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2009.01.18
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カテゴリ: 家系調査
祖父の除籍謄本を見ているうちに、おかしなことに 気づきました。


亡くなった方も含め、男子5人、女子3人。
8人兄弟の中に、「長女」がいません。

私がいままで「長女」だと思っていた、父の妹、M子さんは、
最初に生まれた女の子なのに、「弐女」と記載されていました。

亡くなったH子さんは、「参女」
その下のF子さんは「四女」です。


祖父母の間に生まれた女の子は 3人なのに、四女がいる。
長女が、いない。



女子が 生まれた記録は、ありません。

もし、M子さんの前に女の子が生まれていて、
その「長女」が亡くなっていたのだとしても、記録は残っているはず。


???
???




謄本を眺めているうちに、思いついたことが ありました。

もしかして???



その並び、右方向を見ていくと、「長女」との文字が・・・

しかし、その「長女」は、母親。
つまり、私の祖母であり、父たちの母、サダさんです。

サダさんは、その両親、M次郎さん、M恵さんの長女。



でも、もしも。

当時の戸籍係の勘違いで、サダさんを、
この戸籍の中の、両親(喜一さんとサダさん)の長女として
カウントしてしまっていたら?

それならば、


その後の女の子も、順次「参女」「四女」となるでしょう。



でも、この仕事のプロともいえる 戸籍係さん、
そんなミスをするかしら?

記録として残す前に、複数のひとが チェックしたりしないのかしら?


不思議です。





そして、可能性は、もうひとつ。


実は、長男と弐男(私の父)は、戦前・戦中に、
樺太で 生まれているのです。


父が5歳まで樺太に住んでいた、という話を聴いたことがありますし、
戸籍にも「樺太郡○×町にて出生」と記載されています。

その頃は 裕福な暮らしをしていて、家に お手伝いさんがいた、
「お坊ちゃま」と呼ばれていた、とか。

戦後、北海道へ引き揚げてきてからは 悲惨な生活となったらしい
のですが、その経緯は あまり 聴いたこともありませんでした。


が、謄本の情報からすると。

祖父は、北海道で生まれ育ち、樺太へ渡り、
そこで、樺太生まれの祖母と知り合い、結婚。

長男・弐男 が 樺太で生まれ、
長女(戸籍では 弐女)以降の子供は 北海道で生まれた。

そういうことになっています。


てっきり、祖父母は 結婚してから 樺太へ 渡ったものとばかり
思っていたのですが、違っていたようです。


祖母のご両親は、戦後、どうされたのかしら?

いまとなっては 確かめようもないことです。



話が少し逸れましたが、
「長女存在不明」のもう1つの仮説は ここに 関係してきます。


「長女」は、たしかに存在していた。
樺太で生まれ、8歳以下で、樺太で 亡くなった。

でも、北海道へ戻ったときには 生存していなかったため、
あえて 届を出すこともなく、戸籍にも 明記されなかった。

そんな仮説も、立てられます。


というのも・・・

祖父は、北海道へ引き揚げたときに 戸籍をつくり直す必要があった
ようで、両親 (私にとっては祖父母) 、「長男」「弐男」に関しては、
その新しくつくった戸籍に、樺太・北海道、両方の記録があるから。

戦後のドタバタで、すでに亡くなった子の分まで 届け出る、
という気持ちの余裕がなかった、という可能性も考えられます。



・・・だとしても。

「長女」が戸籍に記載されず、存在しないことになっている以上、
「弐女」と書かれているM子さんを、書類上では「長女」とした方が
理屈は合う、と思うのですが。


どちらにしても、おかしな話です。



父には 本当は「姉」もしくは もうひとりの「妹」がいたのかどうか?

このへんは、父に 聞いてみるしかなさそうですね。




でも。

父を含め、ご家族全員、
ご自分の戸籍謄本を取られたこともあったでしょう。

あれ?
おかしい!?

って 思ったり、しなかったのかしら?



それに、今回「除籍謄本」が取れたのに、よく見ると、
戸籍上は まだ ひとり残っていることになっているんです。
(お名前に ばってんが つけられていません)

その方は ご結婚されているので 籍を出ていますし、
第一、本当に 残っているのであれば 「除籍」にならないから、
私も「除籍謄本」は 取れなかったはず。

それも ちょっと 疑問に思うところです。



人間のやることですから 間違いは あるでしょうけど、
すっごく きちんと 管理されているわりには 妙なところが
抜けていたりして、なんだか 不思議な感じがしました。


ご先祖さまを調べているだけなのに、
ちょっとした 探偵ごっこになってしまいそうですね。



それにしても。

ほかの方々の例を見ていますと、ものすごい昔まで 遡って
謄本を取ることができた方も いらっしゃるようで。

現代と違い、すべて「紙」で管理していた時代。
戦争があったのに、すごいと思います。

外国でも、そうなのかしら?


日本人の几帳面さ、そして、
代々 組織として それを 管理しつづけてきたことの重みを感じ、
感謝しています。


ありがとうございます。












ご先祖調査物語 その1

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Last updated  2009.01.18 21:42:13


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