠のためのコードを自動的に変更する仕組みで

シーケンスは、EWS3(3.2型)とほぼ同じだったと思います

EWS3(D型)は

99年あたりから装備され、バス(K-Bus/Body-Bus)通信を持っていない車両に

ドライブアウェイプロテクションを提供することで

入力側は、T/Rモジュール等を除いて、EWS2(バス通信無し)と

出力側は、EWS3(3.3型・ローリングコード付き)と同じ

シーケンスも従来と同様で

ダイアグテスターのためにD-Bus(Diagnosis-Bus)とは繋がっていたと思います

バス通信や最近のBMW純正セキュリティついては

お時間があれば


t3109  BMW CAN 御陰様で20周年 (バス通信ついて)
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201309140000/

t3109  BMW 純正セキュリティ CAS
http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201310210000/


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Last updated  August 19, 2015 02:19:40 AM


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