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2016.03.13
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カテゴリ: 今日の日記
父からの電話で母の入院を知らされたのは月曜のこと。ちょうど米国から帰国し、家で横になって休んでいた正午過ぎのことだった。
日々確実に症状の悪化していく状況を聞かされ、しかし頑なに病院で診察を受けることさえ拒否していた母に、どう対応すればいいのか?と、もどかしい思いをしてきたが、今回の入院に際しては、何の抵抗もなくそれを受け入れたと聞き、多少救われた気もする。それが良かったというと、経過を見ないことには判断はできないが、今できる最善の方法だったと信じたい。父もそれが良かったのか、入院させた後で迷いがあったに違いないのだが、もはや余談を許さない状況だったと思うからだ。
入院直前の3日間は外泊だったという。その間に父と2人で親戚を訪ねもしたが、そこでも必死に幻聴のことを訴えていたという。家にいることで心身は疲弊。近所の人々が一晩中大騒ぎして、眠らせまいとする、追い出そうとしている。それがやがて、勝手に門を入ってくるだの、火をつけられるだの、殺されるだの、と妄想は常に恐怖感と緊張感とを伴うようになった。常にカーテンの外に目を遣り、警察に連絡したり、そしてとうとう幻影に向かって声を発したと言う。だからそれは周囲の目にも本人にも限界点だったと言えよう。
外泊しても似た車を目にすると、自分を追いかけてきたのではないかと、窓の外を気にする。"もう家に帰りたくない!"という想いは一層強くなり、母に必要だったのは緊急の駆込み寺。そこが病院で常時自分を守ってくれる場所だとしたら、母もそれを断る理由は無かったのだろう。
そしてこの週末、実家へと帰省した。前回の年末年始は、熊本で外泊して過ごしたので、実家に帰るのは11月末以来のことだった。そして父から聞かされていた光景を目にして、事態の深刻さを認識すると共に、今回の決断がやむを得なかったものと納得した。
コタツで寝ていたという母、リビングのソファーはテラス側にバリケードのように置かれ、そしてコタツ布団を掛けて寝るのは座椅子。裏口のドアはチェーンとノブが引っ越し用の紐で固く縛られ、台所に並べた鍋には水を湛えていたという。また夜中に玄関や門の灯りを点けないよう父がスイッチ類をテープで固定して、等々。。。
父と病院に行き、久しぶりに母と会う。割りと元気そうで安心した。それでも面会はわずかに30分、実に短い。毎日時間を共有してきた父にとって、母と声を交わす時間は突然1日30分となった。それも車で駆けていってのこと。晩年の人生の時間を思えばその30分はとても重い。時間が来れば看護士が終わりを告げ、病棟へと母は連れていかれてしまった。
朝の体操に始まり、管理された食事、生活。慣れない病院生活に思うにならないことも多々あるようだが、これまでのように恐怖に怯えて家に閉じ籠る、そんな心身が蝕まれる日々から解放された意味は大きい。最低3ケ月と言われる入院生活、心身の健康を取り戻してほしい。切に願うばかりだ。
母の居なくなった家。その寂しさに加えて、これまで母が仕切っていた食事に家事全般。その事実を前に父はどこから手をつければいいのか、まだ生活感が掴めていないように感じた。台所に立って当座の食事の準備やら対応やら、。。。これからは父の方が心配。
そんな父を残して遠くにいる自分。こんな状況になって初めて、自身のお親不孝さがより身に染みる。





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Last updated  2016.04.02 12:10:57 コメントを書く
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