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1週間遅れの正月を、故郷讃岐で過ごしました。今回の帰省のテーマの一つは、郷土料理。特に、関東では目にしない、珍しい海産物中心に堪能いたしました。
1)フナ豆
以前にも書きましたが、 讃岐では冬場にフナを食します。理由は、ため池の水抜きをするのでフナが捕れるのと、冬場のフナはエサを食べないので、川魚特有の臭みが少ないこと。また、この時期、卵をはらんでいるのも特徴です。
年によっては、全くフナが手に入らないこともあるようですが、本年は無事入手できました。川魚専門店で¥1000/kg。とは言うものの、1キロ購入しても、40cmクラスが5匹! 1匹で400g以上はあるので、大サービスというほかない。いけすから、泳いでいるものを買って帰りました。
フナは内蔵を出し(無論、食べられない部分のみ。卵は貴重)、筒切りにして大豆と一緒に番茶を入れて煮込む。これで、小骨が気にならなくなる。日本酒の肴には最高。残った煮こごりが、これまたウマい。
2)てっぱい
カブと人参(讃岐では、専ら金時人参を使う)の細切りに、酢でしめたフナを加えて、酢味噌で和える。讃岐では、「白味噌」を使う。以前、コイを使う、と書きましたが、我が家ではフナが正式とのこと。
コノシロやサワラ、時折太刀魚なども使えるが、やはり本物はフナ。臭みなどは全くなく、酒の肴として、申し分ない。
3)ハゼ(トラハゼ)
スーパーで約10匹¥300。決して、高級魚ではない。これを、軽く焼いて、三杯酢に浸ける。七味をかければ、これまた酒の肴として最高!
4)イイダコ
讃岐では、タコと言えばイイダコ。小振りながら、名前の由来とも言えるタマゴが、なんと言ってもすばらしい。煮付けも、茹でて酢味噌も、どちらも最高。
5)あんもち雑煮
料理家の、故土井先生が、ずいぶん宣伝してくれましたので、ご存知の方もおられるかもしれません。白味噌仕立てのみそ汁に、アン入りの丸餅を焼いて入れる。具は、大根(輪切りにして、丸くないといけないので、細いもの)、人参(もちろん、金時)。
この話を聞いた人の反応は、二つに分かれます。一つは「絶対、イヤ」、もう一つは「いっぺん食べてみたい」 。いっぺん食べてみることを、お勧めします。
番外)うどん
讃岐に帰れば、うどんは欠かせません。ただ、今回はいろいろ食したので、うどんについては、これと言ったコメントがありません。あしからず。
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