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2025年04月14日
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カテゴリ: 本の紹介

プロローグ/第1部 人間のネットワーク(情報とは何か?/物語ー無限のつながり/文書ー紙というトラの一嚙み/誤りー不可謬という幻想/決定ー民主主義と全体主義の概史)


第2部 非有機的ネットワーク(新しいメンバーーコンピューターは印刷機とどう違うのか/執拗さー常時オンのネットワーク/可謬ーコンピューターネットワークは間違うことが多い)/第3部 コンピューター政治(民主社会ー私たちは依然として話し合いを行なえるのか?/全体主義ーあらゆる権力はアルゴリズムへ?/シリコンのカーテンーグローバルな帝国か、それともグローバルな分断か?)/エピローグ

↓ぼくにとってのポイント

・イデオロギーを構築して秩序を保つ方法を知っている人が主導権を握り、爆弾の作り方やマンモスの狩り方を知っているだけの人に指示をだす。→技術だけの技術者は使われる
・科学革命の原動力は、印刷というテクノロジーではなく、自己修正メカニズムだった。→まちがいを認めて修正できる
・スターリン主義のような体制に伴う道徳的な大小を忌み嫌う人が、そのような体制は非効率だと決め込んで、そのせいで体制が崩れることをあてにするのは間違っている。→情報システムは、真実はほんのわずかでも秩序がたっぷりあれば、多くを達成できる。
・知能とは、目標を最大化するといった目標を達成する能力

・人間どうしのかかわりを、すべてゼロサムの権力闘争に矮小化するのを拒むのは、過去の理解を充実させ、聖地にするためだけではなく、未来について、より希望に満ちた建設的な態度をとるためでもある。
・人間は真実に関心があるので、少なくとも一部の争いは、話し合い、間違いを認め、新しい考え方を受け容れ、自分の信じる物語を修正すれば、平和的に解決することが可能だ。
・人間の情報ネットワークは、真実よりも秩序を優先するせいで、これまでもたびたび多くの力を生み出したが、知恵はほとんどもたらさなかった。
・より賢いネットワークを創り出すには、むしろ、情報についての素朴な見方とポピュリズムの見方の両方を捨て、不可謬という幻想を脇に押しやり、 強力な自己修正メカニズムを持つ制度や期間を構築するという、困難でかなり平凡な仕事に熱心に取り組まなければならない。
・AI(エイリアン・インテリジェンス)を出現させたことが究極の誤りとなるか、それとも生命の進化における希望に満ちた新しい章の始まりになるかは、
→もはや、誰も傍観者ではいられない。本書をきっかけに、AIについて広く議論し、今後、どうするか決定しなくてはならない。
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宗教や全体主義国家は不可謬を自認し、まちがいを認めないことが、多大な災厄をもたらした。
科学と民主主義は可謬を自認し、自己修正メカニズムが機能するため、発展してきた。しかし、これらが発展するには情報を広く共有するための技術(印刷、マスメディア)が必要だった。
人間は真実よりもファンタジーを好む。理由は、真実は複雑でひとことで言い表せないのに対し、ファンタジーはいくらでも簡略化し、理解しやすくできるから。しばしば、情報は真実よりも秩序の維持のために使われた。しかし、真実と乖離したファンタジーは、いずれ破綻した。真実ばかりでは、秩序が保たれない。真実と秩序のバランスを保つことが必要となる。
歴史の中で、時の支配者によって、情報を秩序維持に使い、真実からかけ離れ、科学の時代になっていったことが、見事に説明されていた。

AIをArtificial Intelligenceとするより、もはや、人間とは異質の知能になりつつある、Alien Intelligenceと呼び、今後の人間社会との関係に警鐘を鳴らし、広い議論を呼びかけている。


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最終更新日  2025年04月14日 13時01分32秒
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